靴壊れ、時計壊れ、地図無くし、『不能説中文』な独り旅は嘗て無い好奇の目に曝された張家界 <街中まとめてみました>

2014/11/15 - 2014/11/19

朝わりと早くに出かけたせいも有り、宿に戻って来たのは丁度6時でした。
食事を兼ねて、張家界の街の中心部へ出かけてみる事にしました。
宿のオーナーさんは居なくても、英語を話せる若い女性スタッフさんがバスの停留所や乗るべきバスの番号を教えてくれました。

時系列的には少しズレますが、翌日以降の市内の写真も此処にまとめて市内編として載せてしまいます。なので何度も夜が来ちゃってますが、そのつもりでご覧くださいね。

今まで何度も中国を訪れてはいましたが、張家界の食事はどれも美味しく、辛いモノ好きの自分にはピッタリでした。
高ければ美味しくて当たり前なので、特に名が知られていなくても安くて美味しい物の沢山有るところが大好きです。

エリア 張家界(中国)

• 旅行の満足度: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

バス停は大通り（官黎路）に出て、道を渡ったコーヒーショップの前と教えられてやって来ました。中国とは思えないお洒落なカフェです。が、何度通りかかっても、お客さんの入ってるところを見ませんでした。
ってか、バス停らしいブースどころか案内も何も在りません。路面を見ると、バスが停まると白ペンキで書かれてました

東門路に夜市が在るのを地図で確認し、近そうなところでバスを下車。1つ手前だったようですが、モノの5分で到着出来ました。夜市に近いバス停は解放路沿いです

そんなに大規模では有りませんが、食事の出来るお店(屋台）が並んでいます

おでん、のようなモノです。色からして、かなり辛そうです。
食べてみたい！勇気を出して近寄ってみました。
座れって促されて、地元に人の中に混じります。
好きなのを取って食べ、串の色と数で料金後払いです

ジャガイモ、レンコン、つみれ、豆腐、昆布、ソーセージ、湯葉、その他練り物・・・完全におでんです。
辛くて激旨☆9本食べて17.5元でした

鳩と鶉。当然食用です

さっき武陵源で立ち寄ったスーパーでは靴しか買いませんでしたから、改めて此処で食料＆お土産を物色

ダフネと言う靴のチェーン店です。大連ではこのブランドの靴を買いました。
値段は日本並み（自分が買った時はセール中でした）。ですが、靴一足ずつにそれをデザインした自社デザイナーの紹介が添えられていて、なかなか丁寧な作りの靴でした。今も持ってますよ。って、中国では何故か靴を買う運命？？

商業歩行街のわりに、何だか閑散としていませんか？

1本南の廻龍路にも沢山の店が在ります

デパートっぽいのも

ですが、そういう所を見て歩いたり、買い物したりする気は無かったので、一休みしてた女学生に声をかけて、最寄のバス停を尋ねました。すると一緒に行ってくれると言うので、英語の出来る1人と話をしながら歩きました。
その子が、別の1人を指して、「彼女は日本が好きだ」と言いました。その指された子に何が好きなのかを聞いてみると（その彼女は英語が苦手）、「赤西仁！」だそうです。英語の出来る子は「ワンピース」が好きなんだそうです。
6番のバスに乗るまで見送ってくれました。

因みに、此処まで来たのはコーヒーショップ前から5番のバスに乗ってですが、5番は午後7時が最終なので、それ以降はバスターミナルまで来る6番に乗らなくてはなりません

バスターミナルから宿へ戻る途中のスーパー。此処は翌日買い物をしました

店の前に並べられた胡桃やら栗やら

驚いた事にドリアンが！
南なんですね。上海よりも香港の方が近いですモンね

充実した果物コーナーですが、何が何だか？？

上が豆乳2元。これはスーパーの隣の食堂で買いました。パックじゃなくて店内で飲めると思ったのです。外にメニューらしきものが貼り出されていて、其処に豆漿
と書かれていたので指差したら、これを出されました。
ついでに、そのメニュー内の包子をも指してみたら、それは早餐だから明日の朝来いと言われました。それはメニューの文字と彼の中国語で理解出来ました。なので、翌日約束通り（？）顔を出しました。

下は自分の大好きな中国の飲み物シリーズの牛乳＋ナッツです。前のスーパーで買いました。これはカシューナッツです。香ばしかったのですが、自分は落花生の方が好きだと思いました

そして翌日ですが、朝は前日と同じ宿のそばの食堂に行ったので、夜になってから鍋を食べに行き、約束を果たしました。
昨日の彼の奥さんらしき人が英語のメニューを持って来てくれて、食べてみたいと思っていた三下鍋がお勧めだと言いました。堂々メニューに一番上です。68元もするし1人じゃ食べきれないのも判ってるので、ちょっとだけ迷いましたが、好奇心＆食欲には勝てませんでしたｗ

値段が記されていないの怖いでしょ。中国語のには載ってましたし、勿論同じ値段を口頭で言われましたけど

裏は単品料理、と言うか、これを定食にします。自分好みの料理が並んでいます

これが三下鍋（小）です。とは言え巨大。1人で食べきれる訳無いですが、滅茶苦茶美味しそう☆

三下鍋とは何ぞや？
張家界的特色菜・三下鍋。所謂“三下鍋”，就是由三種主料做成，燉著不放湯的火鍋。特色菜是幹?腸子和幹?核桃肉，可以放在一個鍋裏燉，味道超好。順便點一份酸蘿蔔，脆脆酸酸的，讓人流口水。

間違い無く張家界の名物料理であるようです。3種類の具材を中心とした鍋料理で、此処に入っていたのは3種類の肉＝豚足のぶつ切り、ベーコンの塊、豚ばらの角煮サイズのお肉。
これに豆腐、ニンニク、ネギ、唐辛子も入っています

そして途中で脂を吸わせる為か、青菜を加えます。
家族経営の店らしく、入れ替わり立ち代り、お湯のお代わりを持って来てくれたり（中国ですよ、此処！）、とてもナイスなおもてなしを受けました。
適度な辛さで、と〜〜〜っても美味しいお鍋でした。残しちゃったのが勿体無かったです

バスターミナルの入り口です。
出入りは此処からですが、武陵源行きのバスはこの建物を向こう側に抜けて、一旦左に折れた奥に在ります。
そっちはかなりローカルな雰囲気で、オジサン達が煙草吸いながら賭け○○をやってるようなところでした

市内を走るバスです

此処張家界には色んな民族が居るんだよってモニュメントでしょうか？
これってどう見ても自分には台湾の高砂族のように思えてなりません。でも、多分近いモノは有ると思います。
湖南省には漢民族、トゥチャ族、ミャオ族、ヤオ族、トン族、ペー族、回族、ウイグル族など、合わせて41の民族が暮らしているのです。まぁ、約90％は漢民族ですが

此処は大庸路と迎賓路との交差点に在る大きなホテルでした。
が、玄関の電光掲示板には歓迎光臨じゃなくて、「足マッサージ師募集、月給3000〜7000元保証」なんて流してるのは何だかね

マンホールにはこの山椒魚のキャラが♪

バスターミナル（鉄道駅も）から市内中心部に向かうには迎賓路を北上し、観音大橋を渡ります。一番大きい橋のようです

赤いとんがり屋根は福音堂

橋の上

水は汚くなかったです

手前（中央左寄り）の建物は火事だったんですね

橋を渡って、また袂へ下りてみました

川沿い散歩出来ます

この人ごみは何？

学校から子供が出て来るのを待ってるの図、です

学校の隣に中国銀行。このATMにて2度目のキャッシング

普光禅寺。
1413（明の永楽11）年創建の臨済宗の禅寺です。でも閉まってて中へ入れなかったのです

前の晩に来た夜市入り口の道を挟んだ反対側でしたが、暗かったせいか（？）全くお寺の存在に気づきませんでした

どうにか中を見ようとしますが・・・。
武廟には関羽を祀っています

その裏に幼稚園が在り、其処にもお迎えのお母さん（？）方が集まっていました

お寺の周囲は小さなお店の連なる繁華街で、飲食店も沢山在りました。
が、自分の関心はこの店に一直線。
芝九草堂は客家（はっか）スィーツ、亀ゼリー、各種カキ氷のお店です

氷も食べたかったのですが、寒いのでお汁粉にしました（実は迷いに迷ったのです、食べたいものだらけでしたから）。
下から2番目、紅豆沙湯圓8元です。どうして日本でこれが食べられないのか？大好きなのですけどね

何故かガラガラ

この白玉のお団子の中にも餡子が入ってるのです。だから小豆自体は甘さ控えめです

人民広場の入地化銀（意味不明）。ヤギの像ですよね。
この目つきの悪いお兄さんにどいて欲しかったんだけど・・待ちぼうけ食わされてるらしく、めっちゃ苛ついてました

張家界の鉄道の駅です。
バスに乗って、宿の在る側に戻って来ました。ターミナルの隣の停留所が鉄道駅の前です

広州駅まで快速13時間40分、北京西駅まで快速23時間10分、上海南駅まで快速20時間50分だそうです

バスターミナル隣の梅尼はスーパーと言うか、デパートと言うか、ショッピングモールみたいと言うか。
マックも隣に在って、全て新しいです

前の晩と同じ食堂に再び足を運びました。
「明日もおいで」の言葉に釣られ、またどうしても気になる料理が有ったのです。
メニュー左側、上から11番目の炒腰花25元です。
腰花、つまり腎臓ですね（豚です）。若かりし頃、結構何度も食べました、日本でですよ。スーパーとかで売ってましたモン。逆にうんと小さかった頃は見かけませんでした。今ももう全く見なくなりました。
なので、食べてみたかったのです

それがこれ。敦煌で食べた青椒肉絲にそっくりでした。勿論腰花使って有りますが。
んで、こっちのが俄然美味しかったです。これまたニンニクたっぷり＆ピリ辛でした。
数時間後には飛行機に乗ると言うのに・・すみません。
かなりなボリュームでしたが、これにお茶碗一杯のご飯は完食しました。昨日の鍋もそうでしたが、ご飯付けても値段同じでした

お店の奥さんとお母さん？

右のお兄さんが一番最初に豆漿を買った時に、明日来いって言ったのが始まりでした。
この日は子供たちにリラックマの小さい人形を渡しました。



張家界の旅行記はまだ続きます