初マイレージ旅は中欧 (2)　ソポトで歪んだモノ同士のご対面

2014/04/01 - 2014/04/24

大韓航空のマイレージ、スカイパス。
クレジットカードも利用してコツコツ貯めて久しぶりのヨーロッパへ。
今まで行ったことのない国、スポーツ観戦という２つの希望を叶えてくれるのは中欧という結論に達し行先決定！
今回はチェコ・プラハを起点にポーランド、スロバキア、ハンガリー、オーストリアとまわってきました。

グダンスクに行ってみたかったのはとある建物を実際この目で見てみたかったから。
正確にはソポトという街にあるのですが起点とするにはグダンスクが便利です。
ということで前日(4/2)の夜行バスでチェコのプラハからポルスキバスでグダンスクに向かいました。

1PLN≒34.5円

エリア グダンスク(ポーランド)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 3.5
• グルメ: 3.5
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 15万円 - 20万円
• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 航空会社: 大韓航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

4/3
チェコ共和国、ポーランドともにシェンゲン協定を結んでいるので知らない間、と言うか寝ている間にポーランドに入国していました。
ヴロツワフというポーランドの街に停車したのは4時半でした。

8:15 ポズナンという街に到着です。
バス停は大きなショッピングセンターの一角にありました。
ちょっと時間があったので飲み物でも買おうかと思いましたがポーランドの通貨を持っていないので断念です。
それにしても空調の効いているバスから降りたら寒い！
目指すグダンスクはさらに北。大丈夫か？

車窓より
バスターミナルのあるショッピングセンターの隣に駅がありました。

10：30 ビドゴシチに入りました。
ポズナンよりは明らかに小さな町ということがわかります。

最後の経由地ビドゴシチに到着しました。
グダンスクまであと3時間。
もう少し。
太陽のおかげかポズナンよりも北なのに寒くはありませんでした。

街と街の間はこのような畑の中を突き進んでいくことが多かったです。

家もポツンとある程度。

自分で運転しているならちょっと立ち寄ってみたい気もします。

13時半前にグダンスクに到着しました。
13時間半は長かった。
飛行機なら成田からロンドンに行ってもお釣りがくるほど。

覚悟していましたがやっぱり寒い。

バスターミナル (グダンスク) バス系

バスターミナルから地下道を抜けると鉄道のグダンスク本駅にでました。

聖キャサリン教会を通過

聖キャサリン教会 寺院・教会

ホステルを目指して歩いていましたがまだポーランド・ズロチ(PLN)に両替していません。
両替所があるたびにレートを確認していましたがほとんど差がないようです。
ということで個人商店のような所で両替しました。
100円が2.9PLN → 1PLN=34.482円≒34.5円
とりあえず2万円を両替し580PLNが手元にきました。

花屋が2件並んでいました。
日本とは違って独特のディスプレイです。

屋内市場前に来ました。
重い荷物を何とかしたいのですが市場への興味の方が勝ってしまいました。
バックパックを担ぎながらまわってみることにしました。

この時期のグダンスクはあまり観光客がいません。
だからかこの市場は観光客らしき人はいませんでした。

地下1階地上2階建です。

地下は食料品店ばかり。
数件の肉屋は特に賑わっていました。
確かにソーセージ、美味しそう。

屋内市場の隣には屋外市場もありました。

こちらは果物を売る店が多くありました。

王室礼拝堂の前にはライオンの像がいくつもありました。
この前を通って運河の方に向かいます。

珍しい木造クレーン。
グダンスクを代表するスポットです。
この前を通ってさらに北へ。

グダンスク クレーン 建造物

ホステルに着きました。
本日の宿泊はここ。
目の前にヒルトン。

ドミトリーで宿泊費を抑えます。
一部屋にベット4つとやや小さめの部屋でした。
これで25PLN。日本円で900円もしません。
この旅で一番安い宿でした。

団体客が来ているのかホステルは結構賑わっていました。

ホステルに荷物を置いてまず向かうのはここに来た最大の目的地。
電車でソポトに向かいます。
窓口で苦労して切符を買いましたが(3.80PLN)改札機に切符を刻印しなかったので結果的に無賃乗車という形になってしまいました。
検札がなかったので問題はなかったのですが帰りの列車に乗るまでそのことに気づきませんでした。

グダンスクはこの辺りでは大きい町なのでしばらくはグダンスク○○という駅が続きました。
ソポトもソポト○○という駅がいくつかあります。
グダンスク本駅からソポト本駅まで20分弱でした。

ソポト駅を出て海側の方へ進みました。
後でわかったのですが目的地に行くには反対側に出た方が便利です。

バルト海にでました。

海からの風が強く砂浜にいる人も片手で数えられるほどでした。

海岸沿いを北に進むとポウドニョビ公園にでました。
ここも海からの風の為かあまり人がいませんでした。

ズドロヨビ広場に出ました。
人出も多くなりました。
でもみんな寒そうです。

歪んだ家
画像加工していません。
これを見るのがここに来た最大の目的です。
確かに歪んでいます。
性格の歪んでいる私と歪んだもの同士(?)。

歪んだ家 建造物

ついつい細部を見てしまいます。
よくこんなものを設計したなあ。
よくこんなものを建てたなあ。

歪んだ家正面左右にはコーヒーチェーンの店があります。

正面入り口を入ったところ。
中は歪んでいません。

向かって右側のコーヒー店、Coffee Heavenという店に入りました。
16時を過ぎていましたが遅い昼食です。
朝食も食べていないのでかなり空腹でした。
珈琲とホットサンドで26.80PLN。
ん！ 宿泊費(25PLN)より高い！

人の流れが海の方に向かっていたので行ってみることにしました。

桟橋に着きました。
砂浜と同様遮るものがないので海からの風がとても寒いです。

桟橋の左右には砂浜が続いています。

白鳥らしき鳥が沢山いました。

桟橋の先まで行ってみました。
いっそう寒さが増した気がします。

私も含めて手袋をしていない人はポケットに手を突っ込んでいます。

バルト海の水平線
タンカーも２隻ほどしか見えませんでした。

そろそろ限界が近づいてきたので戻ります。
人影も少なくなってきたことですし。

白鳥は相変わらずです。
羽毛があったかそう。

かもめも何羽も飛んでいました。

夏になると多くの観光客で賑わうのでしょう。

奥に教会が見えました。
この通りが一番人通りが多かったです。

歪んだ家の向かいにこのような綱渡り(？)のオブジェがありました。

歪んだ家とのお別れの一枚

歪んだ家 建造物

ボハテルフ・モンテ・ツァスシノと言う通り

通りは線路をくぐって列車と並行に通っている大通りに出ました。
ここを左折すればすぐにソポト駅です。

ソポト駅に着くとすぐに列車が来ました。

車内の様子
行きと違い空いていました。

グダンスク本駅に到着。

この車両は自転車を載せることができそうです。
この旅でよく自転車をそのまま公共交通機関に乗せているシーンを見ることになります。
輪行バックに入れて、なんて面倒な手間がないのなら私も行動範囲が広がるのに．．．

グダンスクに戻ってからはブラブラと散策しました。
屋内市場に隣接する公園にはあまり人影がありません。
と思ったら19時。
緯度が高い(北)のでもうこの時期でも日が長いようです。

ホステル近くにある記念碑
花が添えられていました。
ポーランド語が全くわからないので何の記念碑かわかりませんが政治的な犠牲者のためと思われます。
その横で若者が遊んでいました。
ちょっと考えさせられる場面です。

モトワヴァ運河を南下してみます。

ジュラフという木造クレーン
遠くから見るとよくわかりませんが近くで見るとクレーン部分が木製だということがよくわかります。

グダンスク クレーン 建造物

観光地のグダンスクですが4月上旬はまだシーズンオフ。
なので19時、しかも明るいのに多くの店が閉まっています。
開いているのはレストランぐらいです。

観光船も開店休業中でしょう。
4月もまだまだ寒風が強いですから。

ドゥーギ広場
恐らくグダンスクで一番賑わう場所でしょうがシーズンオフの季節は19時でもこの状況。
歩いている人が少ないのでレストランの客引きも必死です。

ドゥーギ広場 広場・公園

振り返って緑の門

緑の門 建造物

ドゥーギ広場を先(西)に行くとネプチューンの噴水そして市庁舎があります。

市庁舎 建造物

ドゥーギ広場に隣接している建物は旧共産国とは思えない色づかいをしています。
夏の晴れの日はもっと映えるのでしょう。

黄金の門

黄金の門 建造物

ジェロニー橋から運河の眺め
とてもきれいですが立ち止まるとやっぱり寒いです。

夕食は駅のマクドナルド
やはりどこかのレストランにすればよかったとこの日唯一の後悔です。