2013年夏 オーストリア旅行 インスブルック編3（ミーダースのアルペン・リュージュを楽しむ）

2013/08/07 - 2013/08/07

2013年8月7日、前日訪れることが出来なかった、シュトゥバイタールの手前のミーダースMiedersにあるアルペン・リュージュに乗るために出かけました。
このリュージュは標高差約640m、全長2.8Kmの自然の斜面を利用したコースを一人乗りリュージュで一気に降るアドレナリン全開のコースターシステムです。麓の駅(標高960m)からロープウェイに乗り、中腹にある駅Koppeneck(標高1600m)まで登り、そこからリュージュで降ります。リュージュはモノレールを両脇から挟み込むようなメカニズムで、おそらく外れることはないと思います。最高速度60km/h以上は出ないように設計されている(...とどこかに書いてありました)みたいです。旅行前、子ども達とYoutubeにアップされている体験ビデオを見て予習はしていったのですが、実際に乗ってみると、それはそれはとてもスリリングでした。

チロルの大自然ときれいな空気、そしてアドレナリン全開のスリルの両方を満喫できるMieders Serlesは素晴らしいです。

ぜひインスブルックへ行かれる方で、半日、都合の良い方はMiedersのSerlesbahnenへお出かけ下さいネ (^_^)

エリア チロル(オーストリア)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• 交通: 4.5

• 同行者: 家族旅行
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩

今日は朝から曇り空、でも雨が降らなければアルペン・リュージュは動くとはずなので、とにかくミーダースへ行くことにしました。
ホテルの最寄りのバス停でバス待ちする家族です。ここはホッティンガー教会Hottinger Kirchという立派な建物の教会前広場になっています。

昨日8/6、TOP OF TYROLに向かったのと同時刻のSTバスに乗りました。運転手さんから1日区間券(Innsbruck-Miedersの4区間)を購入しました。

インスブルック中央駅から約30分後 Mieders Serlesbahnen のバス停で下車します。バス停の向こう側には雄大なカルクケーゲルの山塊が私達を出迎えてくれました。なんとか天気は持ちそうな雰囲気です。

道路を横断して、すぐ手前ではなく、ちょっと左に行ったところの坂を上がるとSerlesbahnenの麓駅が見えます。いよいよアルペン・リュージュに乗れるので、私達はみんなわくわくです。

結構、観光客が自家用車で訪れているようです。いよいよですね。

お〜乗ってる、乗ってる！
丁度、リュージュが何台かスピードを出して降りて来ました。わくわくしてきますね。

アルペン・リュージュの本体です。真ん中にあるレバーがブレーキのようですね。

近くで見ると、とてもシンプルな作りになっています。う〜ん、これで本当に大丈夫なのかなぁ、ちょっと不安になりました。

次々にリュージュが降りてきて、終点は団子のような状態になってしまいました。その横で不安そうに見つめる三女。

チケット売り場でチケット価格を確認します。
ちなみにリュージュは公式パンフレット等でSummer Tobogganという表現で書いてあります。

私達の場合、ファミリーなので子ども二人目以降は半額になることが判明。三女は子ども料金のさらに半額でOKのようです。
最初、私 21.50ユーロ(2回分)、妻と長女が各11.30ユーロ(1回分)、中坊 14ユーロ(2回分)、三女 7ユーロ(2回分)で購入しました。
その後、子ども達でもう1回ずつ追加で乗りました。

人と一緒に滑り降りてきたリュージュは、専用のフレームに3台ずつ立ててキャビンに載せ上へ送り返していました。

人の代わりにリュージュのみ積んで上へ出発するキャビンです。

私達の前の人達ですが、この人達はハイキングが目的でしょうか？

ロープウェイに乗り、麓の駅を出たところです。

ロープウェイのキャビンからリュージュのコースを眺めるとこんな感じです。長いレールが延びているのが分かります。

ここがアルペン・リュージュのスタート地点Koppeneckです。ここまで登ってくる大半はハイキングへ向かう人達です。

ハイキングコースの案内と所要時間が書かれている標識です。

Almgasthof Hochserlesレストランです。

レストランのメニューです。ビールなどももちろんありますが、ちょっと高めかな？

Serles(ザーレスって発音するのかな？)です。近くで見ると存在感を感じるし、とても形の良い山ですね。レストランの前は広場になっています。
ここSerles周辺はハイキングコースが充実しているようで、多くのハイカーが訪れていました。
私達みたいにアルペン・リュージュだけ乗りに来た人達はどのくらいいるのかなぁ...もちろん、アルプスの景色も十分に楽しみますけど。

独特の形をしたカルクケーゲルKalkkogel山塊です。

雄大なカルクケーゲル山塊を背景に記念撮影です。気持ちがいいですね。

下の駅からキャビンでリュージュが続々と上がってきます。

結構、アルペンリュージュの待ち行列ができました。混雑してる場合、整理券を発行して、電光掲示板に整理券番号が表示され、乗車するシステムのようです。

コースターは一人ずつ係員にシートベルトを締めてもらいます。
このあと中坊、私＋三女の連結リュージュで1回乗り、その後、再びロープウェイで登ってきて、今度は中坊、長女、妻、私＋三女連結で乗りました。
このあと、子ども達がもう一度だけ乗りたいということでしたので、チケットを買ってまたロープウェイに乗り上へ登って行きました。
ちなみに当然ですが、リュージュに乗っている間はとてもデジカメで撮影する余裕はありませんから、かっとび中の写真は1枚もなしです (^_^;)

子ども達が再度、リュージュに乗りに行ってしまった間、私と妻はカフェで休むことにしました。私はビール(Stiegl)を頂きました。この銘柄はザルツブルクで作られており、とても美味しいですよ。

このヴィルストはベーコンが巻いてあり、とても美味しかったです。

リュックに末娘が好きな人気キャラクターの「海外旅行なめこ」を付けてきたので、ちょっとふざけて撮ってみました。

これもおふざけ。この写真を望遠レンズを付けたデジカメで真剣に撮っていたら、私達の隣のテーブルに座っていた品の良さそうなおじいさんに笑われてしまいました。

そろそろ子ども達が降りてくる頃なのですが...望遠カメラを向けて待ちますが、なかなか降りてきません。

まだ降りてこないなぁ〜と思ったら...

あっという間に上の方から長女＋三女の連結コースターがかっとんで来ました。
慌ててシャッターを押そうとしましたが、望遠レンズのため一瞬見失い、ゴール直前のところで捉えることが出来ました。
長女いわく、ほとんどブレーキをかけなかったとか...結局、長女は2回、三女は3回乗りました。

続いて中坊のコースターもかっとんで来ました。中坊も3回乗りました。
子ども達はアドレナリン全開で滑降のスリルを楽しめたようでした。

この後、子ども達はアイスクリームを食べて大満足！
帰りはバス停 Mieders Serlesbahnen 14:25発のSTバスに乗り、インスブルックに戻りました。15時ちょっと過ぎには中央駅に到着したので、スーパーマーケットに立ち寄りながら少し市内を散策することにしました。アンナ記念塔など有名なスポットもあるようですし。

この旅行記へのコメント （4）

• 旅するうさぎさん 2013/09/09 23:02:10

  ミーダースのリュージュ

  みさぱぱさん
  
  ミーダースのリュージュの旅行記、楽しみにしていました。
  ご家族で本当に沢山リュージュにお乗りになったのですね(^^)
  娘さん達はほとんどブレーキをかけなかったんですか。
  凄すぎます！
  
  天候も、雲がありながらも、ちゃんとKalkkoegelもSerlesも
  バッチリ見えていて。
  
  Serlesの発音なんですが、ノイシュティフトのアルムに住んでいる
  おじいちゃんの発音では「セルレス」って言っていたような気がします。
  私の聞き間違いでなければ。
  
  私も今年、またこのリュージュに乗ってみて、昨年よりもいくぶん慣れたような気がしました。もちろん、ブレーキをかけまくりましたが(^^;)
  
  みさぱぱさんが写真に撮っていらっしゃる黄色い標識にも出ている
  Maria Waldrastは片道１時間くらいで到着するのですが、
  今年行ってみたら、とても神聖で清々しい所でした。
  マリア様の巡礼教会（修道院）なのですが、大変美しい所で
  心が洗われるようでした。泉の水もとても美味しかったです。
  
  
  旅するうさぎ

  みさぱぱさん からの返信 2013/09/10 23:36:06

  RE: ミーダースのリュージュ

  　旅するうさぎさん
  
  　みさぱぱです。
  
  　いつもコメントとご投票をありがとうございます。
  
  　ミーダースのアルペン・リュージュは本当に楽しかったです。
  　一番、乗るのを怖がっていた三女も、楽しかった〜！と言ってますし、
  　長女と中坊はまた行きたい！乗りたい！と思い出す度に言っています。
  　
  > ミーダースのリュージュの旅行記、楽しみにしていました。
  > ご家族で本当に沢山リュージュにお乗りになったのですね(^^)
  > 娘さん達はほとんどブレーキをかけなかったんですか。
  > 凄すぎます！
  
  　長女は終始ほぼノーブレーキだったようです。
  　後ろに連結していた三女も「大丈夫、ブレーキかけてるから」と
  　お姉ちゃんに騙されて降りてきたようです。
  　多分、子ども達は10回券でもOK！ まる1日かかりそうですが (^_^)
  　
  
  > 天候も、雲がありながらも、ちゃんとKalkkoegelもSerlesも
  > バッチリ見えていて。
  
  　はい、曇りのち晴れという天候でしたが、雲が山々よりも高い位置にあり
  　とてもラッキーでした。
  
  > Serlesの発音なんですが、ノイシュティフトのアルムに住んでいる
  > おじいちゃんの発音では「セルレス」って言っていたような気がします。
  > 私の聞き間違いでなければ。
  
  　なるほど...Sの発音は濁らないわけですか。
  　ドイツ語の読み方は難しいですね。
  
  > 私も今年、またこのリュージュに乗ってみて、昨年よりもいくぶん慣れたような気がしました。もちろん、ブレーキをかけまくりましたが(^^;)
  
  　旅するうさぎさんも今年乗られたのですね。
  
  > みさぱぱさんが写真に撮っていらっしゃる黄色い標識にも出ている
  > Maria Waldrastは片道１時間くらいで到着するのですが、
  > 今年行ってみたら、とても神聖で清々しい所でした。
  > マリア様の巡礼教会（修道院）なのですが、大変美しい所で
  > 心が洗われるようでした。泉の水もとても美味しかったです。
  
  　インスブルックの駅構内にあるTyroliaという書店で買った
  　Tyrolガイドブック(英語版、全80pages)に載っていなかったので、
  　ネットで検索したら写真が出てきました。
  　とてもきれいな環境にある教会なんですね。
  
  　私達は今回、日程の都合上、素晴らしい景色が期待できるハイキングを
  　しませんでした。だからもし次回、訪ねる機会があったら、
  　旅するうさぎさんのように1週間くらい滞在して歩いてみたいと
  　思っています。
  
  
  

  旅するうさぎさん からの返信 2013/09/11 11:30:35

  RE: RE: ミーダースのリュージュ

  みさぱぱさん
  
  
  > 　インスブルックの駅構内にあるTyroliaという書店で買った
  > 　Tyrolガイドブック(英語版、全80pages)に載っていなかったので、
  
  偶然ですが、私も今年７月にインスブルック駅構内のそのお店で、
  みさぱぱさんが購入されたのと同じチロルの英語版ガイドブックを
  買いました♪
  カラー写真が沢山載っていて、綺麗ですよね。
  シュトゥバイタールも夏の美しい写真が数ページに渡り載っていて
  気に入りました。
  
  次回のチロルは、Ｐ46の上段に出ている写真のところ、
  Wilder kaiserの麓の村に行きたいです。
  Wilder kaiserは、チロルに初めて憧れた時からの私の憧れなんです。
  
  
  旅するうさぎ

  みさぱぱさん からの返信 2013/09/11 22:27:43

  RE: RE: RE: ミーダースのリュージュ

  　旅するうさぎさん
  
  　みさぱぱです。
  
  > 偶然ですが、私も今年７月にインスブルック駅構内のそのお店で、
  > みさぱぱさんが購入されたのと同じチロルの英語版ガイドブックを
  > 買いました♪
  > カラー写真が沢山載っていて、綺麗ですよね。
  > シュトゥバイタールも夏の美しい写真が数ページに渡り載っていて
  > 気に入りました。
  
  　あら、奇遇！　7.30 EUR のガイドブックですね！
  　私もシュトゥバイタールの写真が掲載されていたのが購入理由でした。
  
  　実はもう1冊、25 EURくらいの細長い形のガイドブックを気に入りましたが、
  　お店の人に英語版の有無を尋ねたら、ドイツ語版しかなかったので
  　買いませんでした。
  　でも買っておけば良かったなぁ...と後悔しつつ、
  　帰国してからAmazonで探したら、なんとありました (^_^)
  　今度、買って見ようかと思います。
  
  > 次回のチロルは、Ｐ46の上段に出ている写真のところ、
  > Wilder kaiserの麓の村に行きたいです。
  > Wilder kaiserは、チロルに初めて憧れた時からの私の憧れなんです。
  
  　次回はザルツブルクに近い東チロル地方へご訪問なのですか。
  　きれいな村ですね。
  　写真を見ると、WilderKaiserの山並みは何となくカルクケーゲルKalkkogelに
  　雰囲気が似ていますね。