2015/08/16 - 2015/08/16
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たびたびさん
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京都の行事でまだ見ていなかった五山の送り火。長年の課題になっていましたが、今年は広島から東京への帰りに途中下車して見てみることにしました。最終の新幹線に間に合うように時間を考えるとかなり無理があるなあという感じだったのですが、そこは欲張らず、東大文字だけを見て帰るという計画にしました。点火はちょうど20時。吉田神社の奥にある竹中稲荷神社で陣取って、やぶ蚊に食われながら待つことしばし。正面に見事な大の字を拝むことができました。
一方で、送り火までの時間調整は宇治で。もう何度も行った宇治なんですが、マイナースポットと中村藤吉。橋寺とか朝日窯とか意外な見どころもあって、まあまあの旅となりました。
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京阪宇治駅に到着。ここから市街地に向かいます。
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まずは、宇治川沿いに宇治神社の方に向かっていくと、大きなビルのお菓子屋さんがありまして。
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お店の名前と同じ大茶万というお饅頭をいただきました。
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冷凍なのでちょっと時間が経ってからお召し上がりくださいとのこと。抹茶の皮が特徴なんでしょうが、皮は薄いので、なんだか餡子の塊りを食べているような感じ。餡子のボリューム感がすごいと思いました。
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少し進んで、これは橋寺。
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観光客はほとんどいない感じでしたが、
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拝観を申し込んで本堂へ。
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イチオシ
2m近くあるという、すっくと立ったお地蔵さんが本尊です。極彩色に截金の豪華ないでたちって、こんな地蔵さん見たことないですねえ。かなりびっくり。お地蔵さんの一般的な姿といえば石地蔵だし素朴な姿が馴染なんですが、これは全く違いますよ〜
鎌倉時代の作だそうですが、檀家の豊かな財力があってのことかと思います。宇治は平等院だけではないようです。 -
さらに進んで、開運不動尊から脇道に入るのがさわらびの道です。石畳の道で緩くカーブしながら上って行く道なんですが、特にお店があるわけでもないですし、道自体はどうということはないように思います。
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さわらびの道の入口の開運不動尊は、少し石段を上がった先にちょっと雰囲気のある本堂が建っています。
小さな真言宗の寺ですが、開運という名前もあってか、御朱印をもらいに来る人も多いようです。由緒とかはよくわかりません。 -
さわらびの道を行って、
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末多武利神社は、中ほどにある小さな神社。藤原忠文を祀るというのですが、この藤原忠文という人物は平将門の乱を鎮圧するための征東大将軍に任ぜられますが、既に平将門は討たれていた。そのため、大納言藤原実頼の反対によって恩賞の対象から外されてしまいます。これを恨んで、死後も実頼の子孫に祟ったというのです。
宇治は、「憂し」にも通じ、失意に打ちひしがれてきた人を受け入れてきた場所でもあるという説明文の書き出しがなかなかいいと思います。 -
宇治神社に寄った後は、
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宇治川の方へ改めて戻ります。
宇治は、源氏物語「宇治十帖」の舞台となったところ。このポケットパークには、それを記念するモニュメントがあって、それがヒロイン「浮舟」と「匂宮」の像。ちなみに、浮舟は、薫の庇護を受けていた身でありながら、匂宮の愛を受け入れてしまったことで、二人の板挟みとなり死を決意した悲劇のヒロイン。優柔不断とか弱い女性の象徴だとかいろんな見方はできるかもしれませんが、その行動や気持ちのありようは今でも色あせることのない説得力を持っているのではないかと思います。 -
イチオシ
これもすぐそばの朝日焼窯芸資料館は、茅葺の風情ある建物がいい感じです。
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入口を入って、中へ。
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お茶をいただきながら、女将さんの説明を聞いたりして寛げるのもいいところ。
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朝日焼の方は、磁器もあるし、陶器もあるというちょっと変幻自在の風。その分、どの辺りに特徴があるのか掴みにくいデメリットもあるかもしれませんが、いずれにしても並外れた技術力があることは確かだと思います。
ちなみに、日本茶はこの緑がきれいですよね。司馬遼太郎によれば、日本人はこの緑を大切にしたので、お茶を焙煎し醗酵を止める技術を取りいれたのだとか。お茶は、本来、葉っぱに乳酸菌がいて、放っておくと醗酵してしまう。中国茶は日本茶と違って醗酵させます。その方が、栄養分の吸収はしやすいはずなんですが、日本はそうはしなかったんですね。この緑色にも、日本の歴史や文化がちゃんと表れています。 -
向かいにあるのは、福寿園。
一階は普通の販売所なんですが、二階が体験工房になっています。 -
工房では、この日も石臼を挽いて抹茶を作っている家族連れがいて、作業の途中で香りを確認したりして、とっても楽しそうでした。自分で挽いた抹茶なんて、ちょっといいかもしれません。
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その奥にあるのが恵心院。こちらは、比叡山横川の恵心僧都源信によって再興された寺です。
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ところで、源信は、宇治十帖の中で浮舟を助けた「横川の僧都」のモデルではないかと言われる人物です。
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ただ、いずれにしても、見所は本尊の十一面観音でしょう。拝観を申し込もうと思ったのですが、自由に見ていいようです。誰もいない本堂でゆっくりと拝観させてもらいました。
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再び、宇治川に戻ってきて。この朝霧橋は、宇治神社と宇治公園の橘島を結ぶ赤い欄干の橋。
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橋の東側にさきほどのあるポケットパークがあって、
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これをチェックして宇治川の清流を渡りましょう。橘島の先には平等院です。
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十三重石塔は、宇治公園塔の島の一番上流の方にあって、高さは約15m。現存する日本最大の最古の石塔だということです。
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イチオシ
足元から見上げるとその雄姿は想像以上に圧巻。これだけの迫力があれば、それ以上の説明は必要ないと思います。
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宇治公園塔の島を後にして、
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宇治川の反対側にあじろぎの道の方に渡りました。
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宇治市観光センターは、宇治市街の中心部からは少し上流になる宇治川沿い。大きな建物で、内部のスペースもゆったりとしています。街歩きは、京阪かJRの駅からスタートするので、こんなところに案内所があっても役に立つのかなあという感じはしないでもないのですが、休憩所としての利用価値は十分にある施設だと思いました。
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ところで、あじろぎの道は、平等院と宇治川の間にある土手伝いの散策道。宇治川を見ながらそぞろ歩きをするには最適です。
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ちなみに、あじろぎは、「網代木」。
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宇治川の伝統的な漁法で、竹や木で編んだ魚を獲るための仕掛けを繋ぎとめた杭のことだそうです。
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ここで、堤防の道を下って、平等院の方に降りて行くと
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この先が平等院表参道。
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宇治の中心平等院に向かう参道です。ここには、宇治だけにお茶の店が何軒もありまして、それぞれが長い歴史を持っています。「お茶のかんばやし」「福寿園」「宇治茶の山田園」「高村三光園」などなど。それぞれに競い合っていて、ちょっと圧倒されてしまいますね。
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表参道には、お茶屋さんが何軒もありますが、お茶のかんばやしは、秀吉、家康のも仕えたという老舗中の老舗。そんな歴史を前面に出して、とても目立っています。ただ、かんばやしは、宇治橋通り商店街にもお店があって、そちらはお茶の資料館も備えているので、興味がある方はそちらに回ってみることをお勧めします。
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稲房安兼も表参道。
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茶団子が名物なんでしょうが、私は、日保ちする茶飴をお土産に買いました。宇治茶の香りとか期待通りのおいしさ。珍しいというほどではありませんが、馴染のある味わいなので気に入っています。
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続いて、福寿園の宇治茶菓子工房。
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ここも基本はお茶屋さんなのでしょうが、お店に入ると「宇治のみどり」というお菓子が目についたので、それにします。宇治茶をたっぷり仕込んだ緑色が鮮やかで、これはうまそうです。求肥の程よい柔らかさもなかなかいい。お茶屋さんでもここまでレベル高いとは驚きです。
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最後は宇治駿河屋。
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イチオシ
お店のイチオシという看板商品の「茶の香餅」をいただきました。
求肥ということでしたが、柔らかいお餅に粒々感が残った粟餅のような仕上がりは、ちょっと特徴的で、これにはちょっとびっくりです。食べる時には、抹茶を掛けるんですが、その緑も鮮やか。楽しませてくれるお菓子だと思います。 -
表参道を後にして、宇治橋通り商店街へ。この商店街は、JR宇治駅から宇治市街中心部に向かう通り沿い。お店は点在していてあまりきちんとした商店街ではないのですが、ここに中村藤吉やかんばやしといった人気店もある。平等院表参道とは全然違いますが、それなりの通りです。
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表参道にもあったかんばやし。
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この奥に資料館があるのですが、この日はあいにくお休みでした。
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さて、これが中村藤吉の本店です。
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重要文化財の建物はどうでしょう。
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一部は開けっ放しにして、広い売り場になっていましたが、
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喫茶の方を待っている人たちも大勢いて、かなりの賑わい。
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中庭の方も、
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待つ人であふれかえっていました。
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これは、金閣寺の五葉松と同じ造りの帆掛け船のような松ですね。これだけ人が多いとゆっくりした気持ちにはならないかもしれませんが、見事な松だけにしっかり味わってもらいたい気はします。
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ようやく、順番が回ってきて、私は定番の生茶ゼリー抹茶をいただきました。京都駅の中村藤吉でパック入りのは食べたことはあったのですが、本店で食べると、瑞々しい竹を切った器に入っていて、素晴らしい。この姿はここじゃないと無理ですよね。
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イチオシ
中にはアイスクリームが入っているし、量も半端ではない。抹茶の濃い香りはさすがだし、白玉のモチモチ感も抜群。確かに豊かで贅沢な逸品だと思います。
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満足したところで帰り道。
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宇治橋通り商店街の中ほどで、豪快にウナギのかば焼きを店頭販売するお店鮒栄さんが目に留まりました。
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デザートを先に食べて順番が逆になってしまいましたが、うなぎ弁当があって、これをいただきました。
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イチオシ
3キレ1100円という中タイプ。しかし、お弁当を開けたら、小っちゃいキレ。ありゃあ、これはないでしょ。安いから、仕方ないかなあとは思いますが、がっかり感は否めない。ただ、逆に言えばそれはご飯がたくさん入っているから、うなぎに合わせて、もっとご飯をちょっぴりにすればバランスが取れるところをそれをせずにちゃんとご飯をたっぷり盛っていると考えればいいでしょう。うなぎの味の方は塩味がはっきりしているのが特徴です。はい。
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うーん、このまま終わるわけにはいきません。で、寄ったのはまついの豆腐。路地を入ったところにひっそりとある豆腐屋さんです。
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イチオシ
抹茶豆腐を注文すると、黒蜜に黄な粉をかけた抹茶豆腐が運ばれてきました。抹茶の香りもするけど、豆腐の香りもきちんとする。黒蜜の甘さもふんわりいい味わいだし、これはめっけもんでしょう。こっちの反応を楽しみにするような、御主人の感じも悪くないですね。
これで、さっきのうなぎ弁当のリカバリーが少しはできたような気がします。 -
さて、最後のマイナースポットは橋姫神社。県神社へ続く参道脇です。気を付けていないと見逃してしまいそうな目立たない神社です。
宇治橋を架けた際、上流に祀られていた瀬織津媛を祀ったのが始まりだそう。ちょっと陰気な境内ですが、瀬織津媛は災厄抜除の女神のようです。 -
そして、県神社は、宇治市街の一番端の方。
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藤原道長が平等院を建てる際にその鎮守とされた神社のようで、遠く来たようでも、結局は平等院と隣接しているような場所でした。
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境内は、ほどほどの広さですが、観光客はまばらな感じです。
ということで、以上で宇治での時間調整は終了。今日のメインの送り火へと向かいます。 -
京都駅に到着して、送り火がよく見える場所の情報を仕入れまして。選んだ場所は吉田山です。
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大文字送り火の「大」を正面で見れる場所を求めて、吉田神社に向かいます。
しかし、なかなかそれらしい場所が見つからない。 -
散々、探し回って辿り着いたのが竹中稲荷神社。
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吉田神社からは、しばらく登ってきたところです。
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ここでも見れるのは限られたスペースしかないのですが、確かに「大」の字が正面に見えます。それなりに知る人ぞ知るの場所のようで、ここでカメラを構えている人たちもなんかマニアックな感じです。
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ただ、やぶ蚊が多いので、それなりの用意も必要だと思います。
実は2時間前から陣取ってやぶ蚊に食われながら待ったので、けっこう厳しいものがありました。 -
それでも、だんだん日が暮れて雰囲気が出てくると、ちょっとワクワクしてきます。山では、動きが出てきたようです。
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おー、時間になると予定通り着火。
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めらめらと火が勢いを増していきます。
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イチオシ
白い煙も湧きあがって、送り火を包みます。近くの人は大丈夫でしょうか。
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火は落ち着いてきて、大の字も安定してきました。山すその街の灯との対比が詩情を誘いますね。しばらく見ているうちに帰りの時間が迫ってきました。乗り遅れたら一大事だし、バスの渋滞も気になります。急いで山を降りましょう。
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なんとか山を下りてバス停に向かったのですが、市街の住宅地からも送り火を眺める人たちがあちこちに。
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山から見る「大」の眺めもいいですが、
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イチオシ
こうして、京都の人たちの生活の営みと一体になっていてこその送り火であることにも、気づかされるような気がしました。
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亡くなった大事な人たちへの思いを胸にして、
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燃える送り火を静かに眺める。自分の生きているこの世を感じながら、あの世にも思いをはせる。そのためには、こうした日常生活の場から眺めることにも、実はけっこう意味があることなのではないかと思いました。
しかし、そう思ったのもつかの間、今出川通りが大渋滞で、バスが立ち往生。東京行の最終便に間に合わないんじゃないかとかなり焦りました。結果は、何んとかセーフでしたが、本当にギリギリ。計画を立てる際は、皆さんもご注意を!以上です。
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この旅行記へのコメント (2)
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- M-koku1さん 2016/07/18 06:56:44
- 大文字焼き
- たびたびさん
田んぼアートにご訪問といいねをありがとうございました。
大文字焼きに比べたら
マイナーな 始まったばかりの行事です。
人が殺到して、なかなか見れないと聞いていて、一度も行ったことがない京都の行事ですが、路上からでも見えるんですね!
ちょこっと行ってみたくなりました。
貴重な穴場情報、参考にできる旅を計画したいです!
時間を見つけて
またほかの旅行記にも
お邪魔させて下さい!
ではまた
Mより
- たびたびさん からの返信 2016/07/19 10:05:08
- RE: 大文字焼き
- 田んぼアートって、テレビとかではよく紹介されていますが、黒石の田んぼアートを見て、その美しさにはちょっと感動しました。埼玉の方の田んぼアートはどうなんでしょうねえ。ちょっと気になりました。
たびたび
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