初マイレージ旅は中欧 (15)　ウィーン New Year Concert会場で手拍子

2014/04/01 - 2014/04/24

大韓航空のマイレージ、スカイパス。
クレジットカードも利用してコツコツ貯めて久しぶりのヨーロッパへ。
今まで行ったことのない国、スポーツ観戦という２つの希望を叶えてくれるのは中欧という結論に達し行先決定！
今回はチェコ・プラハを起点にポーランド、スロバキア、ハンガリー、オーストリアとまわってきました。

4/16
オーストリア・ウィーンに来た最大の目的は楽友協会ホールです。
毎年元旦はウィーンフィル・ニューイヤーコンサートの中継を見るのが恒例行事。
その会場である楽友協会ホールのツアーに参加しました。
ニューイヤーコンサート最後の曲、ラデツキー行進曲演奏時に聴衆が手拍子をするのをみて自分も黄金のホールで手拍子をしてみました。

1ユーロ=143.62円≒144円

エリア ウィーン(オーストリア)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 20万円 - 25万円
• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 航空会社: 大韓航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

今日はオーストリア・ウィーンで過ごす予定。
昨日移動しても良かったのですがウィーンよりブラチスラヴァの方が宿泊は安くあげられると思って連泊しました。
シャワー、朝食の後いつもより早く7時過ぎにチェックアウトしました。
昨夜ライブをしていた1Fのレストランですがチェックアウト時に警官が2名いました。
何があったのでしょうか？

徒歩10分程でブラチスラヴァ駅に着きました。
ブラチスラヴァの通勤風景
いつもよりは慌ただしいようですが一国の首都ということを考慮するとどこかのんびりとした感じもします。

駅の切符売り場には列ができていました。
前日に買っておけばよかったと後悔しましたがギリギリで7時43分発の列車に間に合うことができました。

ブラチスラヴァ・ウィーン間の料金は13ユーロ。
バスですがブラチスラヴァ・コシツェ間が22ユーロほどレヴォチャ・コシツェ間が5ユーロ弱だったので5ユーロ払えばお釣りがくると思っていたので驚きです。
いかに列車が高いかを思い知りました。

1時間ほどでウィーン中央駅に到着しました。
ブダペスト・ブラチスラヴァ間の時の様な警察によるパスポートチェックもありませんでした。
国境を超えるというより県境を越える感覚です。

中央駅は工事中です。
だからか大きいのにとても閑散としていました。

鉄道駅を出て地下鉄の駅を目指します。
地下鉄を乗るにあたって1日券を購入(7.10ユーロ)しました。
これで地下鉄、路面電車、バスが乗り放題です。

ウィーン中央駅 駅

ウィーンの中心街で最初に向かったのはオーパー(Oper)駅です。
そこで最初に驚いたものそれがこれです。
ウィーン・オペラ・トイレ　0.7ユーロ
ここまでするか、というのが感想です。

駅名が示す通り国立オペラ座がすぐにあります。
最初の目的地はこのオペラ座の正面にある建物の中にあります。
JCB プラザ・ウィーン
ポーランドでJCBカードが使えないことが何度かあったので問題ないかの確認と情報収集しました。
カードは問題なし。端末の方に問題が生じることがある可能性があるみたいです。
ウィーンではその可能性が低いようです。
そしてガイドブックには載っていないおすすめレストラン・カフェのリストももらえました。
また両替レートのいい銀行も教えてもらいました。
JCBカードは海外に弱い印象ですがこのプラザは非常にありがたかったです。

ウィーン国立歌劇場 劇場・ホール・ショー

JCBプラザは1時間半近く滞在してしまいました。
次にすべきは両替です。
教えてもらった銀行はシュテファン寺院の近くです。
教えてもらわないとわからない所にありました。

シュテファン大聖堂 寺院・教会

とりあえず15,000円をユーロに両替しました。
1ユーロ=143.62円でした。
確かに他の銀行や両替所に比べていいレートでした。

さあ、宿探しです。
City Spayによると西駅付近にホステルが多くありそうなのでまずはウィーン西駅へ。

ウィーン西駅 駅

バックパックを背負っている人を見つけました。
恐らくこれからホステルに行くだろうと思い後をつけてみたらビンゴでした。
ホステル・ルーテンシュタイナー
結構賑わっていました。
外観からはわかりませんが結構大きなホステルです。

ウィーン ホステル ルーテンシュタイナー ホテル

一番安い部屋にしました。
大部屋に2段ベッドが5つあります。
そしてまだ寝ている人もいました(この時12時10分)。
2泊で34.80ユーロでした。

ホステルにチェックイン後すぐに向かったのが楽友協会ホールです。
13時に英語ツアーに間に合うか焦りましたが間に合いました。
6ユーロ。

ウィーン楽友協会 劇場・ホール・ショー

40人ほどの参加者だったので2つのグループに分けられました。
館内は写真撮影禁止です。
でも何人かの中国人が注意されても写真を撮っていたのは残念です。
ニューイヤーコンサート会場である黄金の間は意外に狭いとは聞いていましたが予想以上でした(カメラのせいで広く見えるとのこと)。
この黄金の間で脳内に流れているラデツキー行進曲に合わせて手拍子したので満足です。

楽友協会ホールからオペラ座に戻ってきました。
歩いて５分くらいです。

ウィーン国立歌劇場 劇場・ホール・ショー

オペラ座横の通りから北上するとケルントナー通りに入ります。
土産物屋やレストラン・カフェなどが並んでいました。
この旅で日本人旅行者を一番多く見られました。

ケルントナー通り 散歩・街歩き

14時半になってまだ昼食をとっていません。
実はこうなることは予想していてブラチスラヴァのホステルでサンドイッチを作っていました。
近くのスーパーで飲み物を購入しこの辺りで食べました。
食べこぼしを狙って鳩が寄ってきます。

グラーベンを歩いていると突然現れたのがペスト記念塔です。
その前ではモーツアルトの格好をした人がコンサートの営業中。

ペスト記念柱 建造物

グラーデンの突き当たりの建物。
多くの像が見下ろしていました。

王宮庭園に入ろうとしたところにゲーテの像がありました。
ただ大通りに面しているのにあまり立ち止まって見ている人はいませんでした。
ウィーンではゲーテはマイナー？？？

フランツ・ヨーゼフ像もひっそりと立っていました。

パルメンハウス(温室)を見つけました。
実物を見たことはありませんがロンドンにあったクリスタルパレスの様。
もしくはキューガーデンズに似ている？

パルメンハウス 創作料理

パルメンハウスの隣に新王宮があります。

花でト音記号が描かれた場所発見。
その向こうにはモーツァルト像がありました。

モーツァルト記念像 建造物

こちらは多くの人が訪れていました。

武術史博物館と自然史博物館の間にあるマリア・テレジア広場に来ました。
その中央にはテレジア像があります。

マリア テレジア広場 広場・公園

マリア・テレジア広場の北にあるのが国会議事堂。
ハンガリーのブダペストでも見ましたが立法権の最高峰はどこも威厳のある建物です。

パルテノン神殿に似ていると思っていたら建築家はギリシアで建築を学んだとガイドブックに書いてありました。

ブルク劇場
私とは縁のない劇場でしょう。

ブルク劇場 劇場・ホール・ショー

市庁舎
見方によってはというか個人的には国会議事堂より威厳のある建物でした。

ウィーン市庁舎 現代・近代建築

市庁舎前には花がきれいに咲いている公園があります。
これも市庁舎がより立派に見える一因でしょう。

ウィーン市庁舎 現代・近代建築

こちらも私とは縁のないウィーン大学。

ウィーン大学 現代・近代建築

楽友協会ホールの次に訪れたかったのがここ、パスクァラティハウスです。
クラシック音楽好きの妹が一番好きなのがベートーベン。
ベートーベンが住んでいたところに訪れたと自慢したいがために来た次第です。
ウィーン大学の向かいにあります。

パスクァラティハウス 博物館・美術館・ギャラリー

プレートが目印です。

アパートメントの様な建物の中にあります。
円形の様なアパートって日本にはないなあ〜。

入口は至って普通です。
民家と同じ。
4ユーロ。

パスクァラティハウスで一番印象に残ったのはこのピアノ。

もう一つの見どころは楽譜です。

楽譜の訂正を見ると苦しみながら作曲していたように思えます。

外からはウィーン大学と路面電車が見下ろせます。

ベートーベンの肖像画
ベートーベンとモーツァルトは犬猿の仲といわれますが肖像画を見ても共通点がないように思えます。

このマスクと有名な肖像画が結びつきません。

ベートーベンだけでなく関係者の肖像画も多く飾られていました。
でも本人の肖像画に興味はいってしまいます。

最後に妹にお土産を買って帰りました。
ベートーベンゆかりの地を訪れたことを自慢しただけだと恨みを買いそうなので...

パスクァラティハウスの次はヴォティーフ教会へ。
ここも前には花がきれいに咲いていました。
残念ながら公開は工事中でした。

ヴォティーフ教会 寺院・教会

中は荘厳。
参拝者はあまりいませんでした。

ステンドグラスもきれいです。

トラムに乗って時計回りに進んでみます。

公園が見えてきたので降りてみました。
入口には花屋がありました。
さすがウィーン。

市立公園 広場・公園

都会にありながら自然が豊かです。

鴨がいました。
しかも公園の中でも大通り側です。
大都市の中でも自然が豊富ということですね。

さらに進むときんいろのヨハン シュトラウス像がありました。

ヨハン シュトラウス像 モニュメント・記念碑

木々が生い茂っているところもあれば一面芝生のところもあります。
寝転んで本を読むのは贅沢の極みですかね。

市立公園には花時計もありました。
もうすぐ19時。
この花時計の前でコンサートの営業をしている人がいました。
ドレスコートはゆるいのでジーンズでもいい、学生料金でいいと言われましたが57ユーロは貧乏旅行中の私にとって高すぎです。

市立公園 広場・公園

市立公園脇の大通り
右手が公園ですが林？と思うほど街路樹が生い茂っています。
この通りだけではありませんがちゃんと車道歩道の他に自転車レーンもあります。
日本では自転車レーンがおざなりになっている状況ですがこれぐらい重きを置いてほしいです。

JCBプラザで教えてもらったことのひとつにチェコ・プラハへの移動費があります。
ウィーン発着の列車は高いらしくバスト料金の3倍らしい。
ならばと明後日夕方のバスチケットを買いに行きました。
結構並びましたが無事購入できました。
22ユーロ。

ウィーン国際バスターミナル(VIB) バス系

JCBプラザでもらった「ガイドブックに載っていないおすすめレストラン」に載っていた店で夕食です。
確かにここに行くのにちょっと淋しい道を通らねばならず地元の人しか行かないような雰囲気でした。
でもお店は満員。雰囲気もGOOD!
http://bettelstudent.at/

ベッテルステューデント 地元の料理

やっぱり最初はビールで喉を潤します。

店員にお勧めを聞いたらヴィーナー シュニッツェル(WINER SCHNITZEL)というカツレツを薦められました。
それにのらない訳にはいきません。
ブルーベリーらしき甘いソースとの相性も良く美味しかったです。
ビールとあわせて20.70ユーロでした。

この小さなビールはこの日来たお客さん全員へのサービスです。

酔い覚ましも兼ねてシュテファン寺院まで歩いてから帰りました。

シュテファン大聖堂 寺院・教会