2016/03/19 - 2016/03/26
158位(同エリア182件中)
みそかつさん
パロ・ゾン
第5日目-3 3月23日(水) 晴れ
14時10分 パロ・ゾンの橋に到着
14時30分 同見学
15時30分 見学終了
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 観光バス
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
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深夜というか今朝方というか、数時間前に往復した道を再度登る。パロは標高2300mでブータンでもっとも肥沃な土地。パロ・ゾンカックとしては1800mから6000mの標高差の区画県となる。
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パロ・ゾンに向かうには、まずパロ・チュにかかる伝統様式の屋根付き橋ニャメ・ザムを渡る。
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標高2300mというと富士山五合目。しかしブータン滞在も数日たつと体が慣れてきたせいか平地と変わらない。
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昨日夕方と合わせてこのゲートを5回くぐる計算になる。
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20世紀初頭に火災で全焼し再建されている。ブータンの建物は空気が乾燥しているからか、木造だからか火災による消失が多いような気がする。
パロ ゾン 寺院・教会
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ツェチュ祭最終日の午後、祭りが終わってデヤンカ広場から降りてくる人々。
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1年に一度の親族の再会、友人の安否確認もあるというお祭りあとの安堵感、満足感が表情からうかがえる。
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ポットにはバター茶が、手提げ籠には昼食が入っていたのだろう。
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ティンプー、プナカに続いて3つ目のゾン。右側に四天王が並んで書いてある。
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ブータンのゾンの入口に必ずと言っていいほどある仏教の守護神・四天王。東の守り・持国天はユコルスンと呼ばれる。日本の持国天は剣を持っているが、中国では琵琶を持っていることが多い。ここではブータンの民族楽器のダムニェンを持っている。
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南の守り神、青い顔の増長天は日本や中国と同じ剣を持っている。顔が青いのは仏敵や悪魔と戦うという意味で怖い。
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西の守り神、お酒を飲み過ぎたわけでもなく赤い顔の広目天。右手に蛇。左手に仏塔。
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北の守り神、黄色い顔の多聞天。右手に幡、左手にマングースを持つ。
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長寿のシンボル。
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調和を表す壁画。みんな仲良くという趣旨だから、ノートの表紙になるくらい人気がある。
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お決まりの六道輪廻図。
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中心に描かれた「三毒」。三大煩悩で蛇は怒り、鶏は欲望、豚が愚かさ、無知を表す。 次の円は左右に分かれ、人間が「悪・善の世界」で生死を繰り返して いる。三毒煩悩こそが、人間を輪廻転生(苦しみ)へ送る根本原因で、輪廻から脱して「悟り」に達するしかないということを表現している。
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ウツェが中心にある広い中庭に出る。だいたい手前が県庁に当たる行政府部分で奥が寺、僧院の部分である。
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役所や僧房として使われている。
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階段を上がったり下がったり自分がどこを通って見学したのか、後でマップを見ても皆目わからない。
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小部屋がずらりと並んでいる。
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牛を連れた男の壁画。
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虎を連れたモンゴル人の絵も入口の守り神としてよく描かれるそうだ。
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細かい細工と落ち着いた色彩。
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出窓の装飾が美しい。
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背後の山の斜面にあるタ・ゾン(望楼)、現在は国立博物館となっているが地震による崩落で閉館中。
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模様のひとつひとつに見とれる。骸骨(ドゥルダ)もよく見るとユーモラスでさえある。
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お花畑のような雰囲気もある、天国かな?
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どの入り口も美しく飾ってある。多色使いなのにけばけばしさを全く感じないのはなぜだろう。
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裁判所があった。
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奥は寺院、僧院が集合している。
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急な階段を上る。
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ツェチュ祭1日目に中庭でウツェから出されたトンドルが掛けられ、僧侶らで法要が行われた。今は紐だけが残る。
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入口のカーラ・チャクラ(時輪)曼荼羅。今まで見てきたのと似ているが微妙に違っている。
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右にも曼荼羅がある。内部は撮影禁止。床は板張りできれいに磨かれている。壁には壁画を守るためにカーテンのような大きな布がかけられているので見たい人がめくって鑑賞することになる。
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「倶舎論」に基づく宇宙図。
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両側に四天王に描かれている。
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パドマサンババ(グル・リンポチェ)はおひげで見分ける。
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内部は写真撮影できないがここから外の景色だけはOK。
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欄干の飾り。しかし正直なところ、ラカンや3つもゾンを見学してきて、写真撮影できない内部は仏像、壁画などが頭の中でごちゃ混ぜになり、どこがどうだったか悲しいかな覚えていないのだ。涙
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ゾンにある大きな幡はハダルといい、先端にゲルツェンという円筒形の幡が付いている。経文ではなく、虎、獅子、ガルーダ、龍が描かれている。これらは天界(空)の四方を守る神々とされている。
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経文。
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木の橋が見える方向。
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パロのメインストリートがパロチュの左側に見える、手前の赤い屋根の大きな建物は三代国王の母妃の住まいであるウゲン・ペルリ宮。
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寺院にしか許されない屋根の上に乗せる小塔でセルトと呼ばれるものが少しだけ見える。
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凝った作りの入口。
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ツェチュ祭が終了したあとのデヤンカ広場をゾンから遠くに臨む。
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ゾンの出入口に置いてあったバケツ状のもの。お浄めに使う聖水を枝葉でふりかけて使うそうだ。
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そこへツェチュ祭で使った仮面をいくつも担いで帰ってきた人が観光客につかまって写真攻めに。
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仮面をかぶると、開いた口の部分がのぞき穴になる。それにしても大きい!
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入れかわり立ち代り写真を撮られ、足止めされても嫌な顔一つせず応じてくれてさすが温厚なブータン人。
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仮面は大きくてド迫力。ボリュームたっぷりの衣装にこの重い木の仮面を括りつけて暑い中、長時間踊るのはものすごい運動量で、体力気力が必要だと思う。修行のたまものだろう。
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首飾り、カフス部分、襟をオレンジ色で決めている美人さん。
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