2015/08/12 - 2015/08/12
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アートアクアリウム展は、コレド室町ばかりかと思ったら、広島でもやっていました。これまでにも、会場の美しい光景をたくさんのみなさんの旅行記で拝見していたので、私もここで行ってみることにしました。
なるほど、金魚のあでやかな姿が水槽や鉢にゆらゆら揺れるだけじゃない。これに、マジックライトのような光の演出を組み合わせることで、会場全体が途端にえも言われぬ幻想的な世界に早変わり。泳ぐ金魚は着物を着た日本女性の美しさに重ね合わせるなら、花魁のような妖艶な女性の美しさといった感じでしょうか。金魚を愛でる文化は日本の伝統とはいえ、こんな姿で見せるのは、まさに革命的な発想でしょう。会場は限られたスペースですが、期待した通りアートアクアリウムの魅力にすっかり酔わされてしまいました。
そして、敢えて付け加えると。こうして前代未聞の演出はしていますが、金魚はしっかり正真正銘の本物だし、それも優雅に泳ぐ見事な姿はそれ自体が一級品。金魚の愛好家の鑑賞にも十分耐えられるレベルであることも、間違いないでしょう。
実際に見ることで、アートアクアリウム展の本当の凄さがよく分かりました。
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会場前にあったポスター。
アートアクアリウム展の副題は、〜広島・金魚の祈り〜です。 -
会場の入口を進むと、
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まずは、水中庭園。鮮やかな緑に、赤い金魚のコントラストがよく映えます。
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せわしく動き回るタイプの金魚なので、それもこの水槽にはピッタリでしょう。
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水を張った池の向こうには、障子の影。
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その障子の模様に見立てた金魚たちがゆらゆらと泳ぎます。この金魚は錦鯉みたいな種類ですね。
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障子が開け放たれて、夏から
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秋、
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冬へと季節が移り変わって行く。
季節が移って行っても、それを知ってか知らずか、金魚はゆらりゆらり。その落ち着いた動きと季節の急展開も粋な対比になっているのかもしれませんね。 -
こちらの水槽は。ちょっと前衛的。白くて尾の長い金魚はなぜか中央の造形に沿って上へ下へと泳ぐので、どうかするとそれと一体になったような面白さがある。偶然なのか、これも計算なのか。組み合わせの妙がここにもちゃんとあるようです。
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こちらのスペースは、
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水槽がいくつも並んでいて、
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イチオシ
マジックライトの演出が見事ですね。深いブルーから
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赤紫もこんな具合。
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ライトのお蔭で、金魚の色彩は消えてしまうので、一時はその姿だけで鑑賞することになるのですが、
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それがそれで、またまた面白い。
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太ったお腹が邪魔になりそうな感じで、
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よちよち歩きみたいに一生懸命泳いでいる姿が、
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イチオシ
また、いっそう強調されるようにも思います。それに、そうしたお互いの姿が見えているはずなのに、それも金魚たちは何も思わないんでしょうか。気が付いていないのかなあ。
それとも。。 -
だんだん自然光が戻ってきて、
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ほらね。
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また元に戻ったでしょ。
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イチオシ
ボク、なんともなかったよね。という感じでしょうか。
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こちらはでかい黒デメキン。
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ライトの中で、怪しく黒い体をくねらせます。
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色の薄いタイプや
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真っ赤な金魚も、
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光の中では、同じように変化します。
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赤白のデメキンも、
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本当なら、この鮮やかな赤白が自慢なんですがね。
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このキャリコは、それがもっと極端。
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斑点のある美しさなんか、ここではまったく無力です。
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なので、集団でゆらゆら動く美しさで勝負するしかありません。
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それでも、また自然光に戻って行くと
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ほらね。
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実は、わたくしたち。こんなにきれいだったんでございますよ〜
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イチオシ
と思ったのもつかの間、
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またマジックライトの深い闇の中に
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沈んで行ってしまいました。
なるほど。やりますねえ〜。 -
こちらがメイン会場ですか。
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曲芸に水芸というのがありますが、あんな感じですね。ちょろちょろ流れる水が全体に潤いを持たせています。
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水草が少し入った丸い水槽が並んでいます。一見これは、普通に見えるんですけど。。
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中の金魚を
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よくご覧ください。
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イチオシ
透き通った袋を抱えたようなデメキンや
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こちらは
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なんでしょう。
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小さいけど、丸々太った姿がとってもかわいらしい。
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こっちは、
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体全体が半透明で、目の黒さだけが目立ちます。
小さな金魚なんですが、見たこともないようなキャラクター揃い。それぞれが、強烈なインパクトを持っているんです。 -
再び会場に目をやると、
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クリスタルを思わせる水槽には、
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たくさんの金魚が閉じ込められています。
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イチオシ
それをライトが
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照らして、
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色彩を変化させます。
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閉じた世界でも、こうした変化があると、十分楽しめる。季節が変わったり、お天気が変わったりで、風景がいろいろに楽しめるのと似ています。
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中央にある水槽は
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イチオシ
尖った先端部分から水が滴り落ちています。
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こちらも、たくさんの金魚を閉じ込めていて、会場の女王様といった感じです。
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ところで、観客の方もこんな感じ。マジックライトに照らされて、えらいことになっています。
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さて、これはかごの鳥ならぬ。
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鉢の金魚。
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小さなカプセルに
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一匹だけ閉じ込められて、
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寂しいのか
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イチオシ
それとも一人の孤独を楽しんでいるのか。
ゆらゆら揺れる姿からは想像もつきません。
さて、アートアクアリウムはこれでおしまい。光の加減や金魚の姿など、写真にいいタイミングを待っていたりで、けっこう時間が過ぎていたようです。 -
では、お昼をいただきましょうか。
魚哲は福屋の並びの電車通り沿いにあって、基本は居酒屋なんだと思いますが、瀬戸内の魚を使ったリーズナブルなランチが食べられるお店です。 -
私は煮魚定食をいただきましたが、これ以上何も必要なし。店内も広くて、ちょっと穴場かもしれません。
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続いてはポーラーベア。電車通りから一本入った通りの人気ジェラートのお店です。
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ラムレーズンのシングルコーンをいただきましたが、320円でこの大きさはかなりのお得感のような。それに、濃厚なのに、すっきりとした自然な味わい。これはすごい。ありそうでなかった理想のおいしさだと思います。広島がんばってるじゃないですか。これなら、どこに出しても恥ずかしくないレベルというか、わざわざでも広島に食べにくる価値があると思いますね。
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お土産は鉄砲町に本店がある広島地元の洋菓子屋さんです。家族で食べるにはちょうどよさそうだったので、福々ロールを買いました。はちみつが入っていると言っていましたが、自然な甘さの正統派。手堅い仕上がりのロールケーキです。
以上、これでおしまい。お疲れ様でした。
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