2009/04/15 - 2009/04/15
286位(同エリア516件中)
kirinbxxさん
- kirinbxxさんTOP
- 旅行記298冊
- クチコミ111件
- Q&A回答55件
- 190,855アクセス
- フォロワー30人
随分久しぶりのカイロ。相変わらず自動車の洪水と喧噪がすさまじい。エジプトは初めての相方の為にまたまたベタな観光コースをご案内することに。
- 旅行の満足度
- 3.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 2.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- タクシー
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
カイロに来るのは久しぶりです。アラブ世界最大の都市は人口900万人を越え、朝から深夜まで大通りは騒音で満ちています。前夜カイロヒルトンに到着したのは深夜でしたが、ホテルの前は遅くまで賑わっていました。朝は朝で早くから自動車の音とコーランの放送で目が覚めていまいました。
-
何はともあれ、相方にピラミッドを見せなくてはなりません。カイロ市内からギザへ行く方法はいろいろあり、時間はたっぷりあるけど少しでもお金を節約したい若者ならバスで行くもよし、時間と好奇心と根気がたっぷりあれば適当にタクシーを捕まえて運転手と丁々発止の交渉を繰り広げるもよし。
今回は滞在期間に比べて行かなきゃならない場所が多すぎるので、一番手っ取り早く、楽ちんな方法を選びました。それは「ホテルを通じて運転手付の車をチャーターする」事です。料金はそれなりにかかりますが、時間の節約には一番です。
雇った車にはちゃんとメーターはついてました。どう見ても動くとは思えないけど。 -
カイロの街は相変わらず雑然としていますね。やたらとアンテナを林立させたこんなビルが結構たくさんあります。
-
悠久なるナイル、といっても町中だとイマイチ風情に欠けますが。。ホテルに出入りしている運転手だけあって、こういうところでちょっと渋滞するとその間に二人で写真を撮れ、とか薦めてくれます。
-
ギザはカイロからナイル川を渡って20kmほど、いわゆる古代遺跡の中では最もアクセスしやすい場所の一つです。市街地に近いのでこんな風に、遠くにはピラミッド、そしてその手前には建設中の集合住宅、なんて光景もごく当たり前。
-
しかし、このあたりから渋滞が激しくなります。交通マナーなどという言葉を使う気にもならないくらい、各自が勝手に時分の行きたい方向に行こうとするのでてんやわんや。海外で自動車を運転するのには慣れてますが、ここで運転する気にはとてもなりません。自動車にまじってこんなのまで平気で割り込んできます。
-
ようやく到着して入場チケットを購入。ギザピラミッド地域への入場券が60ポンド、そしてクフ王のピラミッドは別に100ポンド。こちらはどうやら一日300人限定なのだとか。
-
まずはクフ王のピラミッドに入場しましょう。やっこらさ、と入り口まで登っていきます。
何といっても現存する唯一の「世界七不思議」でありエジプト観光の目玉だけあって入場者はとても多く、ピラミッドの中に入ると、朝だというのに既に湿気と暑さでムシムシ。通路は狭くて腰をかがめて歩いたり、急な階段を手すりずたいに登っていかなければならず、なかなか大変です。登る人と下る人が同時に通れない場所も多くて混雑がより一層激しい。で、一生懸命辿り着いて何かがあるのか、というと実は何もない!
そう、これって「入る」事に意義があるのであって、入って何かを見る事に意義はありません^^;
なので例えば閉所恐怖症の人とか、足腰の弱い人でエジプト古代史にさしたる興味もないなら100ポンドを節約してもいいはずです。
うちの相方は閉所恐怖症でもないし、歴史といえば超弩級のマニアなので入らないなんていうとたちまち機嫌を損ねること間違いなしですから選択肢はありませんけど。 -
酷暑の中を歩いているとラクダ使いが声をかけてきます。いやもううるさいうるさい。このラクダ使いはちょっと検索をかけて調べるとイヤというほど被害報告が出てくる悪名高いものです。ラクダに乗れる場所なんて世界中いくらでもあるし、ということでここではパス。確かにピラミッドやスフィンクスをバックにラクダに乗っている姿はサマになりますけどね。ここのラクダ使いときたら、カメラを向けたら撮れ撮れ、とポーズを撮ってシャッターを切ったら金をよこせだの、写真を撮ったんだから乗れだのうるさいうるさい。まぁ、そういうのは笑って手を振って行き過ぎればそれ以上の事はありませんが。
ふと見ると、入り口で同じ頃にチケットを買っていた西洋のご婦人が値段交渉中。がんばってね! -
ギザの三大ピラミッドのうち、一番保存状態がいいのがこの「カフラー王のピラミッド」だそうな。上部が色が違って見えるのは所謂化粧板が残っているから。
このピラミッドの麓の部分に立ち入り禁止の部分があったのだが、ここには銃を持った警備員が。で、こいつらときたら、観光客を誘ってその立ち入り禁止部分に入れて写真を撮らせてやっている。勿論、有料で^^;
こういうところがいかにもですね。 -
ピラミッドと共にギザ観光の目玉スポット、スフィンクス。長年の間にすっかり風化が進んでいる。一生懸命修復に勤めてはいるものの、まさかビニールシートですっぽり覆って工事をするわけにもいかず、工事は遅々として進まないらしい。
-
暑さに耐えきれなくなってきたので、室内へ。日本語でいうと「太陽の船博物館」。これまた別料金で50ポンドってなぁ。
但し、割と綺麗なトイレとしっかり効いた冷房があるので、その使用料だと割り切れば、まぁ。 -
ここの見物はこれ一つ。
BC2500年頃、クフ王の為に造られたと考えられている現時点では世界最古の木造船。1954年に発見され、全長42.32m 全幅5.66m 材質は杉らしい。使用目的には諸説あり。
実は第2の船がすでに存在を確認されていて、エジプト考古学庁と日本との共同発掘待ち。これは日本でエジプト学といえばすぐに思い浮かぶ吉村教授が電磁波地中レーダーで確認したもの。資金面の事情で長らく研究が中断されていたが2008年から再開されたらしい。さて、発掘されるのはいつのことか? -
強烈な暑さでヒットポイントを大量に失いつつも、無事に三大ピラミッド、スフィンクス、博物館とギザの観光を終了。一旦ホテルへ戻る。ラウンジへ行って早速ビール。ムスリムの国であってもエジプトではホテルやレストランでビールが飲めるところは結構多い。
-
ホテルへ戻ってラウンジでビールを飲み、再びお出かけ。行き先は勿論エジプト考古学博物館。料金は一人60ポンド。ホテルからは街を見物してぶらぶらと歩いて10分くらい。
観光客でごった返す中、内部へ。圧倒的な収蔵品の数に驚く。見所は勿論ツタンカーメンの部屋。当然一番人気なのでここも沢山の人、人、人。当然ながら撮影禁止。
収蔵品が多すぎるのに多分スタッフの数が足らないのだろう。博物館というよりは収蔵品倉庫みたいな部屋の方が多い。全部いちいちみていたら一ヶ月以上かかるんだそうだが、エジプト学者でもない我が家は同じようなものをそう丁寧に見て歩くわけにもいかない。相方は「せっかく面白い物が沢山あるのに、ちゃんと整理して陳列せんかい」と文句たらたら。でもそんなことエジプト人には無理な気がするなぁ。英国人ならやるかもしれんがww -
ホテルへ戻る道筋は繁華街で、こんな風に日本語表記の看板もある。
-
公衆電話があちこちに。お国によって色もさまざまなので行く先々で公衆電話を見るのも旅の楽しみ。
-
今夜のホテルはLe Meridien Heliopolis。暑い国では米国系のホテルが一番快適です。水たばこを吸えるコーナーがあるのが中東らしい。
-
暑さでヒットポイントがまたまた減少したので夕食は無精してホテルのプールサイドで。まずはサラダ。
-
前菜
-
焼肉っぽいものを注文したらテーブルにこんなコンロがww
-
つけ合わせを添えるとこんな感じに。
米国系大型チェーンホテルのいいところは、どこの国にいっても冷房がしっかり効いていること。悪いところは、ホテルで食べる飯がイマイチ旨くないこと。ここも例外ではなく、部屋は広く快適でシャワーはお湯がたっぷり勢いよく出、冷房はばっちり。そして飯は・・・
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
旅行記グループ
2009年 ワンワールドで世界一周
-
前の旅行記
ワンワールドで行く世界あちこち急ぎ旅(3) 今度は遺跡巡り??
2009/04/14~
ソールズベリー
-
次の旅行記
ワンワールドで行く世界あちこち急ぎ旅(5)ルクソール 王家の谷を歩く
2009/04/16~
ルクソール
-
ワンワールドで行く世界あちこち急ぎ旅(1)シドニー→ヨハネスブルグ
2009/04/10~
ヨハネスブルグ
-
ワンワールドで行く世界あちこち急ぎ旅(2)ロンドン観光
2009/04/12~
ロンドン
-
ワンワールドで行く世界あちこち急ぎ旅(3) 今度は遺跡巡り??
2009/04/14~
ソールズベリー
-
ワンワールドで行く世界あちこち急ぎ旅(4) ピラミッドとエジプト考古学博物館
2009/04/15~
ギザ
-
ワンワールドで行く世界あちこち急ぎ旅(5)ルクソール 王家の谷を歩く
2009/04/16~
ルクソール
-
ワンワールドで行く世界あちこち急ぎ旅(6)ルクソール カルナック神殿の夜と朝
2009/04/16~
ルクソール
-
ワンワールドで行く世界あちこち急ぎ旅(7)アルハンブラの思い出
2009/04/18~
グラナダ
-
ワンワールドで行く世界あちこち急ぎ旅(8)パリからバンコクへ
2009/04/19~
パリ
-
ワンワールドで行く世界あちこち急ぎ旅(9)つかのまのバンコク
2009/04/22~
バンコク
-
ワンワールドで行く世界あちこち急ぎ旅(10)アンコール遺跡群
2009/04/23~
シェムリアップ
-
ワンワールドで行く世界あちこち急ぎ旅(11)タージ・マハルを見ておこう
2009/04/24~
アグラ
-
ワンワールドで行く世界あちこち急ぎ旅(12)ジャイプールからデリーへ
2009/04/26~
ジャイプール
-
ワンワールドで行く世界あちこち急ぎ旅(最終回)最後の地ウダイプール
2009/04/27~
ウダイプール
旅行記グループをもっと見る
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ 2009年 ワンワールドで世界一周
0
22