2016GW　スイス周遊+ちょっとだけミラノ＆モスクワ　一人旅　(1)

2016/04/28 - 2016/05/09

GWに有休をくっつけて一人旅に出ることにしました。フォートラのトラベラーさんの旅行記で知った壁画の素敵な街・シュタインアムラインに行ってみたい！ということでスイス+スイス直行便は高いけどアエロフロートのモスクワ経由ミラノ行きが安かったのでモスクワとミラノもちょこっと観光することに。ギュウギュウに行程を詰め込んで1日1回は駅まで猛ダッシュする忙しい旅でクタクタになりましたが大充実の旅でした。旅の備忘録としてあれこれ綴ります。

エリア ベルン(スイス)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 3.5
• グルメ: 4.0
• 交通: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 20万円 - 25万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 徒歩 飛行機
• 旅行の手配内容: 個別手配

4/28(木)
GO TO GATEでモスクワ経由のミラノ行きが7万5千円ちょっと（1月末に予約）と安かったので、今回は初めてアエロフロートを利用。ということで今日は成田を12:00に出発してモスクワ乗り換えでミラノまで向かいます。

アエロフロートは知人からはすこぶる評判が悪かったのでどんなもんかとちょっとドキドキしてましたが、個人モニターがタッチ式じゃなくて古式ゆかしいリモコン式だったこと、食事のサービスの時にドリンクは配ってくれないこと、食後にトレイを下げてくれるまでだいーぶ時間があくこと以外は特に気になりませんでした。あ、でもお酒がワインしかなくてビールがなかったことは大きなマイナスポイントかな(笑) エコノミーだからかもしれませんけど。
機内食は普通です。サラダのお皿にのり巻きと押し寿司が一緒に乗っかってたのが斬新でした。

おやつにスーパーカップが出ました。これはうれしかった！

10時間乗って16時にモスクワ到着。乗り継ぎ時間は4時間近くあります。機内でビールがなくて飢えていたのでとりあえずビール！ 490RB≒1000円ちょっととお高いですが、ウマイです。ロシアの生ビールがなかったのが残念。
ちなみにスマホの世界時計のアプリで時間をみて行動してたのですが、2014年のロシアの標準時間の変更に対応してなかったらしく、1時間ズレてました。出発時間になってもゲートに何のインフォメーションも出ないので無駄にドキドキしちゃいました。。　最初から現地の時計表示をチェックしておけばよかったな〜

シェレメーチエヴォ国際空港 (SVO) 空港

19:50発の便でミラノに向かいます。3時間半と短いフライトですがフルの機内食も出ました。ここへきて中華麺。これはあんまりおいしくなかったー

22:25にミラノ・マルペンサ空港ターミナル１に到着。明日の午前中の便でスイスに移動するので今日はターミナル２からすぐで安かったホテルをとりました。ターミナル２へのシャトルバスに乗るべく、バスの真ん中に「２」と書いてある表示をたどっていきます。

ミラノ マルペンサ国際空港 (MXP) 空港

シャトルバス乗り場は到着フロアから1階降りた地上階にありました。夜は30分おきとのことでちょっと待ちました。

シャトルバスで10分弱でターミナル２に到着。ホテルはターミナル２の目の前のMOXY。ネオン看板が出ててわかりやすい。1泊51ユーロ。

モキシー ミラノ マルペンサ エアポート ホテル

内装は新しくてキレイです。

途中こんな部屋が。自由にアイロンをかけられる部屋っぽいですが大胆で斬新な壁紙ですｗ

部屋もキレイ。部屋の壁紙も、ヘルメットをかぶってジャンプする人の写真がでかでかプリントされてて斬新でしたｗ

4/29(金)
朝9時にホテルを出発。短い滞在でしたが快適なホテルでした。

ターミナル２からシャトルバスでターミナル１へ移動します。

ターミナル１に到着。ちなみにターミナル１のシャトルバス乗り場は空港隣接のホテル・シェラトンの玄関の横にあります。

ターミナル１にはカルフールが入ってました。

ということでカルフールで買ったサンドイッチで朝ごはん。ハムのパニーニサンド4ユーロ。でも空港内のフードコートにもっとおいしそうなサンドイッチがいっぱいありました。。失敗したな〜

搭乗ゲートへ向かいます。案内表示には日本語の表示もありました。

11:10発のスイス航空でミラノへ向かいます。荷物は最小限にして持ち込みのみにしたので預け荷物代なしで約90ユーロ。ちっちゃい飛行機です。

LCCみたいなもので何のサービスもないかと思いきや、チョコレートとお水をいただきました。

雪山が見えてきました。

何の山か判別つきませんがスイス感が高まってきてワクワクします。

平野部も見えてきました。黄色い四角は菜の花畑でしょうか？キレイだな〜

1時間弱のフライトであっという間にチューリヒに到着。

チューリッヒ国際空港 (ZRH) 空港

空港にはショッピングセンターも隣接しています。「Train」の表示をたどってスイス国鉄の切符売り場へ。

普通の切符売り場の横のスイス国鉄SBBのみどりの窓口的なところでスイストラベルパスを購入。8日間・2等で363スイスフラン≒42300円。日本で買っていこうか迷いましたが、オフシーズンだったせいか窓口もまったく混んでなくてつるっと買えました。

空港駅は終点じゃないのでホームがいくつかあります。でもスイスパスを買ったときに窓口のおじさんが「これからどこ行くの？」と聞いてくれてホームを教えてくれました。約10分ほどでチューリヒ駅に到着。
ちなみにSBBのホームページはとっても見やすくて時刻表や乗り換え検索もしやすく、ホーム番号までバッチリ出てくるのでいろいろ下調べできます。

今日の宿泊地はベルン。その前にちょっとだけチューリヒを観光します。駅の半地下みたいなフロアにあるコインロッカーに荷物を預けます。1回6フラン。1＆２フランのコインしか使えないので横にある両替機で両替えします。この両替機がクセものでお札をなかなか受け付けてくれません。他の人も苦戦してました。で、ユーロも大丈夫と書いてあったのでピン札のユーロを入れてみたら1回で通りました。。

チューリヒ駅はおっきいです。でっかいオブジェもぶらさがってます。

チューリッヒ駅 駅

自転車で発電する、みたいなイベントをやってました。

正面玄関も立派です。

街歩きへ出発。旗がいっぱい。

地球の歩き方に載ってたとおりに歩いてみます。ということでまずはリンデンホフの丘へ向かいます。

丘からはリマト川が見渡せます。晴れてて気持ちがいい〜

リンデンホフの丘 散歩・街歩き

落ち着いてキレイな街並みです。

お次は聖ペーター教会へ。

聖ペーター教会 （チューリッヒ） 寺院・教会

内部はシンプルですが上品でステキです。

時刻は14時過ぎ。ここらでお昼ご飯。武器庫を改造したというビアハウス・シュタットケラーへ。

シュタットケラー 地元の料理

チューリヒ名物の仔牛肉のクリーム煮・ゲシュネッツェルテス+レシュティとビールをオーダー（計41.3フラン≒4800円）。おいしかったけどちょっと塩味がきつかったかな〜。そしてやはり物価が高いですネ。

さてお次は聖母聖堂へ。内部は撮影禁止。シャガールの手がけたステンドグラスがとっっっても美しかった！

フラウミュンスター聖母聖堂 寺院・教会

ミュンスター橋を渡ってリマト川の対岸へ。いい天気でほんとに気持ちがいい〜

2本の塔がそびえる大聖堂。こちらにはジャコメッティのステンドグラスがありました。

チューリヒ湖に到着。みんな湖畔でまったりしてます。

チューリッヒ湖 滝・河川・湖

白鳥が泳いでます。この町に似合うわ〜〜

こちらは若干頭がデカいですが(笑)、カモかな？

川沿いを駅の方へ戻ります。

かわいい建物が並んでます。

途中、川から横に入った通りの先に見えたプレディガー教会へ。

プレディガー教会 寺院・教会

こちらもシンプルな内部。祭壇には何もありません。

パイプオルガンが立派。

こちらの小さなパイプオルガンも素敵です。

橋を渡って駅のある方へ戻ります。
む、ここにも愛のカギたちが(笑)　ほんとにこれ、万国共通ですね〜。発祥の地はどこなんだろ。

チューリヒ駅16:02発のICに乗車。表示には終点だけでなく途中駅も出ててわかりやすい。1等車と2等車の位置も書いてあります。

16:58　時刻表どおりにベルンに到着。駅は現代的なデザインです。

ベルン中央駅 駅

駅前のトラム乗り場の屋根も現代的。

今日のお宿は駅前のHotel　City am Bahnhof。

ホテル シティ アム バンホフ ホテル

細長い部屋です。

バスタブがあってウレシイ。1泊12468円。さすが物価高のスイス、ホテルもいいお値段です。。

もう18時になろうというところですが、まだまだ明るいので街歩きに出発。ベルンの町にも旗がいっぱい。

お菓子屋さんにはベルンのシンボルのクマのケーキが。カワイイ。

通りの真ん中には泉がたくさんあります。駅から一番近いところにあるパイプ吹きの泉。

パイプ吹きの泉 建造物

牢獄塔が見えてきました。下をトロリーバスやトラムが通っていきます。

牢獄塔 建造物

牢獄塔の先にはアンナ・ザイラーの泉。ちなみに泉の両サイドにはトラムの線路があって、ばんばんトラムがやってきてスレスレを走っていくので注意が必要です。

アンナ ザイラーの泉 建造物

そして射手の泉。その先には時計塔が見えてきました。

時計塔 建造物

トラムとトロリーバスが通る交差点のビシビシに張られた電線の向こうに時計塔が。1218年からあるそうです。

時計は1530年に作られたものだとか。カワイイ。

裏にも時計。

こちらは仕掛け時計になってるそうです。毎時56分から仕掛けが動くそうです。

時計塔に隣接する建物もなかなか古くて素敵です。出窓と壁画もステキ。薬屋さんが入ってます。

そのお隣の壁には町のシンボルのクマが描かれてます。

通りはまだまだ続いています。

通りに沿って掲げられている旗は不思議なイラストのものが多かったです。何の旗なんだろ？？

通りから脇にはいったところにあるキリスト・カトリック教会。

内部はシンプル。

美しいステンドグラス。

天井画もステキです。

こちらは大聖堂。おっきいです。スイスで最も高い尖塔だそうです。

正面入り口には「最後の審判」のレリーフが。

いろいろと彫り込まれてます。
大聖堂はもう閉門していて内部には入れなかったので外見だけ。明日また来まーす。

大聖堂脇の公園へ。アーレ川が見渡せます。川の水が緑色でキレイ〜

公園には人がいっぱい。卓球台もあります。

通りへ戻ります。こちらは通り沿いにあるアインシュタインの家。アーケードに看板が出てますが最初見落としちゃいました。もう見学時間は過ぎてたので場所の確認だけ。

アインシュタインの家 博物館・美術館・ギャラリー

トラムに1駅だけ乗って川向うのクマ公園で下車。電線にはこんなオブジェが。

川岸のところにクマがいます。とりあえず2匹見えました。寝てるー

クマ公園の向かい側から坂道を登って丘の上のローズガーデンへ。ベルンの街が一望できます。絶景です。かなり長―い心臓破りの坂でしたが、頑張って登った甲斐がありました〜

重なるように連なった屋根の中に大聖堂がそびえています。

世界遺産に登録されている街並み。絵本みたいです。

まだ明るいですがそろそろ8時。公園を後にして街へ戻ります。ちなみにバラはまだ咲いていませんでしたが別のいろんなお花が咲いてました。

公園の中からバスが通るのが見えたので違う出口から出てみたらすぐにバス停がありました。あんなキツい坂を登らずとも、さくっと公園の真横に来れたようです…。ローズガーデンに来るならクマ公園からじゃなくて10番のバスでこの「Rosengarten」のバス停で降りることを強くオススメします。。

10番のバスに乗って丘を下り、アーレ川を渡るコルンハウス橋のたもとで下車。ブラブラ歩いて橋を渡ります。

橋から見る街並みもステキ。

明るいですがもう夜9時。べーレン広場横のル・モツットというお店で夜ごはん。
汁物が恋しかったのでスープを注文。本日のオススメから選んで何のスープかわかりませんでしたがおいしかった！

ル モツット 地元の料理

そして念願のラクレット。想像どおりですがウマイ。でもピクルスと生の刻み玉ねぎをどう扱ったらいいかわかりませんでした(笑)　口直し的なものなのかな？？ビールも頼んで締めて24フラン≒2796円。

21時半を過ぎてやっと日が暮れました。夜景を見るべく10番のバスでもう一度ローズガーデンへ。

ステキだなー。でも公園にはほかにも夜景を見に来てる人がいるかと思いきや思ったよりも人が少なかったので、一人でこれ以上遅くに行くのはよろしくないかもしれません。

帰り道ではまたまた夕方と同じく橋の手前でバスを降り、街を眺めます。

すると街の一角から光がポツリポツリと空に昇っていきます。アレは一体?? コムローイみたいな燈篭上げをしてるんでしょうか??　 光の粒はしばらく続いて上がっていたのでとりあえずあの光を上げている場所を目指してみます。

空を見上げながらしばらく歩いていましたが、そのうち光は上がらなくなってしまいました。何だったんだろうな〜〜。結局わからずじまいでした。
時刻は22時半すぎ。さすがに町中の人影もまばらなのでホテルへ戻ります。

こちらは連邦議事堂。ライトアップされてステキです。

連邦議会議事堂 建造物

23時前にホテル着。ホテルでスイスフランを広げてみます。お札のデザインが斬新で素敵。

裏面もステキです。100フランにはジャコメッティの像。かっこいいなー

今日はとってもよく歩いた一日でした。明日はベルンを観光したあと、ツェルマットへ向かいます。