別府再訪　一週間のプチ湯治（６）

2014/01/19 - 2014/01/25

別府に宿泊して、のんびり思いつくままに散歩したり、温泉に入ったりばかりする一週間。６日目、湯布院へお散歩へ出ました。人気の観光地すぎて私にはちょっと・・・と思っていたけれど、お店ばかりでもなく景観のよいところも多くて、お散歩好きには楽しいところでした。
ついでといってはなんですが、城島高原などにも寄り道し、温泉にも入りつつ別府に戻りました。

移動手段：公共交通機関のみ
宿泊先　：花菱ホテル（そら館の洋室）

エリア 湯布院・由布院温泉(大分)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 旅行の手配内容: 個別手配

ホテルの部屋から朝日をながめる。
ここ二日間、とても寒かったけれど、今日はお天気も期待できそうです！

また例のごとく、朝ごはんを食べながら今日は何をしようか考える。せっかく天気もいいし、皆さんおすすめの湯布院にでも行ってみるかー。前に別府にきたときにタクシーの運転手さんにも言われたし、先日の杵築でも言われたし。人混みが嫌いなので人気の観光地には偏見のある私ですが、大分県民がそういうのなら、行ってみようではないですか。

別府温泉　花菱ホテル 宿・ホテル

亀の井バスで、湯布院との往復切符があるか聞いたら、北浜ではなく駅からのみとのこと。今日中に戻ってくるなら往復だけでもこっちのがお得ですよ♪と教えていただき、ワイドフリーパス（1600円）を購入。

さっそくバスに乗り、山をのぼって湯布院へ向かいます。

別府北浜から一時間弱で、湯布院駅に到着。
おいおい、シャレた駅じゃねえか。（来てみたものの、ちょっと湯布院に偏見のある私。）

由布院駅 駅

記念撮影用にチビッコ駅員の制服があるぅ。

おいおい、駅のトイレもきれいじゃねえかよぅ。（いいことです）

おお、これが「やたらロールケーキとか売ってる、典型的な観光地」湯布院ですかー（注：私にも偏見はありますが、これを言ったのは大分県民です）。

なんの予備知識もなく来たので「金麟湖までのメインストリートを避ければ、とても雰囲気いいよ」「買い物に興味がないならこっち側だね」など親切なみなさんのアドバイスに従い、さっそく横道にそれてみます。

いやーん、すてきぃ。（早くも湯布院が好きになる）

わー茅葺きのお宿だー。すてきー。「牧場の家」ですって。

由布院温泉 由布の里 旅荘 牧場の家 宿・ホテル

なんなの、これが湯布院なの。
すごい長閑で素敵じゃなーい！いやだー、私ったら無知。無知の偏見なんて最低ね。

宇奈岐日姫神社というところへ行ってみます。

宇奈岐日女神社 寺・神社・教会

由布岳の神ウナグヒメが、大男に湖の岸辺を蹴破らせて由布院盆地ができた、とか。ウナギを精霊として祀ったとか。
予備知識がないもので、よくわかりませんが。

これは・・・どういうこと？
ご神木が台風で倒れちゃったからなんですって。それにしてもシュールな・・・。

とりあえずお参り。今日ちょっとおじゃましますねー。

ちょっと戻って、田園通りという道を由布岳に向かってゆく。
いやぁ、本当に素敵なところだなぁ。

これは・・・？藁干し？
１月にこういうことってあるのかしら？秋の風物ではないの？

なんかいい香り、と思ったら、ロウバイが咲いていました。そんな季節なのねぇ。

ちょっと道をそれて、こんな狭い道を通りつつ

佛山寺へ。入口が茅葺で、鐘がついているのね。

佛山寺 寺・神社・教会

ちょっと覗くのみ。

由布岳ふもと通りから、有名な金鱗湖に向かいます。
なんか神社に出たぞ。

天祖神社 寺・神社・教会

まぁ、素敵。

天祖神社、というみたい。

うわー。キレイ！
金鱗湖って、朝霧が幻想的で人気とか聞いたことあるけど、普通の状態でもきれいじゃないか。お天気もいいから、湖も真っ青です。

金鱗湖 自然・景勝地

あ。湯けむりモクモクしてるー。湯布院もそうなんですね。
さっきも共同浴場みたいなところあったもの。それも別府のより渋いやつ。さすがの私も怖いくらい渋いやつ。

よし、湖をぐるりとしてみましょう。

一部温泉が流れこんているらしく、湯気がたっておりました。

シャガール美術館。
私はシャガールは大好きですが、ここは見ない。だって混んでそうだもん。（また偏見か？）

現代作家ギャラリー 美術館・博物館

水温が高いらしく、とにかくやたら魚が。

私でも名前は聞いたことのある「下ん湯」。すてき、共同浴場が茅葺きなんですね！
こちらは外来入浴できるようでしたが、なんかビビってしまい入らず。観光客が多すぎるところは、なんか…へんなギャルとかいそうで怖いッス。（偏見？）

下ん湯 温泉

有名な亀の井別荘ですね。びんぼーな私は、入口から指をくわえて覗くのみ。お高いんざましょー？（これは偏見ではなく貧乏人の僻み）

亀の井別荘 宿・ホテル

「鍵屋」さんという売店を覗いてみます。

西国土産 鍵屋 グルメ・レストラン

可愛いものとか、おいしそうなものが沢山。
私がひかれたのは、おはぎ。とても美味しそう…お昼前だけど食べちゃおうか…しばし悩む。

やはりちゃんとお昼ごはんを。おはぎはやめておいて、お向かいにある食事処「湯の岳庵」へ。

入ったらすぐのところで、杵で餅つきをしていてビックリ！なに？なんかお祝いごと？（後で伺ったら、おかきを作るためにこの時期の平日はいつもやってるんですって）

湯の岳庵 グルメ・レストラン

従業員の方もにこやかで、素敵なところです。
そんなに高くないメニューもいくつかあり、迷ったけれど。

私は和牛タン定食を注文。1500円だったかな？なんかお上品なものより、ガッツリ食べたかったのです。
牛タンの聖地・仙台にもいたことのある私にとってはお肉はちょっと固めだけど、普通においしかったですよ。

そして、さっきついていたお餅を下さいました！わーい。甘さ控えめの粒餡がたっぷり入っていて、おいしかった。ありがとうございますー。

さて。金鱗湖もひとまわりして、満足しましたので。
お店のある通りをばびゅーんと帰りますか。

フローラルヴィレッジ、なるところ。

YUFUIN FLORAL VILLAGE テーマパーク

なんだか小さなお店がぎゅうっとなったところ。ちょっと可愛いので、せっかくだから一回り。狭いのであっという間ですけど。

うさぎ様もいらっしゃる。かわええ…

このお店が沢山の通りにはあまり興味がないので、一直線に駅へ。

バスセンターでしばしバス待ち。

お店ばっかりのところは混んでるけど、でも良かった、湯布院。
やっぱり偏見ってよくないなー。

また素敵な景色を見ながら別府方面へ。

でも別府へはまだ戻らず、城島高原にちょっと寄り道。
来る時に車窓から見て、なんかいい感じー、と思ったんです。温泉本で無料入浴できるのでお邪魔していくことにしました。

城島高原 自然・景勝地

高原リゾートですね。ゴルフ場もあり。

広ーいリゾートだけあり、バス停からホテルまでは徒歩10分弱（でも宿泊客の方は、ホテルから迎えにきてくれるみたいですよ）。
いい眺め！

アイススケート場や遊園地も横目に見つつ、城島高原ホテルに到着しました。
おおお。巨大ホテルですね。

城島高原ホテル 宿・ホテル

なぜか入口にはＢＭＷミニカー。

いやぁ、きれいなところじゃないですか。
どうやら宿泊費もそう高くないらしいし、湯布院からバスでも20分くらいだし、車の方はここを拠点にするのもいいかもしれないですね。

無料入浴にもかかわらず、にこやかなフロントの方に教えていただき、大浴場へ。
帰りに見ていたら、ベビーカーをひいた方が車から降りるやいなや、さっと迎えに出てお手伝いしていたのが印象的。ちゃんとしたホテルマンの応対に見えました。

巨大ホテルだけあって、脱衣所も広い！
でも誰もいない！ラッキー。

ジャグジーもある、立派な温泉でありました。無料で恐縮でございます。

もちろん露天もあります。写真は小さい湯船だけど、ちゃんと大きなのも。
一時間ほどゆっくり入らせていただきました。

城島高原から別府駅行きのバスに乗りましたが、せっかくフリーパスを持っているので、堀田温泉でも降りてみました。車でないのでなかなか来る機会がなかったんですよね、ここまでは。

ほんのり硫黄の香りがして、少し白い湯の花がまっている、いいお湯でした。

市営 堀田温泉 温泉

これで別府八湯を制覇しましたぞ。
このあとはホテルの温泉にしか入らなかったので、これが今回最後の外湯。温泉道スタンプを数えてみると・・・今回は39湯入りました〜。温泉道に加入しているだけでも141湯あるから、まだまだですけれど。

まだ日も落ちていなかったので、霊泉寺でバスを乗り換えて、鉄輪へも最後の寄り道。
レストラン三ツ星が開店していたので、夕食をとっていくことにしました。

レストラン三ツ星 グルメ・レストラン

いかにも洋食屋さん、という、あたたかい雰囲気のお店です。
なにを食べようか迷ったけれど、3千円弱のハーフコースでお肉にしました。

前菜（一口食べちゃったけど）

お肉料理（また一口食べちゃったけど）
ソースはおいしいけれど、ちょっとお肉自体の味がなくて残念なのは、安いコースなので仕方があるまい・・・。

そのほか、スープとデザートも。お昼だと同程度のものが、千円くらい安いのでお得感がありますよ。あと奥さまがにこやかで素敵なんです。

食後は、日が暮れてきて素敵な鉄輪を、お散歩します。

ああ、素敵。
明日のこの時間にはもう東京に帰っちゃうんだな、としんみり。

地獄蒸し工房 鉄輪 名所・史跡