2016/01/05 - 2016/01/09
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keithforestさん
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毎年冬になりますというと、JR東海ツアーズが新幹線とホテルの組み合わせ格安パックを売り出しますな。それで京都へ毎年参ります。
四日目、2016年1月8日です。
修学院離宮の方へ行ったことがないねぇ、というので、赤山禅院、曼珠院門跡、圓光寺、詩仙堂を巡ろうじゃないかという発想でございます。
三条河原町のバス停から5番のバスに乗りまして、修学院離宮道でおります。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
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白川通りを修学院離宮道の停留所で降りて、そのまま進行方向の信号を渡ったところに入る道があります。それを辿ると右側は小学校で、左側はずっと柵が建っている鬱蒼とした森です。ところどころに宮内庁と皇宮警察名で「関係者以外の立ち入り禁止」と書いてあるんですが、これは一体なんです?広大な土地ですよ。
Google mapで見てもなんも書いてありません。
バス停そばに一軒だけ「珈琲」と書いた店が開いていて、喉を湿らせて歩き出しました。グリル飛騨 グルメ・レストラン
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挙げ句の果てに現れた茶虎は怪しいよそ者を見たら、眉間に皺が寄っちゃってます。ひょっとするとこの猫も宮内庁の猫かね?にゃンともはや。
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ちょっと行ったらすぐさま、こんな鄙びた景色です。まったく人様と行き交うことがありません。
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赤山明神の鳥居が建っておりましょ?
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その内側に赤山禅院の山門でございます。もう、神仏混淆でございますからね、なんでもいいわけですよ。
この写真、気味が悪いんですが、前のお二人、二重に映っています。どうなってんだろ?七福神巡りのバスで来たご一行様です。ここは毘沙門天だったかな? -
これが境内の配置図でござります。
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公式HPにこう書かれております。
表鬼門を守護するしるしとして、赤山禅院の拝殿の屋根には、鬼門除けの猿が置かれています。猿(申)は、鬼門とは反対の方角である西南西を指すことから、邪気を払う力があるとされます。金網の中にいるのは、かつて夜になると暴れだし、いたずらを繰り返したため閉じこめたのだと言われています。
日吉大社の神猿(まさる)も同じ意味だそうですよ。赤山禅院 寺・神社・教会
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拝殿でございます。この上にあのお猿さんが乗っているわけです。ご住職でしょうか、おつとめ中でございました。
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赤山禅院は、天台宗の数ある修行のなかでも随一の荒行として知られる、千日回峰行と関わりの深い寺なんだそうで、千日回峰行者と赤山苦行をともにした草鞋がこうして下げてあるんだそうです。最初はこりゃ一体なんじゃろか、と思った次第。
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拝殿の左手に回りますと、三十三観音と、十六羅漢さんがおられます。
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羅漢さんは本当にどこで見ても飽きませぬなぁ。
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魅力的ですなぁ。一体どんな方が考えられたんでしょうねぇ。
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うちのご近所のほぼ同年齢の旦那にそっくりですよ。私に似ている方には遭遇しませんでしたねぇ。
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弁天様もおられます。
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あれま!咲いておられますよ!もう既に!
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立派ッ!
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福禄寿の人形の中にお神籤が入っているんだそうです。
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曼殊院門跡に向かう途中で修学院離宮の門の前にさしかかりました。
修学院離宮 名所・史跡
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どうせならと門の前までいって中を覗きますが、なんもわかりません、当たり前だ。
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臨済宗大徳寺派の禅寺、解脱山禅華院。格好いい石垣ですよねぇ。
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小さな門ですが、この上に鐘が載っているんですよ。
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下から覗くとこんな感じで、この綱が撞木に繋がっています。
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で、その向かいが広大な畑になっていて、ビニールハウスがあって・・・・。
なのに、よく見ると「立ち入らないでください。PLEASE DO NOT ENTER 宮内庁 皇宮警察本部」て書いてあるんですから、これも天皇さんの領地でございますな。こんな広い畑の収穫を一体、どこで消費しているんでしょう?東京へ持っていくわけじゃないでしょうに。
こんなに土地が自由になるんですから、あんなセコセコした東京じゃなくて、皆さん、こちらへお帰りになればよろしいのにねぇ。その方が地元も喜んで一石二鳥じゃないですかねぇ。 -
まぁ、みずみずしい水菜を収穫したばかりのようですよ。どうも食べログなんかを検索すると「修学院の畑で収穫されたという無農薬の野菜」なんて記述があって、地元で消費されているみたいですよ。
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この皮までが宮内庁管轄下と思ったら、まだまだ続くようです。凄い広さだ!
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うわっ!もう水仙が咲いている!早いなぁ。
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紅梅も咲いているしねぇ!
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畑に電気柵が張り巡らしてあったりして、こりゃ一体何が出るんだろうねぇ、なんて話していたら、なんか、足跡が見えない?!
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あ、ほんとだっ!こりゃなんだろう?まさか猪?こんなところで遭遇したらどうしたらいいんだ!?
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この赤い実がたわわになっているのは一体何だろう?
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曼殊院門跡に到着しましたぞ。
曼殊院 寺・神社・教会
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入るや否や「写真撮影禁止」が目に入りましたので、全くカメラを開けませんでしたけれど、帰り際によく見たら、庭はさにあらず、ということだったようで、これはまたずいぶん惜しいことをいたしました。なかなか良いお庭だったんでございます。
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天台宗のお寺さんですね。天台五門跡の1つですから、皇室の皆さんもお越しになっておられるわけですね。
国宝の黄不動は国立京都博物館に寄託されています。 -
街の名前が一乗寺。番地書いてない!
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こっちが勅使門ですかね?
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圓光寺に向かって歩いて行きますが、角角に道標が出ていますから、絶対に迷うことはありませんね。
お地蔵さん。 -
ここにもお地蔵さん。
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うわ、いい匂いがするなぁと見上げたら、蝋梅が満開ですよ!
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こんな時期に咲くの!?日当たりが良くって、きっと風を遮る環境なんでしょうねぇ。いいものを見せて貰っちゃいましたよ!ラッキー!
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こっちは時期にぴったり?
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瑞巌山圓光寺。臨済宗南禅寺派。ほとんどお参りの方がおられません。ここはもうどこでも写真に撮ってちょうだい!の姿で、挙げ句の果てに、到着したら、拝観料を徴収される小屋の中におられたおっさんは携帯電話で話をしながらこちらが差し出した千円札を受け取るつうわけよ。あれまぁ・・・。どうせたいして人来ないもんね感満載。
圓光寺 寺・神社・教会
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手前はとても新しい一角で、枯山水も、多分極最近の造園。
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襖絵も現代作家のものだそうです。
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奥のお庭です。紅葉の季節はさぞかし綺麗でしょうねぇ。
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反射しちゃって見えにくいですが、写真でお楽しみください。
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調度お陽様が差し込んできましてねぇ。猫だったら、横になって寝たいところでございますなぁ。
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毎週日曜日には座禅会があるんだそうです。
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三千院のような。
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雪が降ったときも良い景色のようですねぇ、これはカレンダーの写真から戴きました。
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白梅が咲いたぁ・・・!
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あ、それで龍だって書いてあったのか!?見える、見える!
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アハハ、こんなことしてあるんだ!?
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さすが京都。こんな看板が。鶴見俊輔先生も!
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到着!詩仙堂ですよ。庵という感じの入り口でございますねぇ。
詩仙堂 寺・神社・教会
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雰囲気、とっても気に入ります。
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ウィッキペディアに「江戸時代初期の文人石川丈山の山荘跡。国の史跡に指定されている。現在は曹洞宗の寺院でもあり丈山寺という」とございます。
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綺麗に掃き清めてあるんですよ。
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ごらんなさいまし。気持ちがようございますよ。
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庭を前にした座敷で、隣に座った西洋人のカップルがまるでヨガのようにあぐらをかいて胸を畳につけたりしております。変わったことをするなぁこの人たち!と思わず眺めてしまいました。
ところが私たちが庭に降りるべく玄関に回ると、彼らも降りてきました。女性が履物をつけようとしていると、それが靴ではなくて、ズックのようなのに、後ろが鞐(こはぜ)になっています。お〜、こんなものを新京極の商店街で見たなぁと「格好いいですねぇ〜!」といったら、男性が「だから、買いました」とまことに流暢な日本語です。いや、これは普通の日本語じゃない、相当レベルの高い日本語です。 -
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お庭に出るには一度外へ出て、この通路を通って出ます。左手が庵でございます。
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外国人のその筋の人だったら、ここは相当に気に入ることでしょうねぇ。
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久しぶりに鹿威しを見ました。そういえば最近はあまり見ませんねぇ。
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お庭から拝見すると庵もこんな具合ですから、手入れが大変でしょうねぇ。
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鯉も寒さを避けております。
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それじゃ、帰ろうと坂道を降りて参りますと、角はこんな事になっております。
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なんだか、まるでゴルフ場銀座の一角に建っているゴルフ場案内看板の如くでございますよ。アハハ!
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「一乗寺中谷」というお店に入ってお昼に致しました。白味噌のお雑煮です。美味しうございました。1,200円。お抹茶と花びら餅のセットを追加すると300円増し。
一乗寺中谷 グルメ・レストラン
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300円増しにしてしまいました。ここは和菓子も洋菓子もこなしています。
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三条河原町までまたバスで帰ってきました。京都に来たら三条商店街の「トミヤ」に行かなくちゃと、三条の通りをトコトコ歩きます。
随分洒落たお店が増えてます。お店が代わっていますよ。 -
あれま!PAULまでできてますよ!さっそく、パルミエ〜ルとオリーブパンを買いましたよ。美味しいオリーブパンでした。
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どうせだったら、ここの「花びら餅」にすれば良かったなぁ・・・。
結局「トミヤ」でキャスケットをひとつ入手。三條若狭屋 グルメ・レストラン
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夕飯はホテルの下の「ムッシュいとう」に致しました。部屋の掃除は要りません、タオルだけ買えてくださいと宣言して戴いた500円券が二枚ありましたから。
朝のバフェは豪華で美味しいらしいのですが、2,160円は手が出ません。夜はバル風だというのです。私はラタティーユとミンチカツレットを。 -
つれあいは平日夜の定食、1,200円を。サラダとスープと今日は豚のソテー。
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これがことのほか美味しうございました。これまで入らなかったことを反省悔悟。
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