2005　随想記

2005/08/03 - 2005/08/07

2005年は仕事が忙しく（？）海外旅行に行けない年でした。
国内で訪れた場所を自分の備忘録として残そうと思います。
ピンボケの写真が多い上、文章も徒然なことをお詫びします。

①8月3日～7日　大雪山縦走
　層雲峡ー黒岳(泊)－白雲岳避難小屋(泊)－ヒサゴ沼(泊)－トムラウシ温泉(泊)

②9月17日～18日　北岳登山

③10月8日～10日　栗駒山＆温泉
　湯ノ倉温泉湯栄館(泊)－栗駒山登山ー吹上温泉峯雲閣(泊)

④12月29日～31日　鶴の湯温泉2泊3日

エリア 旭岳・天人峡・白金(北海道)

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: レンタカー JALグループ 新幹線 自家用車

2日前に決めて航空券を買い、北海道へ飛びました。
新千歳空港から列車で旭川に移動し、タクシーで
山道具屋を回ってもらい、ガスカートリッジを購入。
その後、バスで層雲峡へ。

黒岳ロープウェーとリフトを乗り継いで15時近くに
登山開始。雨の中、展望の無い黒岳に到着。
黒岳石室に素泊まりしました。

それ以降、ずっと雨の毎日。
高山植物の花畑は見頃でしたが、写真のような幻想的な
風景ばかりで、幻影を見ているようでした。

まだまだ雪が残っており、こんな雪道を
直登したり、雨続きの増水で靴を脱いで沢を渡ったり
と思っていたより難易度の高い山行でした。

木道の脇にはキスゲがいっぱい･･･
遠望がきかないのが悲しいですが、
大雪山はスケール大きいですね。

3泊目のヒサゴ沼キャンプ地。
ここは久々に雨が上がり加減だったのでテント泊しました。
避難小屋は満員だったようです。

とっても気持ちのいいテント場です。
テントの入り口を開けてこの景色を見ながら
寝転んで･･･最高の贅沢でした。

4日目、ようやく晴れました。
テント場からまずは稜線を目指します。
雪渓のトラバースがちょっと怖かったです。

ロックガーデンで一休み。
昨日までの3日間は雨の中、ひたすら前進あるのみ
でしたが、今日はのんびり歩いてしまいます。

雄大な景色の中、気持ちよく歩を進めます。
こんな広い空間に自分達だけってすごいです。
トムラウシ山はトムラウシ温泉側からのピストン登山が
多いようで、山頂までほとんど人に会いませんでした。

高山植物も光が当たって輝いています。

目指すトムラウシが見えてきました。
今日はまだまだお天気よさそうです。

遠くの山までよく見える〜♪
かなりのんびりペースで歩いていました。

トムラウシとその上に流れる雲がいいなぁ

これは山頂からの下り途中で撮影したものだと思います。
山頂を出たのはお昼くらいで、まだまだ休憩中の方が
たくさんいたので、余裕で下山できると思っていました。
途中でコーヒーを沸かして1時間近く休んだりも･･･

トムラウシの登山道が地図と変更になっている場所があり、
下りなのに急登があったり、歩きにくい道だったりで
下山は時間との戦いになりました。

山頂で休んでいらした方々は短縮登山口からきていたと
思われ、私たちは下山までさらに2時間プラスだったので
ヘロヘロになりました。

トムラウシ温泉にはぎりぎり暗くなる前に到着。
予約していなかったのですが、キャンセルのあった
お部屋に宿泊でき、美味しい食事と温泉で癒されました。
幸せな一夜でした。

この山行には後日談？があって、
翌日新千歳でのチェックインで、購入した航空券の
行き先が成田であることに気づき（それまで気づかず･･･）
国内旅行だったにも関わらず成田空港経由での帰宅と
なったのでした。間抜けでした(＾＾;;

気分を入れ替えて...
９月３連休に行った南アルプス北岳の写真を少し･･･

３連休初日、広河原からの北岳です。
この日はお天気よかったです。

大樺沢から背後の鳳凰三山を眺め、高度を確認。

八本歯コル経由で北岳山荘に到着し、この日は
素泊まりしました。

翌朝、テント場から荘厳な景色を眺めます。
今度は、またテントにしよう。

北岳山頂。
今の山ブームよりは人が少なかったようで
こんな写真も余裕で撮れていたようです。

山頂にいる人もまばら･･･
この数年後に空前の（？）山ブームが来るとは
この頃は思ってもみなかったです。
山荘はそれなりに混んでいたのですけどね。

肩の小屋前も空いてます。
自分達が下山にしてはゆっくりすぎたというのも
あると思いますが･･･

仙丈ヶ岳が大きく聳えます。

草すべり、白根御池経由で下山しました。

秋、１０月の３連休に栗駒山登山に行った記録です。

初日は古川駅まで新幹線で行き、レンタカーを借りました。
まずは泥湯温泉で日帰り入浴を楽しみました。
白いお湯最高〜♪露天もこんなに広いです。

その後、今宵の宿へ
駐車場から山歩き30分で到着しました。
湯ノ倉温泉湯栄館です。

素朴な山の宿で再訪したいと願っていましたが、
現在のところ叶わずです。
営業再開、いつかして欲しいです。

川沿いの混浴露天風呂。豪快なロケーションで
とてもよかったのですが･･･

翌朝、どうにか車を駐車して栗駒山登山へ出発。

登るにつれて全山紅葉の美しさが際立ちます。

美しい･･･

丁度見頃です。

東北の紅葉のすばらしさに痺れました。

どこを歩いても紅葉に包まれます。

天気にも恵まれ、すばらしい紅葉登山でした。
帰りに栗駒山荘で日帰り入浴させていただきましたが
芋洗い状態でした(＾＾;;
さっと汗を流して宿に向かいます。

2日目の宿は吹上温泉峯雲閣です。
鬼首の近くで、間欠泉も見ることができます。

この滝つぼの露天風呂が有名です。
気温が低いので若干ぬるめでしたが
豪快な滝つぼ湯を楽しみました。

2005年年末、乳頭温泉郷鶴の湯温泉に
2泊しました。
こちらの宿、なかなか直接予約は難しいですが
JALやJRのツアーを使えば比較的予約が取りやすいです。
今回もJALの2泊3日ツアーを利用しました。
お部屋は新本陣です。

昼間はクロスカントリーの道具を借りて
森の中で遊んでいました。

雪の上に大の字になって見た風景

夜、幻想的な鶴の湯。

ツララが寒さを物語ります。

鶴の湯の夕食です。地の食材を使った食事で
どれも美味しいです。量も多くて満腹になります。

名物山の芋鍋。

満足な年の瀬でした。

この旅行記へのコメント （2）

• ねもさん 2022/07/16 21:22:38

  トムラウシ

  batfishさん　あちこち失礼します。
  なかなか行けませんが、トムラウシなど大雪山は私が最も愛する山です(北見市出身です、今ではカーリングの街!?)
  わが夫婦も1985年夏、石狩岳から天人峡にトムラウシを３泊４日で縦走しました。いまだに生涯最高の山旅です。ヒサゴ沼でテント泊しているとき、500人以上が亡くなった日航機墜落事故のニュースを聞きました。
  お互いお天気にも恵まれましたが、こんな濃い縦走を試みるなんて、山中毒重症と診断します(もちろん自認、笑)
  batfishさんご夫妻は、2009年７月に大量遭難があったコースですね。完全に上から目線ですが、こんな困難なルートをあんな高齢者が予備日もなく歩こうなんて自殺行為に近いと思いました。
  
  たしかにこのころは山は中高年ばかりでした。お互い山小屋などでは最年少だったのでは？(笑)　山に若者が増えたのはこの10年くらいでしょうか。山で出会う若者はみな清々しくて優しくて、お爺さんは涙が出ます。

  batfishさん からの返信 2022/07/17 11:35:23

  RE: トムラウシ

  ねもさん　続きのトムラウシ編です(^^)
  
  > なかなか行けませんが、トムラウシなど大雪山は私が最も愛する山です(北見市出身です、今ではカーリングの街!?)
  
  北見市のご出身ですか(^^)
  アルカリ性温泉目当てにいつも行きたいと思うのですが
  女満別便が取りずらくて行きそびれています。
  大雪山はスケールが大きくて私も大好きです！
  
  > わが夫婦も1985年夏、石狩岳から天人峡にトムラウシを３泊４日で縦走しました。いまだに生涯最高の山旅です。ヒサゴ沼でテント泊しているとき、500人以上が亡くなった日航機墜落事故のニュースを聞きました。
  > お互いお天気にも恵まれましたが、こんな濃い縦走を試みるなんて、山中毒重症と診断します(もちろん自認、笑)
  
  石狩岳から天人峡とはまたすごいコースですね。
  沼の原湿原から五色岳にかけての五色ヶ原も行ってみたくて
  ここ数年伺っているのですがアクセスがこちらも大変ですよね。
  奥様も相当の山屋さんですね。石狩岳は渋い。。。(^^)
  天人峡までの下山も湿原が多々あり静かに楽しめそうですね。
  これは生涯最高の山行と言えるでしょうね。
  
  > batfishさんご夫妻は、2009年７月に大量遭難があったコースですね。完全に上から目線ですが、こんな困難なルートをあんな高齢者が予備日もなく歩こうなんて自殺行為に近いと思いました。
  
  私どもも黒岳からヒサゴ沼まではずっと雨、霧の幽玄景色の中を
  歩いていたので一歩間違えればあの遭難と同じだった？と
  2009年の遭難事件のときは思いました。長いコースで体力勝負ですよね。
  核心部のヒサゴ沼からトムラウシが晴天でラッキーだったのかなと。
  あの1日だけで報われた気がします。
  いつか晴れた高根ヶ原を少しでも歩くのが夢です。
  
  > たしかにこのころは山は中高年ばかりでした。お互い山小屋などでは最年少だったのでは？(笑)　山に若者が増えたのはこの10年くらいでしょうか。山で出会う若者はみな清々しくて優しくて、お爺さんは涙が出ます。
  
  そうですね〜
  黒岳石室だけは若い人がいたと思いますが
  白雲岳避難小屋とヒサゴ沼は中高年の方ばかりでした。
  特にヒサゴ沼は小屋が満杯でテントを張ったのですが、これが最高でした。
  ただあのトイレだけはいただけないのでどうにかならないものかと･･･
  
  またねもさんの山行記読ませていただき
  コメントしまーす！
  
  batfish