2014/01/01 - 2014/01/01
38位(同エリア202件中)
Rinさん
お正月のエボラ観光。
この旅の一番の危機はこの日だったかも。
ヨーロッパの元旦はほとんどのお店と観光地が閉まっているということは知っていた。
でも…まさかバスターミナルの荷物預け所まで閉まっているとは予想外(>_<)
この事実に気づいた時はかなり呆然とした。
さていったいどうなることやら。
続きは旅行記をどうぞ。
日程
12/28(周辺)関空→フランクフルト→リスボン
12/29(日)リスボン周辺観光
12/30(月)1日バスツアー
12/31(火)リスボン市内観光
1/1(祝)リスボン→エヴォラ→コインブラ
1/2(木)コインブラ→ポルト
1/3(金)ポルト1日観光
1/4(土)ポルト→フランクフルト→
1/5(日)関空
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
4連泊したホテルともこの日でお別れ。
荷物をまとめて早朝にチェックアウト。
新年だけどロビーにはクリスマスツリーが。
この直前の旅行記は↓
http://4travel.jp/travelogue/10868787 -
お土産買い過ぎでありえないくらい重くなった荷物を引きずってボンパル侯爵広場駅へ。
駅には侯爵のモチーフ。 -
セッテリオスバスターミナルの最寄駅、ジャルディン・ズロジコ駅へ到着。
近くに動物園がある為か、駅構内のアズレージョには動物の絵が。
重い荷物を引きずってバスターミナルの表示に従って歩く。
ここまではよかった。
が…表示に従って外に出てみると…どこにもバス・ターミナルらしきものが見当たらない。
重い荷物を持っているのでこの荷物を引きずって探すのは不可能。
時間に余裕は持っていたけど迷ったら気力が持ちそうにない。
こういう時2人いれば一人は荷物を見ておき一人は探しに行くということが出来るけど一人旅ではそれも出来ない。
人通りもほとんどない。
唯一いてるのは英語の通じそうにないジプシーらしき人々。
しかも大声で喧嘩してるし。
とても道なんて聞けない。
そこにタクシーが止まり中から地元民らしき人が降りてきた。
駆け寄ってバスターミナルの場所を聞くとこのすぐ向こうだよと。 -
指差した方向に行ってみると…あった!!
本当にすぐ近くだった。
しかし…ここで最後の難関。
バス・ターミナルに行く為のエスカレーターが故障で停まってる。
エレベーターなんてもんはないのでこの階段をとんでもなく重いスーツケースを持って上がらなければならない(-_-;) -
ターミナルに着いた時は汗だく。
一体何の修行だ…。
さてここのバスターミナルで荷物を預けて…と周りを見渡すとインフォメーションは閉まっているみたい。
仕方なく係員の人にロッカーの場所を聞くと…英語が通じない(@_@;)
え〜〜??ここってリスボンで一番大きなバスターミナルなんじゃ??
係員のおじさんいい人で、なんとか英語がしゃべれる人を探し出してくれて聞いてみると…
「今日は祝日なので荷物預け所が開いてない」とのこと。
マジで??
地下鉄の駅にコインロッカーがあるのでそこで荷物を預けるようにとのこと。
しかし…あの階段を再び荷物をもって降りることは無理。
しかもバスの出発時間まであと10分。
試しに
「10分後のこのバスに乗るんだけど私が戻ってくるまで待っててくれるの?」
と聞いてみると
「いや無理」
そらそうだ。 -
一瞬もうエヴォラに行くのは諦めてこのままリスボンでぶらぶらしてようか…という考えも頭をよぎったけど、エヴォラは是非行きたかった街。
諦めきれない。
こうなったらもうこの荷物を持ってエボラに行くしか手段はなさそう。
バスの運転手さんにも事情を説明してみるがこの運転手さんも英語が通じない…。
なんかポルトガル語で言ってきたけど…わからない。
しかしとりあえず乗れと自信ありげ。
ええい!なるようになれ!と乗り込む。 -
バスの中ではWi-Fiがつながる。
これは助かる。
が、頭の中はこの重い荷物をもっていったいどうやってエボラの観光をすればいいんだ??ということで悩みまくり。
どうしようもなければ道行く人かどこかのホテルに飛び込んで
「荷物を預かってもらえるところがなくってとても困っている」
と言って力技で預かってもらうしかない。
ってことでポルトガル語翻訳サイトでポルトガル語に変換した文章を保存。 -
朝早起きしたので予定ではバスの中では爆睡するつもりだったけど不安で寝られない…。
まぁ真冬のこの時期になぜかクーラーかかってて寒かったのもあるけど。
そんな精神状態なんで運転手さんのことを見るともなく見てるとかかってきた携帯電話に出たり、ハンドルから手を離したりしてる。
大丈夫か?? -
いろいろ考えてたら2時間弱でエヴォラに無事到着。
あ〜着いちゃったよ。
ど〜しよ〜と思ってたら…運転手さんがなんかこっち来いって言ってる…? -
運転手さんはエヴォラのバスターミナルの人と何やら話すとジェスチャーで荷物をここで預かってくれると言ってる??
と思ってるとちゃんと荷物預かり券が出てきた。
1ユーロ払って無事荷物預け完了!
いやよかったよかった。
きっとリスボンでバスに乗る前に運転手さんはここで荷物を預けられることを分かっていたのね。
だからあの時何やら自信ありげな態度だったんだ!とここで納得。 -
無事荷物を預けられたので足取りも軽く旧市街へ。
いや本当にあそこで預けられてよかった。
バスターミナルから旧市街まではスーツケースを転がしていくのはかなり苦しい距離だったし。
10分程歩くと旧市街の門が見えてきた。 -
早速中へ。
なんかあんまり旧市街って感じではないような…。 -
それにしても人通りが少ない。
そういや去年のお正月、ドイツの街を歩いた時もほとんど人いなかったな〜。 -
静かな街をてくてく。
こんな何気ない通りが素敵。 -
窓に変な旗がかかってる。
なんだろう?? -
イチオシ
しばらくてくてく歩いているとジラルド広場到着。
この広場は12世紀、イスラム教徒からキリスト教徒が街を奪い返した時の記念碑的な広場でエヴォラの中心。
ジラルドとは街の紋章にもなっている街の英雄ジラルド・センポバルから来ている。
城壁が堅固な街を奪い返すのは困難と言われていたが、おそれ知らずのジラルドが1165年壁をよじ登って攻め入り街を解放したんだとか。
広場の奥に建っているのはサント・アンタォン教会。 -
ジラルド広場の街灯の上には紋章があった。
-
広場にはインフォメーションもあったけど…当然本日はお休み。
まぁこれは想定内。 -
さらにてくてく。
-
しかし本当に人がいない…。
本当に観光地かしら?? -
開いているお土産屋さん発見。
ポルトガル名物のコルク製品も売ってる。 -
イチオシ
そして一番見学したかったエヴォラ大聖堂 (Se de Evora)到着!
-
しかし…門がぴったり閉まっている(>_<)
ガイドブックにここは祝日休みとは書いていなかったので開いてるのでは??と思いここを元旦に組み込んだけど…
未練がましく扉を押してみたけど…開かない。
同じような思いをしていた日本人女性と嘆きあう。
彼女は朝からこの街を観光しているがどこも開いていないという…。 -
あ〜〜残念。
せめて外だけは…と大聖堂の入口にある円柱の12使徒の像を丹念に見学。
これは1330年ごろに造られており、ポルトガル・ゴシック建築の傑作と言われているらしい。
これだけでも見事。
この大聖堂はキリスト教徒に街が戻った時に建設が始まり1204年に完成。
イベリア半島で最も古い16世紀のパイプオルガンがある。
天正遣欧少年使節団の伊東マンショと千々石ミゲルがまだ新しいこのパイプオルガンで演奏を披露したといわれている。
パイプオルガンみたかったなぁ…。
大聖堂の中庭を取り囲む回廊の上に上がることもできて、そこからはエヴォラの旧市街を一望出来るって聞いてたから回廊も上りたかった。 -
しかし開いてなかったらどうにもならない。
-
次に向かったのはローマ神殿(ディアナ神殿)Templo Romano de Evora
1世紀にローマ皇帝アウグストゥスを祀るために花崗岩と大理石で作られた神殿。
女神ディアナを祀ったものであるとの俗説から、ディアナ神殿とも呼ばれる。
街の中にポツンとある何とも不思議な神殿。
ここは屋外だからたとえ正月でもここだけは見られるはず!と計算して元旦のこの日の観光をエヴォラにした。 -
ディアナ神殿のある広場には北川晶邦という日本人の芸術家が造った「波立つ海の中に光る満月」というモニュメントがある。
どこがどう満月なのかさっぱりわからない…。 -
この謎のモニュメントがある広場からちょっとエヴォラの街を見渡すことが出来る。
生憎のてんきだけど雨が降ってないだけマシかな。 -
こちらは同じ広場に立つロイオス教会(Convento dos Loios)
15世紀に造られ、1755年の大地震の後、ポーチの部分以外を作り直したそう。 -
教会の壁面は美しいアズレージョの装飾で覆われているらしいが…開いてません。
ここは祝日休みとガイドブックにも書いてあったのでまぁあきらめもつく。 -
しかし大聖堂は諦めきれず周りをぐるっと一周。
もしかして違うところに入口があるかも??と期待したけど…ある訳ないか…。 -
大聖堂を一周してどこも開いてない…と再確認。
仕方ない…と再び街歩き。 -
これまたポルトガル名物のコルクのカバン。
これ結構いい値段するんだよね。 -
次に向かったのはサン・フランシスコ聖堂 (Igreja de Sao Francisco)
-
ここは開いてる!
よかった。 -
早速中へ。
天井高い。 -
ここは16世紀に建てられた教会。
-
多分大聖堂の方が大きいとは思うけどこの教会もかなり大きい。
-
エヴォラはそれほど大きな街ではないのにこれだけの大きさの教会が2つもあるとは。
-
しばらく見学。
-
ここにもアズレージョ。
この教会の名所は何と言っても礼拝堂。
入口を探すが見つからない…。 -
仕方なく教会の外に出ると、礼拝堂への入口発見!
しかしご覧のとおり閉まってる(>_<)
まぁ半ば予想してたんだけど…やっぱり悲しい。
この教会の礼拝堂内部の装飾は全て本物の人骨でその数は5000体に及ぶと言われる。
礼拝堂はペストが蔓延した時に修道士の瞑想の場所だったらしい。 -
さてどうやら他はどこも開いてないみたい。
帰りのバスまでまだまだ時間はあるので街から伸びている水道橋でも見に行こうかな。
こちらは水道橋のアーチ部分をうまいこと利用して建てられたお店。
石の文化の国だから出来る活用方法。
こういう古いものを大事にするというのはいいことだと思う。 -
てくてく歩くとあっという間に城壁の外へ。
-
城壁の外に伸びる水道橋。
-
水道橋はサント・アントニオ要塞まで続いている。
-
水道橋を見て満足した所で再び城壁内へ。
-
お昼ご飯は食べる時間がないだろう…とサンドイッチを用意していたけど…どこも閉まっていて見学できるところが少なかったせいで時間が余ってる。
せっかくなら温かいものが食べたいってことでジラルド広場へ戻り、元旦でも開いていた老舗のカフェアルカダへ。
このカフェはお茶する人は手前のテーブル、食事をする人は奥のテーブルと座る場所が分かれている。
手前のテーブルはいっぱいだけど、奥のお食事スペースはガラガラ。
お昼時なのに…
みんなお昼は軽くていいのかな? -
ランチメニューから選んだのはアルカダステーキ。
ドリンク付きで7.2ユーロ。
出てきたのはこちら。
山盛りのポテトにびっくり。
なんだこれ??
びっくりしてたら持ってきたお店の人も笑ってた。 -
ポテトをかき分けると…目玉焼きの下からお肉が出てきた!
このお肉ちょっと固くてイマイチ。
しかしかかっているソースがバターたっぷりでおいしい。
フライドポテトはおいしくない訳がないので総合的には満足。
お腹もいっぱい。
ごちそうさま! -
さて今はお腹いっぱいだけど、店頭にはおいしそうなスイーツが並んでいる。
ガイドブックを見るとここのチーズタルトとケイジャーダは有名らしい。
店頭でも一番いい場所に並んでいる。 -
ってことでおやつ用にケイジャーダをお買い上げ。
バスの中で食べよっと(*^_^*) -
かわいらしいドアノブ発見。
-
イチオシ
素敵な建物と中庭。
-
まだ帰りのバスまで時間があるので適当にブラブラ。
-
横から見たロイオス教会。
-
斜め後ろからも。
-
地図から見ると…多分エヴォラ大学??
-
建物に飾られたアズレージョ。
-
これも。
-
再びてくてく。
-
何か記念に…と思ってお土産屋さんをぷらぷら見てるとかわいらしいコースター発見。
-
会社で使おう!
-
かわいい袋に入れてもらった。
-
さてそろそろバスターミナルに向かうか…と城壁の外に出て地図を見ると「闘牛場」の表示。
闘牛場???と思って言ってみたら…これ見たい。
今も現役の言ってみれば近代の闘牛場。
私の興味のある古代の闘牛場ではなかった。 -
なんだ…と思い再びバスターミナルへ向かう。
-
バスターミナル到着。
-
誰もいないし。
-
荷物を無事受け取ってバスへ。
しかし…リスボン行のバスのハズなのにほとんど人がいない…。 -
乗ってみてびっくり。
この大きなバスになんと乗客はたった3人。
絶対赤字だろうな…。 -
道はガラガラだったので予定通りリスボンへ。
クリスト・レイ像も見えた。 -
4月25日橋(Ponte 25 de Abril)を渡ればリスボンまではすぐ。
この橋なぜこんな名前かというと1974年4月25日に始まったリスボンの春と呼ばれるカーネーション革命(独裁政治を打ち破った革命)にちなんで命名されたらしい。 -
橋からは街が見える。
-
水道橋も見えた。
-
予定通りセッテ・リオス・バスターミナル到着。
ここで乗り換えてエヴォラへ。
続きの旅行記は↓
http://4travel.jp/travelogue/10868820
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