2012/10/06 - 2012/10/06
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鎌倉市扇ガ谷1にある壽福寺(じゅふくじ)は臨済宗建長寺派の寺院である。鎌倉五山第3位の寺院で、亀谷山(きこくさん)寿福金剛禅寺という。開基は北条政子、開山は栄西である。鎌倉三十三観音第24番札所、鎌倉二十四地蔵第18番札所であり、本尊は釈迦如来である。境内は「寿福寺境内」として昭和41年(1966年)に国の史跡に指定されている。山号は八幡宮の鶴岡に対する亀谷(かめがやつ)にあたる。
境内裏手の墓地には、北条政子と源実朝の墓と伝わる五輪塔が安置されたやぐらある。特に、源実朝の墓は唐草やぐら(えかきやぐらとも呼ばれていた)の中にある五輪塔である。造りが立派なやぐらであったことを伺わせる。また、こうした境内裏手墓地の崖には入口がアーチ形をしたやぐらが多く見られることから、横穴古墳(横穴墓(おうけつぼ))かと良く見ると、中の天井は平たく造られていて、やぐらであることが理解できる。こうした古代を思わせる丁寧な造りは、墓地入口の石段(近年は通行禁止中)上にある大型のやぐらからも伺い知ることが出来る。左右の側壁に1つあるいは2つの天井がアーチ形の横穴の安置壇が掘られている。
寂れた境内からは、この寺が鎌倉五山第3位の寺院であることなどとても感じられない。しかし、入口をアーチ形にしたやぐらが多く見られることから、どうにかそのことを感じることができようか。
なお、「鎌倉のやぐら」(大三輪龍彦著、1977年刊、かまくら春秋社)には、入口がアーチ形をしたやぐらが多くあることは記載されてはいないが、「寿福寺境内やぐら群」には30基のやぐらがあると記載されている。しかし、今でも50基近くのやぐらが見られる。随道の向こうにある塔頭跡のやぐらを含めると、2倍の60基はゆうに越えるやぐらがあるようだ。
(表紙写真は壽福寺墓地入口のやぐら)
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墓地入口の石段(近年は通行禁止中)前にある大型のやぐら。
中央に石仏が安置され、右手前には石燈籠が設置され、周りには墓石が立っている。
天井には丸い柱穴が見える。 -
墓地入口の石段(近年は通行禁止中)脇にあるやぐら。
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墓地入口の石段(近年は通行禁止中)脇にあるやぐら。
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墓地入口の石段(近年は通行禁止中)上にある大型のやぐら。
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大型のやぐらの左側壁。棚は天井部分に丸みを持たせた丁寧な仕上げになっている。
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大型のやぐらの右側壁手前。横穴は天井部分に丸みを持たせた丁寧な仕上げになっている。墓石は現代のものだろう。
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大型のやぐらの右側壁奥。横穴は天井部分に丸みを持たせた丁寧な仕上げになっている。墓石は現代のものだろう。
やぐらの天井は平天井になっている。 -
大型のやぐらの奥壁。奥壁中央に石の棚が設置されている。
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大型のやぐらの奥壁中央に石の棚。
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やぐら。五輪塔が安置されている。
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やぐら。墓石が並んでいる。
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やぐら。石仏や墓石が並んでいる。江戸時代頃のものだろう。
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やぐら。石柵の奥に3段の墓石が。
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やぐら。五輪塔が並ぶ。
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入口天井が丸くなったやぐら。
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入口天井が丸くなったやぐら。中に五輪塔が安置されている。
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入口右の柱には「小松‥‥」とある。
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入口左にも文字が刻まれている。
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源実朝墓(唐草やぐら(えかきやぐらとも呼ばれていた))。
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源実朝墓左の2つのやぐら。右のやぐらには五輪塔が見える。左のやぐらは五輪塔が散乱したものか。
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やぐら。3基の五輪塔が並ぶ。
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やぐら。3基+3基?の五輪塔が並ぶ。
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やぐら。2基の五輪塔(左は傾いている)が並ぶ。
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北条政子墓(五輪塔)が安置されたやぐら。入口は四角だ。
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やぐらか。鉄柵で塞がれている。
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やぐら。五輪塔が安置されている。
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やぐら。天井が丸い。
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入口天井が丸いがやぐら内部の天井は平らだ。
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やぐら。この入口天井も丸いようだ。
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やぐら。近代の墓石が1基安置されている。
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やぐら。奥と左右に墓石や五輪塔が安置されている。江戸時代頃の墓か。
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やぐら。石仏や墓石が安置されている。
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やぐら。墓石が安置されている。
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やぐら。天井が丸いようだ。
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やぐら。墓石が見える。
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やぐら。天井が丸く見える。中に墓石が見える。
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やはり入口天井は丸い。やぐら内部の天井は平たい。
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やぐら。丸い天井のように見え、3基の墓石が並ぶ。
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角のやぐら。2基の墓石が並ぶ。
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やぐら。墓石がびっしり並ぶ。
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やぐら。墓石が並ぶ。
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やぐら。中に墓石が見える。
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墓地裏のやぐら。
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やぐら。3基の墓石が並ぶ。近代の墓だろう。
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やぐら。入口天井が丸く、1基の墓石が安置されている。
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やぐら。近代の五輪塔と墓誌が見える。
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天井はやや丸みを帯びている?
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やぐら。石仏た墓石が並ぶ。
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やぐら。石仏た墓石が並ぶ。
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やぐら。埋まっている。
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やぐら(2基か?)。埋まっている。
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やぐら。中に近代の墓石が安置されている。
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やぐら。天井が丸く見える。中に墓石が並んでいる。
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源氏山登り口のやぐら。
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源氏山登り口脇の随道。塔頭に通じる随道であろう。
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やぐら。天井は丸く見えるが、近代の加工かも知れない。近代の墓石が安置されている。
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やぐら。近代の墓地になっている。
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近代の墓石の後ろのやぐら。再利用はされていないようだ。
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随道になっているが、左側はやぐらであろう。塔頭跡と壽福寺を結ぶ随道になっている。
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随道隣のやぐら。
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随道向こう隣のやぐら。
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随道並びのやぐら。
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随道並びのやぐら。
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随道並びのやぐら。奥壁を抜いて隧道にしている。
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扉の向こうには裏門(勝手口)がある。奥壁の厚さは40、50cmくらいのようだ。
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随道並びのやぐら。明治維新の廃物稀釈で境内を切り売りして建てられた民家の崖にやぐらが見える。
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随道を潜ったところのやぐら。塔頭にあったやぐらであろう。
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随道を潜ったところのやぐら。塔頭にあったやぐらであろう。
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随道を潜ったところのやぐら。塔頭にあったやぐらであろう。道路からはこの程度ぢか見えない。
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やぐら。随道の山手のお屋敷の庭に見える。塔頭跡だろう。
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やぐら。随道の山手のお屋敷の庭に見える。塔頭跡だろう。
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やぐら。随道の向こうにある。塔頭跡だろうか。
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