2015夏04　釜山再訪4(市立美術館)

2015/06/01 - 2015/06/06

釜山５日目は予報通り朝から雨。
雨脚は強くないが、夕方までしとしと降り続いた。

エリア 釜山(韓国)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 徒歩
• 航空会社: ピーチ航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

今日は宿移動日。
駅前のモナコモーテルを12時前にチェックアウトし、雨の中を次の宿『釜山チャンモーテル』まで歩く。

地図だと中央駅近くとのことだったが、その辺りを探しても探しても見つからず。
バックパックの重さに負けて、近くのカフェに入って尋ねることに。
そこの方がスマホで調べて、近くまで連れて行ってくださった。

ふぅ。ありがとうございました。

結局地図の示す場所とは全然違っていて、南浦洞から５分の場所だった。


こんなことならバスに乗れば良かったよ…。

中央洞駅近くの『グポミルミョン』へ。
ちょうど昼頃に通りがかった時に行列ができていたから。


観光客らしき姿はなく完全アウェイだが、昼をずいぶん過ぎて店内はほどよく空いている。

まずは小さな薬缶に入った温かいスープで一服。

各テーブルにはキムチやたくあんが置かれていて好きなだけ食べられる。

想像とは少し違った『トゥルケソンカルグクス（エゴマ）』W4500。


味が単調なうえに量が多いので完食できず。
すみません。

キムチを投入すべきだったのか!?　と、今ごろ気づく。
…違うかもしれない。

お腹も膨れ（すぎ）たので、40番バスに乗り込み『センタムシティ』へ。

雨なので市立美術館でアート鑑賞を楽しむことに。

芸術的センスは間違いなく皆無なのに、鑑賞するのは意外と大好きなんだなぁ。

作品が点在する庭。

アニメの主人公たちがびっしりと描かれた手。

セーラームーンやクレヨンしんちゃん。

もちろん、ドラえもんや鉄腕アトムもいる。

それでは入館しますか。

玄関ロビーにもいくつかのアート作品。

こういうメタリックなものはけっこう好き。

アートショップ

傘がめっちゃ素敵でかなり欲しい。
一昨日、海雲台の強風で日傘を一本へし折っちゃったし。


でも、超『傘失くし名人』だけになぁ…。

とりあえず、まずはエレベーターで３階（最上階）へ。

非常に空いているのでゆっくり鑑賞できそうだ。

大小さまざまな部屋に作品が展示されている。

撮影OKとのことなので遠慮なくカメラに収める。

以下、心に残った作品を。

めっちゃメタリック。

題名は
『A father who sharpens his son's sickle』

この部屋の作品は『戦争』をテーマにしているようだ。

積み重なる屍の上を歩く。

打って変わって、明るい部屋へ。

美しく色が変化する作品

まるで写真。

二階へ。

密談中。

今、自分が手前の席に座っているような気分になる。

なぜか泣きたくなる絵。

思った以上に楽しく、長い時間を過ごした。

いまだショップの傘に後ろ髪を引かれながら美術館を後にする。

道路を渡って振り返ると、マリンシティの高層ビル群が見えた。

新世界センタムシティへと向かう途中にあった建築中のビル。

数か月後には立派な施設になっていることだろう。

ビルの壁面に映るビルが美しい。

もうすっかり夕方だ。

ギネスにも載っているらしい世界最大の百貨店
『新世界センタムシティ』


噂どおりゴージャスだ。

ほえ〜。

９階の『ZOORAJI』へ。

雨だからか、だーれもいない。
ここは大人一人で訪れるにはちょっと敷居が高い雰囲気だ。

ドリンクショップの店員さんから訝しげな視線をふんだんにくらう。



『怪しい者』というほどの者ではありませんyo!

なかなかよく出来ているなぁ。

子供はきっと喜ぶだろう。

眺めは南浦洞のロッテデパートの勝ちか。

一旦宿に戻って夕食に出かける。

宿からほど近い『サンチョンテジクッパ』へ。


ニラが美味しくてパクパクと完食。

グツグツ煮立った石鍋で出されるテジクッパ　W6000。

脂身多めの柔らかなお肉、胡椒の効いたスープ。
これまたとても美味しい！

腹ごなしにロッテデパートの屋上まで散歩。

と言ってもすぐ近くなので腹ごなしにはならなかった。

ここは前回来て気に入った場所。

今日は空気が澄んでいるようで、前回よりきれいかな？

この旅行記へのコメント （2）

• ねんきん老人さん 2024/01/13 10:17:44

  ワッカンネー、ワッカンネー、ワッカンネー。

  　小心者さん、おはようございます。　お体の調子はどうですか？　一か月ほど前のお話ではまだ本調子ではないということでしたが。　私の住む地域でもコロナ後遺症らしい症状で苦しんでいる人が数人います。
  　くれぐれも無理をしないように、気をつけてください。　小心者さんの行動力がこういうときは逆に心配になります。
  
  　さて、2015年の釜山再訪記ということで、なにを今さらと言われそうですが、アート三昧の日を送られたのですね。　
  　私は現代アートというヤツがからきしダメで、小心者さんが虜になったという作品の写真を拝見しても、何がいいのかさっぱり分かりません。
  　市立美術館の屋外に並ぶ彫刻・・・ワッカンネー。
  　小心者さんが「けっこう好き」と仰る玄関ロビーの作品。　てっきり溶鉄所の廃棄物を置いてあるのだと思いました。
  　館内にあるお坊さんの絵や息子の鎌を研ぐおじいさんの絵は、意味不明ながら思わず見続けてしまいましたが、ピアノの上にトランクケースが重ねられている絵などは完全にスルーです。
  
  　ずいぶん前に千葉県の川村記念美術館で、畳３枚ほどの大きさのキャンバスをただ真っ赤に塗っただけの作品を見て、後日同僚の美術教員に「ありゃ、なんだ？」と聞いたことがあります。
  　その同僚は、「あれこそ傑作中の傑作だ。俺はあの前で２時間以上見とれてしまった」と言いましたが、嘘に決まっています。　「あれなら俺だって塗れるぞ」と言いましたが、同僚は「塗るとは何事か、あれは塗ったんじゃない。描いたんだ」と力説していました。
  　私の感想は「おめえは馬鹿か？」というものでした。
  
  　今回、小心者さんが人並み外れた行動力をお持ちなばかりでなく、私とはまったく違った感性をお持ちなのだと分かり、こうしてお付き合いいただいているのが、いささか恐れ多いという気分になりました。
  　末期高齢者の私がいくらあがいても、今さら美術を理解できるようになる筈はありませんので、このまま俗人の道を歩いてゆくことになりますが、どうか愛想尽かしなく今後も目の覚めるようなご旅行記を拝読させてくださるよう、お願いいたします。
  
  　しつこいようですが、お体第一にお過ごしください。
  
  ねんきん老人

  小心者さん からの返信 2024/01/13 19:51:14

  同意でございます

  
  ねんきん老人さん、こんばんは！
  書き込みおよびお気遣いをありがとうございます。
  体調の悪化に歯止めがかからず、コロナに対する恐怖心と歩行困難によりどこにも行くことができず、自宅にて朽ち果てようとしている日々です。
  
  が、実は今まさに”怒りのあまり”「ちょっと無茶をしてやろう」と企み始めているところでした（近所の銭湯に行く、という精一杯ながらショボすぎる冒険です）。
  ねんきん老人さんのお言葉で正気に戻していただき感謝いたします。
  あぶないあぶない。今度こそお陀仏必至。
  
  って！いやいやいや！お恥ずかしい！赤面！
  私こそ、芸術的センスなんて1ミリたりともありません。
  ある方の受け売りですが、私に分かるのは「なんとなく好きか嫌いか」のみです。
  「滅びゆくもの（ボロいもの）」「精巧なもの」「ちまちましたもの」「変なもの」なんかが大好きなので、そういうものに異様に喰いついてしまいます。
  
  芸術としての価値などは一切わからず、『なんでも鑑◯団』でも尽く予想を外し散らかして、逆の意味で鑑定士になれそうな勢いです。
  ねんきん老人さんの美術館での狼藉（失礼）を拝読し、私も確実に同じことをやらかすだろうと確信しました。
  高名な画家の抽象画を拾っても迷わず折り畳んで燃えるゴミに出します（もちろん高値だと聞いたら即売りとばします）
  
  ねんきん老人さんの旅行記のお写真にいつも「私もこんな場面を切り取りたい」と羨望を抱いておりました（私に憧れられると逆に凹まれるかもしれませんが）。
  その素敵な写真と、知的でありながら思わずクスッとしてしまうウィットに富んだ文章。
  私もねんきん老人さんのような旅行記を書けるようになりたいです。
  
  今日は冷たい風が吹き荒れ、隙間風で寒さが一段と厳しいです。
  さきほど死ぬ気で買物に行ったら本当に死ぬかと思いました。
  ねんきん老人さんもどうかご自愛くださいね。
  
  小心者