2016GW　スイス周遊+ちょっとだけミラノ＆モスクワ　一人旅　(2)

2016/04/28 - 2016/05/09

GWに有休をくっつけて一人旅に出ることにしました。フォートラのトラベラーさんの旅行記で知った壁画の素敵な街・シュタインアムラインに行ってみたい！ということでスイス+スイス直行便は高いけどアエロフロートのモスクワ経由ミラノ行きが安かったのでモスクワとミラノもちょこっと観光することに。ギュウギュウに行程を詰め込んで1日1回は駅まで猛ダッシュする忙しい旅でクタクタになりましたが大充実の旅でした。旅の備忘録としてあれこれ綴ります。

エリア ベルン(スイス)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 3.5
• グルメ: 4.0
• 交通: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 20万円 - 25万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

4/30(土)
今日はベルンを観光してからツェルマットへ向かいます。街歩きへ出かけようとしたらホテルのロビーに無料のパンやドリンク、フルーツのサービスがありました。

ホテル シティ アム バンホフ ホテル

ホテル近くの公園でいただきます。

クライネ・シャンツェという公園です。公園内に小高い丘があってベルンの町が見渡せます。

いい天気＆いい景色です！

丘を下って街歩きに出発です。

公園内にはお花もいろいろ植えてあります。チューリップが満開でキレイ！

公園のすぐそばに教会があったので立ち寄ってみます。三位一体教会です。

祭壇が素敵です。

昨日見たチューリヒの教会のシャガールのステンドグラスもそうですが、スイスの教会っていろいろと斬新なデザインの装飾になってますね。お花＆ハート柄みたい。

祭壇の左側には真っ青に塗られたドームの前に聖母子像。ステンドグラスの光が射し込んで美しいです。

祭壇の右側には何かオブジェが置かれていて、天井のドーム部分には流れ星が描かれていました。

教会を出て少し歩くと、公園の裏のほうにケーブルカー乗り場を発見。スイスパスが有効だったので乗ってみました。

なかなか急こう配な坂を下っていきます。

ケーブルカーを下って少し歩くとアーレ川沿いに出ました。

広々としてゆったりとした美しい川。

橋の上にはトラムが通っています。あの橋からの景色もよさそうだな〜。ということでさっき川辺まで下ってきたばかりですが橋目指して長々とつづら折りになってる階段を登って丘の上まで戻ってみます。

おお、いい景色だ！

今日は土曜日。朝市が開催されているので向かってみます。

立派な連邦議事堂の前の広場にびっしりお店が出ています。日本の国会議事堂の前で市場が開かれてる、みたいなものですね。のどかだなぁ。

連邦議会議事堂 建造物

大聖堂に通じる道にも屋台が出ています。

あのつるさがってるやつは、耳はありませんが明らかにうさぎ、ですね。。 な、生々しすぎる…。

行列ができてるお店があったので何の屋台かと思ったら魚屋さんでした。

地球の歩き方でも紹介されていたパンケーキ、ガトー・デュ・ブリの屋台を発見。

おいしそうだったので1/4ピースを買ってみました（4フラン）。フワフワ柔らかくてハチミツがたっぷりでおいし〜。ちなみに甘くないのもありました。

大聖堂にやってきました。

昨日は内部見学できなかったので見学します。スイスで最も高いという塔に登ってみます。塔に登るとそのしんどかったことも含めて記憶に強く残るので(笑)、なるべく登るようにしています。チケットは教会内の売店で購入できます（5フラン）。

一番上は地上64メートルだそうです。

らせん階段をぐるぐると登っていきます。目が回るわ〜

大聖堂の外壁は工事中。塔のバルコニーにも工事の足場が組まれてました。

でも絶景なり〜。頑張って登って良かった！

連なるオレンジ色の屋根の中に時計塔が見えます。

昨日行った公園も、上から見ると新緑が美しい〜〜

これぞベルンという景色を堪能できました。

順路に沿って塔を下ってくると大聖堂内の別の場所に出てきました。

立派で壮麗です。

ステンドグラスも繊細です。

大聖堂を見学した後は、ベルンで一番行きたかった場所へ向かいます。バスの12番に乗車。

終点まで乗って到着したのはこちら、パウル・クレー・センター。パウルクレーの作品1万点のうち、なんと4千点も所蔵しているそうです。楽しみだ―

パウル クレー センター 博物館・美術館・ギャラリー

スイスパスが有効です（チケット売り場でパスを提示してチケットをもらう必要があります）。地下フロアにパウルクレーの展示室がありました。写真撮影もOKです。

パウルクレーの作品をいっぱい見れるのかと期待していたのですが、意外と展示点数が少なかったです。。

でもこんな作品や

こんな作品とか

はたまたこんな作品とか、いろいろな画風の作品を見ることができました。

企画展で中国の現代作家の作品展がやってました。

なかなかキョーレツなものが多かったです。

パウル・クレー・センターの周辺は公園のようになっていて遊歩道があります。2時間は展示室に籠る気でやって来たのですが、意外とさくっと見終わってしまったので、天気もいいし一周してみます。

公園に隣接する墓地にパウルクレーのお墓がありました。

バス12番に乗って再び市内へ戻ります。途中、クマ公園のお向かいの広場で何やらイベントが開かれていたので降りてみました。

ちびっこの手作りカーレースみたいです。

バスタブの形してるのや

チーズ＆ネズミまで。かわいい〜

あ、ネズミもう一匹いた(笑)

ニーデ橋からウンタートーア橋を見下ろします。本当におとぎ話のような景色です。

クマ公園も見下ろせます。

もう一度遠目から街を見たくなって、クマ公園から一駅だけバスに乗ってちょっと丘の上の停留所に降りてみました。
本当に美しい街だな〜

さっきいたニーデ橋。この橋もステキです。と、ここらでタイムアウト。14:06発の電車に乗る予定だったのにまったりしすぎてもう13:45過ぎです。ヤバイ！

大急ぎでバスに乗って戻りホテルから荷物をピックアップして駅へ。スイスパスなので別に一本電車を遅らせてもいいのですが、今日このあと観光したい街もあるので駅構内を人目を気にせず猛ダッシュ。するとラッキーなことに電車が9分遅れだったので間に合いました。セーフ!!
ダッシュして喉が渇いていたので食堂車でビールを一杯。缶ビールなのに5フランと割高ですが生き返ったし初食堂車体験（といっても売店+α程度ですが）なので良しとします。

無事に電車に間に合った達成感に浸っていたらあっという間に次の目的地・トゥーンに到着。慌てて残ってたビールを一気飲みして電車を飛び降りました(笑)

お昼も食べてなかったので、駅前のカフェでさくっとお昼ご飯。ホットドッグ4.5フラン≒530円。高いなぁ…。

スズメが寄って来たのでパンをちぎってあげてみました。

するとかけらでは満足せず本体を狙って回り込んできました。コラ。ずうずうしいぞ、お前！

スズメと戯れつつ腹ごしらえを完了して、コインロッカーに荷物を預けトゥーンの街歩きへ出発（コインロッカー5フラン）。するとさっそくこの町名物の水門が見えてきました。こちらは町の東側にある水門です。

水門は渡り廊下みたいになっていて通れます。

中はこんな感じです。

そしてこちらが町の中央にある水門。わー絵みたいでカワイイ。

水門を渡って市庁舎に到着。広場で何かイベントがやっていて、演説みたいなのをしてました。政治的な集会か何かかな？

広場からは丘の上のトゥーン城が見えます。

丘を登ってお城のふもとに到着。まあるい塔と三角屋根がカワイイ。中には博物館があるみたいですが、時間がないのでパス。

トゥーン城 城・宮殿

お城を背にして振り向くと教区教会が見えます。

こちらもカワイイ。教会の前には風船をつけたクラシックカーが停まっていました。結婚式でもやってるのかな？？
ということでこちらも内部見学はパス。

教会のそばから街を見下ろせます。静かでいい街だなー

階段を下って丘の下に戻ります。長ーい階段です。

まだちょっと時間があるのでバスに乗って街の外へ。バスもスイスパスが使えるから気ままに行動できて楽ちんです。

目的地はコチラ。トゥーン湖畔のオーバーホーヘン城。外見だけ見学。晴れたら湖のグリーンがもっときれいだったんだろうな〜〜

こちらが城門。門の前をカモが歩いてました。のどかだな〜

バスに乗って街へ戻ります。ちなみにお城まではバスの25番か21番で街から10分ほど。25番のほうが急行みたいで停車駅が少なめでした。
川沿いをちょっとぶらついてからトゥーン駅に到着。

駅には大きな売店もあります。

売店でお寿司を発見。なんと16フラン≒1900円弱。高すぎるよーー!!

お寿司は断念し、ビールを買ってトゥーン17半過ぎ発（定刻より9分遅れてました）の電車に乗り込みます。日本から持ってきたおせんべいをつまみに一息つきます。

ここから電車を乗り継いで今日の宿泊地ツェルマットへ向かいます。電車が展望車両でした〜

トゥーンで乗りこんだ電車が遅れていたせいで、乗り換えの電車を一本逃し、予定より遅めの20時前にツェルマットに到着。まだまだ明るいのがありがたいです。

ツェルマットには普通の車の乗り入れは禁止されているそうで、駅前にはおもちゃみたいな小さくて不思議な形のタクシーがいっぱい停まってました。

駅前のメインストリート・バーンホフ通りを歩いて今日のお宿へ向かいます。もうどのお店も店じまいしていて歩いてる人も少なくてとっても静かです。

バーンホフ通りからちょっと入ったところにあるHotel Alphubelに到着。

お部屋はちょっと狭め。でも十分です。1泊81フラン。

バスタブがついてるのがとってもウレシイ。

夕飯を食べに夜の町をぶらぶら。

地球の歩き方に載っていたホテル近所のレストラン・ヴァリサーカンネへ。

店内には不思議なお面やら農具やらが飾られてます。

あったかい汁物が飲みたかったのでグヤーシュをオーダー。

そしてこのお店の名物だというトマト味のチーズフォンデュ。イモの量がすごい。ちなみに写真のパンはグヤーシュのほうの付け合わせなので、チーズフォンデュはひたすらおイモをつけて食べるみたいです。おイモはゆで加減も絶妙でおいしかったけど、ちょっとストイックすぎやしませんかい(笑)?? もうちょっとブロッコリとかにんじんとかほかの具材があってもいいのになぁ。。
ワインもオーダーして締めて43フラン。

山のようなイモを頑張って半分ほど平らげてギブアップ。外へ出ると雨が降ってました。。なぬー?!　明日マッターホルンを見に行くのにぃ〜〜。
…といってもここ数日、天気予報を毎日チェックしていて天気が崩れるのは知っていたので、やはり、、という感じです。あ〜〜あ。

ホテルに戻ってきました。古いですが、この階段もひなびた風情があっていい感じです。明日奇跡的に天気が回復することを祈りつつ就寝。

天気がよければ、明日はマッターホルンを見にゴルナーグラートへ向かいます！