靴壊れ、時計壊れ、地図無くし、『不能説中文』な独り旅は嘗て無い好奇の目に曝された張家界 <武陵源風景名勝区part3・袁家界>

2014/11/15 - 2014/11/19

新しい靴で宿を出ました。今日は1人でバスターミナルまで歩き、昨日帰って来たルートを逆にたどって武陵源風景名勝区へと向かいます。
宿のオーナーさんから貰って初日とっても役に立った地図を再び見ながら説明を受けて、「疲れてなければ8000段の階段を降りて来るって手も有るよ」と聞かされましたが、そんなの最初から有り得ませんよね。
広い区域の中をルートが色々細かく分かれているし、日本から持って来た「地球の○き方」では情報が古いし、単に地域図と言うだけで、中で歩き廻るには全く足りません。つまりその地図が命綱になるはずでしたが・・・。

エリア 張家界(中国)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

昨日と同じ、宿のそばの食堂へやって来ました。
昨日の去り際に「明日は耳（その時に写真の女性が作っていた物）食べたい」って言い残して来たので、この日は自分の耳を触って見せたら、彼女は奥から豚肉と鶏肉の塊を出して来ました。自分にどちらか選べと言う事らしいです。自分が豚肉を指差すと、彼女は奥へ戻って、包丁の音がし始めました。
何と！ミンチからお手製☆
其処から始まったので、食事の供された時間は7時を廻ってしまいました

ベースのスープとトッピング（？）は基本同じで、今日は麺の代わりに耳です。
これまたボリュームたっぷりでしたが、喉越し良くツルッと行けちゃうので完食です。
朝からこんなに手間をかけさせて同じく6元。
当然、また明日ね♪です

宿へ戻ると、行商のオジサンが菜っ葉を売りに来ていました。写真撮っても良いか？と聞くと喜んでポーズ取ってくれました。
ところで、周辺には宿がかたまっている為、この時間は前の通りを多くの旅行者が通って行きます

宿を出てバスターミナルに向かいます。
官黎路を歩いて行きますが、その通りの頭上をロープウェイが通っています

何だか危なっかしく思えてなりません

いきなりですが、昨日靴を買った武陵源到着。
またバスターミナルから風景区入り口までは徒歩です。
昨日は靴のトラブルの為に周囲を見回す余裕は有りませんでしたが、今朝はこの街がなかなか綺麗なところだと言うのを実感しました

標識も丁寧

並木道

珍しくキチンと歩道が整備されています

そして再び、と言うか、今日はこっちが入り口です

ゲートをくぐって内側です。
百龍エレベーターに乗れる場所へ向かうには、このバス群のどれに乗るのか？またも尋ねて廻らねばなりません

先頭付近に席（何故か奥行きが浅くて座り心地悪い）を確保し、車窓を眺めていたら、急カーブで大きく揺れて椅子から滑り落ちそうになりました。とっさにバーを掴もうとしたら、同じ事を考えた他の客の腕と接触し、自分の腕時計が外れて飛びました。
バラバラになって（自分の時計はレゴなのです）ドライバーの足元へ落下。
運転中にも関わらず、他の客も手助けしてくれて拾い上げ、全てを回収は出来ました。どうにか組み立てて、元通りになったとその時は思っていましたが、後でとんでもない事に・・・

バスが停まって乗客全員が降りたので（一行は皆同じツアーの韓国人観光客だったのです）自分も釣られて降りてしまったら、エレベーターが在りません。
何と、まだ手前の十里画廊でした。勿論此処も時間が有れば上ってみたい所ですが、再び同じバスが来るのを待たなくてはなりません

半端に名残惜しい感が・・・

改めてエレベーター乗車場所へ到着

世界第一梯って確かに。
中国じゃなければ、こんな世界遺産のど真ん中にエレベーターなんか造り（造れ）ませんよね。逆にこの岩とかが人工じゃないか？って気さえしました

エレベーターに乗らなくても十分良い景色です

この景色を堪能してから〜と思う気持ちは誰も同じ

将軍のラインアップって名前は判らなくもないですね

エレベーターと言うより、アミューズメントパークのフリーフォールに思えちゃいます

乗り場はこの通路を奥へ

途中アバターの紹介が♪ロケ地でしたからね

列に並びます。此処は百龍エレベーターに乗る為のエレベーターで、3機並んでいます（が2機のみ運転中）。
意外な事に係員さんがキチンと人数を数えて乗せていきます

ですが、この2機のエレベーターからの客が1機しかない百龍エレベーターに殺到して鮨詰めになるので、せっかくのシースルーエレベーターも周囲の景色を見てる暇なんか有りません。で、頂上（？）到着

本来は此処（この展望台）から少し歩いた先に在るターミナルから更に環境バスに乗り継いで袁家界と呼ばれる区域を観光するのですが、そのバスを見つけて乗ったは良いものの、5分も経たないうちに道路が工事中でこの先は歩け（と言っているらしい）と。
実際にアスファルトの臭いが立ち込め、工事車両が行ったり来たりして土煙も舞っているような舗装途中の道を30分も歩かされました。他にツアー客が居たから良かったですが、自分1人だけだったらどうしてたでしょう？

30分歩いた先にバスが待っていました。が、何処まで乗れば良いのか？
地図見てみないと判りません。
って、バッグの中に地図が無い！オ〜マイガッ★
エレベーターに乗る前にチケットカウンターで手に持っていたのは間違い有りませんでした。って事はカウンターで財布だけ仕舞って、地図置いて来たの？
ガ〜〜〜〜〜ン！何処をどう廻って良いか判りません。

取り敢えずバスを下車したのは、アバターってアナウンスが聞こえた停留所でした

何処をどう行けば良いのか判りませんでしたが、とにかく遊歩道が続いていたので、ひたすら進みました

昨日の黄石寨と同じように、ルートの途中に幾つもの展望台が設けられています

昨日はチョロチョロ流れる長寿泉と言う水道のような物を見かけましたが、今日は長寿潭と言うプールのような水溜りです

中韓友好って日本は含まれて居ないのです。
てか、5日間の中国滞在中、北京首都国際空港以外で日本人は誰1人見かけませんでした

口コミに書かれていたキュウリを売る人発見

見難いですが天下第一橋です。
屹立するふたつの巨岩が頂上部分で橋のように繋がっており、高低差357mもある足のすくむような深い谷が眼下に広がる光景は、圧巻です

鍵のモニュメント。
周囲にハート型などの錠前が奉納（？）されています

ちょこっと足を出して、自らの存在を証明

観光周回路は終わりなのか、道はバス停へと向かうってサインが出てました。土産物店も並んで、それらしい雰囲気

おっ、マックが！

マックの在るのは天子山山頂だと地図に載っていた記憶が有ったので、周囲の人に此処は天子山か？と尋ねて廻りました。そんなはずは無いのですけどね。
天子山と書かれたロープウェーだか乗り物も在ります。環境バスで向かうはずなんですが？？？
え〜〜〜っ、此処は何処？