2013/02/23 - 2013/02/23
166位(同エリア791件中)
琉球熱さん
丹沢の練習で味を占め、今度は奥多摩で試すぞ!とばかり、2週連続で雪山ハイクに挑戦。
今度の山は本仁田山。奥多摩の定番である川苔山の手前にある低山である。
本当は川苔山を目指したかったのだが、全行程のコースタイムが意外に長くなりそうだったこと、下山ルートに無雪期でも危険個所と言われる急坂があったこと(冬季は当然凍結)などで、ここは無理をせずに手前の本仁田山で引き返して来ようと言うことになった。
さて、当日は毎度のごとく始発。起床は4時半である。
正直なところ、沖縄に行く方がよっぽど楽だ(笑)
この日も、登山口に取り付いたのは8時半。この時点ですでにおよそ3時間かかっている。
そしてこの本仁田山、比較的楽ちんな山と思っていたら、とんでもなかった…
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
登山口は鳩ノ巣駅が最寄り。奥多摩に出かける人は多いが、この駅で降りる人は少ない。
-
この鳩ノ巣駅の看板は趣向を凝らし、なかなか気が利いている。
-
駅の裏手の集落を抜ける。実はこの集落の際(きわ)が激坂。泣ける・・・
そしてようやく登山道に入る。8:40
しばらく、例のごとく杉並木。 -
誰もいない道だが、ひんぱんに道標が出てくるので、道迷いの心配はない。
なお、「川苔山」は、その昔、川海苔が穫れたことから付いた名前との説がある。それで当初は「川苔」としていたが、いつの間にか「川乗」と表記されるようになった。最近になって「やはり『川苔』じゃないとマズイだろうということで、再修正されたらしい。それでも「乗」と表記しているところもまだ多く、このような道標があちこちにあるのだ。 -
登山の安全祈願、大根の山ノ神到着。
9:20
期待していた雪が全くないので、拍子抜け・・・ -
このルートは分岐が非常に多い。
ちょうど中間点あたりか? -
突然、本当に突然雪道となる。
それでも、アイゼンが必要になるほどではなく、トレースもしっかりついている。 -
向かいの山の北側の斜面は真っ白
-
こちらの北斜面もまだ雪が残る
登山道はまだアイゼン不要だ。 -
・・・と思っていたら、ちょっとした急坂。
スリップしないように登っていく。
ふと振り返ると、足元が覚束ない相方は既に四足歩行に・・・ -
登り切った場所は一面真っ白。
踏み跡も少ない雪面には、動物の足跡。 -
ようやく四足歩行から二足歩行に進化した相方。
それでもまだおっかなびっくり。 -
ほぼノートレース状態の雪原に、まだ新しい足跡が点々と伸びている。
鹿だろうか? -
これから進む道。見事に真っ白。
さっきまでの無雪状態がウソのよう。
直前の坂と、この光景に恐れをなした相方は、ここでアイゼンを装着。
私はもう少し頑張ることにした。 -
本仁田山の手前に、小さなピーク、コブタカ山がある。
まずはそこを目指す。
ところが・・・ -
写真どころではなかった急坂。
実はけっこうな岩場で、始末の悪いことに、ところどころ凍結。
アイゼンがあった方が絶対安心だったが、どこまでアイゼンなしで行けるか試す意味でも、ノーマルで登り切った。
しかしそれにしても、かなりアブナイ。 -
登り切ったところからは奥多摩の山々が良く見えた。
-
コブタカ山 10:43
実はコブタカ山頂かどうか、はっきりしない。
小さなピークに「コブタカ山」と名前を付けた程度らしく、山頂の標識すら見当たらない。 -
それはそうと、この稜線である。
右側の杉林のおかげで陽射しが遮られ路面は凍結しており、左側は崖である。
スリップしたら、、、と思うと足取りも慎重にならざるを得ない。
アイゼンを着けた相方は、平然と歩く。 -
あの山並みはどこだろう?
白い山と青い空がきれいだ。 -
凍結はしていないが、しっかり雪の残る道が続く。
-
これまたきれいな足跡。
このルートでは、前週ほど動物の足跡に遭遇していない。 -
この雪景色
眺めているだけならまことに良い。
スノーシューをやったらさぞや気持ちが良いだろう。 -
小さく登り切ったところで分岐。
ここの道標は比較的新しいのか、「川苔」になっている。
本仁田山まで100mだ! -
一気に歩き、本仁田山頂!
梢の間から富士山!
11:16
ここまで出会った人間は、すれ違ったのが1人、追い越したのが1人のみ。 -
青梅側の眺望。
前面が開けてとてもすがすがしい。 -
忘れてました、三角点
-
こんな古びた看板も。
山頂はあまり広くなく、ベンチが2つ。
既に先客あり、昼食中だったので、早々に山頂を後にする。 -
山頂から少し下ったところに分岐。
わずかに開けた場所だったので、ここで昼食休憩をとることにした。
相方もアイゼンを外し、リラックス。 -
毎度のことながら、こんな風に火を起こし…
のんびりコーヒーを淹れる
これをやりたいがために登っているようなものだ(笑) -
昼食休憩を終え下山。12:30
今回はルートも短く、かなり早め。
もう大丈夫だろうと、アイゼンは付けずに下りる。
こんな冬枯れの木立の中、歩を進め1時間程度で下りられるだろう、、、と呑気に考えていたが、この下りルートが予想をはるかに超える難ルートだった。 -
まず現れたのがこの急坂。
傾斜が半端でない上に、道も荒れている。
ぬかるんでいないのが不幸中の幸いで、場所によっては意図的に滑って下りたり…
まだこの時点では余裕があった。
しかし相方はこの急坂に難儀して、かなり遅れ。
かくいう私も下っている最中は写真を撮る余裕はなし。
踊り場状態になっている場所まで来て見上げた格好だ。 -
ようやく相方が見えてきたが、まだまだ手こずっている模様。
-
空は青く澄み切って、本来なら気持ち良いはずなのだが…
-
相方の到着を待っていた分岐点。
まさかこの後、さらに緊張を強いられるとは… -
いきなり完全下山(笑) 14:10
なんと下りで1時間40分かかってしまった。
というのも、あの分岐以降は樹林帯に入り、日陰のために凍結箇所が多く、その上、登山道は細く荒れており、スリップ=滑落と言う箇所が何度も出てきたのだ。
そのうちの一か所では、危うく滑落しそうになった。幸い、しっかりした木があったおかげでそれにつかまって事なきを得たが…
前後は乾いた道なのでアイゼンを付けるわけにもいかず、とにかく慎重にバランスを崩さないように摺り足で進むしかなかった。 -
林道に降りる手前の川。どうやらわさび田らしい。
-
林道と合流。
ここから登る人もいたわけで、いやはやよくぞ無事で、という感じである。 -
奥多摩駅までは安寺沢集落を抜けていく。
途中、敗戦になった軌道と橋に遭遇。
この先が橋。レールもなく雑草が生えて通行止めになっている。 -
反対側にはいまだレールが残されていた。山の中腹にはトンネルも見える。
以前、奥多摩むかしみち(http://4travel.jp/domestic/area/kanto/tokyo/okutama/okutama/travelogue/10729197/)で見かけた、かつての小河内ダム建設の際の資材運搬用の鉄道の名残だろう。 -
集落を抜けたところから先ほどの橋を見る。
-
ようやく到着。14:48
この時間であれば、この駅もまだ空いている。
東京行きの快特も余裕であった。 -
全行程:8.2km 最大標高:1224.5m 最大標高差:909m
今回は結局軽アイゼンは使わず終い。
しかし部分凍結の路面を何とか克服しないと、この時期の奥多摩・丹沢は危なくてしょうがない。
山の難易度は標高ではないことを痛感させられた一日だった。
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この旅行記へのコメント (2)
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- takayuki132さん 2013/03/04 16:15:19
- 富士山きれいですね
琉球熱様
楽しく旅行記拝見させていただきました
まだまだ初春で奥多摩も雪がたくさん残っていますね
私は夏しか登らないのですが
秋田県の鳥海山で雪が少し残っていて
大変でしたので、登られて凄いなぁと思いました。
本仁田山からの富士山きれいですね
澄み切った天気でいい写真を見ることができました
また、拝見させていただきます
以上
- 琉球熱さん からの返信 2013/03/04 22:53:09
- RE: 富士山きれいですね
- takayuki132さん、投票&書き込み>ありがとうございます。
コンディションさえよければ、雪の登山道もなかなか楽しい(と言うか、楽しめるレベルの山しか行かない)です。
何より、いつもと全く違う山の表情が見られるのは、冬ならでは。
しかし、油断は禁物ですね〜
今回は本当に肝を冷やしました。
日陰の凍結は本当に怖いです。
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