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第3日は、下北半島から津軽半島に向かい、青森から海岸沿いに龍飛崎を目指します!<br />太宰治の「津軽」の足跡をたどる旅でもあります。<br /><br />第3日:(続き)−蟹田−高野崎−三厩・義経寺−龍飛崎−青森・八甲田丸−青森泊

2013年GW 下北・津軽の旅 第3日 津軽(蟹田、三厩、龍飛崎、青森・・・)

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2013/05/03 - 2013/05/06

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たぁ坊

たぁ坊さん

第3日は、下北半島から津軽半島に向かい、青森から海岸沿いに龍飛崎を目指します!
太宰治の「津軽」の足跡をたどる旅でもあります。

第3日:(続き)−蟹田−高野崎−三厩・義経寺−龍飛崎−青森・八甲田丸−青森泊

一人あたり費用
5万円 - 10万円
交通手段
自家用車 徒歩

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  • 第3日、下北半島の奥薬研温泉・かっぱの湯で素晴らしい露天風呂を楽しんだ後、津軽半島に向かいます。

    第3日、下北半島の奥薬研温泉・かっぱの湯で素晴らしい露天風呂を楽しんだ後、津軽半島に向かいます。

  • 下北半島は、至る所に大きな風車がある。

    下北半島は、至る所に大きな風車がある。

  • 旅情をそそる単線路。

    旅情をそそる単線路。

  • 野辺地戦争戦死者の墓所。<br />戊辰戦争のとき、官軍側に回った弘前藩と、奥羽越列藩同盟の盛岡藩・八戸藩連合軍が、この辺りで戦ったそうです。<br />これは弘前藩の戦死者の墓所。<br />津軽の人と南部の人は、今でも仲が悪いと聞くことがある(司馬遼太郎先生の「街道をゆく・北のまほろば」でも描写されている)けれど、どうなのでしょう?

    野辺地戦争戦死者の墓所。
    戊辰戦争のとき、官軍側に回った弘前藩と、奥羽越列藩同盟の盛岡藩・八戸藩連合軍が、この辺りで戦ったそうです。
    これは弘前藩の戦死者の墓所。
    津軽の人と南部の人は、今でも仲が悪いと聞くことがある(司馬遼太郎先生の「街道をゆく・北のまほろば」でも描写されている)けれど、どうなのでしょう?

  • 下北半島が終わり、右手にむつ湾を見ながら、浅虫温泉、青森に向かって行く。

    下北半島が終わり、右手にむつ湾を見ながら、浅虫温泉、青森に向かって行く。

  • 大きなホテルが建ち並ぶ浅虫温泉。<br />太宰治も少年時代に訪れた「忘れられない土地である」と「津軽」で語っています。

    大きなホテルが建ち並ぶ浅虫温泉。
    太宰治も少年時代に訪れた「忘れられない土地である」と「津軽」で語っています。

  • 青森市内を抜けて津軽半島に入り、海岸沿いにどんどん北上します。

    青森市内を抜けて津軽半島に入り、海岸沿いにどんどん北上します。

  • 蟹田に着きました。<br />「津軽」で太宰が旧友のN君を訪ねた町で、蟹を食べたり、裏山に花見に行ったりした所である。

    蟹田に着きました。
    「津軽」で太宰が旧友のN君を訪ねた町で、蟹を食べたり、裏山に花見に行ったりした所である。

  • 太宰が花見に行った観覧山に少しだけ登ってみましょう。

    太宰が花見に行った観覧山に少しだけ登ってみましょう。

  • 太宰治文学碑。<br />「津軽」のN君らの尽力で建てられたそうです。

    太宰治文学碑。
    「津軽」のN君らの尽力で建てられたそうです。

  • 「かれは 人を喜ばせるのが 何よりも 好きであった! 佐藤春夫」<br /><br />司馬先生は「北のまほろば」で、「太宰における何が言いあらわされているのか、空疎というほかない。」と、佐藤春夫を酷評しています。<br />しかし、この言葉自体は太宰自身の作中の言葉で、しかもこの言葉を選んだのは井伏鱒二だそうですけどね。

    「かれは 人を喜ばせるのが 何よりも 好きであった! 佐藤春夫」

    司馬先生は「北のまほろば」で、「太宰における何が言いあらわされているのか、空疎というほかない。」と、佐藤春夫を酷評しています。
    しかし、この言葉自体は太宰自身の作中の言葉で、しかもこの言葉を選んだのは井伏鱒二だそうですけどね。

  • ここからの眺めが素晴らしい!<br />蟹田の町、港、そして青森湾。

    ここからの眺めが素晴らしい!
    蟹田の町、港、そして青森湾。

  • 蟹田からさらに北上し、津軽半島の北岸に来ました。<br />高野崎と灯台。

    蟹田からさらに北上し、津軽半島の北岸に来ました。
    高野崎と灯台。

  • 荒々しい北の海です。<br />津軽半島最北端の竜飛崎はもう少し先。

    荒々しい北の海です。
    津軽半島最北端の竜飛崎はもう少し先。

  • 三厩の義経寺です。<br />源義経は、実は平泉では死んでいません。<br />ここから北海道に渡り、さらに大陸に渡ってジンギスカンになりました。<br /><br />この寺を訪れた太宰、「私はなぜだか、ひどくにがにがしい気持で、「これか」と、また言った。「これだ」N君は間抜けた声で答えた。」(「津軽」太宰治)。

    三厩の義経寺です。
    源義経は、実は平泉では死んでいません。
    ここから北海道に渡り、さらに大陸に渡ってジンギスカンになりました。

    この寺を訪れた太宰、「私はなぜだか、ひどくにがにがしい気持で、「これか」と、また言った。「これだ」N君は間抜けた声で答えた。」(「津軽」太宰治)。

  • 三厩の港。

    三厩の港。

  • 義経寺の前にある厩石。<br />北海道に渡る源義経一行が、観音様に順風を祈願したところ、三頭の龍馬が現れ、この三つの岩穴につながれました。<br />それ以来、ここの地名は三厩になりました。<br /><br />「私たちはその巨岩の前を、ことさらに急いで通り過ぎた。故郷のこのような伝説は、奇妙に恥ずかしいものである。」(「津軽」太宰治)

    義経寺の前にある厩石。
    北海道に渡る源義経一行が、観音様に順風を祈願したところ、三頭の龍馬が現れ、この三つの岩穴につながれました。
    それ以来、ここの地名は三厩になりました。

    「私たちはその巨岩の前を、ことさらに急いで通り過ぎた。故郷のこのような伝説は、奇妙に恥ずかしいものである。」(「津軽」太宰治)

  • 龍飛崎までもう少しです。<br /><br />「・・・あたりの風景は何だか異様に凄くなって来た。凄愴とでもいう感じである。それは、もはや、風景でなかった。」(「津軽」太宰治)

    龍飛崎までもう少しです。

    「・・・あたりの風景は何だか異様に凄くなって来た。凄愴とでもいう感じである。それは、もはや、風景でなかった。」(「津軽」太宰治)

  • 龍飛崎の太宰治文学碑!

    龍飛崎の太宰治文学碑!

  • 「ここは、本州の袋小路だ。読者も銘肌せよ。諸君が北に向って歩いている時、その路をどこまでも、さかのぼり、さかのぼり行けば、必ずこの外ヶ浜街道に至り、路がいよいよ狭くなり、さらにさかのぼれば、すぽりとこの鶏小舎に似た不思議な世界に落ち込み、そこに於いて諸君の路は全く尽きるのである。 「津軽」より」

    「ここは、本州の袋小路だ。読者も銘肌せよ。諸君が北に向って歩いている時、その路をどこまでも、さかのぼり、さかのぼり行けば、必ずこの外ヶ浜街道に至り、路がいよいよ狭くなり、さらにさかのぼれば、すぽりとこの鶏小舎に似た不思議な世界に落ち込み、そこに於いて諸君の路は全く尽きるのである。 「津軽」より」

  • 龍飛崎。

    龍飛崎。

  • 龍飛崎の灯台。

    龍飛崎の灯台。

  • 観光案内所・龍飛館。<br />「津軽」で太宰とN君が宿泊し、飲んで歌った宿(旧奥谷旅館)です。<br /><br />「この旅館の部屋もまた、おや、と眼をみはるほど小奇麗で、そうして普請も決して薄っぺらでない。」(「津軽」太宰治)<br /><br />中には入らなかったが、後で聞くところによると、太宰とN君が泊まった部屋の様子が再現されているらしい。<br />見過ごしてしまい残念。。。

    観光案内所・龍飛館。
    「津軽」で太宰とN君が宿泊し、飲んで歌った宿(旧奥谷旅館)です。

    「この旅館の部屋もまた、おや、と眼をみはるほど小奇麗で、そうして普請も決して薄っぺらでない。」(「津軽」太宰治)

    中には入らなかったが、後で聞くところによると、太宰とN君が泊まった部屋の様子が再現されているらしい。
    見過ごしてしまい残念。。。

  • 一度来てみたかった階段国道!

    一度来てみたかった階段国道!

  • 国道339号の一部が階段になっている、日本で唯一の階段国道です。

    国道339号の一部が階段になっている、日本で唯一の階段国道です。

  • 歩いてみましょう。

    歩いてみましょう。

  • 362段、全長388mで、意外と長いです。

    362段、全長388mで、意外と長いです。

  • 竜飛交差点。<br />海が見えてきました。

    竜飛交差点。
    海が見えてきました。

  • 港に向ってさらに降りていきます。

    港に向ってさらに降りていきます。

  • 龍飛の集落。

    龍飛の集落。

  • ようやく下に着きました。

    ようやく下に着きました。

  • ちょうど観光案内所の辺りにつながるみたいです。

    ちょうど観光案内所の辺りにつながるみたいです。

  • また上に戻るのが大変です。。。

    また上に戻るのが大変です。。。

  • 龍飛崎灯台。

    龍飛崎灯台。

  • 龍飛崎の突端近く。

    龍飛崎の突端近く。

  • 津軽海峡の荒々しい光景です。

    津軽海峡の荒々しい光景です。

  • 津軽海峡冬景色歌謡碑。

    津軽海峡冬景色歌謡碑。

  • 最果ての龍飛崎でした。

    最果ての龍飛崎でした。

  • 今夜の宿のある青森に戻り、まだ時間が早いので、青函連絡船・八甲田丸を見学に来ました。

    今夜の宿のある青森に戻り、まだ時間が早いので、青函連絡船・八甲田丸を見学に来ました。

  • 昔の青森駅の様子。

    昔の青森駅の様子。

  • りんご売り。

    りんご売り。

  • 寝台客室。

    寝台客室。

  • 船長室。

    船長室。

  • 操縦室。

    操縦室。

  • 操縦室からの眺め。

    操縦室からの眺め。

  • 青森の街。

    青森の街。

  • 終着駅の青森駅。

    終着駅の青森駅。

  • 線路の尽きる所。

    線路の尽きる所。

  • 鉄道の車両をそのまま運搬したのですね。

    鉄道の車両をそのまま運搬したのですね。

  • 機関室。

    機関室。

  • 青函連絡船・八甲田丸の見学でした。

    青函連絡船・八甲田丸の見学でした。

  • 今夜は青森市内に泊まります。

    今夜は青森市内に泊まります。

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