大都会【ニューヨーク】に行ってみた《３》　ニューヨーク１日観光ツアーに参加する

2015/02/05 - 2015/02/05

マイペースな私達が現地ツアーを申し込んだのは、
冬のニューヨークを歩いて観光する自信がなかったからです。
氷点下１０℃なんて想像がつかない。

参加者は７人。
卒業旅行の男子大学生達と、ティファニーに結婚指輪を買いに来たという婚約者のお二人。
私達は、まるで保護者のよう。
車内では、日本人の運転手兼ガイドの方が、クイズ形式でみんなの興味のある事を探りながら、且つ飽きないように説明します。
１日で主だった所をすべて回るので、それぞれの観光時間は短時間ですが、興味のありそうな所を追加してくれたりして、アレンジしてもらえたようです。
日本人のサービスは心地いいです。

とても寒い日でした。
自分達だけなら観光なんてとっくに諦めて、どこかのバーで飲んでいたかもしれない。
このツアーに参加したことで、たくさんの景色に出会えて本当に良かった。
ガイドのNさん、ご一緒したメンバーの皆さん、ありがとうございました！

観光ルート（下車観光した所のみ、観光順)
○ワシントン・アーチ[追加] ○グランドゼロ(9.11メモリアル) ○スタテン島フェリー乗船(自由の女神観覧) ○トリニティ教会 ○ウォール街 ○ブルックリン ○国連本部 ○タイムワーナーセンター(昼食) ○ダコタハウス、イマジンの碑 ○セント・ジョン・ザ・ディヴァイン大聖堂[追加] ○リバーサイド教会 ○グラント将軍のお墓

<あっとニューヨーク>
http://www.at-newyork.com/

エリア ニューヨーク(アメリカ)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 観光バス 船 徒歩

滞在していた、タイムズスクエアにあるウェスティンホテルに８：１０集合。

このツアーを選んだ理由のひとつが、この送迎付き。
なるべく、外を歩かないように計画しました。

私達を乗せたワゴン車は、タイムズスクエアを一回りして、７番街を南下して行きます。

あっという間にチェルシー地区。そこは芸術の町。
実は、チェルシーにはゲイが多いという。
昼間でも堂々と手をつなぎ、夜はあまり見たくない光景を目にするらしい。
同性婚が認められているニューヨークは日本とは違う。

チェルシーのすぐ隣に、ミート・パッキング・ディストリクトがあります。
そこは、かつての精肉工場街。
今でも精肉業者は残っているけど、ブランドショップやレストランが多くなって、お洒落な場所に変わってきているとの事。


頭上にはハイラインが通っている。
廃線になった線路を利用して作った細長い公園。
ガイドブックでは緑いっぱいの公園だけど、今はただの歩道橋に見える。

地図でいうと、チェルシーのすぐ右下に、グリニッチ・ビレッジがあります。

細い道の、ちょっとごちゃごちゃした所に、こだわりのショップがたくさん。

東京でいうと、代官山な感じかな。

マーク・ジェイコブスによるブックストア

ステーショナリーなどもあって、人気が高いお店とのこと。

レコード屋

日本にもある「ブルーノート」もこの近くにあります。

少し広い道に出る。

「ちょっと寄って行きましょう」とワシントンスクエア・パークにある、ワシントン・アーチ前で下車。

周りは、ニューヨーク大学。
今では、この辺り一帯がニューヨーク大学の所有地になっているとの事。
大学が土地買収・・・必要なんだろうけど、教育と投資って相反する気がして、何だか違和感を感じる。

ワシントン・スクエア・パークのすぐ南にある、ソーホー。

このピザ屋さんも人気があるとか。

たくさんお店を紹介してもらったけど、私達は時間がなくて来られそうもないな・・・

せっかく教えていただいたので、写真が撮れたお店だけ載せておきます。
場所の情報がアバウトでごめんなさい。

ソーホーの下は、イタリア人の町、リトルイタリーです。

ガイドさん「私がいいと言うまで目を閉じていてくださいね」
　　　　　　「３、２、１・・・」

「はい、香港になりました」

そこは、チャイナタウン。

香港によく行く私達には見慣れた景色だけど、ここはニューヨーク。
何か、へんな感覚。

それぞれ自分達の町を作った移住者は、ニューヨークにいながら英語がまったく話せなくても、問題なくこの街で暮らしているのだと。

チャイナタウンを南下すると、ロウアー・マンハッタン。

マンハッタンの南端、経済の町。

エンパイア・ステート・ビルから見た、あのビルの町。

９・１１メモリアルはここにあります。

ワールド・トレードセンターの隣のビル。

倒壊時の衝撃で剥げた外装が、まだそのままになっている。

この場所に新しい建物が建つ事はないでしょう。

涙を流している人・・・

かける言葉が見つからない。

昨年、隣にワン・ワールド・トレードセンターが建ちました。

高さは、アメリカの独立記念日にちなんで、1776フィート(約541ｍ)だという。

世界最大級。

これが、アメリカ。

次は、スタテン島行きのフェリー乗り場に向かう。

ガイドさんは乗船しないので、いくつか注意やアドバイスを受けます。

フェリー乗り場で車を降ろしてもらいました。

こんなに楽でいいのか、と思ってしまうほど、至れり尽くせり。

警察犬？

誰か吠えられていたけど、大丈夫かな？

ガイドさんから
「おそらく、１か２番のゲートだけど、焦って先に乗らないでくださいね」
「必ず全員乗れますから、一番最後に乗って、後ろから遠ざかって行くマンハッタンを是非見てください」

本当！
これ重要です。

ケネディ号に乗ります。

ここからの景色は、最高です。

このフェリーを通勤に使っているなんて、贅沢〜
しかも、無料だなんて。

途中、自由の女神が正面から見られます（行きも帰りも）

このフェリー、お勧めです。

スタテン島とブルックリンを結ぶ橋、ベラザノ・ブリッジ。

スタテン島までは約30分。

スタテン島に着いたら一度降りて、また同じフェリーに乗ってマンハッタンに戻ります。

次は、トリニティ教会とウォール街。

「トリニティ・ウォール街教会」ともいわれるように、この二つはとても近くにあります。

ニューヨークで最初に建てられた、ネオ・ゴシック教会。

墓地を併設しています。

写真撮影を躊躇する空気。

念のため、近くにいたスタッフに確認。

教会からウォールストリートを進み、振り返ると、こんな風に見えます。

右側が、ニューヨーク証券取引所。

フェデラル・ホールは外観だけ。

後日また見学に来ることにします。

ブルックリンブリッジを渡って、ブルックリンに入ります。

この辺り、映画のロケによく使われているらしい。

撮影に必要な機材を積んだ車を停めるため、道路脇にピンクの紙を貼っている。
「○日〜△日まで、ここ使うから停めないで！」って感じかな。

私達が来てから雪は降っていないけど、まだかなり残っている。
見た目は雪だけど、硬くて、ほとんど氷と言える。

車から降りる時は注意！

この景色、東京と似ているけど違うのは、この橋かな。

ブルックリンブリッジは、ワイヤーで造られている。
橋げたも重厚感がある。

こちらは、マンハッタン・ブリッジ。
電車も通っている。
こっちの方がアメリカらしいように思う。

私達は、二つの橋の間に立っている。

ここは公園になっていて、先端にはメリーゴーランドがあります。

きっと夜は綺麗だろうな〜

「皆さん、チョコレートドリンクを飲んで行きませんか？」

[ジャック・トレス]　チョコレート専門店。
ここのチョコレートドリンクは、濃厚で美味しいと評判らしい。
しかも、東京にはまだ進出していないとか。

若い子達は「行こう行こう」とは言わない。
きっと、おじさん、おばさんの私達に気を遣っていたのだと思う。

私「チョコレートドリンクは無理だけど、チョコレート買いたいです」

隣にあった工房のような部屋には、巨大なチョコレートが置いてありました。

可愛らしいパッケージの板チョコを、友達用のお土産に買ってきました。

こういうお店の情報には疎いので、連れてきてもらえて、ラッキーでした☆

皆さんがちょっとお腹を満たした所で、昼食前に2か所回ります。

[ブルックリンハイツ・プロムナード]
イーストリバー沿いの遊歩道です。
ブルックリン・ブリッジを見た時よりも、ロウアー・マンハッタンが正面に見えます。

ここからは、自由の女神も見えました。

夫が撮ったこの絶景！

どいて〜って言ってくれれば良かったのに・・・
せっかくの景色を「ゴメン！」

この光景をよく目にしました。

お散歩だけするシッターさんで、結構な稼ぎになるとか。
金額、忘れました・・・

マンハッタンに戻って、しばらく高速道路を走ります。

次の訪問先は、国連。

国連ガイドツアーがあるとメンバーさんから教えていただいて、ぜひ行きたいと思っていたけど、時間が取れなくて断念しました。

この観光ツアーに決めたもう一つの理由は、この国連本部の下車観光があったからです。
各国の国旗がはためいている所を期待していたのに、残念。

やっぱり、中も見たかったな〜

『国連ガイドツアー』
月〜金　9:30〜16:45
英語：1時間　　15〜30分おき

確か、日本語のツアーもあったと思いますが(毎日じゃなかった気がします)、中をちょっと見るだけなら頻繁にある英語のツアーが便利だと思います。

国連の旗だけが風になびいていました。

ちょっと左上に北上して、コロンバスサークルに来ました。

タイムワーナーセンターで、昼食と自由時間。
1時間しかないので、地下にあるホールフーズのフードコートで済ませます。

サラダなどを自分で取ったり、ウインドーのお惣菜を取ってもらって会計してから、フードコートに持って行って食べる、そんな感じかな。

私は即決、お寿司コーナーでカリフォルニアロール。
あとは、ビールとワイン・・・これが、なかなか見つからない。
ここで、フードコートは禁酒だと知りました。　えー？そんなぁ。
見つけましたよ〜夫が。バーみたいな場所を。
そこでお寿司も食べていいようです。良かった、良かった。

全面が大きなガラス張りになっています。

2階の踊り場から、コロンブス像。

この後は、セントラルパークの左側、アッパーウエスト・サイドに向かいます。

セントラルパークのすぐ隣にダコタ・ハウスがあります。

ジョンレノンの住居で、この前で射殺された事で有名だけど、実はこの建物、国の歴史建造物に指定されているんです。

入口には警備員が立っています。

「ここからは、許可された人だけ」ってあったから、そこまではいいんだと思って、その看板の前まで行ったら、この人に注意されてしまった。
私、平謝り・・・日本人はすぐに謝る。

住人や関係者の顔を覚えているんだって。

たくさん待機しているけど、乗ってる人は見ませんでした。

ダコタ・ハウスから直ぐ近く、セントラルパークの中に、ジョン・レノンを偲んだ【イマジンの碑】があります。

1本の赤いバラが映える。

110stまで北上。

【セント・ジョン・ザ・ディヴァイン大聖堂】

ゴシック様式の特徴、バラ窓があります。
ガイドさんが、ローマのサン・ピエトロ寺院と同じと言っていたけど、何が同じだったんだっけ？
バラ窓は、パリのノートルダム寺院だし・・・

それに、サン・ピエトロ・大聖堂って、バロック様式じゃなかったかな？

うーん、サン・ピエトロ広場しか記憶に残っていない。
情けないな〜

この教会の中は、なぜか、金属でできたオブジェが吊るされていたり、床に見たことがないマークが印してあったり、ちょっと奇妙。

このパイプオルガンは立派でした。

でも・・・調律しているのか、幽霊が出て来そうなメロディ。

ちょっと不気味な雰囲気。

ツアー最後の訪問地は、【リバーサイド教会】と【グラント将軍のお墓】

リバーサイド教会は、名前の通り、ハドソン川の川沿いに建っている、ロック・フェラー家が建てた教会です。
青空によく映えて、とても綺麗な教会でした。

グラント将軍のお墓は教会の向かい、立派な建物の中にあります。

南北戦争で北軍をに勝利に導き、また第18代アメリカの大統領でもあったアメリカでは有名な方です。
写真は、初期のアメリカ国旗。
まだ州の数が少ない＝星の数が少ない。

ワシントンＤ.Ｃには、栄光を讃えて建てられた記念塔【ユリシーズ・S・グラント・メモリアル】があります。

とうとうマンハッタンの北端まで来ました。

ここから、ハーレムを通ってミッドタウンに戻ります。

ハーレムはゴスペル発祥の地。

教会と思えないような小さな教会がたくさんあります。

こういう音楽には疎いので、詳しいことは分かりませんが、アポロシアターが有名な事は知っています。

日本では歌唱力が評価されていた、ある歌手も、
実は、途中で引きずり降ろされたと言っていました。
厳しい世界です。

ホテルまで送っていただきました。もう５時を過ぎています。
座席が満員でちょっと窮屈だった事を除けば、完璧なツアーでした。

この後、ミュージカルを観る前に、トップ・オブ・ザ・ロックに行く予定でしたが、諦めました。（ミュージカルの後に強行しました）

部屋の窓は、綺麗な夕焼け。

今日のツアーの締めくくりです。