靴壊れ、時計壊れ、地図無くし、『不能説中文』な独り旅は嘗て無い好奇の目に曝された張家界 <天門山part3>

2014/11/15 - 2014/11/19

更に天門山の周遊は続きます。
いよいよ鬼谷桟道を歩きます（ってこの時点ではどんな所か判ってなかったのですけどね）。
景観的にアッと驚く感動は武陵源に譲るとしても、天門山は歩く事自体を楽しめる所です。それと、何と言っても安心出来たのは、案内板と空の広がり。つまりこれから進む先が見えるのです。地図無し独り旅は「こっちで正解？」って不安が常に付きまといますから、その点では精神的にも楽でした。
そして、トラブル続きだったこの旅で、この日は平穏だった事も好印象に繋がりました。
但し、本音を言えば、武陵源の入場券は3日有効だっただけに、もう半日そっちで使いたかったと思ったりもしました。
う〜〜ん、やっぱりいつも時間が足りない・・

エリア 張家界(中国)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

櫻桃湾から鬼谷桟道へ向かう途中で最初に現れたのがこれです

お経のような文字がビッシリ書かれていますが何でしょう？

入ってみると

Maneuvering、迷路でした。が、何故そんな物が此処に？

時々案内板に即した物がどれだか判らない事も。洞らしいのは何処？

右の方、木の脇に小さく橋が見えてます。橋の大きさに比べ、どれだけ岩が巨大か判りますね。これからそっちへ向かいます

渡し口のところに係員のお姉さんが2人も立っていたので、渡し賃でも取られるのかと思ったら、橋の上で撮影した写真を戻って来る観光客に売ってるのでした

それでは渡ってみましょう

橋の上からの景色ですが、この辺りはこればっかり。つまり周遊してる範囲が狭いって事ですね

天門山索橋。結構揺れたような記憶が・・

青い空が嬉しい☆

さて、鬼谷桟道へ入ります。どんな所なんでしょう？期待し過ぎも良くないですけどね

あの岩にへばり付いた遊歩道を歩くのです。武陵源と似た感じ

天生橋と言う名の展望台です。重量制限などは無いようでしたが、皆写真目的なので、1人1人しか載りません

自分もその1人になってみました

入れ替わり立ち代りに人が押し寄せるので、誰も居ないタイミングはなかなか難しかったのですが、団体が通り過ぎるのを待っての撮影です

反対側からも

更に先に見えてる遊歩道へと進みます

さすがに安全補助網（と言う名前かどうかは知りません）が設置されてますね

景色変わって奥まった所へ

谷は深いです。傘などが落ちていましたが、当然拾えません

鬼谷天塹。これは判りやすい名前でした

珍しい個人客。このカップルとは相前後して歩いていたのですが、彼氏がかなり気弱な感じでちょっと笑えました

赤いリボンが結び付けられているのが目に付くようになりましたが、どんな意味が有るのかな？

マジこればっかり…。

手すりは木のように枝を切り落としたところまで再現していますが、実際に木を利用しているのでは有りません

何かを祈願して結んでるらしいって事は判りますが

倚虹関。
relvingって何？
relve、手巻き煙草？？

桟道の一部分の床が透明です。
此処、鬼谷桟道が西、南俯視天門から閉鎖されている遊歩道へ向かったところが東と名付けられて2ヶ所設置されています。
今自分が立っているのはお試しのような部分で、こんな感じですよ（ガラスはあまり綺麗じゃないけど）のデモンストレーションです。上の方にチラッと見えている料金表も撮影した気がするのですが、カメラに残ってませんでした

それでは5元払って西銭玻璃桟道を通ってみます。

玻璃桟道＝ガラスの桟道です。
何度も使っている桟道とは、山の崖の中腹に棚のように張りだしてつくった道って意味で、日本語と同じなようです。

一応、存在証明。
あ、赤い靴カバーを履かなくてはなりません。一方通行で出口にはゲートと見張りのお姉さんが2人居て、侵入者の食い止めと靴カバーの回収をしてました

両足揃えて、下を覗いて見ます

団体が来ると一気に混みます

そろそろ鬼谷桟道も終わりです。って景観的にはどうって事無かったような・・。これから張家界を訪れる方、武陵源より先にこっちへ来る事をお勧めします。
自分的に、もし今計画を立てるなら、張家界に到着した翌日に此処へ来て、その後に武陵源に移動して宿泊。翌日と翌々日は朝から武陵源の観光に充て、夜張家界へ戻って空港へ、って廻り方にします

もうこれ以上見る所が無いと判断したのか、誰もこちらへ上がって来ません。
確かに上らなくて済む所なら上りたくないですよね

空高台。ちょっと味気無い名前って気がしませんか？
此処は中国語と日本語がかなり異なってます

下を覗くと・・。見える物が原則2種類しかなく、これが見えれば北側って事ですね

リフト？ロープウェイ？

ロープウェイの駅です。メンテナンス中でなければ、此処へ到着するはずでした。
トイレに行こうと思ったのですが、建物自体が立ち入り禁止になっていて、トイレ使えず

李娜の別荘。
李娜は、1982年生まれの湖北省武漢出身の元女子プロテニス選手です。2011年の全仏オープンと2014年全豪オープンの女子シングルス優勝者で、自己最高ランキングはアジアで男女通じて最高のシングルス2位、ダブルス54位。WTAツアーでキャリア通算シングルス9勝、ダブルス2勝を挙げています。
今年2014年9月、世界ランキング6位で引退しました

今も使われているのでしょうか？そうは思えないんですけどね。この時は何も知らず、向かいのロープウェイが動いてないせいので閉鎖中だと勘違いしていました

こんな不特定多数の人が訪れる場所に別荘なんて持ちたくないと思うんですが・・

さっき見えてたリフトの一番上まで上って来ました

其処に在る楼閣のような建物に入ってみました

近くで見ると色褪せてて残念な趣

上からの景色。別荘はあんな下なのです

あまり感激する事無く下りて来ました。これは何のモニュメント？

更に下りますが、縁ではないので展望は望めません

岩の上にちょこっと見える展望台が誰も居なかった空高台です

周遊を終え、スタート地点のエスカレーター口まで戻って来ると、ジャストなタイミングで現れたのが彼らでした。昨日の黄龍洞で同じボートに乗り合わせた韓国人のおじさんツアーの面々。中国人ガイドさん（女の子はカメラマン）は「凄い！何と言う縁なんだ！」とかって感激するし、ハイタッチしたりハグしたり、メッチャ喜ばれちゃいましたｗ観光地では有りがちだと思うけど、そうは言いませんでした

来た時と同じように天門洞を経由して帰ります。
まだ2時を過ぎたばかりなので、上って来る人の方が多いです