バリ舞踊とバリアートに触れる旅 in Ubud★2014　05　4日目　【Bali…ブサキ寺院・テガララン】

2014/04/26 - 2014/05/03

旅行4日目。
今日は、日本から事前予約していたカーチャーターを利用してブサキ寺院とテガラランの棚田を観に行く。
偽ガイドが横行していてトラブル続出との噂がある悪名高きブサキ寺院をしっかり観光するため、今回は珍しく日本語のガイドをお願いしたけど大正解！
ちょうどこの日は、3月31日-4月29日までのバリ暦10番目の月“サシ･クダソ”の最終日にあたり、4月14日から始まったバトゥール寺院とブサキ寺院の大祭で全体の神様を出迎えるため、バリ島中から敬虔なバリヒンドゥー教徒が参拝に出向いていた。
ブサキ寺院はバリヒンドゥー教の寺院の総本山で、カーストなど一切関係なく集う。
家族や学校のクラス単位、ご近所同士で…と、私たちのガイドも同じ村の人にも何度か遭遇しており、バリ人にとってのこの日に参拝する意味を肌で感じた。
観光客は礼拝所手前までしか立ち入らせてもらえないけれど、ガイドの計らいで、正装して一緒に祈りを捧げるなら大丈夫！と誘われて、夫が我が家代表で不運続きの今回の旅の安全を祈った。　

エリア バリ島(インドネシア)

9:00にガイドとドライバーがHOTELに到着。
今回はブサキ寺院内のガイド込みで…
★カーチャーター代：3.000円（延長は1時間：5.000Rp）
★ガソリン代：190.000Rp
★入場券・通行料別途
という契約内容。
大きな車を用意してくれたけど道が悪くて揺れが激しく、軽度のぎっくり腰を患った夫は終始振動に怯えていたけど、私は爆睡。

ブサキ寺院の手前で入場券の大人1人：15.000Rpに加えて、車の入場料：5.000Rpを支払う。

ブサキ寺院 寺院・教会

巨大な駐車場はほぼ満車。
ガイドが正装衣装を貸してくれるというけど、小柄な私はどれも大きくて似合わなかったので、肌は露出してなかったから結局持参したサロンを巻いてもらうだけでOKに。
夫は一式着せてもらって、さぁ出発。

ブサキ寺院 寺院・教会

供物を片手にゆるい坂道を登っていく。

ブサキ寺院 寺院・教会

参道と駐車場の間には小さな売店が幾つも並んでいた。

ブサキ寺院 寺院・教会

バリ島の祭事で供物を入れて、頭に乗せたりして使う竹製の籠：ソカシ。
柄が編み込まれていたり、カラフルにペイントされていて十人十色だった。

ブサキ寺院 寺院・教会

夫が院卒旅行で来た時は観光客をほとんど見かけなくて、とても静かな印象だったというけど、この日は家族で、先生に引率されてクラス単位で、ご近所同士で…と島中からバリヒンドゥー教徒が集まって参拝しているので、日本で例えるなら初詣のようなにぎわいを感じた。

ブサキ寺院 寺院・教会

女性は身体にぴったりタイトなレース地のブラウス：クバヤに、スレンダンとサロンを巻いているのでカラフルで華やかな印象。

ブサキ寺院 寺院・教会

一方男性は色味があるサロンを巻いている人もいたけど、大切な日だからか…全身真っ白でピシッと決めている人が多かった。
ガイドに促されてさらに奥へ。

ブサキ寺院 寺院・教会

ブサキ寺院はバリ・ヒンドゥー教総本山の寺院。
破壊神：シヴァを祀る中心のプナタラン・アグン寺院、創造神：ブラファマを祀るキドゥリン・クレテッ寺院、繁栄神：ヴィシュヌを祀るバトゥ・マデッ寺院がバリヒンドゥー３大神の寺院となっていて、それを取り囲むように周囲に30もの神々を祀る寺院が集まって造られている。

ブサキ寺院 寺院・教会

幼子も大人と同様にキチンと正装。

ブサキ寺院 寺院・教会

大きな供物の包みを担ぐ男性。

ブサキ寺院 寺院・教会

正面に見える割門から伸びる階段は、ヒンドゥー教徒以外降りることが許されていない。

ブサキ寺院 寺院・教会

ブサキ寺院だけじゃなく、バリ島内のすべての寺院に置いて大切な決まりごとがあり…
★怪我をして血を流している人
★生理中の女性
★近親者がなくなって日が浅い人
★出産をしたばかりの女性
は宗教的な穢れ状態にあると考えられているので、自重する必要がある。
日程を組む際はご注意を。

ブサキ寺院 寺院・教会

あまりの暑さで大きな傘に身を隠す露天商の女性。
サンサンと降り注ぐ強い日差しが容赦なく体力を奪う。

ブサキ寺院 寺院・教会

ブサキ寺院の物売りを見ていると、特別な祭りだからかもしれないけど外国人観光客目当てというよりも、地元参拝客にガンガン売り込んでいた。

ブサキ寺院 寺院・教会

刺繍やレースを駆使したアバヤ。
見ているだけで楽しい♪

ブサキ寺院 寺院・教会

ガイドについていくと通路の途中にある細い路地を曲がった。

ブサキ寺院 寺院・教会

ヒンドゥー教の寺院で見られる多重階層の屋根：メル。
数えてみるとどれも奇数階層でつくられている。

ブサキ寺院 寺院・教会

ヒンドゥー教僧侶の読経に合わせて祈りを捧げる信者たち。

ブサキ寺院 寺院・教会

ガイドに促されて私たちも祈ることに。
線香に火をつけて…

ブサキ寺院 寺院・教会

予め用意してくれたお供えセットに添える。
基本的に花は、祈りに行く前に家の庭に咲いている花を摘んでいくけど、供用の花に落下したものは使用できない。
僧侶の読経に合わせて見よう見真似で旅の安全を祈願した。

ブサキ寺院 寺院・教会

祈祷待ちの少年たち。

ブサキ寺院 寺院・教会

この後は、ブサキ寺院の本陣：プナタラン・アグン・ブサキ寺院へ移動。

ブサキ寺院 寺院・教会

ぐっと人の数が増す。

ブサキ寺院 寺院・教会

集団礼拝のため待機する人々。

ブサキ寺院 寺院・教会

供物の内容は様々。
ソカシに入れて運んだものを皿に移し替えて…

ブサキ寺院 寺院・教会

集団礼拝に参加する直前に、前方の祭壇へ運ぶ。

ブサキ寺院 寺院・教会

会場ではバリヒンドゥー僧侶はマイクを使って、礼拝・誘導をスムーズに取り仕切る。

ブサキ寺院 寺院・教会

特に柵などは無いけど、信者が座っている場所は聖域にあたるので侵入不可。
私は礼拝の様子を写真に収めたかったので、夫だけガイドと共に中へ進んでいった。

ブサキ寺院 寺院・教会

女性の多くは髪に花を挿している。

ブサキ寺院 寺院・教会

一斉に祈りを捧げる姿は感慨深いものがあった。

ブサキ寺院 寺院・教会

簡単に仕切られただけの礼拝場は奥まで続いている。

ブサキ寺院 寺院・教会

祭祀が聖水を手にして会場内に散っていく。

ブサキ寺院 寺院・教会

信者が両手を水を掬うような手つきで差し出すと…

ブサキ寺院 寺院・教会

頭の上から聖水が振りかけられる。

ブサキ寺院 寺院・教会

次の集団礼拝を待つ女性たち。
入れ替わりが何度も行われるけど参拝者の数が減ることは無かった。

ブサキ寺院 寺院・教会

若い女性の姿も多い。

ブサキ寺院 寺院・教会

私たちが駐車場へ戻る途中も、寺院内へ進む人の波が次々に押し寄せる。

ブサキ寺院 寺院・教会

続いて向かったのはテガララン。
2009年に訪れていたので今回は世界遺産に認定されたばかりのジャティルイ・ライステラスに行きたかったけど、ブサキ寺院からはあまりに遠いらしく、テガラランを再訪することに。
テガララン村の入場券　1人：5.000Rp。

14：00過ぎていたのでかなり遅めだけど、ランチは棚田を見下ろせる“LUMBUNG SARI WARUNG”に連れて行ってもらった。
前回はキンタマーニ山を見ながらランチを食べたので、テガラランでゆっくりするのは今回が初めて。

観光客相手のビューレストランなので景色がよく見渡せるよう、開放的な造りをしている。

Menu。

棚田に迫り出したカウンター席を確保。
眼下に広がるのは美しいグリーンの世界。

テガララン ライステラス 自然･景勝地

【ビンタンBeer（大)】56.500Rp

【クリスピーダック】75.000Rp
ダックの皮はパリパリで、お肉はしっとり。
モヤシはカレー味でボリューム満点。
サンバルは2種類あってピリ辛味と、バリ島にしかないバリサンバルと呼ばれる酸っっぱ辛い味が添えてあった。

皮は歯ごたえがある。

【フレンチフライ】22.500Rp

【ナシチャンプル】55.000Rp
サテはとっても柔らかで、インゲンはカレー風味の味付けにフライドオニオンが添えてある。
卵焼きはバリサンバルと一緒に食べると美味しかった。
合計：234.600Rp。

レストランから少し歩いて棚田が良く見渡せるスポットに到着。

テガララン ライステラス 自然･景勝地

美しい重なりを見ていると時を忘れそうだけど、遮るものが何も無い一番日差しが強い時間帯なので、立っているだけで汗がダラダラ、頭がクラクラしてくる(笑。

テガララン ライステラス 自然･景勝地

ウブドに戻る途中に薬局に立ち寄ってもらい、ガイドに“ぎっくり腰”を訳してもらって腰痛の薬を入手し、HOTELに到着した。
移動は楽だったけど暑さにやられて妙な疲労感があり、夕刻まで昼寝をした。

今夜の食事は“BLACK BEACH”へ。

ブラック・ビーチ イタリアン

音楽がうるさいフロアは避けたかったから、最上階にあたる3階にあがる。

ブラック・ビーチ イタリアン

階段にプルメリアの花が置いてあった。

ブラック・ビーチ イタリアン

最上階はオープンな造りでこの辺りではかなり高い建物になるため風の通りが良く、正直寒いくらいだった。
空を見上げると月が覗くので雰囲気は良かったけど…入口で尋ねたときは大丈夫と言っていたのに、着席後にスタッフに声を掛けたら「今日はWi-Fi壊れてて使えないの」と。
仕方なく自分のSIMの3Gを使って写真をUPしていたらINET容量がすっからかんになってしまい、以降、発信はおろか着信も出来なくなる始末。

ブラック・ビーチ イタリアン

Menu。

ブラック・ビーチ イタリアン

キャンドルの優しい光が照らす。

ブラック・ビーチ イタリアン

【ハッテンワイン（ロゼ)・(赤)】各43.000Rp
赤ワインが冷えてたのが残念だった。

ブラック・ビーチ イタリアン

【Antipast】61.000Rp
パルミジャーノ・フェタ・ゴルゴンゾーラ・ハム・サラミ・焼き野菜マリネ・オリーブが入った私が好きなものが凝縮された一品。
野菜はニンニクが丸っと1粒のっている。

ブラック・ビーチ イタリアン

【Pasta e ced】25.000Rp
10cm位にカットしたスパゲッティーニとひよこ豆が入った柔らかい味のスープ。
粒感があるペースト状が特徴。

ブラック・ビーチ イタリアン

【アラック（ロック)】30.000Rp
バリの焼酎：アラック。
ウブドではなかなか見かけることが出来なくて、やっと出会えた♪

ブラック・ビーチ イタリアン

【Sicillia Pizza】40.000Rp
薄焼きの生地に、オリーブ・チェリートマト・アンチョビ・オレガノが入ったトマトの甘みが引き立つピザ。ジューシーさと生地のパリパリな食感が絶妙に美味しくてお酒が進む。

ブラック・ビーチ イタリアン

【モヒート】41.000Rp　

ブラック・ビーチ イタリアン

【Grilled Vegetables】32.000Rp
アンティパストの野菜がとても美味しかったので、野菜だけの料理をオーダー。
焼きナス・焼きズッキーニ・冷製パプリカのマリネがとても美味しくて大満足。
合計：412.900Rp。
明日夫は1回目のダイビングへ、私はPURI LUKISAN美術館へと別行動する日。
続きは06へ。

ブラック・ビーチ イタリアン