2013/02/11 - 2013/02/11
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たびたびさん
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さっぽろ雪まつりは、この日が最終日。翌日の飛行機しか取れなかったので、一日余計な日程になって悔しく思っていたのですが、ところがどっこい。
そのおかげで、たぶん最高の見せどころ、フィナーレのステージを最後まで見届けることができました。なんと、歌舞伎座の前で、熱いよさこいのパーフォーマンス。キーンと冷えた寒さもなんのその。最後の最後に最高潮に盛り上がって、さすがさすがのさっぽろ雪まつりでした。プロジェクトマッピングもいいですけど、やっぱり、生身の人間のパーフォーマンスは違いますよね。
以前見た夏のよさこいソーランもよかったけど、冬の札幌もやっぱり素晴らしい。またまた新たな感動の旅になりました。
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イチオシ
朝方は、晴れたので、中島公園辺りを散策します。
中島公園駅は、札幌地下鉄南北線の駅。すすきの駅から一つ目です。ここは、名前の通り、中島公園の入口駅。駅を出るともうそこは中島公園です。 -
ちなみに、中島公園は、大通り公園のような華やかさはありませんが、池の周囲を囲むように緑が豊かで、園内には豊平館や北海道立文学館のような文化施設もあり、観光スポットとして、意外に見所が多い場所なんです。
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イチオシ
一番の目玉は豊平館。今は、中島公園にありますが、かつては大通り沿い。明治13年に、高級西洋ホテルとして建てられたもの。最初の利用者は明治天皇だったそうです。何度か見ていますが、いつも外からしか見たことがなかったので、今度は内部を見ようと思って行ったのですが、あいにく工事中。しかし、やっぱり朝日を受けた青い縁取りの美しさは格別。久しぶりに見て、改めてその美しさを実感しました。
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札幌市天文台は、中島公園の中にある小高い丘の上。こんなところが観光スポットなのかなあと半信半疑で訪ねたのですが、深い雪の中にちゃんと道が付いて人が行き来した気配。朝行ったので閉まっていましたが、入口の説明だと夜には星の観測会があるようで。なるほど、そういうことだったんですね。しかし、雪に埋もれた天文台は、景色としてはいい感じでした。
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中島公園の隣りにある渡辺淳一館。渡辺淳一は、失楽園で一世を風靡した作家。古谷一行と川島なお美のドラマキャストは、私も強く印象に残っています。札幌医科大学医学部を卒業し、一旦は医学の道に進みながら、文学への思いが捨てきれず、この道へ。学生時代に書いた短い文章もありまして、美しい文章表現がその後の活躍の片鱗を見せていました。
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関わりのあった女性の死や失楽園が有島武雄の心中事件をモチーフにしていること。映画やドラマの出演者との交流等。盛りだくさんの展示です。
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少し歩くと札幌護国神社。中島公園の南です。。
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護国神社は、国家のために殉難した人の霊を祀るための神社。各道府県にあって、ここは北海道の護国神社です。始まりは、西南の役で戦没した屯田兵の霊を祀るために建立されたことのようです
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傍らに流れる鴨々川は、豊平川から幌平橋付近から取水され、中島公園を通って、創成川につながる川。護国神社の脇を通って、ここから中島公園に注ぐという、水の豊かな中島公園のルーツのような場所でしょう。けっこうな水量で、流れていました。
なお、遊び場は中島公園に入ってのエリアです。 -
雪像が残っていて、夕べまでイベントがあったようです。
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再び中島公園に戻って、北海道立文学館。
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北海道の文学といっても、すぐには思い浮かばないですが、
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展示室を入ると、まずはアイヌの文化の復権を果たした知里幸恵(ちり ゆきえ)の紹介。その後、有島武雄北海道に新天地を求めて渡ってきた詩人石川啄木や有島武郎。蟹工船のプロレタリア文学の小林多喜二など。北海道で文学の土壌が育まれるには、それなりの紆余曲折があったことが窺えました。
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彌彦神社は、中島公園の南隣り。越後の一の宮である弥彦神社の分霊を祀る神社。明治45年のことで、その後も昭和45年に、太宰府天満宮から分霊。
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北海道は移民の街。やはり、かつての郷土への捨てがたい郷愁がこのような形となるのかもしれません。
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中島公園はこれでおしまい。幌平橋駅から中心部に帰ります。
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すすきので降りて、創成川へ。
創成川は、札幌市内中心部を南から北へ南北にまっすぐに流れています。二宮尊徳の開墾の仕法を学んだ弟子の大友亀太郎が整備したもので、この川にかかる創成橋から札幌の碁盤の目のような区画が始まったのだとか。そういう意味で札幌の街の歴史と深くかかわっています。すすきのの辺りから川の北を眺めると札幌の市街を視界を遮るものがなく見通せて、壮観でした。 -
豊水すすきの駅もすぐそばです。
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お昼は、スープカレーすあげ。観覧車のノルベサの向かいです。
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実はそう期待はしていなかったのですが、これは、まじでめっちゃうまいです。
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イチオシ
スープのコクの奥深さに串で素揚げした野菜がアクセントになって、素晴らしい味わい。早めに行ったので待ち時間はなかったのですが、12時頃から一気に行列ができていました。人気店です。
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その足で、菓匠 甘仙堂。ここは、札幌東急プラザの一階。すすきの交差点から歩いて数分です。札幌は、洋菓子の店が多くて、和菓子の店は少ないのですが、ネットで調べて行きました。
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いただいたのは、うぐいす餅。うぐいす餅は、大豆の粉が青いので、うぐいすの色なのでしょうが、ここのは白い感じ。やっぱり札幌だから分かってないなあとか思ってしまったのですが、これが豆の香りが半端ではない。素材の良さがとても活きていて、北海道の恵みを感じる一品でした。納得です。
わかさいも本舗の系列だそうです。 -
実はペンギン亭にも行きたかったのですが、この日は閉まってました。残念。
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栄町へと移動して、雪まつりの飛び地会場、つどーむに向かいます。
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途中にシャトレーゼ。ここは、山梨県出身の企業なのですが、全国展開しているようです。しかし、この栄店は、駐車場のある広い敷地に建って、いかにも北海道らしい悠々とした店構え。
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品数も豊富で、アイスクリームの種類も多いし、やっぱりコンビニではこうはいきません。街歩きのついでに立ち寄って、いちご杏仁豆腐をいただきましたが、ほっとする甘さで、疲れが和らぎました。
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札幌雪祭りの飛び地会場、スポーツ交流施設 つどーむに到着。
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こちらは、野外でアクティブに楽しむ会場ですが、屋内もあって、こちらは、大道芸や子供向けのイベントステージ。こちらは、室内なので、ゆったり楽しめます。
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子供連れのファミリーや若い人が大勢でした。
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氷の坂道をチューブスライダーとかけっこうスピードが出ていて、チューブが途中で回転して反対向きになったり、
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キャーキャー歓声が上がって楽しそうでした。
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これは、市内と結ぶシャトルバスです。
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もう一度、市内に帰って、札幌駅付近。
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ちょっと気になっていたエスパへ。
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もりもとは、札幌エスタの地下一階。お菓子屋さんとパン屋さんが一緒になった店舗です。パンは量り売りというのもあって目を引きましたが、私が買ったのはカボチャプリン。
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ほんのりカボチャの味がすると思ったら、全面的にカボチャの味です。けっこうヘルシーな仕上がりで、こういうところに、お店の考え方が現れているように感じました。
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欧風菓子コート・ドールは、札幌市内に3軒あるのですが、ここはエスタの地下にある札幌ESTA店。
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ケーキとかもあるのですが、私がいただいたのは、焼き菓子のコートドールビスキュイ。ラムレーズンクリームを挟んだラング・ド・シャです。
ここも、わかさいも本舗の系列のようですが、何でも手堅くまとめて、やっぱりかなりの実力があるんだろうなと感じました。 -
札幌駅は、商業施設の集積が半端ではなくて、ちょっと歩いても、ステラプレイス、札幌エスタ・パセオ・アピアといった商業施設の名前が次々出てきます。
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ほかに、タワーそのものや大丸百貨店もあるので、とにかくすごい。ただ、これらを総合した名称が「JRタワースクエア」。あるいは、単に「JRタワー」とも。この関係が分からないと、なかなかこのエリアの理解は難しいと思います。
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雪印パーラーは、札幌駅前通りを大通り・すすきの方面に少し歩いた大通り沿い。以前は人通りがにぎやかだったはずなのですが、地下道が出来て、ちょっと人の流れが変わったかも。
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スイーツを食べようと思ったのですが、パフェを食べようと思っていたのですが、けっこうりっぱな値段。
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急きょ予定を変更して、アイスクリームにしました。スノーロイヤルスペシャルというシンプルなバニラでしたが、きちんとした味わい。メジャーに展開する商品なのでしょうが、それでも札幌で食べるとまた味わいが違うように感じました。
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今井丸井では、ワッフルワッフル。ワッフルワッフルは、岡山市瀬戸内市に本店があるようですが、スイーツ激戦区の札幌でも人気のお店。丸井今井の地階にしっかりありました。おしゃれなカクテルグラスを並べたショーケースがいい感じ。これは見ただけで、なかなかのインパクト。さて、ワッフルの方は、しっとりと柔らかな生地。甘い味わいも至ってシンプルなのですが、ワッフルって、こんなにおいしかったかなあと思うような出来栄えでした。グッドです。
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今度は、赤レンガ館へ。
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外から見るだけじゃなくて、
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中に入るのは今回が初めてです。
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大きいし、広い。
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会議室や
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知事室もきちんと保存されているんですね。何とも言えない重厚感はちょっと圧倒されるような雰囲気があります。
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資料館もあって、こちらは北方領土館。
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樺太関係資料館は、赤レンガ庁舎のもう一つの見どころでしょう。
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北方領土が注目されていますが、終戦前後の南樺太の出来事も決して忘れてはいけないことの一つ
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一般市民がソ連軍の機銃掃射にあったり、終戦後しばらく帰国を許されず拘束を受けたり。ちょっと信じられないような事実が解説ビデオも含めて、詳しく展示されています。
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多くの人に見てもらいたいと思いました。
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赤レンガ館を出て、狸小路の方に移動します。
新倉屋は、和菓子屋さん。名物は花園だんごです。 -
お店に入ると小さな屋台風のショーケースがあって、そこに大事に並べられていました。醤油、ごま、小豆餡、抹茶餡とかけっこう種類は豊富です。私は、いわゆる「みたらしだんご」の醤油をいただきましたが、もっちりしただんごのおいしさに、甘辛いたれ。これは、京都の本場よりうまいです。札幌でこんなうまい「みたらしだんご」に出会えるとは。ちょっと感動してしまいました。
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正福屋も、狸小路の中にあるベビーカステラのお店。和菓子の店をイメージして探したのですが見つからない。結局、地元の人に聞いて探し当てましたが、小さな間口で、大阪の串揚げ屋さんのような派手な構え。ちょっと意表を突かれました。
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で、そのベビーカステラも驚きの一個10円。蜂蜜の入ったような甘い小麦粉の塊。懐かしいような味わいでした。
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士別バーベキューは、狸小路の7丁目。この辺りまで来ると、だいぶ、外れという気もしないではないのですが、サフォークの肉がとてもおいしいと聞いて訪ねました。
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中に入ると、土間に長い炉が切ってあって、お客はここを囲んで食べるというシンプルなもの。実際食べてみると、めちゃめちゃうまい。サフォークは以前食べたことがあったのですが、改めてうまさを感じました。
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ちなみに、ジンジスカンは、ジンギスカン鍋を使うからジンギスカンなんだとか。ここは、ジンギスカン鍋ではなく、網で焼くので名前をバーベキューとしているんだそうです。若い夫婦のまじめさも伝わってきて、そういう点でも何かさわやかな印象を持ちました。
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さて、市内電車も横目で見て、再び雪まつりの会場に向かいます。いよいよ今日が最終日です。
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着いたらいきなりこの光景。歌舞伎座の雪像前で、よさこいのパーフォーマンス。光と音に、この若者たちの元気いっぱいの踊り。美しさと熱いパワーが弾けてます。
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バックの音楽も、三味線が入ったりして、ぐいぐい雰囲気を盛り上げます。
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イチオシ
ソーラン、ソーラン。
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ハイ、ハイ。
歌舞伎座のライトアップだけでも素晴らしいのに、よさこいが加わって、これ以上ない豪華な演出。
今日帰る予定にしていたら、このフィナーレは見れなかったことを思うと、本当に危ないところでした。飛行機が取れなかったばっかりに、もう一泊することにしたんですが、これが大正解だったようですね。雪祭りは、このフィナーレを見ないとだめでしょう。 -
イチオシ
よさこいが終わって、歌の披露。この子、とってもうまいですねえ。地元で人気の実力派らしいですが、心に響く歌声です。
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こう一人は、かわいい系。若さで舞台を盛り上げます。寒くて済んだ空気の中、独特の雰囲気が会場を包みます。
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最後は、四人組の若者のユニット。
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歌も踊りもすばらしい。このパーフォーマンスもすごいです。
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あれ、これで終わると思ったら、改めて、よさこいの集団。
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イチオシ
またまた、始まったようです。
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考えてみたら、札幌の二大祭りは、よさこいと雪まつり。
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で、今私が見ているのは、その両方なんですね。これって、すごすぎなんじゃないでしょうか。
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これは、札幌の最強を
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組み合わせたパーフォーマンスなんですね。
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ソーラン、ソーラン。ハイ、ハイ。
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イチオシ
とにかく、
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ライトアップされた歌舞伎座の
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美しさもすごいし、
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よさこいチームの熱気とバックの音楽の力強さ。
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うーん、これ以上ない贅沢です。
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会場は、かなり冷え込んでいるのですが
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イチオシ
我を忘れて、皆さん
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ステージを
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食い入るように見つめています。
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ソーラン、ソーラン。
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イチオシ
ハイ、ハイ。
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マトイも出てきて、
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エンディングに向けて
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イチオシ
一気に進んでいきます。
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エイヤー。見事に最後も決まりました。
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最高、最高。今回の雪まつりは、3Dのプロジェクトマッピングがウリだったはずなんですが、このよさこいが圧倒的。事務局は、もうすこししっかり宣伝した方がよかったんじゃないかと思います。私も、危うく見逃すところでしたよ。危ない、危ない。
すっかり晴れやかな気分で、帰途につきました。 -
そして、最後もスイーツで締めましょう。
札幌 千秋庵製菓は、狸小路からすすきの交差点に向かう大通り沿い。たぶん、和菓子から始まったのだと思いますが、お店に入るとケーキとかの洋菓子もあって、生菓子からお土産品まで、雑多な品ぞろえに見えたのですが、 -
しかし、地階に菓子工芸館という全国菓子博覧会に出品した工芸菓子を展示していまして。鹿鳴館のような建物に、ワルツを踊る紳士淑女のお菓子とか、けっこうすごいお菓子屋さんのようです。
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ただ、私は、シュークリームを買って、店内でゆっくりといただきました。濃厚タイプのクリームでした。
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狸通り商店街を通って、また宿に向かいます。
明日の最終日は、小樽の予定。体も冷えたことだし、とにかくゆっくり休みましょう。
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この旅行記へのコメント (3)
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- nammosa21さん 2015/06/27 13:49:51
- たいへん為になる旅行記です。
- 札幌の観光スポットなどを詳しく紹介されていてたいへん為になりました。私がご当地を紹介してもこんなに詳しくはないと思います。
特に食べ処、甘味処などは、ちょっとメモして私も行って見たいと思いました。
“雪まつり”や“よさこいソーラン”ステージも楽しまれたご様子、たいへんよかったです。
また旅行記にお邪魔致します。これからも宜しくお願い致します。
(この度は「(4)シンガポールは夜景もHAPPYでーす!(最終日)」に訪問と投票をして頂き有難うございました。)
- たびたびさん からの返信 2015/06/29 09:19:46
- RE: たいへん為になる旅行記です。
- シンガポールは一度行ってみたいんですが、バンコクとどっちがいいんでしょうか。純粋な観光だったら、バンコクなのかなあ。。
- nammosa21さん からの返信 2015/06/29 20:39:15
- RE: RE: たいへん為になる旅行記です。
- > シンガポールは一度行ってみたいんですが、バンコクとどっちがいいんでしょうか。純粋な観光だったら、バンコクなのかなあ。
・純粋?な観光だったらシンガポール!。・・・をお勧めします。街歩きの安心感、交通の便、見どころ、食べ所etc.・・・。私見です。
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