2015/10/12 - 2015/10/15
88位(同エリア199件中)
walkingmanさん
- walkingmanさんTOP
- 旅行記118冊
- クチコミ1392件
- Q&A回答16件
- 276,599アクセス
- フォロワー6人
紀伊田辺から熊野三山(熊野本宮大社・熊野速玉・熊野那智大社)を歩いてきました。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 交通手段
- 徒歩
-
2日目、バスで北郡に戻り歩き始めます。
今日は継桜王子の宿を予約しているので、何が何でもそこまで歩かなければなりません。ガイドマップでは標準歩行時間8時間、所要時間10時間30分となっています。7時30分スタートなので継桜王子へは18時到着予定。日没の時刻を考えるとギリギリというところでしょうか。
歩き出してすぐ大きな吊り橋を渡ります。橋の下には富田川が静かに流れています。昨日同様、天気に恵まれました。 -
8時20分、滝尻王子。
ここは五躰王子に数えられる由緒ある場所です。ここから先が熊野三山の聖域とされる場所です。無事、大社に参拝できますようにと祈ります。
近くに熊野古道館という展示場がありますが、9時開館ということで、まだ掃除中でした。それでも、ちょこっと中を見せてもらえました。 -
滝尻王子のそばでアマゴが売られていました。縄で吊るして干すんですね。清流の里らしい光景。
美味しそうですが、まさか買うわけにはいきません。持って歩くわけにはいかないからね。 -
8時40分、滝尻王子の裏手から歩き出します。熊野古道は山中をぬうように開かれています。
滝尻王子からは500m毎に道標が立ててありました。山中では自分の位置がよくわからず、予定のペースで歩けているのかどうかわからなくなりますが、こうした距離のわかる道標があるとペースの確認ができて便利ですね。
取るに足らないことだけど、119番消防の下にある『Fire Station』って表記は『Ambulance』としたほうがいいんじゃないかと思いました。外国の人が緊急に連絡する事といったら、まずは救急車の要請でしょうから。 -
滝尻王子からは、いきなり、急な上りです。自然木の中に通された道。“ああ、私は今熊野古道を歩いている”って実感できる道です。
木の根を踏みしめた感触が靴を通じて伝わってくるのが心地よいです。
それなりに険しい道が1kmほど続きます。息があがります。体温急上昇。
まだ歩き始めなのに、思っていた以上に体が動いてくれません。普段の生活で歩いていないので、体がついていきません。昨日の行程を無難に歩けたので、今日も大丈夫だと思ったのですが、昨日はあまり起伏のない道が主でしたからかもしれません。やはり、上り坂となると感覚が違います。荷物をもっと軽くしておくべきだったと、多少後悔してます。 -
15分歩くと乳岩があらわれます。伝説によると、藤原秀衡夫妻が熊野詣をした際、夫人がここで出産したのだそうです。赤子をここに残して熊野に向かったが、その子は岩から滴り落ちる乳を飲み無事だったので、熊野詣の帰りに連れて奥州に戻ったのだとか。
婦人は産んですぐ山道を歩いたのか?、ここから熊野詣をして戻ってくると6日程かかるはずなのにそんな長期間放っておいて無事だったのか?、その間通りがかりの人は皆赤子を見てやり過ごしたのか?、と、ツッコミどころ満載の伝説です。
古道沿いには要所に立札があって、その地の解説が書かれています。古道歩きを楽しんでもらおうという配慮が感じらます。その場でいわれや解説がわかるので、わざわざ重いガイドブックを持たなくても、楽しく歩くことができそうです。 -
2番の道標が現れたのは、滝尻王子を歩き始めてから40分後でした。道標は500m毎ですから、滝尻王子からの1kmに40分かかったことになります。途中は上りの道ばかりだったし、乳岩とか不寝王子で足をとめたけれど、それにしても40分はかかりすぎです。このペースでは明るいうちに継桜王子までたどり着けません。ちょっと焦りました。
-
古道の所々に、お地蔵さまが祀られています。これは針地蔵というお地蔵さん。山の中で、周囲に人家の気配は無いのだけれど、ちゃんと生花がたててありました。離れた場所から運んでおられるのでしょうか。
住民の方の篤い心使いが感じられます。 -
10時30分、高原熊野神社に到着しました。朱塗りの社の屋根は苔むしています。大きくはないけれど、飾り彫りもしっかり施された本格的な社殿です。16世紀に建てられたもののようですが、彩色もしっかり残っているところをみると、大切に修復され今に至っているのでしょう。
-
高原神社のそばに休憩所がありました。トイレの他自動販売機もあり一休みするのに便利です。バックパックをおろすと、背中は汗でビチャビチャです。顔や胸、その他の部分は秋の爽やかな空気で乾いているのだけれど、バックパックのせいで空気が抜けない背中だけは別です。これだけ汗がでるということは、喉が乾いていなくても水分補給が必要です。
休憩所のあたりはちょっとした高台になっていて、農村のおだやかな景色を眺めることができます。木々の間ばかり歩いていたから、目の前に空が大きく広がるのがとても爽快です。吹き抜ける風が心地よく感じられました。 -
高原から先はまた山中に入ります。看板が示すように、食料と水の用意は怠れません。昼食用の食料を田辺で買っておいて正解でした。
-
滝尻王子から5.5km、大門王子という地点です。いい感じの山道がこれから先も続きます。このあたりは緩慢の差はあれど基本上り坂。
そろそろ、股関節あたりに少し違和感を感じ始めました。トレッキングポールを持ってきたのは正解でした。杖がある分、足の負担が軽減されるからです。 -
14時20分、大坂本王子を通過します。
各王子には写真中央に見えるような案内板があって、王子についての伝承や歴史的事実が解説されています。写真右手の鳥小屋みたいなのはスタンプ台。古道沿いにいくつか設置されていて、スタンプラリーができるようになっています。先へ進む楽しみをつくる工夫がされていて、これを目標にされる方もいるんじゃないかと思いました。
山道を歩くのは気分いいものですが、何時間も歩いていると、進めど進めど木ばかりなので、さすがに飽きてきました。そろそろ疲れもでてくる頃です。 -
15時20分、有名な牛馬童子像です。熊野古道でもっとも有名な石像ではないでしょうか。牛と馬とで首の角度が違っているのがかわいいです。50cm程のサイズがかわいらしさを醸し出すのにちょうどいい大きさですね。よく見るとちゃんと童子の足先まで彫られていました。
この像は過去に不心得者によって頭部を破壊されてしまったのだとか。古道沿いの石像やお地蔵様は、地元の人が信仰の対象として大切にされています。僕たち観光客はそれをお邪魔して見学させてもらっているのだから、謙虚な気持ちで向き合いたいものですね。 -
15時40分、近露王子に到着。ここは名の知れた王子ですが、大きな碑があるだけで、これといった見学スポットはありません。
近露はちょっとした集落で、民宿もあります。滝尻王子から熊野本宮までは一日で歩ける距離ではないので、近露か継桜で宿をとるしか方法はありません(高原にも宿はありますが、高原に泊まってしまうと、翌日中に熊野本宮まで歩くのは距離があって困難です)。
古道から少し離れますが、スーパーがあるので買物ができます。僕は明日の昼食用のパンを買いに立ち寄りました。もちろん、お願いすれば今夜泊まる宿でもお弁当を作ってくれるのですが、僕は昼食をがっつり食べてしまうと足が重くなるので、少量をこまめに分けて食事したいタイプ。パンやおにぎりを買って、2-3時間毎にひとつ食べるのが僕のやり方。なのでお弁当はむかないのです。
スーパーには郷土料理のめはり寿しもあって、おいしそうだったけれど、賞味期限が短いのであきらめました。その土地の名物を食すのも楽しみのひとつですから、少し残念です。 -
近露王子から継桜王子までの区間は土道よりも舗装路のほうがむしろ多かった。舗装路は情趣には欠けるけれど、もう夕方で歩き疲れていたので、今はむしろ舗装のほうがありがたいです。車の通行量が少ないので、安心して歩けます。
-
17時10分、継桜王子は杉の巨木をしたがえた立派な社でした。じっくり見学したかったけれど、夕暮れが迫っていて暗くなりかけていたので、見学も早々に先へ。早く宿に入らなければとの思いが強くありました。
-
今日の宿はのなか山荘。継桜王子から宿を示す案内板がでていました。少し進むとまた案内板があって、また進むと案内板が‥。なかなか宿に到達しない。秋の日はつるべ落とし。薄暗い中、土道の下りを歩くのは要注意。焦って転ばないよう心がけます。途中、名水百選にも選ばれている野中の清水に寄ったりしたので、20分かかってしまいました。
17時30分、宿に到着。途中、暗くなりかけても現れない僕を心配して、女将さんが電話をかけてくれたようですが、携帯電話をバックパックに入れていたのでコールに気がつかず。ご心配おかけしました。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ 熊野古道中辺路2015
0
18