グアダラハラ_Guadalajara　グランデ（特権階級貴族）！メンドーサ家ゆかりの遺跡が残る町

2014/04/27 - 2014/04/27

スペイン中央部、カスティーリャ＝ラ・マンチャ州グアダラハラ県の県都である、グアダラハラを訪れました。人口は62,400人。マドリッドから東へ60kmほどに位置する人口6万人余りの町で、かつてこの地域を治めた特権階級の貴族であるメンドーサ家の遺跡が多く残ります。
★インファンタド宮殿をはじめとし、メンドーサ家ゆかりの遺跡などを巡る町歩き。

エリア スペイン

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 交通手段: レンタカー
• 航空会社: ルフトハンザドイツ航空 ANA
• 旅行の手配内容: 個別手配

スペインへ行く際の、スターアライアンスの黄金コンビ、全日空＆ルフトハンザにてマドリーのバラハス空港へ到着。

安い航空券を選ぶが故、着く時間は22:00頃。ということで、バラハス空港のターミナル４にあるホテル「エア・ルームズ・マドリー（Air Rooms Madrid）」を予約済です。空港内ですので移動中の治安の心配はあまり要りません。（油断は禁物ですが）

空港で軽く夜食を摂った後、翌日からの旅に備えて休養です。

ホテルの客室。新しいホテルですのでモダンで綺麗です。

バスルーム。

シャワーのみですが充分でしょう。2名で79ユーロですので、一泊しても夜着の安い航空券を選ぶ方がお得です。（日程に余裕があれば、ですが）

翌朝...

空港のレンタカー受付場所はホテルの隣です。至便！

今回の相棒はこの「セアト・レオン（Seat LEON）」。セアトは、フォルクスワーゲン傘下のスペインの自動車メーカーです。

まずは高速道路を東へひた走り、グアダラハラへ。

高速道路の料金所。

日本と同様にチケットを取ります。（といっても、今の日本は殆どETCですが...）

カスティーリャ・ラマンチャ州、そしてグアダラハラ県に突入！

グアダラハラの町に到着しました。

サン・アントニオ公園（Parque de la Huerta de San Antonio）の傍の路肩の駐車エリアに車を停めて、と。（正規の無料駐車場です）

そこに観光案内所がありますので、ここで町のマップをゲット。

で、公園の隣にあるインファンタド宮殿（Palacio del lnfantado）へ。

中世の大貴族メンドーサ家によって15世紀に建てられた、ゴシック・イサベル様式の宮殿です。

その中庭。

内部の一部が県立博物館となっています。その入口。

博物館の内部。

グアダラハラの歴史は古代ローマに遡ります。

また、アラブの支配下にあった頃は「Wad-al-Hayara(ワーディー・アル・ハガーラー) 」と呼ばれ、これが現在の地名に変化したらしい。

古代のゲームやオモチャも展示。

なお、この期間は日本に関する特別展が開催されていました。

こういった着物や…

日本画…

武具など…

こんなマイナーな町(日本人とってですが)で日本の紹介に出会えるとは、なんだか今回のスペイン訪問に際して歓迎を受けている様で嬉しかったりします。

宮殿の庭も美しい。

このようなヒストリカルな雰囲気の庭園が普通に佇んでます。

さーて、グアダラハラで必見の宮殿を観た後は街ブラへ。久しぶりのスペインの街歩きにテンションが高まります。

お、街角の建物の壁に何故か宇宙飛行士の絵。

町の中心、マヨール広場（Plaza Mayor）。

正面にある白い建物は町役場（Ayuntamiento）です。

あ、広場の一角にテラス席のあるバル・レストランが。「ダブリン・ハウス（Dublin House）」というお店です。

マドリッドからの運転と宮殿の観光でちょっと疲れましたので、一服していきましょうか。

カーニャ（生ビール）を頼むと、タパスが一皿付いてきました。

さて、再び街歩きへ。サン・ホセ・カルメル会修道院（Convento de Carmelitas de San Jose）。

スペインの高位貴族であったインファンタド公（サンティリャーナ侯）の6代目に当たるアナ・デ・メンドーサの出資によって建てられた教会だそうです。17世紀頃には修道女が暮らしていた記録があるらしい。

サンタ・マリア教会（Concatedral de Santa Maria）。13世紀のメスキータを土台とした14世紀のムデハル様式の教会です。

この小ぶりな建物は、16世紀のルイス・デ・ルセナ礼拝堂（Capilla de Don Luis de Lucena）。

ヴィスコンデサ・デ・ホルバラン宮殿（Palacio de la Vizcondesa de Jorbalan）。16世紀に建てられた宮殿は、20世紀にリニューアルされたそうです。

その鐘楼の傍にコウノトリの巣が。お馴染みの「カカカカカ」と嘴を鳴らす「クラッタリング」と呼ばれる求愛または威嚇の仕草の最中です。

グアダラハラ県議事堂（Diputacion Provincial de Guadalajara）。

サン・ヒネス教会（Iglesia de San Gines）。16世紀の教会です。

カルメン教会（Iglesia del Carmen）。17世紀に着工された教会とのこと。

サン・ニコラス教会（Iglesia de San Nicolás el Real）。17世紀のバロック様式の教会です。

アバストス市場（Mercado de abastos）。

旧聖母教会。（Iglesia de Nuestra Sen~ora de la Antigua）

この旧聖母教会は、13世紀の教会を起源とする様です。

ロス・レメディオス教会（Iglesia de los Remedios）。16世紀のルネサンス様式の教会です。

その近くに城壁がありました。荒れ果てていて入場禁止、どうやら整備中の様です。

こちらは闘牛場（Plaza de Toro）。

近年に整備されているらしく、綺麗ですね。

闘牛シーンのタイルが沢山飾られています。

鮮やか。

この遺跡はちょっと調べきれませんでした。が、このグアダラハラは、派手さはないものの街の至る所に歴史的なモニュメントがあり、私達の第二の故郷ともいえるスペインを再訪するにあたって、充分な街歩きの趣をもたらしてくれる町でした。