バリ舞踊とバリアートに触れる旅 in Ubud★2014　06　5日目　【Bali…トランベン沈船ダイビング・PURI LUKISAN美術館・ワヤンクリ鑑賞】

2014/04/26 - 2014/05/03

旅行5日目。
今日は夫がトランバン沈船ダイビングツアーへ、私はウブドのメイン通り沿いにあるPURI LUKISAN美術館を訪れ、ゆっくりバリ絵画を楽しみながらウブドの昼下がりを過ごす予定。
数日前に突如発症した軽度のぎっくり腰が心配だったので、ダイビングはキャンセルするよう話したのに「今回のバリ旅行は、ダイビングがメインだから！」と譲らず、腰の薬を飲んで出発。（前夜にダイビングショップに電話で相談したら、タンク等重いものは水中で背負う様サポートします、と返答をもらえたので行くことに）
夜はOKA KARTINIで開催される影絵の伝統舞踊：ワヤンクリ鑑賞へ。1人の演者が声色を変え語る、美しい幻想世界に迷い込んだ。

エリア バリ島(インドネシア)

今回参加したのは“トランベン沈船ダイビングツアー”で、日本人ガイド＆フルレンタル込みで料金は8.000円＋80.000Rp。
朝7：30にHOTELに迎えに来てもらい、10：00前にトランベンのオフィスへ到着。
機材を詰め込んでトラックで出発し、トランベンの沈船エリアのビーチから50ｍ程泳いでダイビングポイントへ向かった。　

この沈船は50年ほど前に、岸に停泊していたアメリカの貨物船が火山でひっくり返って沈んだものだそう。

ダイビング道具はインストラクターとバリ人のアシスタントがすべて運んでくれて、タンクは水中に入ってから背負わせてもらう…まさに至れり尽くせりの殿さまダイビングがスタート。

1本目のダイビングは10：30から33分・20ｍ。

一番大きな魚が鯛、小魚系がメインで魚がたくさんいた。

また泳いで岸に上がって…

ナシゴレンとスイカのランチ休憩。

2本目は12：04から36分・23.3ｍ。

こちらはエイや中小魚が集まっていて、魚もたくさんいた。

ランチをした小さなレストランで簡易シャワーを借りて、トラックでダイビングショップに戻り、16：00にHOTELに戻った。

私はゆっくり支度をした後、10：30にHOTELを出発し、歩いて数分のPURI LUKISAN美術館に向かう。

http://museumpurilukisan.com/

プリ ルキサン美術館 博物館・美術館・ギャラリー

チケット売り場へ。

プリ ルキサン美術館 博物館・美術館・ギャラリー

入場チケット：75.000Rp。
事前に調べたときはもう少し安かったのに…と思っていたら、このチケットにはドリンク券がついてたらしく、あとで敷地内のレストランに立ち寄ることに。

プリ ルキサン美術館 博物館・美術館・ギャラリー

この美術館では様々な催しがあるみたい。

プリ ルキサン美術館 博物館・美術館・ギャラリー

緑豊かな美術館の敷地内はウブドの喧騒から逃れ、別世界が広がっていた。

プリ ルキサン美術館 博物館・美術館・ギャラリー

蓮の花が咲く大きな池もある。

プリ ルキサン美術館 博物館・美術館・ギャラリー

敷地内は、3棟の美術館と1棟のギャラリーから成り立っている。
NEKA美術館と違って、建物によっては撮影禁止の棟もあった。

プリ ルキサン美術館 博物館・美術館・ギャラリー

美術館の入口に近づくと、どこからともなく流れてくるガムランの音色…耳を澄ますと建物入口で生演奏が行われていた。
バリ音楽を聴きながらの美術鑑賞ができる優雅なひと時♪

プリ ルキサン美術館 博物館・美術館・ギャラリー

【SUNSET】1990年

プリ ルキサン美術館 博物館・美術館・ギャラリー

【BARONG DANCE】1970年

プリ ルキサン美術館 博物館・美術館・ギャラリー

【お葬式】

プリ ルキサン美術館 博物館・美術館・ギャラリー

【村落でのバロンダンス】1955年

プリ ルキサン美術館 博物館・美術館・ギャラリー

【人生の車輪】2001年

プリ ルキサン美術館 博物館・美術館・ギャラリー

【ジャウッ舞踊】

プリ ルキサン美術館 博物館・美術館・ギャラリー

建物と建物をつなぐ通路は美しく見えるよう配置が工夫されている。

プリ ルキサン美術館 博物館・美術館・ギャラリー

チケット片手に向かったのは、チケット売り場奥にある美術館のレストラン。

プリ ルキサン美術館 博物館・美術館・ギャラリー

入場半券を見せると、5種類のドリンクが掲載されたMenuを見せてくれた。

プリ ルキサン美術館 博物館・美術館・ギャラリー

ソフトドリンクにデザートが付いたセット。
デザートは苺・チョコレートソースがかけられたケーキ・ココナッツパウダーが乗せられた水まんじゅう風のバリ風な菓子の3種。
水まんじゅう風は、中に黒蜜を薄めたような餡が入っていた。
甘いものが苦手な私にはちょうど良い量♪

プリ ルキサン美術館 博物館・美術館・ギャラリー

美術館の後はすぐにランチへ向かうつもりだったけど、思わぬブランチを食べてしまったので少し歩くことに。

買い物じゃなくて、変化したウブド市場に昔の名残が残っていないか探索してみる。

ウブド市場 市場

新しい建物をズンズン通り過ぎて奥へ進んでいくと、懐かしい匂いがする一角が。

ウブド市場 市場

ゴミが散乱して汚いけど、昔見た光景がよみがえる。

ウブド市場 市場

地下の中庭では、仔犬の兄弟がじゃれ合って大騒ぎしていた。
ウブドではほとんど犬を見かけないけど、こんな場所にいたとは。

ウブド市場 市場

新しい建物とは一線を置いたような、取り残されたような場所。
1階部分は地元の人向けのの衣類や下着・化粧品が売っていて、地下では乾物や香辛料を販売していた。
私のように興味本位で流れてくる観光客もちらほら居るけど、客層は圧倒的にバリ人。

ウブド市場 市場

新しいエリアに戻ってみると、人の姿が若干少ない。
昼時の１番太陽が高い時間帯はどの店も暇みたい。

ウブド市場 市場

観光客向けの可愛いペイントがされたソカシ。

ウブド市場 市場

色鮮やかなサロン。

ウブド市場 市場

市場の外にも果物を販売している露店があった。

ウブド市場 市場

ウブド市場を出て、ウブドメイン通りをHOTELと逆方向に進む。
坂道の途中にたくさんのバタン料理屋があって、ショーウインドーには高台に盛られた料理が外から見えるように飾られていた。
気になったけど、特殊なオーダー方法らしいとどこかで見かけたので、既にINETも繋がらないし調べようが無く、残念だけど今回はスルーする。

炎天下、ガタガタの歩道を歩いて到着したのはOKA KARTINI。

グリヤ カルティーニ ホテル

今夜上演されるワヤンクリのチケットが欲しいと伝えたら中に案内された。

オカ カルティニ シャドウ パペット パフォーマンス 劇場・ホール・ショー

ワヤンクリのチケットは1人：100.000Rp。
毎週：日・水・金曜日の20：00から上演されている。

オカ カルティニ シャドウ パペット パフォーマンス 劇場・ホール・ショー

来た道を戻って、今度はデウィ・シタ通りへ。
時刻はも14：30…デザートを食べたとはいえ歩き疲れてお腹もペコペコ。
遅めのランチ先に選んだのは“KACU WARUNG”。

さすがにこの時間、お客はいなかった。

【ビンタンBeer（小)】25.000Rp

【ポークサテ】25.000Rp
7本入っていて柔らかい。
ピーナッツソースの上に醤油がかかってして、少し辛めで美味しかった。

【ナシゴレン】25.000Rp
鶏肉・青菜・玉ねぎ・人参が入っていて、目玉焼きがふわっふわ♪
合計：82.500Rp。

バリ舞踊の写真画集と、バリを題材にした絵本が欲しくて本屋に立ち寄ったら…突然空が真っ暗になって激しいスコールが降り始めた。

本を購入後に軒下で雨宿りをさせてもらって、小雨を見計らってHOTELに到着。
自分のヴィラに入った途端、バケツをひっくり返したような雨に変わり、雷もじゃんじゃん落ちた。

ルージュ - ヴィラズ ウブド ホテル

数時間経っても降ったり止んだりの天気が続くので、歩いていくつもりだったけどOKA KARTINIへはTAXIを呼ぶことに。
HOTEL⇒OKA KARTINIまでは片道50.000Rpのところを、昼間歩いたアピールで30.000Rpまで交渉して19：30過ぎに到着。
ワヤンクリの会場だと案内された先は薄暗い小さな建物で、幕が張られた簡素な舞台と…

オカ カルティニ シャドウ パペット パフォーマンス 劇場・ホール・ショー

その隣に煌々と照明が光る、何故かマットレスが放置された謎の空間。

オカ カルティニ シャドウ パペット パフォーマンス 劇場・ホール・ショー

客席はこれだけ。
開演するとちょうど満席になったけど、本当に狭い。
1番乗りだったので今日も中央前列を確保する。
天井から大きなファンが回っていたけど、雨上がりのせいか肌寒かった。

オカ カルティニ シャドウ パペット パフォーマンス 劇場・ホール・ショー

ワヤンクリの会場で貰える、今回上演される舞台のあらすじ。

オカ カルティニ シャドウ パペット パフォーマンス 劇場・ホール・ショー

白い幕が張られた舞台の裏側で煌々と燃えるヤシ油。
オレンジ色の炎が大きく浮かび上がると舞台が始まる。

オカ カルティニ シャドウ パペット パフォーマンス 劇場・ホール・ショー

牛の皮で作られた精巧なシルエットの出演者たち。
最初の15分は登場人物の挨拶と紹介、そして音楽から始まる。

オカ カルティニ シャドウ パペット パフォーマンス 劇場・ホール・ショー

芝居中の言語はサンスクリット語なので理解できないけど、時々英語や日本語を交えたジョークを混ぜ込んで笑いを誘う。
顔だけ固定して足元をブレさせ走っている様を表現したり、揺らめかせたり…細かい動作で命を与える。

オカ カルティニ シャドウ パペット パフォーマンス 劇場・ホール・ショー

人形を生きているように操り、影で生き生きと表現する伝統的な物語は非常に美しく、年齢を問わず楽しめる…時々睡魔も襲ってくるけど。
1時間15分の幻想的な世界に迷い込んだ。

オカ カルティニ シャドウ パペット パフォーマンス 劇場・ホール・ショー

上演が終わると、舞台裏を大きな窓から少しだけ覗かせてもらえた。
ダランと呼ばれる人形使いがこのワヤンクリを1人で演じていてワヤンを動かしながら語り、登場人物に合わせて声色と口調を変えて台詞もすべて1人で行なう。

オカ カルティニ シャドウ パペット パフォーマンス 劇場・ホール・ショー

裏側からみると色がついていた。
この色は幕裏側からしか見えないのに…と思うけれど、ワヤンクリの世界では幕裏にあの世であるとされていて、あの世では色の付いた美しい世界が広がり、現世では白黒にしか見えない、ということを表すのだそう。

オカ カルティニ シャドウ パペット パフォーマンス 劇場・ホール・ショー

OKA KARTINI到着時に受付兼TAXIドライバーから帰りの予約営業を何度もされていて、雨が止んでたら歩いて帰るつもりだったのに、出るときにまたバッタリ出会ってしまったので結局TAXIでHOTELへ。
行きと同じく50.000Rp⇒30.000Rpで送ってもらい、また出かけるのも面倒だったから部屋に荷物を置いて、HOTELオーナーから何度も勧められた“Rouge Bar Lounge & Sushi Bar”に行ってみることに。

ルージュ - ヴィラズ ウブド ホテル

生ピアノ演奏が鳴り響く大人な雰囲気。
客層に合わせてくれるらしく、日本の歌をジャズ風にアレンジして演奏してくれた。

ルージュ - ヴィラズ ウブド ホテル

目立たない場所にある割にちょこちょこお客が来るけど、Barなので長居はせず回転率が良かった。
座席はゆったりとしていて居心地がいい。

ルージュ - ヴィラズ ウブド ホテル

Menu。
ワインやカクテル系は小洒落たBar価格だけど、ビールや食べ物系は意外とリーズナブル。

ルージュ - ヴィラズ ウブド ホテル

【ジン】55.000Rp
【トニックウォーター】15.000Rp
ジントニックを作るため自分で混ぜる(笑。

ルージュ - ヴィラズ ウブド ホテル

【ビンタンBeer（大)】40.000Rp

ルージュ - ヴィラズ ウブド ホテル

おつまみはバリの豆じゃなくて、なんと日本の枝豆！
ちゃんと塩も振ってある。

ルージュ - ヴィラズ ウブド ホテル

【Rouge Gomae】15.000Rp
サラダのカテゴリーにあったこれ…蒸し野菜に胡麻ドレッシングが掛かっていて、その正体は空芯菜の胡麻和えだった。
上の黄色いものは、砕いたポテトをカリカリに揚げたもの。

ルージュ - ヴィラズ ウブド ホテル

【Kelapa Set】105.000Rp
刺身と握りずしの構成でガリの横には照り焼きソースが塗ってあった。
刺身はマグロ・脂がのったメカジキ・サーモンで、握りは玉子・イカ・（たぶん）鯛。
カリフォルニア巻きはツナ＆胡瓜＆卵が入っていて、上にとびこが乗っていた。
寿司は正直そんなに期待してなかったのに、アレンジを加えられた味が意外と美味しくて驚いた。
私たちを見つけたオーナーは嬉しかったらしく、何度も声を掛けられ感想を聞かれた。
雰囲気は抜群なので、食後にゆっくりお酒を楽しむだけでもお勧め♪
合計：270.710Rpだった。

ルージュ - ヴィラズ ウブド ホテル

まだもう1軒行けそうなので、同じビスマ通りに建つ“CAFE DES ARTISTES”へ。

カフェ デ アーティスト ステーキ・グリル

何度も前を通っていたので、ずっと気になった店に行けるのは嬉しい。

カフェ デ アーティスト ステーキ・グリル

壁には沢山の絵が飾られて落ち着いた雰囲気。
着席すると、ショットグラスに入れられたブラットリーオレンジジュースをウェルカムドリンクで出してくれた。

カフェ デ アーティスト ステーキ・グリル

Menu。

カフェ デ アーティスト ステーキ・グリル

これは水で膨らむおしぼり。
右側に水が入っていて、顔パックのような錠剤風の丸いものを入れるとムクムクと膨れ上がってくる。
Rouge Bar Lounge & Sushi Barでもお会計の後出してくれたけど、ここは着席時。
実は同じものを、向かいの素敵な雑貨ばかり取り扱う店で見かけたので、この辺りのちょっと良いレストランではサービスで出してくれるのかも。

カフェ デ アーティスト ステーキ・グリル

【ハッテン（ロゼ)】39.000Rp

カフェ デ アーティスト ステーキ・グリル

【Cap Cay Tahu】46.000Rp
アッサリ中華炒め風な味付けで野菜が甘くて美味しかった。
豆腐・人参・ブロッコリー・カリフラワー・キャベツ・フライドオニオン・青菜・インゲンが入って具だくさん！　
合計：142.600Rp。
HOTELに戻ってから空を見上げると、午後から悪天が続いたのに満天の星空が広がっていて「ウブドに泊まれて良かった」と実感する。
明日は軽度のぎっくり腰が継続中にもかかわらず、夫はまたダイビングに参加。
私はウブドの中心地をゆっくり歩いてバリ雑貨巡りをする予定。
続きは07へ。

カフェ デ アーティスト ステーキ・グリル