ウィーンでオペラ-１

2010/05/11 - 2010/05/18

パリ旅行を計画していた時のことです。友達に尋ねられました。
「ウィーンへ行ってオペラを観るにはいくら位かかるものなの？」こういう質問大好きよ〜♪ さっそく調べました。

まずは飛行機代、もう若くはない私がヨーロッパへ行くなら、オーストリア航空の直行便しかありません。オーストリアの観光シーズンは5月から、おお、飛行機代は5月が安いじゃないの！サーチャージをプラスすると12万円位でしょうか。
次にホテル代、一人1泊6,000円位の三ツ星クラスで十分。6泊で36,000円。
オペラは演目によって異なり、ざっと15,000円を計上。手配会社を通すと25％増しになるので、直接オペラ座にネットで買うことにします。

ここまでの合計が17万、これに食費と観光をプラスすると25万円。と、ここまで調べたら私も 行くしかないでしょ！（笑）
かくして2009年5月のパリ旅行と、翌年5月のウィーン旅行を同時進行で計画することになったのでした !!

★5/11　直行便でウィーンへ
5/12　ウィーン市内観光とオペラ
5/13　ドイツ語の「マイ・フェア・レディ」
5/14　ザルツブルグへ移動、途中下車してメルク修道院見学
5/15　サウンド・オブ・ミュージック・ツアー
5/16　ザルツブルグ市内観光
5/17　帰国へ

エリア ウィーン(オーストリア)

• 同行者: 友人
• 旅行の手配内容: 個別手配

ウィーンから列車でザルツブルグへ移動して、帰りの飛行機はザルツブルグ発にしたため、飛行機代は1万円高くなりました。
成田〜ウィーン、ザルツブルグ〜ウィーン〜成田の航空券は、「複数旅程・周遊・オープンジョー」で検索します。

私が日記や掲示板で「来年はウィーン♪」と言っていたら、ウィーン在住のキミちゃんからメールをいただきました。「何でも聞いてください」というわけで、しばしばメールのやり取りをして、以下のような計画表ができあがりました。これを見た同行者は、あまりのハードスケジュールに恐れをなしたそうですが、私にとってはいつものことなんですぅ。(^^ゞ
しかし計画は計画であって、全てこの通りになったわけではありません。

行きの機内食-1　魚かチキンの選択、そうめん、ポテトサラダ、ケーキ

キミちゃんにはとてもお世話になりました。
例えば、「カルメン」のオペラのチケットが手に入らなかった時は、翌日の「マクベス」ではなく（演出が現代的）、ドイツ語版のミュージカル「マイ・フェア・レディ」を薦めていただきました。またザツルブルクへ移動しながら途中下車してメルクを観光する際は、メルクで荷物を預けるのではなく（駅が工事中）、乗換駅のザンクト・ペルテンが良いなど、数々の適切なアドバイスに本当に感謝しています。

行きの機内食-2　朝食（サラダ、マフィン）

機内食は美味しかったですよ。三角形のトレイが斬新でした。行きは夜食に、おにぎり・サンドイッチ1切れ・カップ麺のサービス（選択）がありました。

帰りの機内食-1　パスタか魚の選択、サラダとケーキ

乗務員の休憩室は中央ギャレー右横に「crew only」と書かれた扉があって、扉を開けると屋根裏に続く急な階段があります。話をしていたら外国人のFAさんが扉を開けて見せてくれました。v(^^

帰り便の夜食はミニサイズのカップ麺。スープを残す人がいるせいか、FAさんはビニールの手袋をして容器を回収していました。

帰りの機内食-2　朝食（ハムとチーズ、ヨーグルト）

12時間近いフライトタイムなので、乗務員は交替で休憩を取ります。パイロットは普段は二人ですが、休憩時の交代要員が必要なので3人乗務になります。3番目に休憩を取った人が着陸30分前に起きてきて、日本人FAさんが「グーテン・モルゲン」と挨拶をしていました。（笑）

空港からバスで工事中の西駅へ到着。ホテルは駅の隣なんだけど、スーツケースをゴロゴロ押して横断歩道を渡るのはちと大変です。(^^ゞ

フリー切符は使用開始日付を刻印

キミちゃんとの待ち合わせまで時間があったので、西駅の探検に行きました。3日後にここから列車でザルツブルグへ出発するので、荷物を持って階段を上らなくても良い通路を探しに行ったわけ。遠回りになるけど工事現場の横を通る道を発見、ついでに切符も買ってしまいました。

車内の防犯カメラ

私の言うことと、駅員さんの言うことが咬み合わなくて、しまいには投げやりな感じで切符を売ってくれました。というのは私は、ウィーンからメルクへの直行列車があるので、ザルツブルクへ行く途中にメルクがあると思い込んでいたのです。そうではなくて、途中のザンクト・ペルテンから別の線になるんですって。だから切符は片道のウィーン→ザルツブルクと、ザンクト・ペルテン⇔メルク往復の2枚になりました。(^^ゞ

今回の旅友は視覚障害の方にパソコンをサポートしているボランティア仲間なので、オーストリアの事情について観察することにしました。駅のホームでは点字ブロックが1ｍ内側にありました。この方が安全よね。

信号機の盲人用押しボタンはオレンジ色の機械の下、見えない所にあります。キミちゃんは手のひらを広げて下から上へたたいていました。

ホイリゲ、10er Marie（ツェンナーマリー）

初めてお会いしたキミちゃんは、とっても気さくな方でした。さっき買った切符を見せて間違いがないかチェックしていただいたら、1枚の切符の日付が違っていたので駅へ戻って先程の兄ちゃんに直してもらいました。良かった〜

建物の向こう側にも庭がある

ウィーン市内で一番古いというホイリゲへ連れてっていただきました。場所は地下鉄3号線（U3）の終点・Ottakring駅から歩いて7-8分、駅を出たら大きな通りを左へ、教会のところで右に曲がります。近いし、ここなら次回は一人でも行けるわ〜♪

ポテトサラダが美味しかった

食事はセルフサービスで自分の好きな物を選んで注文します。

手前左はハンバーグ

ワインはテーブルで注文。軽く飲みたい時は白ワインにソーダを混ぜるgespritzter（ゲシュプリッツター）が美味しいとのことですが、飲兵衛の私達、結局はお代わりしてワインだけ飲んでおりました。(^^ゞ

「次にウィーンへ来たら、観光客が行くウィーンの森近くのホイリゲに連れてって下さい」とキミちゃんにお願いし、再会を約束してお別れしました。

続きはこちらです。
https://4travel.jp/travelogue/11038281