2016/03/19 - 2016/03/26
100位(同エリア182件中)
みそかつさん
パロ・ツェチュ祭
第4日目-2 3月22日(火) 晴れのち夕方より雨 24℃
10時25分 タチョガン出発
11時05分 パロ・ゾン駐車場着
11時10分 ツェチュ祭、デヤンカ広場解散
12時30分 お弁当配布
15時00分 集合しバスへ
15時15分 出発
15時25分 ガルリンリゾートホテル着
18時30分 ホテルレストランにて夕食
20時15分~21時30分 停電騒ぎ
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 観光バス
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
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パロ市内に入ってから、パロ・ゾンを周り込むようにコースターは走り、祭り会場近くで下車。黄色い門が出迎えてくれた。
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パロ・ゾンに向かって右手上の方にあるデヤンカ広場まで歩いてきた。ここで打ち合わせをして自由解散。しかし5日間繰り広げられる祭りの4日目、佳境に入るころとあって立錐の余地もない程の人人人。
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人をかき分け一番上まで来てしまった。持参した敷物も敷いて座れば何も見えないし、踊りも小さくしか見えない。あとで聞いたところによると仲間は、下の方で席を詰めて分けてもらっていたようで、場所取りに失敗の感あり。
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ヒマラヤ地方に仏教を伝えたパドマサンババは、グル・リンポチェ(至宝の師)として今でも敬慕されている。ブータンの寺院やゾンは特定の月の10日に、年に一度の盛大な法要をする。それがツェチュで宗教的な行事であり、毎年恒例のお祭り。通常5日間の法要の最中にあるこの仮面舞踏(チャム)が見どころとなっている。
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演目は1日目から5日目まで決まっていて、4日目の今日は<シャツァム>鹿の舞、<ラクシャ・マンチャム>閻魔大王の裁きと日本人にも比較的わかりやすい、しかも人気のある出し物の見られる日。
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ジャンプなど躍動感がある。すべて僧侶たちが舞っている。雄牛の面、角に付けられた旗はリーダーの証。
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日差しが強くなってきても、ゾンの中は正装が決まりなのでみなが襟付き長袖。傘、帽子もダメとあってカムニやタオル、スカーフをかぶって日除けしている。サングラスをかけている人もいる。
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着道楽のブータンの人々。ツェチュ祭は日本でいえば盆と正月が合わさったようなものなので、娘さんたちは絹に金糸銀糸、目にも鮮やかな色の衣装を着ている。サンゴやトルコ石の代々受け継がれてきたアクセサリーをいくつも重ねてつけて着飾っている。
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閻魔大王の従者であるラクシャ(羅刹)は動物面だ。
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外国人観光客も多い。
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チャムの合間には赤い顔の「アツァラ」と呼ばれる道化たちが観客たちの笑いをとる。
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閻魔大王に来世を約束してもらうために行列する人々。お布施をすると一本の細い紐が貰える。
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私も並んでリリアンのような祝福の紐をゲット。
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春というには少々暑いが、家族、親類で楽しむにはとてもいい季節だ。雨季にツェチュ祭を行うゾンや寺もある。
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ラクシャ・マンチャムは人が死後避けて通ることができない善行悪行の裁き、いわば仏教説話を演劇化したもの。
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素晴らしい色彩。
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後ろ姿も凝っていて見とれてしまう美しさだ。
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左から閻魔大王。白神、黒魔、裁かれる悪人をラクシャが取り囲む。
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昼食として配られたのはブータンの伝統的な弁当箱・ボンチューに入ったもの。竹を編んだもので、身と身よりひと回り小さい蓋がセットになっていて、密閉容器のようにぴったりはまり、開けるにはコツがいる。開かなくて四苦八苦していたら隣のおばあさんが見かねて、ひょいと開けてくれた。中身はサンドイッチ、ゆで卵、茹でじゃが、チキン、ジュース、りんご。
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村々から集まってきた観客はジャーやポット持参で、車座になって自家製のごちそうを一族で食べている。
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食べている間も出し物はどんどん進んでいく。左端の白神は生前に行った善行を称える。
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白神とは反対に、生前の悪行を暴く黒魔。座っている黒い衣装の者は生前に悪事を働き地獄行きの判決を受け、ラクシャに連行されてしまう。
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おばあちゃんと孫娘さん。この方は私よりたぶんお若いと思う。平均寿命は男女ともに60歳代の国だ。
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お隣に座ったにこやかなおばあさん。孫の彼女とは英語で会話ができた。8歳でSONAMさんという名前。兄弟姉妹やいとこと来ているといい、5日間の祭り期間中3日間は学校が休みになると答えてくれた。
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閻魔大王が極彩色の幡をお供にデヤンカ広場を練り歩く。
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閻魔大王に念仏を唱え祈る人の姿が暗い中に見える。
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演目の間に、もちまわりで近村の人々の歌や踊りが披露される。娘たちの静かな歌声はしっとりとしていてホッとする一時だ。
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そして閻魔大王は担がれて中へ入っていった。
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一番下の壇にシンバル、太鼓などの楽隊がいる。
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ドゥンチェン(ロングホルン)は常に一対で演奏される。お腹の底に響くような重々しい音色だ。
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イチオシ
ウォーリーを探せ!って漫画状態。この中、日本のテレビの取材カメラがあり某女優の姿も。
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集合時間が近づいてきたので下に降りてきた。
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色の洪水の中、白いゴの村男の踊り。葉の冠をかぶるのはパロの人の特徴らしい。
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女の子は小さくてもお洒落さん。首飾りも一人前にかけている。
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スマホを操作する人が多く見られる貴賓席?もいくつか設けられている。
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いとこ同士だろうか、楽しそう。横には犬が寝そべっている。
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15時、集合して点呼を取り、デヤンカ広場をあとにする。
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入ってきたのとは違うパロ・ゾン下の出入口から帰る。ここでカムニを取る人がいた。
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パロ・ゾンに架かっている木の橋「ニャマイ・ザム」。
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今夜からの宿、ガルリンリゾート。リゾートという名のついたホテルが多い。
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2階にレセプションがあり、客室は1、2、3階計18室なので私たち団体の貸し切りとなった。1階角が割り当てられた部屋。川側と階段側の2か所に窓があり明るい。そしてのちに停電騒ぎのもとになる部屋のドアが部屋の真横左奥に見える。
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木の床、壁は雲の模様がぎっしり。スチームが効いている。私たちの部屋は問題なかったがTVがつかない、ヒーターが効かない等々問題山積で、部屋の交換などで皆が落ち着くまでRさんは大変だったそうだ。
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タンク式のバスタブ。一人がためて入ると、次の水がタンク内で熱くなるまでお湯は出ない。待つ間TVをつけたら衛星放送でベルギー・ブリュッセルでのテロのニュースを繰り返し放送していた。
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夕食のレストランに一番乗り。夕方から雨がざあざあ降り出した。明日は大丈夫だろうか?
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飲み物を配ってくれた服務員。
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1本のビールを3人で。ビールは150ヌルタム=300円と普通。
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干し肉の煮込み。
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カリフラワーやニンジンなどの野菜炒め。
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今夜の一皿。さて夕食後部屋に戻り、明日の支度と思っていたら突然真っ暗に。停電だ。ティンプーのホテルにも懐中電灯、ろうそくがあったので停電は珍しいことではないらしいが、あわてて荷物の中からライトを探し出した。明朝のモーニングコールは午前2時半!30分経っても回復しないのでこれはもう寝るしかないとベッドに入る。すると今度は窓の外ががやがやとうるさい。なんと部屋の脇が配電室で男女の声が一時間以上飛び交っていた。とても寝付けたものではなかった。
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