靴壊れ、時計壊れ、地図無くし、『不能説中文』な独り旅は嘗て無い好奇の目に曝された張家界 <武陵源から黄龍洞へ>

2014/11/15 - 2014/11/19

地図を失くして手元に残された資料はコピーして来た「地球の○き方」だけです。それでも、其処に『黄龍洞は中国で著名な鍾乳洞の1つで、武陵源の東7kmに位置し、武陵源風景名勝区の入場料で入れるエリアの外に在る。石灰石が地下水の浸食によって形成された典型的な鍾乳洞だが、総延長7.5kmの洞内は、水洞と陸洞が縦横に入り組んだらせん状の形態で、高低差は140mも有り、まるで迷路のようだ。』と記されていました。
しかも、武陵源風景名勝区のゲートのすぐ外に停まっている1路バスでそのまま行けちゃうようです。行くしかないでしょ！

ってか、やっぱり石だの岩だのからは離れられませんね

エリア 張家界(中国)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 高速・路線バス タクシー 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

武陵源風景名勝区のゲートから一般道に出てすぐのところにバスが停まっています。それは昨日も見かけてました。1路バスと2路バスです。どう見ても車掌には見えないオバサンが、「もう出発するわよ！」って（多分）大声で叫んでました。バスに黄龍洞と書かれてるので乗り込んでみました。
車内の様子はとってもローカルです。裏側になりますが、洞の文字は読めるでしょ。料金1元でした

すぐに発車したのは良かったのですが、途中の交差点で何故か15分近く停まったままでした。ちょっと不安になりましたが、オバサンは此処に居ろって言ってる（らしい）し・・・

結局7km余りの距離に過ぎないのに、30分以上かかってやっと到着。もう4時半です。ちょっと予定が狂いました

入り口が良く判りません

その場に来てるのは間違い無いのですが？？

唯一外に居た学生らしい男の子に声をかけ「何処から入れば良いの？」と英語で尋ねると、自分も探してるとの答え。それから彼が色んな人に尋ねてくれて、やっと入り口を見つけたものの、此処もツアー受付窓口しか開いていません。
何度も何度も行ったり来たりさせられて、更に時間を無駄にしてしまいました。
彼が日本語を勉強している18歳の学生だったので、英語7日本語2中国語1で話が出来たのは助かりました。でも名前聞き忘れました

お洒落なオブジェでしたが、券売所と入り口探しで落ち着かず

入場料はVIP198元と一般103元とに分かれています。一般のを買って列に並んだら、「VIPは待たずに入れるけど、一般は50分待て」と言われました。50分！何だ、そりゃ？とは言え、VIP料金は高過ぎです。てか、この時点でそんなにお金は残っていません。
結局バスを降りてから鍾乳洞の中へ入るまでのトータルで50分も費やしてしまいました

南京から来た彼は以前親に連れられて来た事が有るそうです。もっと水が流れてたりした覚えが〜って言ってましたが、それはもっと奥がそうなっていたのです。小さい頃の記憶は正しかった訳です。
さすがに中へ入ってしまえば進むペース違いますから（自分は写真撮るのに立ち止まってばかりだし）少し先でサヨナラです

ベトナムでも中国でも鍾乳洞にはカラフルな照明

寄り添うカップルに見えました

此処から先はボートに乗って進みます。此処もツアー客と重なり待たされました。
韓国人の50代のオジサン方のツアーの中に組み込まれ、「中国人か？」「韓国人か？」って質問されたので、「日本人」って言うと、「イルポンだってよ！」と皆に宣伝されてしまいました。日韓友好の握手とか、名刺貰ったり（ハングル読めません）、ややウザ・・

このジグザグが階段です

この鍾乳洞、とにかく広いんです。が、鍾乳石自体はこういう棒状のモノが目立ちますが、それほどバラエティに富んだって印象は受けませんでした

いわゆる千枚田。
漢字（中国語表記）で十分判りますが、英語と韓国語は書かれていても日本語は有りません

天井から糸のように落ちて来る滝

花果山の上からさっき乗った舟を見下ろす

龍王宝座

定海神針

出口と言う表示と矢印を見かけてからが長かったのです。正直飽きて来てました

お疲れ様でした。やっぱり歩き疲れて土産物屋を覗こうって気も失せています

ようやく外へ出たのは6時でした。もう周囲は真っ暗です。
そして、バス停は何処？と尋ねた自分に、1路バスは「6時で終わってる」と言うのです。
そう言ったのは白タクのお姉ちゃんだったので、周囲の店でも聞いてみました。同じく「6時で終わってる」。
客の集合を待っていたツアーガイドにも聞いてみました。「6時で終わってる」。
ガ〜〜ン！
歩くには遠過ぎます。
仕方無く、交渉の結果30元でバスターミナルまで行くって事になりました。30元は103元の入場料を80元と記載していた「地球の○き方」で述べていたタクシーの料金と同じでしたから、決してボッタクリではないのですが、バスなら1元・・