龍王の風に吹かれて・西ブータン③－2016/3/20　ティンプーへ

2016/03/19 - 2016/03/26

パロからティンプーへ移動

第2日目ー2　　3月20日(日）　晴れ　15℃

10時30分　パロ空港入国手続き
11時30分　ティンプーへ向けて出発
12時50分　時計塔広場通過
13時00分　昼食レストラン着

エリア ティンプー(ブータン)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• グルメ: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: 観光バス
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）

パロ国際空港の銘板。ブータンは世襲制をとっている王国だ。日本の九州くらいの国土に75万人の人が暮らす。北部山岳地帯と南部では標高差7000ｍ！

祭りのシーズンなので一番混雑する時期なのだろうが、飛行機の便数が少ないので入国者は限られている。

ブータンの民俗衣装「ゴ」を着たガイドさんがお出迎え。それにしても男性ばかりだ。

ブータンは特殊な観光政策をとり続けている。宿泊、食事、移動、観光などをパックにした公定料金制度をとっていて、ひとり1泊US＄250となっている。ブータンの旅行社のパッケージツアーの参加という形でしかビザが発給されない。

参加者を2班に分け、2台のコースターで出発。ブータンの道は狭いので19人となると１台の大型バスというわけにはいかないのだ。私たちの荷物をコースターの屋根に乗せているところ。日本人の団体は大きな荷物が多いので申し訳ない思いでいっぱい。

私たちは2号車。1号車にガイドのジェリーさん、2号車に添乗員Rさんとガイド補佐のドルジさん。

1号車の日本語堪能なジェリーさんの解説をトランシーバーで飛ばし、マイクで拾って2号車で聞くというスタイルだ。

パロの標高は2300ｍ。途中、パロ・チュ(川）の脇にタチョガンが建っている。

タチョガン 寺院・教会

清らかなパロ・チュを渡る経文旗ルンタが美しい。

第4日目に鉄のくさり橋を渡らせてくれるそうで今日は写真撮影だけで出発。

12時40分、ティンプーゲートが見えてきた。

チョルテンとよばれる仏塔で、この形はチベット式。西ブータンはチベット文化の影響が強く、政治、経済の中心地。

伝統様式の橋。

ガソリンスタンド。首都なので自家用車率も高いかもしれない。同じようなコースター、デコトラも見える。

ショッピングモールの建物。ティンプー中心地に入る道路はホンダなどのカーディーラーや近代的なビルが並んでいる。

時計塔広場付近はブータンを代表する老舗ホテルが並んでいる。

国王夫妻の写真が飾られている。政府機関の建物とは限らずあちらこちらで見かける。

ティンプー市街中心部のランドマークの時計塔広場。日曜日でイベントをやっているようで、広場は人で埋まっていて見えなかった。

時計塔広場 広場・公園

信号機のないブータン。お巡りさんが手信号で交通整理をするので有名。

交通整理の交差点 散歩・街歩き

交差点は基本的にすべてラウンドアバウト（円形交差点）となっているが、丸い柵の中に犬が数匹寝ていた。安全かつ居心地がいいのだろう。

昼食のレストランが入ったビルの前で下車する。

ガイドさん、ドライバーさんの4人の名前が紹介されたが、驚いたことにブータンには姓がないという。個人固有の名だけで同一家族を示す姓がないのだ。名前も一般に1語か2語で構成され、同じ職場に同名の人がいてややこしいらしい。小さな村なら事足りていただろうが、都会では名の上に出身地や役職名などをくっつけて区別しているらしい。

一般客はいなかった。あまり外食の習慣がないのだろうか。

ビュッフェ形式で好きなものを皿に盛る。

野菜の種類の多さにびっくり。ブータンの農業に貢献してダショーという称号を貰った故西岡さんに感謝。

味付けはシンプルでどれも食べやすかった。

ここでガイドさんにUS＄30をブータンの通貨、1650ヌルタムに両替してもらう。すべて紙幣だ。少額コインはもう使われていない。

少し濁った感じのビール。私は飲めないので味のほうは報告できない。