2013年1月　武田氏ゆかりの地、積翠寺温泉

2013/01/05 - 2013/01/06

甲斐の国の武田氏ゆかりの地を旅してきました！

第１日：大善寺−向岳寺−恵林寺−武田神社−要害山−積翠寺温泉泊
第２日：積翠寺温泉−雲峰寺−栖雲寺−景徳院−笹一酒造

エリア 山梨

• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 自家用車 徒歩

朝食（兼昼食）は甲州名物ほうとう鍋。
大好物です！

対面通行の中央道・笹子トンネル。
スムーズに流れています。

甲府盆地の向こうに南アルプスの白峰三山（農鳥岳、間ノ岳、北岳）。
心躍る光景です！

鳳凰三山に甲斐駒ケ岳。

まずは、勝沼の大善寺に来ました。
織田・徳川軍に追い込まれた武田勝頼が、敗走中に宿泊したとされるお寺です。
これは山門。

国宝の薬師堂。
１２８６年建立で、関東近辺では最も古い建造物だそうです。

大善寺から見る南アルプス方面。
荒川岳と赤石岳だろうか？

私の敬愛する近藤勇先生もここに足跡を残したらしい！

勝沼らしく、ぶどうのお振る舞い。

大善寺から恵林寺に向かう途中にある向岳寺。
武田信玄の壁書（？）が保管されているそうな。

恵林寺に来ました。
三門。
織田信長による焼き討ちに遭った際、快川和尚がここで「心頭滅却すれば火自から涼し」の言葉を残して死んでいったとされる。

信玄公宝物館。
見応え十分で、何度見ても飽きない展示です。

武田信玄公の墓です。

夢窓国師による庭園。

甲府の物産センターで地酒を物色します。

武田神社に来ました。
初詣の大行列ができています。

風林火山の戦旗や信玄公の軍配など、見応えたっぷりの宝物館。

武田神社は、武田氏の本拠地・躑躅ヶ崎館の跡にあります。
なお念のため、髑髏（どくろ）ではなく躑躅（つつじ）です（私はしばらく髑髏だと思い込んでいて、おどろおどろしい妙な戦国浪漫を感じていたのですが・・・）。

参拝客の粛々とした大行列。
甲府の人たちは、実に秩序正しい。

今日の宿は、要害山のふもとの積翠寺温泉です。
まず、要害山（要害城跡）に登ってみます！

意外と険しい山登りです。
汗ぐっしょりになります。

竪堀跡と土塁跡。

これは石垣の残骸でしょうか？

いくつかある門跡。

本丸前の最後の門跡。

広い本丸。

武田信玄公誕生の地の石碑。
信玄公は、この山のふもとの積翠寺で誕生したと言われます。

山梨百名山・要害山の頂上でもあります。

庭園に用いられたと思われる石。

良い汗をかいて降りてきました。
今日の宿の積翠寺温泉・要害です。
信玄公の隠し湯です！

先ほど仕入れた笹一・大吟醸をキュキュキュッといただきます！
大月市笹子の地酒です。

つまみ（？！）はもちろん信玄餅！

すぐ下に信玄公の誕生地・積翠寺。
その向こうには甲府の街が一望できます！

薄暗くなり、甲府の街の灯りがきらめき始めます。
この絶景を眺めながら入る露天風呂は最高です！

美味しい夕食！

この虹鱒の甘露煮が絶品です！

翌日、朝もやに霞む甲府の街。

美味しい朝食！

のんびり朝風呂などを楽しんでから、武田氏ゆかりの地巡りを再開します。
大菩薩嶺のふもとの雲峰寺に来ました。

宝物殿。
武田家の家宝である日本最古の「日の丸の御旗」、風林火山の軍旗など、必見の展示です。
これらの品は、武田勝頼が自刃の前に家臣に託し、逃げ延びた家臣がこの寺に奉納したそうです。

武田氏滅亡の地、天目山に来ました。
頭を出す富士山。

蕎麦切発祥の地、栖雲寺。

信玄公より数代前の武田信満の墓。

ウロウロ走り回って、ようやく見つけた土屋惣蔵片手千人切りの碑！

敗走する武田勝頼の家臣・土屋惣蔵が、がけ道で片手でつる草につかまりながら、片手で敵兵を次々と斬り倒して奮闘したそうです。
ここを見つけられたのは、この旅で一番の収穫です！

最後に訪れた景徳院。
ここで自害した武田勝頼夫人と侍女たちを慰霊する石碑。

ここを流れる日川は、先ほどの土屋惣蔵の片手千人切りによる敵兵の血で、３日間赤く染まったそうです。
ゆえに、「三日血川」とも。

武田勝頼夫人を祀る首なし地蔵。

武田勝頼がこの上で自刃したとされる石。
他に、勝頼夫人と息子・信勝が自刃したとされる石もあります。

勝頼夫人の辞世の句。
「黒髪のみだれたる世ぞはてしなき　思ひに消ゆる露の玉の緒」

武田勝頼、夫人、信勝の墓。

見事な山門。

本堂と旗竪松。
自刃の前、武田勝頼は「日の丸の御旗」（先ほど雲峰寺で見た旗でしょう）をこの松に立てかけたそうです。
そして武田家はここで滅びます。

大月インターへ向かう帰路、昨日飲んだ笹一の酒蔵がありました！

昨日の大吟醸に続き、純米大吟醸をいただきます！
「のむほどに　よろこびに　つながる酒」

よい保養になった旅でした。