2012/04/27 - 2012/05/08
4030位(同エリア6431件中)
zaruさん
2011年にウィーンの楽友協会でドレスデンシュターツカペレの演奏を聴き大変感動しました。一度、楽友協会でウィーンフィルの演奏を聴きたいものだと思っていました。
帰国して楽友協会のホームページを見ていると、2012年5月2日にベルリンフィル、5月6日にウィーンフィル、ネトレプコの演奏会があることを見つけました。チケットを手に入れて他のヨーロッパのコンサート情報を調べていると4月29日にロンドンでブーレーズ指揮ロンドン交響楽団のコンサートがあり、5月4日にブダペストでブダペスト祝祭管弦楽団のコンサートがあることがわかりました。
このためロンドン・ウィーン・ブダペスト・ウィーンとまわることにしました。他にロンドンフィル、ロイヤルオペラ、ハンガリー国立オペラの演奏を楽しみました。
5月2日は
宮廷銀器コレクション、皇帝の居室とシシィー博物館
シュタイラーエックで昼食
楽友協会でベルリンフィルのコンサート
を楽しみました。
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 航空会社
- ルフトハンザドイツ航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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昨年も同じホテル(リンドナー ホテル アム ベルヴェデーレ)に宿泊しましたが、朝食の付いていないプランでした。今回はアップルで朝食付きのプランを予約しました。朝食はビュッフェ方式でしたが、ハム、ソーセージ、卵料理、野菜、果物とあり美味しかったです。一番気に入ったのはハーブティーが充実していたことで、いろいろな種類のハーブティーが楽しめました。
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ホテルの近くの電停にあるタバコ屋で8日券(33.8ユーロ)を買いました。この看板のあるところがタバコ屋で切符を売っています。
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71番のトラムに乗りシュバルツェンベルクの電停まで行き、リング沿いを歩きました。インペリアルホテルの方向を撮影しました。
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インペリアルホテルです。
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歩道と自転車道が別々になっており、自転車道を歩くと注意されます。
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2年前に泊ったグランドホテルです。
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グランドホテルの前を通るトラムです。
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オペラ座です。2年前の失望が大きかったので、今回は鑑賞しませんでしたが、カウフマンの公演もあったので、聞くべきだったかもしれません。
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ゲーテ像です。
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モーツアルト像です。暑いせいか、ト音記号のマークに植えられているパンジーは枯れかけていました。
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王宮の周囲は、私達にはわからない彫刻がたくさんあります。
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何やら落ち着かない出入り口です。
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この彫刻は何でしょうか。立派な一眼レフを持った若い女性が一生懸命撮影していたので、私も写真を撮りました。
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宮廷銀器コレクション、皇帝の居室とシシィー博物館に入場しました。日本語のオーディオガイドを借りて、見学しました。2人で21ユーロでした。なぜか、私のカードが磁気を読み取ってもらえず、受付の女性にきれられました。
宮廷銀器コレクションは、立派な銀器が並んでいます。 -
今ではもうできない、特殊な折り方のナフキンも展示されていました。
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宴会のまま、食器が展示されていました。
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陶器も各地の陶器が並んでいました。
シシィ博物館と皇帝の部屋は写真禁止でした。 -
シュテファン大聖堂はまだ、修復中でした。
町を歩いている人は真夏の格好をしていました。 -
食料品店のユリウス・マインルでお土産用のチョコレートとコーヒーを買いました。
歩いてオペラ座から電車に乗り、ホテルに帰ろうとしました。乗り間違えて逆方向に行き、引き返そうとした時にあわてて良く見ずに電車の軌道に入り、右から来る電車に轢かれそうになりました。まだ、時差ボケが残っているようです。 -
帰りに見つけた歩道にあるバッハのサイン入りのプレートです。プーレーズのプレートもありました。
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ホテルで一休みして、トラムで市立公園まで行きました。これはシュタイラーエックの建物の反対側にある系列のレストランです。
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4月5日にレストランのホームページから市立公園の中にあるシュタイラーエックSteirereckを今日の13時30分に予約しました。1日前の予約の確認の電話も必要です。
ミシュラン2つ星、サンペレグリノの世界のベストレストラン(2012年)11位に選ばれています。昼食であれば4皿のコースで65ユーロと、高価ですが内容を考えると結構経済的です。
これが入口です。屋外にテーブルが並んでおり、その奥に建物が見えましたが、ほとんどの方が屋外で食べていました。ほぼ満席に見えました。 -
前菜に、いろいろな野菜が?出てきます。説明してくれますが、良くわかりませんでした。
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大根のような野菜と、ベーコンのようなものと、コンソメのジェリーでした。美味しかったです。
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パンはたくさんの種類のパンを持ってきて、指定すると切ってくれます。
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バターも凝っていました。味もよかったです。
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ワインリストを持ってきましたが、たくさん飲めないのでオーストリア産のグラスワインをお願いすると、開封されたワインを勧められました。白ワインで1グラス8ユーロでした。オーストリアの白ワインははずれがありません。美味しかったです。
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ここまでが突出しですが、一口で食べれ美味しいのですが、説明の内容が良く分からず、何の料理か謎です。
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ここからは、注文した料理です。
4皿のプリフィックスになっており、サラダ、魚、肉、デザートをそれぞれ5品ぐらいに中から選べます。ホームページにその月の料理が乗っていますので、プリントして、あらかじめ訳して持って行きました。
Warm artichoke-salad with herbs
アンティーチョークの温サラダです。 -
Wild Boar’s Head with Purple Haze Carrots, Pinepple,
Tardivo Radicchioand Buckwheat
皿の前に料理を説明した名刺大のカードが付きます。
このため、私にも何を食べているか理解ができました。 -
Crayfish with Parsnip Sturdel and Lime
ザリガニですが美味しかったです。 -
私はアスパラガスを頼みました。
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赤ワインにです。オーストリアの赤ワインは白ワインに比べあまり美味しくないと思いますが、これは美味しかったです。しかし、値段は高く15.8ユーロでした。
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Roast Pigeon with Parsley, Amaranth, Millet and Sesame
ハトですが美味しかったです。 -
Lamb with Jerusalem Artichoke Rosa Bianca Aubergine, Pandan Leaf
子羊です。この季節のものでしょうが、あまり癖がなく美味しかったです。 -
Gooseerries with Hazelnut Parfait and Cornflowers
大変美味しかったです。 -
Medlar, Violets and Crepes
これも絶品でした。 -
食後のコーヒーの時のプチフールです。
オレンジをプレスし砂糖漬けしたお菓子とチョコレートが出ました。
オレンジのプレスは呉市川尻町のエビのプレスを作る機械と同じでしょうか?
席料4ユーロ、水が6.5ユーロ、珈琲4.5ユーロでした。
結局、かなりの金額になりましたが、十分に満足できる料理でした。
市立公園の駅からトラムに乗りホテルに戻りました。ホテル近くの停留所のところにあるスーパーで、水(0.59ユーロ)、ヨーグルト(0.59)、牛乳(0.69)、ウエハース(1.99)を買いました。
ホテルで休憩しました。 -
18時30分にホテルを出発しました。トラムでシュバルツェンベルクの電停まで行きました。トラムの中には楽器ケースを抱えた女性が乗っていましたが、よく見るとベルリンフィルのフルートの3番手の方でした。電停から、インペリアルホテルと楽友協会の間の道を通ると、楽団員の通用口らしき所があり、先ほどのフルートの女性の方が皆と握手をしていました。通用口の先にチケットセンターがあり、予約メールを印刷したものと予約時に使用したカードを見せチケットを発行してもらいました。
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楽友協会のチケットは、1)会員向けの4-5公演をまとめたチクルス・チケット2)会員向けの単独公演のチケット3)一般向けの単独公演のチケットの順に売り出されます。 今回、平成23年5月に楽友協会にホームぺ−ジで、平成24年5月の連休にベルリンフィルとウィーンフィルのコンサートがあることを知りました。このため平成23年5月20日に2011/2012年の会員になりました。年会費は1年68ユーロでした。単独のチケットではコンサート料金の割引はありません。会員になると、コンサートの案内やA4の大きさの月刊誌が送られてきます(残念ながらドイツ語です。) 。
会場の前の公演の案内には、チケットが売り切れたと紙が貼ってありました。 -
ベルリンフィルのコンサートは会員向けのチケットの売り出しの10月3日にインターネットで注文しました。日本時間の17時が売り出し開始でしたが、仕事のため19時頃にコンピュータに向かうことが出来ました。カテゴリー1はすでに売り切れていたので、カテゴリー4のBalkon-Mitte Links - Row: 2, Seat: 9/10を購入しました。2階の前から2列目のほぼ中央の席です。
パンフレットとチケットです。 -
席から正面を撮った写真です。1人90ユーロでした。日本でのベルリンフィルのチケットの30%程度です。音のバランスは良いと思いますが、縦長のホールのためちょっと遠くに感じます。しかし、平土間の後ろの席より音は良いと思います。2階は1階に比べると細い階段を上がらなければならないし、絨毯がないので階段も滑りそうです。トイレもちゃちでした。1階と2階の客の間に厳然とした階級の差があった時代に建てられたコンサートホールのようです。
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ホールの前には今日の指揮者のドゥダメルGustavo DudamelのCDの宣伝がありました。
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Gustavo Dudamel指揮ベルリンフィルハーモニー管弦楽団の演奏で、前半はベートーヴェンの交響曲5番の運命でした。ベルリンフィルの創立記念日は5月1日で、この日にヨーロッパコンサートと題してヨーロッパの歴史的な建物でコンサートを開くようです。この年はウィーンのスペイン乗馬学校でヨーロッパコンサートが開催され、NHKのプレミアムシアターでも平成24年7月9日に放映されました。
ベルリンフィルの運命ということで、期待して聞きましたが、指揮者の考えていることと、オーケストラの考えていることが微妙に食い違っているような演奏でした。曲の最後も所は木管の低音の楽器が一瞬早く飛び出し、ダダンと終わってしまいました。このような曲はベルリンフィルの伝統が邪魔をして指揮者が思うようにはならないのではないでしょうか。 -
後半はリヒャルト・シュトラウス「ツァラトゥストラはかく語りき」でした。この曲は映画の2001年宇宙の旅で使われた曲で、日食の写真と思われるジャケットに入ったカラヤンのLPを学生時代に何回も聞きました。ただし、まじめに聞いたのは前半だけで、後半はほとんど聞き流していました。しかし、実際にコンサートホールで聞くと大変面白い曲でした。
まず、冒頭の低音系の楽器がなり、オルガンが入ると、楽友協会は木造で建てつけが悪いせいかホール自体が揺れ、自分のおなかも揺れてきます。そこで、金管が鳴ると、ホール全体に音が充満し、全身が音楽に包まれ、鳥肌が立ちました。その後も、リヒャルト・シュトラウスの管弦楽法が凝りに凝っていて、各楽器のソロも随所にありました。CDよりも実演が数倍楽しめる曲でした。ベルリンフィルだけあって、各パートのトップの奏者が抜群にうまかったです。特にコンサートマスターの方のヴァイオリンの音が美しいのも印象に残りました。
帰国して、ベルリンフィルデジタルコンサートホールでベルリンの公演のライブを聞きましたが、この時の演奏を思い出しました。実演を聞いてから聞くと、ステレオで再生できていない音まで思い出され感動的でした。
ちなみにこの写真はオルガン奏者です。以前オルガン奏者は、指揮者が見えないので譜面台に鏡があり、これを見ながら演奏すると聞いたことがありましたが、指揮者が映った液晶テレビを見ながら演奏していました。
アンコールはラベルのマ・メール・ロアの妖精の園でした。通常は小編成でやる曲ですが、この曲に限ってい言えば、大編成での演奏も良かったです。音が徐々に重なっていくに連れ、私の胸も高鳴り、トライアングル?が鳴るところでは、胸が熱くなりました。後半の2曲は大名演だと思いました。
コンサート終了後は、Lothringer Strasseをシュバルツェンベルクに歩いて行った所にあるソーセージスタンドでソーセージとビールを飲みました。安くて大変美味しかったです。トラムでホテルに帰り、ゆっくり寝ました。
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