サハリンへ行ってみよう　5日目　サハリンに蚊柱は・・・

2014/08/13 - 2014/08/22

ダイヤモンドプリンセスに乗船して
サハリンを目指すクルーズ

1日目　横浜で乗船
2日目　終日航海日
3日目　釧路で下船　釧路湿原探索
4日目　終日航海日　根室海峡から知床半島を巡って
　　　　　　　　　オホーツク海へ
5日目　樺太に到着

そうです
今回のクルーズの目玉
樺太に到着したのが
5日目のことでした

行く前に夏の樺太には蚊が大量発生するから
備えていくように教えてもらいました
虫よけをベタベタに塗って
長袖に着替えて
いざ上陸です

エリア ユージノサハリンスク(ロシア)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 3.5
• ショッピング: 2.5

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 20万円 - 25万円
• 交通手段: 船
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）
• 利用旅行会社: クラブツーリズム

まだ暗いうちに
タグボートが近づいてきました

いよいよサハリン上陸の日が来たのです

望遠でのぞいてみたカラフトの村

そろそろ目覚めているようです

ずいぶん立派なパイロット船の
お出迎えです

操舵室もあわただしい様子です

サハリンがもう目前！

テンダーボートの準備も始まりました

前日　どの観光バスに乗るか
明記されたチケットが
各キャビンに届けられました

親戚6人で行こうとしたのですが
2人と4人に分けられてしまいました

そこで年寄組と若者組に分かれて出発です

チケットに指定された時間に
プリンセスシアターに集合

グループごとにテンダーボート乗り場へ移動

そして乗り込んだテンダーボートは
予想外に広くて大きかったです
私の持っていた
救命ボートのイメージとは
大きくかけ離れたボートの中は
こんな！！

テンダーボートから見ると
思いのほか
海面が近い！

ボートの中から見た海面の近さに
あ〜　海の上にいるんだと実感

大型船に乗っていると
あまり海を感じないんですよね

何しろキャビンは１２F

海が遠いんです

到着したのは
コルサコフという港町
国際港湾都市です

早速すごいものが
目にはいってきました

さびれているのかな、この町・・・

テンダーボートで上陸するのは
大きな桟橋がないからなのです

可愛らしいお迎えエリア

外国船で訪問の場合
出入国の手続きは
すべて船内で行われますから
当日は簡単なもの

というか
何もないです

ただ下りるだけ！

港の沖合に
ダイヤモンドプリンセスが停泊しています

コルサコフの町の中

大量の観光バスが動員されていて
いいバスからひどいバスまで
当たり外れがあったようです

私たちの乗ったバスは
良かったです

前にも一台見えてますね

これからユジノサハリンスクまで
一時間ほどの移動です

こんな田舎を
ずっと行きます

通行する車の数
少なかったですね

稚内からコルサコフ迄
夏場に限り
フェリーが有るそうです

そこからは電車でも
バスでも
州都迄 行けそうです

やっと　ローカルバスとすれ違うような
街中に入ってきたみたい

ロシア文字が
何か書いてある・・・　（^0^）

キリル文字だとしても

私に判断はできませんけど‼

突然連れていかれたのがここ

何の説明もなく
下りるように指示されて
バスから下りたところ

教会かな？

ご注意はただ一つ

今日は日曜日なので
教会内に入らないでください

ということは
この小さな教会の周りで
30分も
何をしたらいいのかな？

近所の子どもらしきお二人さん

有名なロシア正教会とは別物

新しく作られたようで
歴史的な意味があるとも思われない

記念碑があったけれど
ロシア語で書かれているので
わからない

今日になって
友達の協力で
Church of St.Nicholasであることが判明

聖ニコライ教会です

ユジノサハリンスクにも
色々見どころがあります

でも　何でここだったのか・・・

今　理由を調べている最中です

（−＿−;）

わかりました

ログ建築として典型的なんだそうです
シンプルで古い木造の教会風
丸太で組まれた正方形の建物の屋根に
黄金のタマネギ型のドームと
ロシア正教会の十字架

現役であることをのぞけば
ユネスコ村の建物みたいなものかな？

これが
鍵を解く　キーになるのだろうか

トイレ休憩かな

いやいや次の訪問地が
完全にトイレ休憩だったから
もしかしたら
単なる時間稼ぎ

博物館に前のバスで行った観光客が
少しはけるまでの
時間稼ぎ？

といろいろ考えたのですが
写真を撮ってください
という
撮影タイムだったようです

そう　次のストップが
このアイスリンク

トイレ休憩と言われました

アリーナ・シティーです

丁度整氷作業中でした」
すごく立派
さすが共産国

サハリンスキー・アクールの本拠地です

2013年11月15日
ソチオリンピックの時
聖火がここに置かれたそうです

10月7日にモスクワを出発した聖火
経由したのは　何と
北極点　
宇宙（若田さんが船長を務めていたソユーズ国際宇宙ステーション）
最東端のカムチャッカを経て
ここ　ユジノサハリンスク

すごいなあ　
一国というより
ワールドワイド！
いえいえ　ユニヴァーサル！！！

ユジノサハリンスク郷土史博物館に到着

昔はここが日本だったのだなあ
と初めて思わせてくれた風景

どこを見ても
ほとんど日本の面影が残っていない
外国の中で
出会った祖国の面影

上野の博物館を思い出していました

サハリン州立博物館 (旧：樺太庁立博物館) 博物館・美術館・ギャラリー

1946年まで
「豊原」と呼ばれていた
ユジノサハリンスク

この狛犬は
護国神社から運ばれてきたそうだ

この建物
1937年に　樺太庁博物館としてオープン

1945年2月28日　陸軍第88師団の本部に
1945年8月24日　ソ連軍に接収された

なんか可哀想な建物

「帝冠様式」という建て方だそうです

これは誰かな？

ロシア語なので
読めません

入口で私たち担当のガイドさんにあいました

日本語が上手で
驚きました

ゲンナージー・イワノヴィチ・ネヴェリスコイ
1813年生まれ
1876年没です
19世紀のロシア海軍の軍人
極東探検を行ったことで知られる人物
1853年　現在のコルサコフに砦を築いた
これを街の起こりと考えて
コルサコフが「サハリンで最も古い街の一つ」と
なったようです

自然科学系の展示物から

民族的展示物から

歴史的展示物まで
多岐にわたるので
面白かったです

特にアイヌなどの
原住民関係の物は
知らなかったことだらけで
正直　時間がもっとほしかった

これは昔の住まいを
再現したもの

とても西洋風

アジアじゃないみたい・・・

今は石油や天然ガスなどの
資源のお陰で工業が盛ん

ちょっと建物の老朽化が気になりますが
維持していってほしいですね

戦前の建物なので
菊のご紋も残っていました

写真は撮っていなかったのですが
1905年の日露戦争後
ポーツマス条約によって設けられた
北緯50度線の国境に据えられていた
標識の石もあったり
本当に興味深かったです

前庭に出てきました

外から最後の一瞥を・・・

バスに乗せられて
次に向かうのは
どこでしょう

街中で見つけた銅像

レーニン広場

奥の方に低く見えているのが
ユジノサハリンスク駅です

レーニン像 モニュメント・記念碑

レーニン生誕100周年を記念して
作られた公園ですが
ソ連崩壊後の今も
健在です

それどころか
最近になってリニューアル工事をしたそうです

市民の憩いの場になっているようです

昔　チェーホフがこの地を訪れて
3か月も滞在
流刑地の調査をしたそうです

そうです

ここは流刑地だったのです

今ではまるでそんな雰囲気じゃないですね

ユジノサハリンスク駅

時計が2つ掲示されています

一つはモスクワ時間
一つはサハリン時間なんですって

ユジノサハリンスク駅 駅

D51です

ここは駅前にある
鉄道歴史博物館

鉄道車両展示場に
日本製の蒸気機関車
D51が展示してありました

鉄道車両展示場 史跡・遺跡

集合場所に指定された建物

トイレもありますから
ということで
中に入ってみると
観光客相手のマーケットになっていました

マトリョーシカをはじめとする
民芸品や

手作りジャムや
おいしそうなパンが
細々と並べられていました

どうして有名な地ビールや
獲れたてキノコの網焼き屋台
ロシアのコーラ「クワス」など
普通に食指の動きそうなものを
置いてないのかが不思議でもあり
観光客なんてこんなものという
観光庁側の思い込みが古いというか
下手というか
考えさせられます

当たり前ながら
敵国（？）アメリカの言語なんて
ここで見かけるはずもなく
すべて説明がわからなかったので
これがなにかも分かりません

ふと見上げると
沢山のイワツバメが
空を舞っていました

夏の風物詩なんだそうです

右側がモスクワ時間

左側がサハリン時間

駅前はバスターミナル

さあ　またバスに乗って
コルサコフに戻ります

そうそう　後の山ですが
ゴールヌィ・ヴォーズドゥフ

展望台
スキー場などに
なっているようです

好景気のこの町には
近代的な建物や
遊園地もそろっているようでした

ショッピングセンターではないかと思います

街中の様子です

クバルチーナ　という
集合住宅は
社会主義国ソヴィエト時代の遺産

それは5階建てぐらいまでだったそうで
こんな高層の集合住宅は
最近のものと思われます

全体に　とてもきれいな街づくり

http://sakhalin.269g.net/
を見ると
色々情報が得られます

稚内市サハリン事務所のホームページみたいです

かつての
東ベルリンに比べると
中央の影響力が届かないのか
遥かに明るい感じがしました

またまた
この聖ニコライ教会の前を通りかかりました

豊富な石油・天然ガスがあるこのエリア

「サハリンプロジェクト」によって
好調な経済発展が続いているようで
生活基盤やインフラ整備も急速に進んでいるんですね

好景気のユジノサハリンスクをあとに
何もない道をひたすら走って
港を目指します

考えてみたら
寂れているんじゃなくて
広い土地に
ほんのちょっとの人しか住んでいない
余裕なのかもしれませんね

コルサコフの町中です

「ま　ち　な　か」

東京の町中のイメージとなんと違うことでしょう

コルサコフにも
おいしい地ビールがあるそうです

再びテンダーボートに乗り込んで
船に戻ります

今度は上のフロアーに乗ってみました

向かう先に
帰船を待つダイアモンドプリンセス

カッコイイ〜

乗ること10分ぐらい

テンダーボートは
行ったり来たり
船と港の間を行き来しています

波は穏やか

テンダーボートの乗降口

無事帰還

名残惜しいけれど


そうそう
いい忘れました
蚊柱には遭遇しませんでした

一夏の中で
ほんの１週間ぐらい
蚊が大量発生するのですが
もっと早い時期なんだそうです

コルサコフの港

この後
ダイアモンドプリンセスは
舳先を南に向け
次の寄港地小樽を目指して
出港です

この旅行記へのコメント （6）

• ままさん 2017/07/30 13:35:26

  ご無沙汰してまーす*ﾟ｡+☆+｡ﾟ

  
  Mちゃん、こんにちは　(*^_^*)
  
  私の旅行記にコメントありがと〜ぉ♪
  Mちゃんのロッキーのコメント　超！お役に立ちました〜(笑)
  
  さて、クルーズでサハリンに行ったんですね
  見知らぬ国に行くってイイよね♪
  
  今度　Mちゃんと同じく　私もクルーズでロシアに行くのね
  で、ロシアってどんな国かな〜？なんて思って
  Mちゃんの旅行記サハリンを拝見しましたよ♪
  
  Mちゃんの言ってた
  「旅行記って　実際の時間よりも　
  まとめる時間の方が　本当にかかると思いませんか？」
  
  とってもとっても　同感です！！
  知識の窓からドンドン飛び出してくればイイんだけどね
  知識の窓に　なぁ−んも無いから　調べまくりです( ´艸｀)ﾌﾟｯ!
  
  Mちゃん　こんな私ですが　改めてこれからも宜しくです
  
  
  
  ★ベティーままより

  M-koku1さん からの返信 2017/08/06 19:27:29

  RE: ご無沙汰してまーす*ﾟ｡+☆+｡ﾟ

  >
  > Mちゃん、こんにちは　(*^_^*)
  >
  > 私の旅行記にコメントありがと〜ぉ♪
  > Mちゃんのロッキーのコメント　超！お役に立ちました〜(笑)
  
  
  ベティーママさん
  
  釈迦に説法でしたね！
  映画がお好きのよう・・・
  Mも好きですが　あまりロケ地巡りをしたことがありません
  
  
  >
  > さて、クルーズでサハリンに行ったんですね
  > 見知らぬ国に行くってイイよね♪
  >
  > 今度　Mちゃんと同じく　私もクルーズでロシアに行くのね
  > で、ロシアってどんな国かな〜？なんて思って
  > Mちゃんの旅行記サハリンを拝見しましたよ♪
  
  
  サハリンは不思議なところ！
  昔の歴史的遺物が残っていました
  元日本なんでしょうが　限りなくロシアでした
  
  北海道からあまりに近いので　
  戦争になったら　怖いなあと思いました
  
  
  > 知識の窓からドンドン飛び出してくればイイんだけどね
  > 知識の窓に　なぁ−んも無いから　調べまくりです( ´艸｀)ﾌﾟｯ!
  >
  > Mちゃん　こんな私ですが　改めてこれからも宜しくです
  >
  >
  >
  > ★ベティーままより
  
  
  知識がないのは　お互い様
  本を読んでから書きたいとか思うんですけれど
  時間が足りません・・・
  退職したら　真面目〜に　書き加えたいと思っているけれど
  どうなりますやら
  
  
  こちらこそ　今後もよろしくお願いいたします
  
  Mより

• 前日光さん 2015/11/23 16:23:31

  オホーツクタワー海底窓から行き着く先って。。。

  M-koku1さん、こんにちは。
  
  そうか、紋別のオホーツクタワー海底窓には、確かにこの先は姉妹都市のコルサコフ市って、書いてありましたぁ〜
  
  ああ、ここがそうなんですよね！
  なんだか繋がったよね!(^^)!
  妙に感動！Mさんの気持ち、分かります〜
  
  何気に以前、プチッだけして失礼していましたが、紋別とつながってるとなると話は別。
  興味深く再度拝見させていただきました。
  
  昔はトルストイの「戦争と平和」（ソ連版の映画と両方）に夢中になって、ロシア語の、ブツブツ呟くような響きが好きで、ロシア大好き！の時代があったのですが。。。
  手っ取り早いロシアの気分を味わうなら、コルサコフ市に行くという方法はありますね！
  
  ロシア文学にも興味があって、本気で勉強したい！と思ったこともあったなぁ〜（高校時代ですが）
  
  サハリンの風が伝わってきましたよ(^_^)v
  
  
  前日光

  M-koku1さん からの返信 2015/11/23 23:29:57

  RE: オホーツクタワー海底窓から行き着く先って。。。

  前日光さん
  
  ズドラーストヴィーチェ！
  
  そういう時代でしたよね
  劇団四季でも今みたいなミュージカルばかりじゃなくて
  シリアスなロシアの戯曲をよく公演していました
  ドストエフスキーの「白痴」とか
  「どんぞこ」とか
  チェーホフの「桜の園」とか・・・
  意外に身近だったんじゃないでしょうか？
  
  >
  > 昔はトルストイの「戦争と平和」（ソ連版の映画と両方）に夢中になって、ロシア語の、ブツブツ呟くような響きが好きで、ロシア大好き！の時代があったのですが。。。
  > 手っ取り早いロシアの気分を味わうなら、コルサコフ市に行くという方法はありますね！
  >
  > ロシア文学にも興味があって、本気で勉強したい！と思ったこともあったなぁ〜（高校時代ですが）
  
  私もＮＨＫの語学講座でちょっとかじってみましたが
  文字で挫折しました
  なまじっか　アルファベットに似ているから
  読む際に混乱して
  諦めました
  
  >
  > サハリンの風が伝わってきましたよ(^_^)v
  >
  >
  > 前日光
  
  楽しんでいただけたのなら
  嬉しいです
  
  ではまた
  Ｍより

• ガブリエラさん 2015/09/02 13:41:44

  ロシア、一番行きたい国のひとつです♪

  M-koku1さん☆
  
  こんにちは♪
  
  クルーズで北海道！いいないいな♪と思っていたら、ロシアにも行かれてたんですねヽ(^o^)丿
  
  今、私の中で一番行きたい国のひとつなんですよー！
  
  ログ建築のロシア正教会、おもしろいですね♪
  でも、入っちゃダメだったら、３０分はもてあましちゃう￥いますよね・・。
  
  港に着いた時の、さびた船には、思わず笑ってしまいました（笑）。
  なんだか、味がありますね！
  
  ガブ(^_^)v
  
  

  M-koku1さん からの返信 2015/09/04 22:22:45

  RE: ロシア、一番行きたい国のひとつです♪

  ガブちゃん
  
  いつもいつもありがとうございます
  
  ログ建築のロシア正教会
  中が見れた方の旅行記を見つけました
  ちょっと見てみたかったかな？
  ガイドさんの注意を無視して
  中に入って行った方も見かけましたが
  私　こう見えても　気が小さいので・・・
  
  ロシアは空港以外では初めての上陸でした
  私もガブちゃんの様に
  行きたいなあと思っていたので
  このクルーズを見つけてうれしくなっちゃったんです
  
  ウラジオストックに行くクルーズもあるのですが
  叔母が行ってきて
  「汚かった・・・」　（トイレの話です）
  と言うので　サハリンの方にしました
  
  もっと見学する時間がほしかったです
  また行ってみたいなあと思っています
  
  
  > 港に着いた時の、さびた船には、思わず笑ってしまいました（笑）。
  > なんだか、味がありますね！
  >
  > ガブ(^_^)v
  >
  
  でしょう？
  一瞬　あ〜　やっぱり変なところかな
  と思いました
  あんな錆錆　ほおっておくなんてね！
  
  ガブちゃんも
  お遍路さん終わったら
  今度は是非行ってみてください
  
  Mより