2014/08/09 - 2014/08/09
1450位(同エリア6081件中)
ピオニーさん
大学4年後期、興味本位で履修した「オーストリア文化史」の授業で、ハプスブルク家の歴史やクリムトの名作『Der Kuss(接吻)』を紹介されて以来、なんとなく憧れていたオーストリア。
今年は夏休みが長めに取れたので、思い切って行ってきました。
ウィーンの森から帰って来た午後は、ついに『Der Kuss』とご対面。
この日は、
・ベルヴェデーレ宮殿
・シェーンブルン宮殿
・フィグルミュラーでヴィーナー・シュニッツェル
・ザッハーでザッハトルテ
と、定番スポットをまわって、この旅のウィーン観光をコンプリートしました。
〔旅行期間〕
2014年8月5日(火)~8月12日(火)《6泊8日》
〔日程〕
1日目:成田~フランクフルト~ウィーン
2日目:ウィーン(主にリンク内)
3日目:ザルツブルク、ウィーン(王宮家具博物館&美術史博物館ディナー)
4日目:ハルシュタット
★5日目:ウィーンの森、ウィーン(主にリンク外)
6日目:メルク~ドナウ川下り~デュルンシュタイン
7日目:ウィーン~フランクフルト~成田
8日目:成田着
〔旅行記〕
【1・2日目:ウィーン編】~駆け足でウィーン市内早巡り~
http://4travel.jp/travelogue/10918254
【3日目:ザルツブルク編】~ウィーンの朝は散歩から始まる。そしてザルツブルクへ~
http://4travel.jp/travelogue/10924124
【3日目:王宮家具博物館&美術史博物館編】~観賞はディナーの後で。なんて言わないで~
http://4travel.jp/travelogue/10927123
【4日目:ハルシュタット編】~始発に乗って終電で帰る、ウィーンから行く「世界一の湖岸」一人旅~
http://4travel.jp/travelogue/10930059
【5日目:ウィーンの森編】~ハイリゲンクロイツ修道院とルドルフ皇太子最期の地・マイヤーリンク~
http://4travel.jp/travelogue/10937318
★【5日目:ウィーン編】~定番をまわる夏の午後~
【6日目:メルク編】~「信仰の要塞」、壮麗なる修道院~
http://4travel.jp/travelogue/10942466
【6日目:デュルンシュタイン編】~ドナウのほとりででゅっるでゅる~
http://4travel.jp/travelogue/10949642
【最終日:ドイツ・マインツ編】~蒼き光満ち満ちて…+旅のお土産総ざらい~
http://4travel.jp/travelogue/10949994
〔利用便〕
■往路
JL407 11:35成田発→16:40フランクフルト着(飛行時間12:05)
JL7861 20:10フランフクルト発→21:30ウィーン着(飛行時間1:20)
■復路
JL7860 07:25ウィーン発→08:40フランクフルト着(飛行時間1:15)
JL408 19:20フランクフルト発→13:40成田着(飛行時間11:20)
〔宿泊先〕
Small Luxury Hotel Das Tyrol(6泊)
〔費用〕
■出発前に支払済
航空券:186,540円/1人(サーチャージ等諸経費込)
ホテル代:85,849円/ツイン1室(Expediaを通じて予約)
OeBBウィーン西駅→ザルツブルク駅:48.00EUR/2人
WESTbahnザルツブルク駅→ウィーン西駅:23.90EUR/1人
OeBBウィーン西駅⇔ハルシュタット駅(往復):76.00EUR/2人
ハルシュタット塩坑ガイドツアー:24.00EUR/1人
ウィーンの森半日ツアー:8,967円/1人(VELTRAを通じて申込み)
■現地諸経費概算
交通費:約145EUR
食費:約180EUR
美術館等入場料:約110EUR
お土産代:約1,450EUR(うちディアンドル240EUR、RIMOWAスーツケース529EUR ※免税前)
ちなみに出発直前で、円→EURは、1EUR=140~142円でした。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
ウィーンの森半日ツアーを満喫し、午後はリンク外の名所・ベルヴェデーレ宮殿&シェーンブルン宮殿へ行って来ます。
日差し降り注ぐ庭園を歩くことを考え、朝持って行き忘れた麦わら帽子を取りに、いったんホテルに戻りました。
30分くらい時間ロスになりましたが、この判断は正しかった(^^;)
そして、ツアー解散場所と同じオペラ座前から、トラムに乗って、まずはベルヴェデーレ宮殿へ。ベルヴェデーレ宮殿 城・宮殿
-
門をくぐると、おしゃれなオブジェと広大な庭が。
-
宮殿建物も素敵!
思わず階段に座って記念撮影♪
それにしても人が少ないなーと思っていたら、あらら? どうやらこちらは裏側らしい。 -
ここにクリムトの絵が・・・!
と、
はやる気持ちを押さえて、奥にあるこちらの門を抜けると、 -
広ーい庭園がお目見え!
ベルヴェデーレ宮殿の上宮と下宮の間には、バロック庭園が広がります。 -
クリムトの『Der Kuss』は、上宮のオーストリアギャラリーに所蔵。
早速入場。
ひとり12.5ユーロ。オーストリア ギャラリー 博物館・美術館・ギャラリー
-
この宮殿は、トルコ軍からウィーンを救った英雄・オイゲン公(1663-1736年)の夏の離宮です。
ハプスブルク家に由来するものじゃないんですね〜。
内部はご覧のとおりの優美さ。
ドレスを来た貴婦人が、今にも階段から下りて来そう。 -
ここでついに『Der Kuss』と対面して感無量・・・!
10分あまり立ちつくし、一周した後も再び観に行ってしまいました。
展示物は撮影禁止でした(昔は撮影OKだったのかな?)が、あの色彩と金の輝きが放つ耽美さ、不安定感は肉眼で見てこそだと思います。
昔、大学の授業で紹介されたVTRで、「世紀末、ハプスブルク帝国末期の、爛熟した果実のような時代に生まれた作品」と紹介されていた記憶がありますが、まさに「爛熟」という言葉がぴったり。 -
ショップでは、ポストカードとしおりを記念に買いました。
下宮に行く時間はありませんでしたが、お庭の中ほどまでは歩いてみることに。
とっても広い敷地、遠くに見えるのが下宮です。 -
中ほどにある池の前に鏡があって、鏡に上宮を映しながら下宮も見れる(撮れる)んですが、周りにわらわらと順番待ちしてる観光客が写ってしまったので写真は割愛(^^;)
写真は上宮です。 -
優美なスフィンクス像に見送られ、ベルヴェデーレ宮殿を後にします。
-
トラムでオペラ座に戻って、次は地下鉄でシェーンブルン宮殿へ向かいます。
トラムの車窓から、マックを発見。
ちなみにトラム、冷房が効いていなくて汗だらだらです。 -
地下鉄U4線で、KarlsplatzからSchoenbrunnへ。
やって来ました、シェーンブルン宮殿。
ハプスブルク家の夏の離宮です。シェーンブルン宮殿と庭園群 城・宮殿
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ベルヴェデーレ宮殿以上に広大な庭園が広がります。
-
テレジアンイエローが特徴的な建物。
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宮殿内の見学の前に、グロリエッテまで行ってみることにしました。
楽してパノラマバーンという乗り物を使おうかと思いましたが、混んでいて、次の便は30分後。
だったら歩いて行くことに。
と、ここで一緒に来た友達が「ウィーンでお土産買い物しておきたい!」(※土曜日の今日がウィーンで買い物する実質ラストチャンス)と言い出し、夕食のレストラン予約時間まで別行動することになりました。
振り返ればこの旅、別行動が多くて半分くらい一人旅気分。
気兼ねなく希望もわがままも言えるので楽ちんですが、自由すぎる私たち・・・。 -
宮殿とグロリエッテの真ん中らへんにある「ネプチューンの泉」。
ネプチューンの泉 建造物
-
岩の裏にまわれば、シェーンブルン宮殿がこんなに小さく見えます。
ここまででも結構歩いたな〜。
本来は泉の水が、雫のカーテンとなって滴り落ちるはずが、このときは全然でおかしいな〜
と思っていたら、
ここには噴水があって、それが動くのが10:00〜16:00(5〜9月)の間だからということが判明しました。
16:00を少し回ってしまったようです。 -
さてさて、引き続きグロリエッテを目指します。
丘になっているので、宮殿の背後にウィーンの街も見えて来ます。
それにしても夕方だというのに日差しがきつい・・・麦わら帽子かぶってて良かった。 -
あともう少し!
-
着いた〜!
てっぺんには翼を広げた鷲が堂々と鎮座。 -
グロリエッテは、プロイセンとの戦いに勝利した記念として1775年に建てられたそうです。
-
このあと宮殿内の見学もしたかったので、展望テラスには入りませんでしたが、カフェもあり、なかなか良い感じでした。
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宮殿とウィーンの街を眺めながら、20分ほどかけて上った丘を下ります。
-
時間がないのに、またしても寄ってしまったネプチューンの泉。
ネプチューンの泉 建造物
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ヨーロッパの一大帝国ならではの光景だなーと思います。
だって、背景が空しかないんだもの! -
平らな道になってからも、まだ遠い宮殿。
-
宮殿に向かって左手にある迷路庭園。
時間があれば行きたかったなー。 -
庭園と一言でいっても、動物園があったり温室があったり、全部見るには半日は必要そう。
日本庭園だって、広すぎて忘れ去られていたくらいですからね。 -
絵になる風景もありました。
この後、無事に時間も間に合い、先日買ったシシィチケットで宮殿内部の見学をしました。
ガイドブックに載ってた投稿を見て、オーディオガイドではなくペーパーガイド(日本語)をもらったので、さくさく見学できました! -
そしてそして、シェーンブルンの〆に、王宮馬車博物館へ。
18:00閉館で入場は30分前までとガイドブックにはありましたが、25分前に滑り込んでも大丈夫でした。
ここでのお目当ては、ルドルフ皇太子のそり!
祖母から贈られたそりに、姉のギーゼラと一緒に機嫌良さそうに載ってる写真がありました。馬車博物館 博物館・美術館・ギャラリー
-
18:30からレストランを予約しているため、18:00すぎには急いで駅に戻ることに。
と思ったら、ウェディング姿のカップルがいたので、ついつい足を止めてしまいます。
明治神宮で婚礼の列を珍しげに見る外国人観光客のように、私も興味津々で通り過ぎる様を見てました。
右側の黒い服の人はカメラさん。
ロケもしてるんですね〜。 -
帰国後、シェーンブルン宮殿には希望すれば住めるとテレビでやってるのを見ました。
月20万円くらいで貸し出してるようです。 -
たくさんあるウィーン観光名所ですが、この3つに行けばまずは間違いないはず! と勝手にリスト化。
(1)王宮
(2)シュテファン寺院
(3)シェーンブルン宮殿
次点は恐らくオペラ座と楽友協会かな? -
シュテファン寺院前で、別れた友達と合流して、予約していたレストランへ。
ガイドブックには必ずと言っていいほど載ってる定番のお店・フィグルミュラーです。
ベッカー通りの方が空いてるとあったので、そっちにしてみました。
ご覧の行列ですが、予約してたので待たされることなく席へ通してもらえました。
予約はお店のホームページから簡単にできます。
日時と人数を指定して、メールで送られてくる予約票をプリントしてもっていくだけ。
私たちは角の席をキープしてもらえていて、賑やかな店内の中、落ち着いて食事できました(^^)フィグルミュラー (ベッカーシュトラーセ) 地元の料理
-
ここの名物はお皿からはみ出るほどのヴィーナー・シュニッツェル!
味は、某コンビニのからあげくん風?
最初はおいしくガツガツ食べていましたが、私も友達も途中からフードファイト状態に(-_-;)
カラッとしているうちに食べきれるかが勝負かな。
結局私たちは半分食べたところでギブアップし、残りは持ち帰りにしてもらいました・・・。
女性なら二人で一つがちょうど良いと思います。
ちなみに、周囲のテーブルを見渡すと、同じくフードファイト中の人が何人もいました(笑)
でも名物だから挑戦しちゃうのよね〜。 -
お腹を満たしたあとは、シュニッツェル片手に腹ごなしのお散歩。
アンカー時計を見て、アンカー時計 建造物
-
大繁盛のジェラート屋さんを覗き、
-
ウェハースで有名なマンナーのショップで、職場にばらまくお土産を購入。
マンナーショップ (シュテファンスプラッツ店) スイーツ
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ケルントナー通りのスワロフスキーの前には、投影によるお洒落な広告が浮かび上がってました。
-
そして仕上げに、ザッハーでお買い物。
ザッハトルテ+シャンパン+ザッハトルテ型マグネットの3点が入ったサマーギフトセットをお土産に購入。
シャンパンは、スミレの砂糖漬けを入れて飲むのにちょうど良かったです。ザッハー コンフィズリー (ウィーン店) スイーツ
-
もちろんカフェでザッハトルテもいただきます。
このための腹ごなしのお散歩だったのでした(^^)カフェ ザッハー カフェ
-
並びの中から、空いている店舗に案内されました。
赤い壁紙とシャンデリアがお洒落な空間です。 -
陽気なお店のおじさんが
「もちろんザッハトルテだよね?」
とうきうきしながら注文を取りに来てくれました。
飲み物はアイスカフェをお願い♪
友達は日本が恋しくなたのか、緑茶をオーダー。
案の定、お湯&ティーパックが来てました。
ティーパックだとテンション下がるのは私だけ・・・?
さて、肝心のザッハトルテ、美味しくいただきました♪
チョコとアプリコットジャムのハーモニーがしっかり感じられ、個人的にはデーメルよりザッハーの方が好みでした。
アイスカフェも美味しい〜!
最初からカフェでは全部これをオーダーすれば良かったと思うくらい、私のお気に入り。 -
気持ち良くお会計して、一日も終了です。
-
おっと、お店の前にザッハーのトラックが停まってました。
-
一日何百個もザッハトルテが売れるんだろうなー
そしてそれが今後何十年も続くんだろうねー
と話しながら、我々はホテルへの帰途に着くのでした。
行ってみたかったウィーンの森のほか、ウィーンの有名どころを巡り巡って、心もお腹も満たされた一日でした。
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2014年夏 オーストリア
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