2013/11/03 - 2013/11/03
1463位(同エリア7179件中)
pioさん
鎌倉は、日常の疲れを癒しに行ける一番近くの避難所。
自宅から小一時間で、全くの別世界へ身をおける私にとっては、無くてはならない大切な場所。
2ケ月に1度は出かけるのだが、今回は紅葉には少し早いが、円覚寺のお風入れに行ってきた。
2週間もすると、紅葉を愛でに、観光客が数万と押し寄せる。
特に週末は、江ノ電に乗るのに、2時間3時間並んで待つ事もあるらしい。
出来るだけそういう時は避けて行くので、静かな古都鎌倉を堪能させてもらえてるのだが。。
お風入れとは、(2013年は、2日(土)~4日(月・祝))建長寺と円覚寺の所蔵国宝などに、保存品質を保つために年に1度風を当てて、この時期に一般公開される。
写真は、特別公開の円覚寺舎利殿
【円覚寺】収蔵している数百店の文化財を虫干しを兼ねて展示する毎年恒例の行事です。またこの期間に合わせて「国宝 舎利殿特別公開」を致します。普段は立ち入りの許されない「正続院」の門の内に入り、「国宝 舎利殿」の正面近くまでお参りすることができます。拝観料とは別に特別拝観料(大人500円、小・中学生300円)が必要です。
【建長寺】建長寺創建以来750年にわたる国宝、重要文化財など宝物150点を一年に一度、一堂に展示する特別展。会場内でお抹茶サービスがあります。2日?には、法話大会があります。拝観料とは別に特別拝観料(大人500円、小・中学生300円)が必要です。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- JRローカル 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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北鎌倉の駅直ぐにある円覚寺
子供の頃の社会科では、「えんかくじ」と教えられていたが、地元の方々は「えんがくじ」とお呼びされています。
電車は空いていたのに、北鎌倉を降りると、観光バスからの
お客さんが、波のようにドドドーっと押し寄せる。
この集団の後に行こうと数分待っても、列が切れると、また次の団体さんが。 -
お参りには、山門をくぐるのが筋だが、余りの人の多さに、横道に反れて、横目で山門を眺める。
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円覚寺境内地図
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仏殿
やはり午前中。光が入り、仏様のお姿がよく拝める -
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目指すは、宝物お風入れの行われている「大方丈」
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途中に見所は沢山ある。
円覚寺境内には、伽藍が多く残されているので、場所場所の仏様にお参りしていて、その場ごとに御朱印を頂くため、結果的には数千円をお寺に収めた事になる。 -
百体有ったかは定かではないが、観音様にお参り。
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指定天然記念物の柏槇(びやくしん)樹齢700年とか
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いよいよ、国宝や、重要文化財とのご対面。
何ども言いますが、伽藍の中はライトアップされていませんので、隅々までじっくり観たい場合は、午前中の陽の光が差し込む時間がお勧めです。 -
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中は、撮影禁止ですので、外からパチリ。
このように、曼荼羅や、北条氏や当時の権力者の書付や仏様、仏具などが展示されています。
何と、幸運なことに、円覚寺の大住職の館長横田南嶺氏がいらしてて、宝物展の図録に御朱印を直筆で頂けました。ありがたや。ありがたや。
館長様と言うことで、お年を召した方かと思いきや、50前のお若い方でしたが、オーラが違いますです。
御朱印帳も拝観前にお願いしていたので、他のお坊様に頂きました。
いや、だからって差別するわけじゃないですけど・・・・ -
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大方丈を出た所、外からお庭へも入れます。
良くお手入れされたお庭を散策するのも、楽しみの一つです。 -
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如意庵 寺・神社・教会
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苔ひとつも美しい。
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いよいよ!舎利殿にお参りです。
普段は公開さず、お正月とこのお風入れの時のみ公開です。
お正月の鎌倉は、言わずと知れた観光参拝の方々で埋め尽くされますので
この、お風入れが穴場中の穴場なんです。 -
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舎利殿(しゃりでん)には、源実朝公が宋の能仁寺から請来した「佛牙舎利ぶつげしゃり」というお釈迦様の歯が祀られています。鎌倉時代に中国から伝えられた様式を代表する、最も美しい建物として国宝に指定されています。
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山を背に実に美しい
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この裏に、仏舎利は在るそうです。
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拝観の後のお楽しみは、一服のお茶。
弁天堂への階段を登ります。
心臓破りの長い階段。休み休み登りますが、人生の先輩方にドンドン抜かれて行きます。
弁天堂茶屋の閉まる時間まで、間に合うだろうか・・・・ -
何とか間に合いました。
登った甲斐が有りましたよ。絶景絶景。 -
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弁天堂茶屋 グルメ・レストラン
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お茶〜〜♪
焼きたてのお団子をハフハフ。
みたらしは、テッシュ用意は必須です。 -
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国宝梵鐘の洪鐘(おうがね)
志を括りつけの箱に入れて、鐘を突かせて頂けます。
古都の山々に、響き渡る鐘の音は、また格別。 -
関東で最も大きい洪鐘(高さ259.5cm)で、国宝に指定されています。円覚寺の開基である北条時宗の子である貞時が正安3年(1301)、国家安泰を祈願して寄進したものです。
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お山の主の弁天さまにもご挨拶。
江ノ島弁財天の加護によって洪鐘の鋳造が完成したと伝えられ、その弁財天を祀るお堂です。北条貞時が洪鐘とあわせて弁天堂を建立し、当山の鎮守としました。 -
弁天様を降りて円覚寺境内に戻りますと、もう観光客のお姿は、殆どありませんでした。
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静かな境内で、やっと山門をゆっくり眺められます。
三門は三解脱さんげだつ(空くう・無相むそう・無願むがん)を象徴するといわれ、諸々の煩悩を取り払って涅槃・解脱の世界である仏殿に至る門とされています。 -
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我が家の仏様にお線香を忘れてはいけません。
今は、各お寺にブランドお線香が有ります。
各寺で、購入するお線香も、家のお姑さんへのお土産になります。
しかし、大体1000円から、3000円と結構な金額になっちゃうのですけどね。 -
総門を出て
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17時とも成りますと、小腹がすいてきました。そう言えば拝観に夢中でしたから、昼食を取るのも忘れておりました。お団子2本では、お腹も空くわけです。
北鎌倉の駅を超え、少し東京方面に歩きますと、ラーメン屋さんなどが並んでいます。
「あじのたたき定食」なんと麗しい文字! -
お食事所「ささや」さん
小さな小さなスナックらしき店でしたが、ラーメンって気分じゃありませんし。
鯵〜〜〜♪ -
入ってみると、電気も消えて誰もいらっしゃいません・・・
「・・・・・鯵のたたき・・・・・・」と呟いていると、外から女将さんが、スーパーの袋を下げて帰ってきました。
「ごめんねぇ、買い物してた。まだ買い物が有るから、座って待ってて」と電気を点けてくれましたが、待つこと10分。
音楽もなく、静かに円覚寺の図録を眺めて待ちました。 -
女将さんが帰って来たので、「鯵のたたき定食!」と注文しますと、
「ごめんねぇ、今日祭日でしょ?昼に売り切れちゃって。ご飯もこれから炊くの。」
うぇぇぇぇ〜〜ん・゜・(ノД`)・゜・
仕方ない。呑みますか。
「んじゃ、冷酒!」
お通しは、海苔にたたみいわし。こりゃイケます。 -
夜の部は6時からだったらしいっす。
6時過ぎたら、小さいお店は満席です。 -
焼きナスと冷酒をお代わりして、6時半です。
御馳走様でした。 -
スッカリ闇夜の北鎌倉を後にしました。
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