2015/06/17 - 2015/06/17
2221位(同エリア7310件中)
滝山氏照さん
鎌倉市に在する八雲神社の一つとして大町にある八雲神社は源頼朝が鎌倉に幕府を置く前の永保年間(1081~1083)に新羅三郎義光によって創建されたと伝えられています。
時は平安末期、源氏の棟梁である八幡太郎源義家が後三年の役にて安倍貞任を征伐する際、兄を助勢のため実弟の新羅三郎源義光が京都から鎌倉を通過するとき巷に流行っている病疫を鎮めるため勧請したといわれています。
境内に立っている説明板には由緒と題して次のように記載されています。
「由緒
永保年中新羅三郎源義光公の勧請と伝う。室町時代関東管領足利成氏公は公方屋敷に渡御した当社の神輿に奉幣を行うを例とした。
戦国時代小田原城主北条氏直公は祭礼保護の「虎印禁制状」を下賜し、慶長9年徳川家康公は永楽5貫文の朱印地を下賜された。
古くは祇園天王社と称したが、明治維新に八雲神社と改称された。」
- 旅行の満足度
- 3.5
- 交通手段
- 私鉄
-
八雲神社・看板
鎌倉で最古の厄除け神社として有名で、このため参拝客はこぞって訪れます。 -
八雲神社・参道
参道両側には「厄除け祈願」の幟がはためいています。 -
八雲神社・社標
「村社八雲神社」と刻された石標が見られます。 -
庚申塔
市指定有形文化財となっている庚申塔があります。 -
イチオシ
八雲神社拝殿
御祭神は須佐之男命、稲田姫、八王子命の他「佐竹氏の霊」で、佐竹氏は近隣にある佐竹氏代々の屋敷跡に祀られていた佐竹氏の霊社があったとされ、これが後年天王社に合祀されることになります。 -
八雲神社拝殿(近景)
御祭神の一つ「佐竹氏の霊」に関しては佐竹氏は新羅三郎源義光の後裔とされ常陸に所領を有する誉れ高い武門ですが一時期頼朝の攻略を受け勢力衰退、その後頼朝の平泉藤原氏親征に駆けつけこれを機に家人となりますが血縁が近いこともあって頼朝から冷遇されていました。 -
縁起
新羅三郎義光(源義家弟)が京都祇園社を勧請したこと、他鎌倉公方足利成氏、小田原北条氏直、徳川家康が関わりを持っていたことが書かれています。 -
御札・御守等一覧
社殿の脇には御札・御守等が陳列されています。 -
社務所風景
三々五々に訪れる観光客が揮毫を求めています。 -
新羅三郎手玉石
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宝蔵殿
境内の一角には宝蔵殿が建てられています。 -
宝蔵殿内部
中を覗くと神輿がいくつか安置されています。例大祭(7/7~14)には神輿が活躍するようです。 -
境内に祀られている末神社
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末神社案内板
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諏訪神社・稲荷社・於岩稲荷社
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