ワンワールドで行く世界あちこち急ぎ旅（１）シドニー→ヨハネスブルグ

2009/04/10 - 2009/04/11

そんなつもりはなかったのです。

相方が行きたいところが沢山あって、今のうちに行っておかなければ世界情勢次第では行けなくなるかもしれない。でも随分バラバラやなぁ、どうしよう。。。などと考えていたらワンワールドに４大陸周遊運賃なるものがあることを思い出しました。（今はサークルトリップとかになっているようですが）。ああ、これで行こう！ちょっと忙しいけど、やってやれないことはない。多分。。。

そうやってかなり強引に始めた旅の記録です。

オーストラリア→南アフリカ→イギリス→エジプト→スペイン→フランス→タイ→カンボジア→インド→日本→オーストラリア

これで４大陸。

エリア ヨハネスブルグ(南アフリカ共和国)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 3.0
• ショッピング: 3.0
• 交通: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: レンタカー
• 航空会社: カンタス航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

2009年イースター休暇。さて、どこに行きましょう？

いっぱいあって決まらなかったので、カンタス航空が所属しているワンワールドアライアンスの４大陸周遊チケットを使ってとりあえず回れるだけ回ってみることにしました。一応テーマは「世界遺産めぐり」かな？

オセアニア大陸の玄関口は勿論シドニーです。カンタス航空の国際線ラウンジは本拠地だけあって流石に立派。一日中、メニューから食事を選ぶことができます。夜ともなればシャンパンが４種類くらいあり、前菜からデザートまで３、４種類ずつはあるという充実ぶり。朝食もちゃんと注文を受けてから作ってくれてなかなかの美味。少なくとも町中のカフェで食べる朝食よりは遙かに素晴らしい。今回は具を選べるホットサンドイッチを頂きました。

本来の目的地はヨーロッパです。しかしシドニーからヨーロッパへの直行便はないので、まずは南アフリカのヨハネスブルグへ。ＱＦ６３便で５０２２マイルの長旅です。

１７時半にヨハネスブルグに到着。空港でレンタカーを借りてこの日の宿、ヒルトンホテルに向かいます。犯罪都市として名高いヨハネスブルグですが特に何事もなく無事に到着しました。まあ、ネットなどに出ている話はどうしても大げさになりがちですね。実際には犯罪多発地域とそうでない地域はわりとはっきりと別れていて、危ない場所に近寄らなければ大丈夫、なはずです。（そうでなければ日本人が住んだり、ツアーで出かけたりはできないでしょう）

私は海外での車の運転に慣れているのと、この街に来たことがあるのでレンタカーにしましたが、言葉に不安のある方や海外での運転経験のない方、南アが初めての方はホテルに送迎を予約しておくのがいいかと思います。一説にはタクシー運転手の中には犯罪者とつるんでいる連中もいる、といいますし、他の国でも悪質な空港タクシーにひっかかる事はちょくちょくあることですから。

かなり疲れていたのでこの日の夕食はルームサービスで済ませることにしました。たまにはこういうのもいいでしょう。ビーフステーキにポテトを添えて、機内で買った免税品のシーバスリーガル。

ここまで来たら動物好きとしてはライオンパークに行かねばなりません。世界中に動物園やサファリパークは沢山ありますが、子ライオンを触って遊べる場所はそうはないのですから。

ヨハネスブルグ中心部から北へ約25kmの位置にあり、舗装道路が整備されているので簡単に行けます。現地旅行社のツアーも沢山用意されてします。

敷地内にはライオンをはじめ、キリンやチーターなどを車で見て回ることができます。目玉はなんといってもライオンの赤ちゃんを抱いて記念撮影ができること。その他にもミーアキャットがいたり、キリンのエサやりもできます。

Lion Park
Malibongwe & R114 Lanseria Johannesburg
Tel: [phone]
営業時間：毎日朝８時半から夜９時まで

私は何を隠そうＣＡＶＥマニア。ＣＡＶＥとみると片っ端から行ってみたくなります。というわけで、ここへも行ってみました。

ヨハネスブルグから北西へ40kmほどの距離にある「人類発祥の地」とされるステルクフォンテン洞窟 Sterkfonten Caveです。鍾乳洞あり、アウストラロピテクスの化石などの展示あり、見応えのある施設です。考古学、人類学に興味のある方や私のような洞窟、鍾乳洞マニアは必見と言えます。

治安が悪いと評判のヨハネスブルグですがこのあたりはさすがに物騒な気配はしませんし。比較的地味ではありますが、これも立派な世界遺産です。

ヨハネスブルグといえばネットの世界では特に「ヨハネスブルグのガイドライン」などというもので悪名ばかりが高い街です。実際、大使の談話などを聞いても相当危険な街であることは確かです。危ない地域ではたとえ赤信号であっても、事故の恐れがない限りは無視して通過するのが常識だ、とか車が故障しても外に出て点検しようなどと思うのが非常識で、そういうときは車内から電話で警察に連絡するのが普通だ、などと聞くと日本人としてはひるんでしまいます。

でもこういう場所にいるとそうは思えませんね。実際、街を走ってみると近代的なショッピングセンターや綺麗な住宅街があちこちにあります。もっとも、そういうところの多くが塀に囲われていて入り口には銃を持った警備員がいたりするのですが。

さて、ヨハネスブルグはあくまでも経由地。長居はしておられません。ここからは同じくワンワールドメンバーであるＢＡの出番です。勿論行き先はロンドン！

しかしこのＢＡ５４便、搭乗して出発予定時刻を過ぎてもさっぱり動く気配なし。結局１時間３０分以上遅れて出発です。相方がもう少しでぶち切れそうでした。ああ、こわい。遅れるのはありがちなことですが、説明くらいさっさとしてほしいものです。

やっとロンドン上空。なんか複雑なコースですが。。。