年末年始はヨーロッパで～パリも最終日～

2014/12/30 - 2015/01/03

年末年始はヨーロッパで～パリも最終日～

年末年始に、ロンドン－スイス（ジュネーブ・ローザンヌ・モントルー）－パリを旅行しました。

クリスマス・正月休暇のヨーロッパでは、街はきれいなイルミネーション。

ヨーロッパ最後の滞在地・パリ。
１月２日は日本と違い休みでもなく、パリは通常の生活を取り戻しています。最終日はノートルダムとサント・シャペルからスタートし、あとは気の向くままに街を散策しました。

エリア パリ(フランス)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 徒歩
• 航空会社: JAL
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: Agoda

パリの最終日。

一度も入ったことのないノートルダム寺院に行くため、ホテル前の市バスのバス停から出発です。

丁度ノートルダムの左岸あたりにバス停があるようなのです。

混雑する前、暗いうちに出発しました。

暗い中っていっても、午前８時ぐらいなんですけどねｗ

薄暮のノートルダム寺院に到着しました。

入場の列もできていないし、中に入ります。

ノートルダム大聖堂 寺院・教会

静かに祈りを！

ミサの邪魔をしてはいけません。。。

聖人の像はたくさんあります。

ノートルダム寺院のミニチュアモデルが。

正面から見ると２本の塔が印象的で、ふつうこちらから入るのでノートルダム寺院の形状のイメージになってしまってますが、個人的には側面から見た方が壮麗さが伝わるかなと思います。

中世フランスの生活様式をイメージ化したものでしょうか？

２ユーロ入れれば、記念コインが作れるようです。

欲しかったんですが、２ユーロがなく・・・

壁に架けられた絵も素敵。

寺院の中はこんな感じ。

熱心にお祈りをささげている方も大勢いらっしゃるので、フラッシュパチパチは控えましょう。

８時半は確実に過ぎていたのですが、まだ暗いです。

パリのカフェで朝食を！

ノートルダム寺院からサンミッシェル広場に出たところの角にあるカフェ「ル・デパー・サン・ミッシェル」

departは出発って意味です。

ル・デパー・サン・ミッシェル カフェ

店内からは、サンミッシェル広場やサント・チャペル、席によってはノートルダムも見ることができます。

この旅最後の朝なので！

パンにクレープにコーヒーにオレンジジュースというセットを頼みました。

日本なら夢庵でしゃぶしゃぶ食べ放題行けるお値段ですが、もう気にしない。
その代り、日本に帰ったら消費税分以上に節約するのさ。うん。

サン・ミッシェル広場でございます。

サンミッシェル広場 広場・公園

サント・シャペルの存在を前日本とWebで知り、急遽ノートルダムの次に予定を入れることにしました。

サント・シャペルは、、ルイ9世が1239年から収集し始めた聖遺物を納めるために建設を命じたもので、1245年頃の建立と言われています。

日本でいえば鎌倉時代・・・
勿論、再建はされているんですけど。

それなりに寒いし、開聞時刻の９：３０に行けばいいだろとナメてたら、この通り。早くも長い列ができておりました。

裁判所も併設されている関係で、荷物チェックがあるためです。

サントシャペル 寺院・教会

２０分ぐらい並んだかな？

無事入場でき、サント・シャペルの前まで来ました。
ここでチケットを買います。

こちら、日本でいう１階。

正面にステンドグラスがあり、左右にはお土産を売る人がいます。

サント・シャペルの見どころは、何といっても上階のステンドグラス。

壁一面精巧に張り巡らされています。

まだ夜が明けて間もない時間なのでこの色ですが、太陽が上がってくる時間だと、また違った色に見えるのでしょうね。

サント・シャペルのステンドグラスは、実は１枚１枚が物語になっていて、ステンドグラスを全部みていくと物語が完成するようになっています。

文字の読めない人でも、絵で物語を伝えることができる。
各国語の解説を描いたボードも借りれるので、時間がある方は照らし合わせてみると良いでしょう。

そういうディテールを抜きにしても、言葉を失う美しさです。

行ったときはまだ一部修復中で隠れていましたが、それでも文句なし。

行列のできるステンドグラス。その価値は間違いなくあります。

サント・シャペルを囲む裁判所。

裁判所＝Palais de Justice。
元々シテ宮のあった場所です。

次にパリに行く時は、絶対に歴史を勉強していこう。
歴史をなぞっておくだけで２倍も３倍も旅が楽しくなるのではないかと。

裁判所 (パリ) 建造物

少し遠くからだと、サント・シャペルの尖塔がはっきり見えます。

ところで、サント・シャペルのトイレは封鎖されていました。

お金払って入るところで封鎖されるほど、パリには公共のトイレがありません。駅になんか間違ってもありません。

所々にあるこの公衆トイレ。
一度入って出ると、わざわざ床を全部洗浄して次の人を迎え入れます。
公衆トイレがあまりないことも相まって、昼間は行列だったりします。

やや汚い余談でしたが、パリでは一番大事なことかもしれないので、敢えて。

続いて、パリ市庁舎にあるお土産屋に行ってみることに。

ノートルダムやサント・シャペルから市役所は近いものです。

パリ市庁舎広場のアイススケート 祭り・イベント

市役所の脇（ＢＨＶがある側）に、市役所公認ショップ、パリ・ランデブーの入り口があります。

なーんと・・・
お店に入るのに金属探知機がございます。
市役所に併設されてるからね。

パリ ランデ ヴー お土産店

そこまでして入ったお店。

さぞかしスペシャルなお土産を買えるのかと思いきや、どっか探せば売ってるものしかなかったですね。

パリ市役所限定公認グッズとか出せよー。
ふなっしーみたいに非公認でも別にいい。

せっかく入ったので、コースター買って帰りましたとさ。

オテル・ド・ビル駅から１号線でナシヨン広場へ。

深い意味はありません。ナシヨン広場ってどんなんかな？と見たかっただけです。（前日もこの駅で乗り換えてるんだけどね）

そして帰国後、タブロイド紙の新聞社が襲撃され、この広場がパリ市民のデモ行進で溢れかえるとは、１ミクロンも思ってなかったのでした。

ナシヨン駅には多くの路線が乗り入れています。

ディズニーランドや凱旋門、ラ・デファンスを通るＲＥＲ−Ａに加え、地下鉄が４路線。

パリの中心をぶち抜く１号
人気観光地モンマルトルを通る２号
モンマルトルやトロカデロ、エッフェル塔（ビラケム）を通る６号
レピュブリック広場にオペラ界隈、終点まで行くとベルサイユ宮殿行きのバスも出る９号

押さえておいて損のない駅です。
パリ東側ですが観光には便利かもしれません。

その６号線がベルシーを通るので、いったんホテルに戻り、ホテル界隈を散策しました。

ホテルの近くはベルシー公園という広い公園。
スポーツアリーナが併設されています（工事中）

ベルシー公園 広場・公園

シモーヌ・ド・ボーヴォワール橋。

歩行者専用の木造の橋で、下の道路とベルシー公園に接続させるように橋が分岐していたりするので、独特の形状です。

この先は、昨日オルセーに行く際に使った地下鉄駅（ビブリオテック・フランソワ・ミッテラン）やその名のついた図書館「王立図書館」があります。

公園は広く、変わったオブジェも（笑）

公園の一番端は、前日に行ったベルシー・ビレッジです。

行ったことない場所探検！

ナシヨン広場に続いては、イタリー広場へ。

イタリー広場には、デパートのイタリー２があります。

イタリー デュー (イタリー 2) ショッピングセンター

結構近代的な建物。
１３０店舗あるとのことですが広さが手頃なので買い物しやすいです。

プランタンにＦＮＡＣにＳＥＰＨＯＲＡにロクシタン、ハーゲンダッツやＰＡＵＬ等の軽食もそろうので、利用価値高いです。

イタリー広場の近くは、実はヨーロッパ最大規模の中華街。

こんなお店もあったり。

主食（白米かチャーハン）にサイドを何品か取っておいくらという、典型的な海外にある中華ファーストフードの感じで、１品３ユーロぐらいでした。

お財布にやさしく食事するには、チャイナタウン捨てがたいです。

夕食ここに戻ろうとして、乗るバスを間違えたのでした。

パリ最後の昼食は、ここしかない。

パノラマ・パッサージュに来て！

パッサージュ デ パノラマ　 散歩・街歩き

ミシュラン二つ星シェフの餃子が食べられる「GYOZA　BAR」へ。

本家二つ星レストラン「Passage 53」の方は、ハイソな雰囲気半分、場違い感もある（カネに立ち居振る舞いが追い付いていない）方もやや、という感じに外からは見えました。

ギョウザ バー 和食

餃子１２個＋ライス＋ベルギービールＫＡＧＵＡ＋もやしマリネの組み合わせで１９ユーロ。

ビールはせっかくなので、ゆずや山椒を使用する「馨和 KAGUA」の白にしました。白と赤があります。
日本でもお店で買うと１本６００円ぐらいするようです。

外の席で食べてたら、美味しそうだったのか何人かお店に呼び込んでしまいました。

お肉が多く、シンプルな具の餃子を柑橘系のドレッシングをベースにしたたれで食べます。

パノラマ・パッサージュ近くの洋服屋「LE HALLE」に立ち寄り。

LA HALLE (モンマルトル店) 専門店

安くてデザインの良い洋服がたくさんある、お勧めのお店です。

安めの洋服が多い割に、店内の内装も凝っております。

このあたりは商店街になっている小道（パッサージュ）が集まっているので、少しだけ散策。

パッサージュ・パノラマの北側にある、パッサージュ・ジョフロワ。

お菓子屋さんやカフェ、お土産物、雑貨屋さんなど、レストラン主体のパッサージュ・パノラマとは毛色の違うパッサージュ。

パッサージュ ジョフロア　 散歩・街歩き

お土産屋さん「PARIS TOUJOURS PARIS」

パリ・いつもパリ。

パリの地下鉄路線図をモチーフにした文具や雑貨、パリらしいデザインの小物が多数売られていました。

店内はこんな感じ。

丁度パッサージュ・ジョフロアが少しだけクランクのように曲がるところに位置しています。

オペラ界隈に宿泊する場合は、ここでお土産を揃えるのもいいかもしれません。

シャンゼリゼに戻り、メルセデス・ベンツ・ギャラリーへ。

前日は閉まってたんですよ。

こんなのあったかなぁ、と記憶を辿ってたのですが、旅行記書いて気づきました。お店の外観も店内も、赤で統一されたイメージだったんだ。

今は、Ｆ１カーの色を意識したのか、緑色。

メルセデスベンツ ギャラリー 博物館・美術館・ギャラリー

メルセデスのＦ１カーです。

２０１４年ワールドチャンピオン、ルイス・ハミルトンのヘルメット。

こちらはハミルトンのレーシングスーツ。

新車もお披露目されていました。

パリに来て一番見かけると言ってよい紅茶ブランド「KUSMI TEA」のお店。

ル カフェ クスミコフ カフェ

ＣＯＯＬとかＬＯＶＥとかＤＥＴＯＸ。
朝の紅茶夜の紅茶。

コンセプトがはっきりしているのと、パッケージが色鮮やかなのと、それでいて紅茶の味がしっかり個性があるのと。

１４０年の歴史はだてではございません。
日本で買うとすごく高いです。（パリの１．５倍はする）

この場は迷って、結局空港で買いました。

昔からずっと気になってたんだこの門。

アバクロンビー＆フィッチのシャンゼリゼ店でした。

カジュアルブランドなのですが、パリでは高級邸宅か宮殿のような入口、香港は上海tangsの入ってたPedder Buildingをシャンデリア付のシックな内装にした建物だし、外観は凝りまくりますね。

弟ブランドのホリスターはホリスターで、カリフォルニアの海岸にありそうな家をコンセプトに、万国共通の外観にしてるし。

ホリスターも安いっちゃー安いんだけどなぁｗ

アバクロンビー＆フィッチ(シャンゼリゼ店) その他の店舗

その弟ブランドのホリスターはホリスターで・・・

世界統一この外観だし（写真はららぽーと新三郷。イギリスのウエストフィールドでも同じものを見た）

お店の中は暗くして、海の絵や海を連想させる青い照明で雰囲気を作って、２０００円のシャツ売ってたりするｗ

でも、こういうカネのかけ方は好きです。
フレグランスの匂いがいい「アズールバイマウジー（AZUL by moussy）」のようなのもいい。

逆に、赤字に白文字で「ユニ○ロ」みたいのはなぁ。

さて、話をフランスに戻して・・・
シャンゼリゼのメリーゴーランドです。

２日にもなると、あまり真面目に営業する気はなさそうです。

一つ買っていなかったアイテムを買うため、サンラザール駅のモールへ。

サン ラザール パリ ショッピングセンター

お目当ての品はビジネスシャツ。

「コットン・ギャラリー」で２９ユーロで材質・デザインよさそうなものがあり、購入しました。

フィル・ア・フィルさんごめんなさい。
１００ユーロは出せなかった。

サン・ラザール駅の正面にもパッサージュが。

パッサージュ・デュ・アーブル。
元々のパッサージュを大改装し、２階建てのショッピングモールにしてしまいました。

ＧＡＰ，Ｈ＆Ｍ、ＺＡＲＡなどのカジュアル服やロクシタン、セフォラ、イヴ・ロシェなどのコスメ・ブランド。
アクセサリーのアガタなどのお店が軒を連ねます。

そして中心店が・・・

パサージュ デュ アーヴル ショッピングセンター

家電のＦＮＡＣ。

ただ、ここのＦＮＡＣはいつも混み過ぎ。

ラ・デファンスやボーグルネールのお店も大きいし、そちらの方がゆっくり見れると思います。

夜ご飯。

ベルシー駅近くのチェーン店「hippopotamus」に行きました。
このお店、街中で結構多く見かけます。

限定メニューになりますが、前菜とメインのセット、前菜＋メイン＋デザートのセットを比較的安く出してくれるお店です。

ヒポポタマス (ベルシーアリーナ店) フレンチ

ビーフのカルパッチョ(前菜）とチキン＆チップス（メイン）を頼みました。１５ユーロぐらいだったと思います。

英語のメニューも言えば渡してくれました。
「めにゅー、らんぐれ（menu l'Anglais）」でＯＫです。

正直味は期待してなくて、食べられればいいかと思ってましたが、どうしてどうして、美味しかったです。

海外に行くといつも思います。
日本の鶏肉は、まずいと。

日本の鶏肉、下手すると卵の味しますからね。
海外の鶏肉は、身が締まって繊維質で味がしっかりしててヘルシーで美味しいんですよ。好みの問題かもしれませんけど。

荷物もあったので、ホテルの前のバス停からリヨン駅までバスで移動しました。

リヨン駅の隣には、パリの交通公社（ＲＡＴＰ）があります。
昔はここにパリ地下鉄のお土産を買えるお店があったのですが。

そういえばこの旅で初めて見た「リヨン駅の外観」

クリスマス・正月イルミネーションモードで、色とりどりに照明が変化していましたよ。

パリ リヨン駅 駅

最近はパリに来たら毎回これでシャルル・ド・ゴール空港に戻っています。

エールフランスバス（モンパルナス駅−リヨン駅ーCDG）です。
１７．５ユーロ。

リヨン駅で乗ると、あとは空港まで一直線。
荷物がトランクに入れられるので、空港での停車時に誤って降ろされてしまうことはないかだけは注意。

シャルル・ド・ゴール空港に到着。

2Eのバス停から出発側のターミナルに上がる時に、「お前はパリのどこに行くんだ？」と声をかけてきた悪徳タクシー。

自分のタクシーに誘導するために、出発ホールのある階に誘導しようとしてました。これから帰る以上その階が目的地なので、行くしかない。

で、パリのどの地域に行くんだ？
TOKYO！ Au Revoir！

シャルルドゴール空港 (CDG) 空港

２１：２０　ＪＡＬ４１６便成田行きに搭乗します。

出国前に、免税手続きを行いました。

パブロというシステムができていて、バーコード一発通してあとは代行会社（グローバルブルーとか）に書類送るだけで手続きできるようになってましたが、果たしてお金は戻ってくるでしょうか。

本当に心配な人は、為替差益での損を覚悟で現地キャッシュがいいのかもしれません。差益の上に並ぶけどね。

空港内には、「Buy paris」というブランドで、免税店が入っています。

免税とは言ってるものの、デタックス時の値段は少し空港が高いのでは？と思わなくもないです。

紅茶あたりは、元々食品にかかる税率が軽減されてるんで、空港だろうが街中だろうが変わりません。

機内食です。

お味噌汁を飲んで、帰国だなぁという気分になる。

現実から引き戻されるひと時でした。