2015/10/12 - 2015/10/15
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walkingmanさん
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紀伊田辺から熊野三山(熊野本宮大社・熊野速玉大社・熊野那智大社)を歩きました。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 交通手段
- 徒歩
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3日目の今日は熊野本宮大社にお参りしたあと、バスで新宮にむかいます。
旅行前に漠然と思う浮かべていたのは、今夜は本宮の後、湯の峰温泉に泊まり、明日は小口、明後日は那智大社付近と泊まって新宮の速玉大社まで歩くルートでした。
ところが小口には宿が2軒しかなく、明日の予約がとれませんでした。僕は現地を訪ねてから、その気分で旅程を決めるから、前日か前々日にしか宿を予約しない。すると、こういう事態に陥るわけです。きっちりと旅程を決めた旅はつまらない。ちょっとしたハプニングも楽しむ旅をしたい。
小口の宿がとれないなら予定変更。本宮からバスで新宮にはいり、そのあと那智大社まで歩くことにしました。古人は本宮から新宮まで船で熊野川を下ったというのですから、船がバスに変わっただけと思えば、熊野詣りのセオリーに沿っていると自分を納得させて出発です。
のなか山荘さんは歩き客のニーズを理解されていて、朝5時に朝食を準備してくれます。心使いがうれしいです。 -
朝食後、すぐに継桜王子まで車で送っていただきました。5時30分という早い時刻から歩けるのか懐疑的でしたが、舗装路だし街灯もあるから大丈夫という宿の女将さんの言葉を信じました。
歩きだしは少し暗かったけれど、すぐに日が上がりはじめました。これなら問題なく歩けるレベル。現地の方の言葉は信じるべきです。 -
継桜王子からしばらくは舗装路。40番の道標を過ぎたあたりから、山道に入ります。
3日目も晴れ。中辺路は土道区間が多いので、雨に降られるかどうかで楽しさや歩きやすさにかなり差が出ると思います。連日の晴れはラッキーでした。 -
山道の所々、石が敷かれた道が現れます。風情はあるけれど、これが歩きやすいかというとそうでもない。苔が滑るのです。雨の日はなおさら要注意ですね。トレッキングポールは転倒防止にも役立ちます。
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7時10分、ここからは迂回路を通ります。
観光案内所でいただいた地図にも、迂回路は掲載されています。古道と迂回路のどちらを通るか選択できるのかと思っていたのですが、古道側は通行禁止でした。平成23年の台風の影響ということですから、4年も前から通行禁止なのですね。
ここは世界遺産エリアなのに、古道を修復保存する義務はないのでしょうか。それとも、世界遺産エリアだけに、修復するのに許可が必要で進まないということなのでしょうか。どちらにしろ、道は人が通らなくなるとどんどん自然にかえってしまいますから、この先どうなるか、気になるところではあります。 -
迂回路だから楽なのかと思ったら、ここ、きついです。歩きにくい上り。写真だとわかりにくいですが。
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熊野は雨の多い土地。ここにも山崩れの痕跡が見られます。高さ10mを超える大木の根元のがガッツリとえぐれてしまっています。木の重量は相当ありそうなのに、こんな状態で崩れ落ちないのが不思議。
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9時30分、三越峠の休憩所で一休みして軽食事。ここはトイレもあります。中辺路はそう遠くない間隔でトイレが設置されています。快適に歩けるよう、配慮が見られます。へたに自動販売機を林立させないのも景観をこわさず好印象。
やや筋肉痛はあるものの、ここまで朝から気持ちよく歩けました。
滝尻王子から先の多くは山道なのに蜘蛛の巣にかかることもほとんどなく、蚊にも刺されませんでした。心配していたスズメバチもいない。歩いた時期がよかったのでしょうか。 -
道標の56番から57番の間で道を間違えてしまいました。56番からしばらくは平坦な土道が続くのですが、熊野古道は途中で平坦道をはずれて、階段を降りなければなりません。分岐点にはこんなにはっきり案内板があるのに、気がつかずに道なりに歩いてしまいました。57番の道標がなかなかでてこないのでおかしいと気がついて引き返したのですが、30分ほど時間ロス。
なぜこんなところで?って場所で、道を間違っちゃうんだよね。
間違えた道を引き返す途中、二人組のハイカーに出会いました。僕と同じように道を間違えたらしい。ここは意外と道標を見落としがちなポイントなのかもしれません。 -
11時40分、発心門王子に到着。ここは五躰王子に数えられるポイントです。熊野本宮方面からバスで来ることもできるようで、この日もそれらしいおばさま方が。
予定では11時に発心門王子を通過する計画でした。道を間違えた影響は大きい。普段なら多少の遅れは気にしないのだけれど、このあと乗車予定の新宮行きのバスの本数が少ないので、予定のバスをはずすことができません。到着が遅れればそれだけ熊野本宮エリアでの滞在時間が限られてしまう。
ここからはガツガツ歩きます。 -
発心門王子からは舗装路。比較的歩きやすい区間です。
やがて水呑王子跡。ここはちょっと開けた土地になっていて、宿営するのに適した場所ですね。昔の人はここに泊まったのかな。 -
12時40分、伏拝王子。ここには茶屋が設けられています。そばには和泉式部の供養塔があるということですが…。これ?。
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三軒茶屋跡は高野山から熊野本宮に続く小辺路と中辺路が合流する地点。古い道標にも『右かうや』と印されています。
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13時30分、熊野本宮大社に到達しました。(車で訪れるのではなく)熊野古道から歩いてくると、裏側から境内に入る形。だから、門前町とかもなく、唐突に鳥居があらわれたような感じでした。
できれば、正面から入って参拝したいよね。 -
境内に黒い郵便ポスト。八咫烏を意識して、黒塗です。ポストの形も昔のもの。
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拝殿の前に立ちます。すっきりした境内地。背後には木々の緑が広がっています。観光バスや車でここに来たとしたら、この木々を見て熊野の自然を感じたかもしれませんが、僕は山道を歩いてきたので、緑には慣れてしまっていている。むしろ空の青さのほうが印象的でした。
この写真だと人の気配がしませんが、実際は多くの参拝客でにぎわっていました。世界遺産効果でしょうか。 -
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大斎原は明治22年に水害が起こるまで熊野本宮の社殿があった場所。水害で多数の建物が流されてしまったため、難を免れた社殿だけが高台に移築されたのが現在の本宮大社だとか。
本宮大社から徒歩10分程なのに、驚くほど人がいません。本宮だけお参りしてここまではやってこない人が多いようです。大きな鳥居がシンボリック。旧境内地はとても静か。水害の原因となった境内の周囲を取り囲む川は驚くほど静かな流れ。元々、自然に対する畏敬の念から生まれたとされる神道。この地に立てば、ここが境内地であったのは必然であったと感じられるに違いありません。 -
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熊野本宮から新宮へはバスでむかいます。そのバスを待つ間、バス停のそばに建つ世界遺産センターを見学しました。わかりやすいパネル展示が中心です。
展示品の中に、フィギアがありました。熊野古道を歩いた皇族の姿と八咫烏を合体させたような…。なんでもキャラクター化してしまう昨今の風潮はいかがなものかと。
それと、サッカー日本代表のエンブレムが八咫烏だからといって、やたらとサッカーに乗っかっているのも…。 -
15時20分発のバスで新宮市へむかいます。熊野速玉大社の最寄りである権現前バス停までは50分。座席はドライバーと反対側の列の方が熊野川がよく見えるのでおすすめです。
権現前バス停から少し歩いて16時20分、熊野速玉大社に参詣です。暗くなる前にお詣りができてよかったです。 -
龍の意匠の手水場。あざとい細工ですが、僕は好きです。
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速玉大社の社殿も熊野本宮大社と同じように複数の神様を祀った社殿が横一列に並ぶ形式です。本宮大社の社殿が木の肌をそのままいかした造りなのに対して、こちらは朱塗り。雰囲気がパッと明るいです。
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速玉大社のあとは神倉神社。速玉大社の摂社ということですが、巨大な岩を信仰の対象にしているところからも、古くからの祈りの場であったことが想像されます。
境内にはいるとまずその石段に圧倒されます。緩やかにカーブした石段はかなりの急角度、その上部は見えません。こうなると拝殿までどれ位の距離があるのかと不安になります。
実際に上ると、疲れた足に長い階段はこたえます。 -
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10分近くかかって拝殿にたどり着きました。普段なら半分ほどの時間で上がれたと思うけれど、熊野古道を8時間歩いてからの石段ですから、なかなか足があがりませんでした。
でも、上がってよかったと思います。巨大な岩とそこに寄り添うようにして建てられた社、そして新宮の町と太平洋を望む光景。夕暮れの静かな時間。
足に自身のない人は、石段は登らず下界で参拝を済ませるのが無難です。もっとも、御神体の巨石を見なければこの神社の魅力は感じられないとは思いますが。 -
新宮では駅前のビジネスホテルに泊まりました。一息ついてから夕食をとりに外に出たのだけれど、駅前なのに暗くて人がいない。飲食店もあまりない。ということで、スーパーでさんま寿司と煮物を買って帰りました。
さんまを酢でしめてあるのですが、甘めの酢がよくあって、おいしかったです。
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旅行記グループ 熊野古道中辺路2015
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