カンポ・デ・クリプターナ_Campo de Criptana　風車の丘！『ドン・キホーテ』のモデルとなった場所

2014/05/02 - 2014/05/02

スペイン中央部、カスティーリャ・ラ・マンチャ州シウダ・レアル県の町であるカンポ・デ・クリプターナを訪れました。中世の作家、ミゲル・デ・セルバンテスが著した小説「ドン・キホーテ」の中で、主人公のアロンソ・キハーノが巨人と勘違いして突進した風車群はここがモデルと言われています。
★快晴の青空に映える真っ白な風車群をいろんな角度から。

エリア カンポ・デ・クリプターナ(スペイン)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 交通手段: レンタカー 徒歩 飛行機
• 航空会社: ルフトハンザドイツ航空 ANA
• 旅行の手配内容: 個別手配

カスティーリャ・ラ・マンチャの大地と快晴の青空。

風車の町、カンポ・デ・クリプターナに到着。

といっても、目指すのは町なかではなく、市街地の北にある丘の上です。画像は地方警察のパトカーに描かれた町の紋章。

丘に登ってきました。駐車スペースは充分。

ここに風車が建てられたのは、16世紀頃とのこと。

紺碧の空に真っ白な風車が映えます。

「ドン・キホーテ」作中での風車群のモデルは、ここの風車群だとされています。

セルバンテスがドン・キホーテを書いた17世紀初頭には、34基の風車が有ったとか。

内部も見れるそうですが、ガイドツアーへの申し込みが必要な様です。（ちなみに、この後に訪問したコンスエグラでは、有料で開放している風車がありそこで内部を見ることができました。）

現在は10基の風車が改修され残っているとのこと。

荒涼とした感じの台地ですが、小さな花がちらほらと咲いてます。

これらの風車は、風力を利用して粉挽き用の臼を回すために造られました。

この様な製粉用の風車は、10世紀頃にペルシャで造られたのが起源で、その後西洋や東洋に広がったそうです。

町へ降りて行く路。

ドン・キホーテのオブジェ。

丘の上にはレストランもあります。

「ラス・ムサス（Las Musas）」という、地元でも人気のレストランの様です。

店内はお客さんでいっぱい。

バルのカウンターで少し休憩です。

で、また風車を見に…

どうしても、この風車群の壮大な風景ばかりに目が行ってしまいますが…

風車以外のものも通りすがりに少しだけ…

「アスンシオン教会(Iglesia de Nuestra Senora de la Asuncion)」、16世紀の教会の跡地に建てられた後、1936年に焼失し1958年に再建されたとのこと。

そろそろ町を後にします。町にも色々なキホーテのオブジェ。

遠くに見える別の町の風車。もし「ドン・キホーテ」が無かったら、この各地の風車群はどうなっていたのだろうか？...などと考えてしまう今日この頃です。