年末年始ポルトガル世界遺産めぐり　その11　リスボン美術館めぐり編2

2013/12/21 - 2013/12/31

続きは旅行記をどうぞ。

日程
12/28（周辺）関空→フランクフルト→リスボン
12/29（日）リスボン周辺観光
12/30（月）1日バスツアー
12/31（火）リスボン市内観光
1/1（祝）リスボン→エヴォラ→コインブラ
1/2（木）コインブラ→ポルト
1/3（金）ポルト1日観光
1/4（土）ポルト→フランクフルト→
1/5（日）関空

エリア リスボン(ポルトガル)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

午前中に行った時はあまりの人の多さに断念したカルースト・グルベンキアン美術館（Calouste Gulbenkian Museum）。
古美術館を早めに切り上げたのもここをしっかり見学したかったから。
この時間でも混んでたらどうしよう…と恐る恐る中に入ってみると…ご覧の通り。
よかった。
この人たちに午前中はものすごい行列だったんだよ！って言っても信じないだろうなぁ〜と思うほどすいてた(笑)


この直前の旅行記は↓
http://4travel.jp/travelogue/10868699

この美術館は世界屈指の石油王、カルースト・グルベンキアンが収集した素晴らしい美術品コレクションを公開している。

展示はエジプト美術から始まる。

ギリシャも少し。

個人のコレクションとしてはかなりの規模。
正直国立古美術館よりこっちの展示の方が充実してたと思う。

続いてご自慢のトルコ美術。
床にはトルコ絨毯の展示も。

よく考えたらいわゆる「トルコ美術」ってあんまり見たことないかも。

イスラム教が偶像崇拝禁止のせいかいわゆる「人」をモチーフにしたものはない。

このお皿見たいに「植物」をモチーフにしたものが多い。

タイルも綺麗。

展示の仕方も古美術館より断然いい！

遅めの時間のせいか人がほとんどいなくってゆっくり鑑賞できる。
しかし閉館まで1時間しかないことを考えるとあんまりゆっくり見られないのが残念。

このお皿も植物がモチーフ。

東洋陶磁器のコーナー。

朝のあの時間に来てたら人だらけでこんなにゆったりと見学は出来なかっただろうな。

おぉ！
これは日本の蒔絵じゃないですか。

こっちも見事な蒔絵。

グルペンギアンさんお目は確かなようで。

西洋風にいうと…ピクニックセット？？

めちゃめちゃ綺麗。
見てるだけでうっとりする。

それにしても人がいないな。

これなんだろ？

印籠だ！

日本でもこれだけの蒔絵の印籠をずらっと展示してるのって見たことない。

こちらも見事。

お習字セット。

でもこんなの墨で絶対汚せないから使えない…。

小さな引出し。
めっちゃかわいい。

文箱かな？

これまた見事。

綺麗…。

グルペンギアンさん相当蒔絵気に入ってたみたい。

東洋コーナーが終わると西洋絵画コーナー。

ディーリック・ブーツ「受胎告知」

レンブラント「アレクサンダー大王」

ルーベンス「エレーヌ・フールマンの肖像」

ヴァン・ダイク「男の肖像」

「ダンス」というタペストリー。

でかい。

家具なんかが展示されているコーナー。

この辺の家具はグルペンギアンさんのおうちに普通に飾られていたのかしら？

この家具が似合う家ってすごいと思う。

ここら辺はあんまり時間がないのでざっと見るだけ。

それにしても贅沢だなぁ。

これはちょっと面白かったので撮ってみた。
花瓶らしい。

…魚だけど…？

ヴェネツィアのサンマルコ広場の風景。
よくこういう絵を見るけど昔描かれた絵なのにどこかすぐわかる、というのはすごいと思う。

これもヴェネツィアのグランドカナルの風景。
しいて言えば今との違いは船…かな。

コロー

コロー「川の氾濫」

ミレー「冬」

ミレー「虹」

モネ「ボート」

モネのこういう絵って珍しいような…

ルノアール「クロード・モネ夫人の肖像画」

モネ「氷の粉砕」

モネ「メロンの静物画」

…これメロンなんだ…かぼちゃかと思った…。

マネ「シャボン玉を吹く少年」

フランス絵画がかなり充実している印象。

あれ？ラリックは？？
と思ってると…

こちらにある模様。

割とこじんまりとしたお部屋。
ラリックのコレクションはかなり充実していると聞いていたので思ったより部屋が小さくってびっくり。

まぁでもよく考えたらラリックの作品って小さいものが多いし。

Dragonfly Woman
これ確か日本にも来たことがあるような…。
ここにあったんだ。

素敵な髪飾りがたくさん。

どれか1個でいいから欲しい！

蛇のモチーフ。

クジャクの髪飾り。
とこの辺りで時間切れ。
係員の人の追い出しが…

素直に出て行こうとするとまだ粘る人多数

ってことで一緒に粘ってみるがこの辺が限界。

預けた荷物を受けとって一度ホテルへ。

ホテルで上着を着て（というのもこの日昼暖かかったので昼にホテルに戻った時に上着を置いていった…しかしこれが失敗。夕方には上着なしでは寒いくらいに。おそらくこれが原因で後日風邪をひいてしまった）ファドをご一緒した方と今日大晦日ディナーを食べる為にボンパル侯爵広場で待ち合わせ。

この後広場で開催中のクリスマスマーケットに行くつもりが入場料10ユーロということがわかって断念。

しかし、Mさんが2012.2013エッグタルトのチャンピオンになった「アロマ」のエッグタルトを買ってきてくれたのでホテルのロビーでありがたくいただく。
パスティス・デ・ベレンとはまた違った味だけどおいしい！

そして予約してもらったレストランの近くのサン・セバスティアン駅へ。

この駅、リスボンの駅の中で一番気に入った。
青を基調とした世界地図のアズレージョ。

なんだかよくわからない彫刻もあるけど…

出口までこの雰囲気が一貫しているのがいい。

この駅でベレン観光をご一緒したYさんとも無事落ち合えた。

そしててくてく歩いていったレストランはこちら
Restaurante Sessenta
http://www.sessenta.pt/home.htm

雰囲気は日本のちょっと高級なレストランと変わらない感じ。

まだ誰も来ていない…

教は大晦日なので45ユーロのコースしかないとのこと。
大晦日に開いているレストラン自体が少ないのでしょうがないかな。
45ユーロの中には飲み物（ワイン等）も全て込とのこと。

まずはスパークリングワインで乾杯。

パンにつけるものやらオリーブやらが可愛い入れ物で出てきた。

まず最初に…
マッシュルームとチーズと軽〜いサクサクのパイ。
なかなかおいしい。

マグロのたたき下にはコリアンダーのリゾット。

おいしゅうございます。

19時には誰もいなかったお店のこの頃には満席に。
ポルトガルの人の夕食は日本に比べると遅めの時間。

子ヤギのパイとサラダ。

大晦日ディナーをご一緒した4名は全員一人旅。
つまり旅好きなので話が弾む。
本当に話が尽きない。

デザートはアップルパイ＆アイスクリームかパッションフルーツチーズケーキの二択。
チーズケーキにしてみた。
おいしい。

おしゃべりは尽きないけど気付けば周りの人はみんなお会計。
今日は大晦日なので早く閉まる模様。
まだしゃべり足りない気持ちだけど仕方ない。
3時間半のお食事もあった言う間。

この後コルメシオ広場のカウントダウンを見に行くかという話もあったけど地下鉄の終電は12時前なので行ったら戻ってくるのが大変。
明日の朝も早いし…ってことでおとなしくホテルへ。

なかなか来ない電車を待ってホテルへ着いたのは23時頃。

部屋で洗濯をしているとなんだか外が騒がしいなぁ…と思って見ると花火が上がっていた。
どうやら年が明けた模様(-_-;)

2013〜2014年の年越しはあっけなかったなぁ(笑)

続きの旅行記は↓
http://4travel.jp/travelogue/10868797