Myanmarひとりっぷ　(24/ 25)　バガン9　錠前をあけて入るバガンの珠玉タンブラ寺院

2016/01/27 - 2016/02/04

2月2日（火）

バガンの寺院を全部回ったわけではありませんので
ほかにもっと素晴らしい壁画があるかも知れませんけど
唐辛子婆にとってタンブラ寺院は思い出に残る珠玉の寺院となりました。

そして
「あと5分あります！もう一軒いきましょうっ！すぐですから！」
ガイドのルィンさんの言葉を振り切って空港へと向かいます。
引っ張られた後ろ髪が抜け落ちさう（大粒涙）・・・。
・・・でも再訪の強い理由がまたできたぢゃないの。

←飛行機乗り遅れてもいいから見るべきだった！
軍事政権の今となっては危険すぎて行けないぢゃないの！

←ルインさんが生きてるうちに再訪してもう一軒を見たい。
一日もはやくその日が訪れますやうに。（2025.1.4)

★Myanmarひとりっぷ　洞窟の壁画をもとめて陸路旅　25編のサイトマップ
http://4travel.jp/travelogue/11106076

エリア バガン(ミャンマー)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: タクシー 徒歩
• 航空会社: ANA

この小さめの寺院は

外壁はそれほど

素晴らしいレリーフは残っていないやうに見えます。

いや、ゆっくり見る暇がなかっただけのことかも。
なにしろ帰りの飛行機の時間がせまっています。
でも壁画を一枚でも多くみてもらいたいというルィンさんの思いは
次から次へと湧いてきて。

ここは普段訪れる人もないやうでルィンさんは係りの人に鍵を借りて

開けます。

入り口に珍しく置かれたマットがかわいい。

はじめは

なんだかかすれてるなあ

保存状態よくないなあ、という印象でしたが

暗闇に目が慣れるうち、ほら

すばらしい壁画の数々が！

しかも大きい！

ヒマラヤ山中に棲むといふ上半身人間下半身鳥類のキンナラは

インド的なお顔立ちが多いやうな気がしてましたけど

ここのは極東人のやうな丸いお顔立ちと太めの体つき。

この人も太めだなあ。

こんなに綺麗な絵がほぼ完璧に残ってるなんて！！
しかも修正線がないやうに見えます。
とはいえ
暗い館内で撮影したものをめいっぱい明るくして記憶の限りの色味に近づけて
背景の繊細な模様を消さないやうにと細心の注意を払っても
カメラについてきたフリーのリタッチソフトには限界があり。

それにしても
何か煙のでるものを捧げ持っているやうに見えるこの人は
天使でせうか？
高い鼻、角ばった顎、どうみても男性的なお顔つきですけど
体脂肪率高さうななよ～んとした体つき
筋肉なささうな二の腕にくびれたウエストは女性っぽい。

この上下の瞼の描写の繊細さ。
まるで今にもまばたきしさうです。

指先の動きが細やかで

お顔の特徴も微妙に個性をあらわしていて

威厳をそなえた

でも慈悲にあふれたお顔だち。

こんなに状態の

悪いのもありますが。

それが

どうしたっていふの？

可愛らしいカンジのブッダ。

この絵と下の絵を比べて見てください。

元は同じですけど
リタッチソフトによる修正でこんなに違ってきます。

他のお寺のが形式美に流れて整ったお顔立ちなのに比べて

なんと表情の豊かなこと！
「あのさぁ」と今にもタメ口で何かしゃべりだしさう。

「額のボタン押してくれたらココナツのお菓子あげるよ。」
とでもいいたさうな口元。

タイの寺院で見たキンナリ（顔が人間で体が鳥）に比べたら

なんとブサイクな。
でも面白い。

ルインさんがあと1軒と勧めた寺院にはどんな壁画が残っているのでせう？
風化＆剥落しないうちに、正気なうちに、生きてるうちに
行かなくっちゃ。

・・・まさか軍部がクーデター起こすなんて！
この時点では夢にも考えられない事態になってしまって・・・。
何よりもミャンマーの方々の平安がはやく取り戻せますやうに。