2016/01/05 - 2016/01/09
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keithforestさん
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毎年冬になりますというと、JR東海ツアーズが新幹線とホテルの組み合わせ格安パックを売り出しますな。それで京都へ毎年参ります。
20160109 今日が最終日ですが、この日から50回記念 京の冬の旅 非公開文化財特別公開〜秘められた京の美をたずねて〜【期間】平成28年1月9日(土)〜3月18日(金)が始まります。
全部を一日では回れませんから、妙心寺と相国寺で公開されているそれぞれの三カ所を訪問することにしました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 高速・路線バス 新幹線 徒歩
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荷物をホテルに預かって戴いて、バスで妙心寺へ。三条河原町のバス停はいくつにも分かれていて、一体全体どこ行きのバスがどのバス停に来るのか、日本語がわかってネットにつなぐことができればわかるのですが、そうでないと、これを理解するのは並大抵ではございませんな。
妙心寺は多分2回目でしょうか。ここにはガイド付きツアーがあります。私たちも以前はこのツアーで法堂に入って龍の絵を見せて戴きました。
妙心寺は花園法皇の離宮を禅寺にした、という説明です。だから、花園大学、花園会館の名前になるのですね。なぁるほど。妙心寺 寺・神社・教会
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三連休の初日は快晴です。
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冒頭の写真のように、まず玉鳳院を訪問。とにかく特別公開はひとり600円の拝観料で、必ずボランティアの方々の説明つきでございます。
特別公開の説明はこうです。
玉鳳院は法皇が建てた山内最古の塔頭寺院である。檜皮葺屋根の寝殿風の方丈は、狩野永真(安信)や洞雲(益信)の筆と伝わる障壁画「麒麟図」「竜図」「秋草図」などで飾られている。
開山堂「微笑庵」(重文)は、開山・無相大師(関山慧玄)を祀る山内最古の建物で、室町時代の見事な唐様建築。また、蓬莱式の枯山水庭園(史跡・名勝)や井戸「風水泉」、豊臣秀吉の子・鶴松の霊屋がある。
驚いたのは開山堂の横には織田信長や武田信玄等の長い戒名が彫られた墓石が数本建っているんです。え〜っ、本当なの?と説明員の方にお伺いしましたら、「そうなんですよ!」と。調べると、織田信長の墓というのは20数カ所あるそうですし、武田信玄の墓も数カ所存在するそうですねぇ。 -
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最古の平唐門です。
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応仁の乱の際に雨あられと射られた矢が当たった跡なんだそうでして、こりゃ怖い。
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門に穴が開いていて、そこから中がうかがえるのでございます。これを撮っていたら若者に笑われました。
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歴史が刻まれた木造の建築物ってのは非常に嬉しいものがありますねぇ。
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妙心寺にはとても整備されたトイレがあちこちにあって年寄りにはとても助かります。
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次は霊雲院でございます。室町時代末期に創建。妙心寺四派の一つ「霊雲派」の本庵だそうです。
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そうそう、前回ここを通りかかったときに、この石碑に気がついていました。
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姫路城主・池田輝政公の妹・天球院殿によって創建された天球院です。
狩野山楽・山雪の「竹虎図」、「梅に遊禽図」、朝顔と鉄線の花を描いた「籬草花図」でしられますが、152面の障壁画をデジタル化するプロジェクトが進んでいるのだそうで、オリジナルは京都国立博物館に寄託されているそうです。 -
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それぞれ特別公開されるところは綺麗なお庭が整備されています。
室内にはべたべたと「撮影禁止」が貼ってございます。 -
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通常は参観は受け入れていないわけです。
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さて、妙心寺を北門から出て、相国寺へ向かうことにします。
まず、三河屋さんに立ち寄って、わらび餅を入手します。ここのわらび餅の美味しいのには初めて食べて以来、何度食べても美味しうございます。ここまで来られないときは四条の大丸の地下で買います。 -
京福北野線の妙心寺駅横を西へ。
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おからはうす(谷口円成寺町17-10)で昼飯にします。ここも以前に入りました。先客のお二人も何度もこちらに来られているらしい様子がお話からわかります。
「かもめ食堂」みたいだとネット上で書いた人がいるそうで、韓国からの観光客もやってくるそうです。
おからコロッケ定食、おからとろろ定食。おからはうす グルメ・レストラン
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仁和寺の駐車場の前にあるバス停留所から烏丸今出川まで向かいます。
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こんな風景が気持ち良いですねぇ。
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特別公開されたところにおたずねするとスタンプラリーがおこなわれています。判子を三つ集めると、指定の場所で"ちょっと一服"(お茶とお菓子など)させていただけます。これまでもこれが楽しみでございました。
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妙心寺で三つ戴きましたので、烏丸今出川近くにある俵屋吉富で銘菓「雲龍」とお薄を戴きました。以前にもここで戴きましたねぇ。
俵屋吉富 烏丸店 グルメ・レストラン
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妙心寺と似た広さですよねぇ。この歳になって初めて知ったのは、金閣寺、銀閣寺が相国寺の塔頭寺院だということでした。
相国寺 寺・神社・教会
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こちらの秘仏「毘沙門天像」は、「写実的で若々しい憤怒の表情が印象的な像高約170cmの像で、鎌倉時代の慶派仏師の作」
ご本尊よりも大事にされている雰囲気が致しましたねぇ。
薩摩藩ゆかりの寺で戊辰戦争の際、藩の野戦病院となり、建物の柱に藩士たちが付けたという刀傷が残っております。思わず手が伸びて下を見たら「触らないでください」と書いてあって、驚きました。 -
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こうした庭がいちいち構えてあって、それが丁寧に手入れされているのを見ると、京都という町には昔ながらの商売がそのまま残っているわけで、層は深いなぁということを感じますね。しかし、この特別公開は外国人観光客にはまったく知られていないということでしょうかねぇ。
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このガラス越しの歪みはガラス自体が古い、つまり技術的に稚拙だけれど、味がある、そんなガラスだってことがわかります。
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池の鯉の避寒屋根ですか、これ?詩仙堂の池にもありましたねぇ。
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足利五代将軍義量の菩提寺。勿論写真が許されませんので、ここにはなにもありませんけれど、「山水図」「波涛鷲図」「水辺虎図」「花鳥図」など、幕末画壇で活躍した岸派の三代目・岸連山(岸徳)による水墨障壁画があります。
小さな方丈ですが、多分できたばかりの頃の障壁画はさぞ興味深いものがあったんでしょうねぇ。 -
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若冲の墓がある、という話を聞きましたので、それは見て帰りたいね、とお墓へ。
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そうしたら、(左から)藤原定家、足利義政の墓とともに、伊藤若冲の墓が並べてありました。
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帰り際に、もう一度、法堂を正面の扉の開いている穴から眺めて帰ります。
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バスで四条河原町まで帰って参りました。高島屋の催事場で何か、気になることをやっていたはずだとあがってみましたら、そうそう、「山崎豊子展」でした。
デパートの展示だからと、逡巡して、ついでに高島屋の7階で夕飯に踏み切りました。尾張屋という蕎麦屋です。歴史がある蕎麦屋だそうです。本家 尾張屋 京都高島屋店 グルメ・レストラン
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さすが関西、このかやくご飯が美味しい!ぶっかけそばも旨いのだけれど、この海苔は要らないな。
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木屋町通りを通りながら三条の通りのホテルへ荷物を受け取りに戻ります。それにしても、飲み屋の数は凄いものがあるよねぇ。
荷物を受け取りにいっただけなのに、Royal Park Hotel ザ・京都のフロントの方々はいちいち「ありがとうございました」とご挨拶をくださいます。どうやったらこんな具合にお客に接する文化が創れるんでしょうねぇ。アメリカの観光地のホテルと比べたら、嘘のようです。 -
相国寺で戴いた三つのスタンプを持って京都駅に近い京湯元 ハトヤ瑞鳳閣へまいりました。ところが以前に来た時とまったく違う建物になっていて、面食らいました。2014年5月、天然温泉(自家源泉の露天風呂)を備えたホテルとしてリニューアルしたんだそうです。
京湯元 ハトヤ瑞鳳閣 宿・ホテル
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ウ〜ムと唸ってしまうお薄でございました。やれやれ。
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4泊5日の京都旅行、今年も無事に終わりました。実に良く歩きました。その割にまったく痩せません。しょうがないか。
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