「高野山」・・・日本屈指の聖地で巨大な宗教都市。この手の都市は、日本にそうそうないですよね。

2014/08/16 - 2014/08/17

　 和歌山県にある世界遺産「高野山」。日本屈指の聖地で巨大な宗教都市は、さすがに見どころ沢山！時間がいくらあっても足りませんでした。
　 そして、泊まりは和歌山市で。そうくれば、和歌山市近郊も観光・・・となるのは当然の流れですよね。

エリア 高野山周辺(和歌山)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 3.5
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 高速・路線バス 新幹線 JR特急 JRローカル 私鉄 徒歩

今回は「高野山」を中心に巡る旅ということで、まずは伊都郡高野町にある「高野山ケーブル」に乗りました。
急な山上にある「高野山」にも、このケーブルカーに乗れば一気に行けます。「何て便利な乗り物なんだろう」と思いましたよ、本当に。

高野山ケーブル 乗り物

ここは伊都郡高野町にある「高野山・奥の院」の入口です。ここから数えきれない程のお墓が道の左右に広がっています。

高野山 寺・神社・教会

同じく「高野山・奥の院」です。
実は、ここには「企業のお墓(？)」なるものも沢山あって、それぞれの企業が工夫を凝らした墓碑を立てています。
因みに、写真は「ヤクルト」のもの。「ヤクルト」の容器を模った石像が建ててあったところが、何とも可愛らしかったです。

高野山 寺・神社・教会

やはり「高野山・奥の院」です。
このエリアは、先ほどの「企業エリア」と違って「大名エリア」とでも言いましょうか、多くの有名大名のお墓が趣きのある風情で立ち並んでいます。それだけに、このエリアは「神聖な雰囲気」が漂っていました。

高野山 寺・神社・教会

「高野山・奥の院」には、このような大名の素晴らしいお墓が、何千、何万と立っているんですよ！凄すぎると思いません？

高野山 寺・神社・教会

「高野山・奥の院」にある「豊臣家墓所」です。「豊臣秀吉」ゆかりの人物のお墓が並んでおり、中には「母・なか」や「弟・秀長夫妻」のお墓もあるそうです。ここだけでも物凄いところだと思うのですが、このクラスのお墓が、まだまだ沢山あるんですから「高野山・奥の院恐るべし！」だと思ってしまいました。

高野山 寺・神社・教会

同じく「高野山・奥の院」にある「御廟の橋」です。
この橋から向こうは、本当の「聖域」ということで、写真はここまで。この奥に「弘法大師」が眠る「弘法大師御廟」があります。そこが「奥の院」の中心部になるわけです。

高野山 寺・神社・教会

「弘法大師御廟」を見た帰りです。
凄く雨が降っていたんですが、それにもめげずに、多くの観光客が「御廟の橋」のたもとにある「水向地蔵」に水をかけていました。
「何やってるんだろう？」とか思いながらも、意味も分からず、ついつい一応自分もやってしまう。何ですかねぇ〜、この人間の心情って・・・。

さて、昼食です。昼食もここ「高野山」にある「南海食堂」で食べました。
いわゆる「大衆食堂」で、お洒落とは言い難いお店でしたが、料理はしっかりしていて、「天ざる定食」を美味しくいただくことが出来ました。

高野山 寺・神社・教会

そして、やってきました「金剛峰寺」。言わずと知れた「高野山」の、まさに「心臓」です！
しかし、この「主殿」は意外に新しい建物で1863年再建です。まぁ〜そうは言っても結構古いんですけどね、しかし、何せ周りにもっと古くて、凄い建物が沢山あるんで、私的には、いまひとつその「新しさ」が気になりました。

高野山 寺・神社・教会

そんな「古い建物」の代表がこの「不動堂」。鎌倉時代初期の建物です。もちろん国宝！こんな建物があるんですから、先の発言も分かるというものでしょう？

これも「高野山」山内にある建物で「大門」です。
凄く大きな建物で国重文。ちょっと「高野山」の中心部からは離れていますが、素晴らしい建物なので、ぜひ見ておいた方が良いと思いますよ。

高野山 寺・神社・教会

「金剛三昧院」です。同じく「高野山」山内にあるのですが、こちらこそ本当に見逃したら勿体ない寺院です。
「国宝・多宝塔」を始めとして、国重文の建物もズラリ！世界遺産でもありますので、見なければいけないでしょ、これは。
ただ、場所が「大門」同様、いや、それ以上に「中心部」から外れているので見落としがちになると思います。注意してください。

和歌山市内に来ました。本日は、この街に泊まる予定なので夕食もここで・・・というわけで来たのが、この料亭「四季の味 ちひろ」です。

ここ「四季の味 ちひろ」では、「和歌山県の郷土料理」を堪能しました。料理を食べた個室は素晴らしく綺麗で、料理は味も見た目も最高でした。ただ、ちょっと値段は張りましたが・・・まぁ〜この内容なら仕方ない、納得のお店でした。

旅行2日目にして最終日。まずは紀の川市にある「粉河寺」に来ました。
この名刹。いきなり入口で、独特の造りで建つ「大門」がお出迎え、この建物は国重文でもあります。確かに風格のある建物でした。さすが名刹！いきなり驚かせてくれます。

粉河寺 花見

ここ「粉河寺」、境内は結構広いです。そして、その広い建物には国重文の建物が多数。目の前にある「中門」もそうです。
ただ、かつては、あの「豊臣秀吉」とも戦ったことがある、恐らく「僧兵」が多数いた「荒れくれ寺」だったと思うのですが、今は落ち着いた面持ちのお寺で荘厳な雰囲気を漂わせていました。
もちろん、この雰囲気、嫌いではないのですが、その「荒れくれ寺」時代がどんな風だったのか・・・静かな境内に立ち想像してしまいました。

粉河寺 花見

和歌山市に戻ってきました。
和歌山市に来たら、やはり、行っとかなければいけないのが、この「和歌山城」だろうと来てみました。
すると、さすがは「徳川御三家」の城。遠くからでも、その巨大な「大天守」が見えました。

和歌山城 名所・史跡

ただ、残念なことに「大天守」は「第二次世界大戦」で焼失、近年の再建です。
ですが「どうしても古い建物が見たい！」という方は、この「岡口門」が江戸時代初期建てられた国重文。ここに行かれたらいいと思いますよ。

岡口門 名所・史跡

1泊2日の旅もこれで終わり。ここ「和歌山駅」から、「特急・くろしお」に乗って帰路につきます。
なかなか日程的にキツイ強行軍でしたが、そこは、やはり旅は楽しい！今回も大満足の旅となりました。