2015/10/12 - 2015/10/15
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walkingmanさん
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紀伊田辺から熊野三山(熊野本宮大社・熊野速玉大社・熊野那智大社)を歩いてみました。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 交通手段
- 徒歩
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5時50分、新宮駅前を出発。今日は那智大社を目指します。パンフレットでは標準歩行時間が6時間20分、所要時間が10時間15分となっています。
帰りの列車の時刻を考慮すれば、もう少し早くまわりたいところです。
20分歩くと、本日最初の王子である浜王子。王子神社と合祀されているので、ちゃんとしたお社です。このあたりはまだ新宮の町の続きといった印象です。 -
今日のコースはこれまでと違って、海に近いルートです。市街地を通り、松林を抜けると、海岸に出ました。
太平洋にのぼる朝日。絶景です。 -
しばらく、砂浜を進みます。砂浜は踏み出した力が砂に吸収されてしまい奪われてしまうので、思うようにスピードがあがりません。歩くのには厄介です。これじゃ疲れてしまう。
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しばらく砂浜が続くのかと思ったら、石の浜に変わりました。こぶし大の石が累々と積み上がっていて、もっと歩きにくい。
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高野坂の下りは敷石の道でした。湿っていたら簡単に滑ってしまいそうな道。僕のシューズはインナーが見えるほどに履き潰れているので、グリップ力がありません。恐いです。
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朝から大勢の人が集まっていたので、なんだろうと思ったら、ゴミステーションでした。ゴミの分別の仕方って自治体によって差がありますよね。これだけ細かいと新宮市民は大変だ。こちらではビンも色で分別するみたいですよ。新聞と雑誌も別。いったい、何種類に分別しなければならないんだろう。
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8時、新宮市から那智勝浦町に入ります。今日のコースは舗装路が多い。しかもこのあたりは交通量の多い国道。歩道もありません。
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9時40分、想定より早く浜の宮王子到着。那智駅のすぐ近くです。ここの王子も神社と一緒になっていました。
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浜の宮王子の隣にあるのが補陀洛山寺。補陀洛渡海が行われた場所です。何人ものお坊さんが海の彼方にあるという浄土をめざして船にわずかに食料を積んで漕ぎ出していったというわけです。昔の人だってそれが死を意味することだとはわかっていたはず。
境内にはその渡海船を復元したものが展示されていました。補陀洛渡海は浄土を目指す、つまり仏教の思想が濃いですが、船で目立つのは鳥居でした。ここでも神仏習合の思想が色濃くみられます。 -
浜の宮王子からは海岸線を離れて山へ向かって進みます。といっても、しばらくはアスファルト道。20分程歩くと、やっと土道です。
さらに進むと尼将軍供養塔があります。供養塔の前がちょっとした広場のようにひらけていたのですが、地面は苔で覆われていました。木の根が苔に飲み込まれていくようです。これも雨の多い熊野ならではの光景でしょうか。 -
尼将軍の先は集落をつなぐ舗装路。ただしほとんどの車は並行する県道を通行するため、のんびりと歩けます。
季節外れ?のひまわりがいっぱいでした。 -
11時30分に大門坂。ここまでくれば那智大社はすぐそこです。樹齢800年の夫婦杉の間を通って、石段を上がります。大変といえば大変ですが、ここまでの道に比べたら問題ないレベル。
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大門坂からさらに石段をあがると熊野那智大社の朱塗りの社殿があらわれます。無事に4日間、歩き通せたことを感謝してお詣り。
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那智大社の隣にあるのが青岸渡寺。こちらは年季の入った木造建築です。堂々とした伽藍です。
このふたつの寺社は敷地が隣り合っていて、元々ひとつであったものを無理矢理分けたよう。ここにも神仏習合の影響を感じます。 -
境内からは遠くに那智の滝が望めます。三重塔と滝のセットの写真は定番。
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飛滝神社は那智の滝を御神体とした神社です。滝自体が御神体なので本殿はありません。滝にむかって二礼二拍手一拝。水量は少なめだけれど、それでも落差約130mの滝は迫力があります。長く見ていても飽きません。旅の最後に素敵な光景に出会えました。
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旅行記グループ 熊野古道中辺路2015
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