2012/06/22 - 2012/06/22
239位(同エリア346件中)
サンルカさん
今日は日曜日なのですが、残念ながら仕事の予定が入っています。
ということでB&Bで朝食を頂いたら急いで出勤?
でも本日の現場はパルマから遠く離れた場所を指示されました。
朝も早くから高速に乗ってアクセル踏みまくり。
そうしてどうにか時間通りにたどり着いた場所は、
F1好きなら誰もが知っているモンツァのサーキットです。
やって来てみたらなにやら楽しそうなイベントが開催中!?
仕事とはまったく関連がないイベントですがこれも何かの縁?
ちょっとだけ覗いてみることにしましょう。
そのあとはまたまたパルマにトンボ返りです。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- レンタカー
- 航空会社
- エールフランス
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
眠らない夜のお祭りノッテビアンカもどこへやら?
爽やかな太陽がパルマ郊外のB&Bを照らします。
今日は日曜日。のんびりしたい気分ではありますが、
残念ながら朝から仕事の予定が入っているため、
7時半すぎに起きて出かける準備をします……。
ダイニングに下りていくとお母さんが朝食の準備中。
別の部屋には親子連れが泊まっているようだけど、
今朝もまた、まだベッドの中なのかな?
結局、彼らにお会いすることがありませんでしたね。
朝ご飯を食べたら宿をチェックアウトして出発です。
といっても、今日もパルマに泊まるのですけど、
同じところに何泊もしてもつまらないから……。 -
パルマでの滞在はまだまだ続くのですが、
いまから向かうのは遠く離れたミラノのそのまた先。
高速でドバーンと日帰り出張になってしまいました。
あらあら前を走るのはこの国で見かけることが珍しい
フェラーリじゃないですか。
休日の朝のドライブですか? -
1時間半ほどのドライブでたどり着いたのが、
ミラノから北東に10キロほどの場所にあるモンツァ。
この信号を左折したら目的地に到着です。 -
アウトードロモというのはサーキットのこと。
F1イタリアGPが開催されることでも知られる
モンツァサーキットが本日の現場なのです。 -
どうやらここがサーキットのメインゲート。
でも本日はレース開催日ではないので、
ゲートは開放されていて出入りは自由のようです。 -
仕事の成り行きでここまで来ることになりましたが、
いったい今日はなんのイベントが行われているの?
まったく事情を知らずにここまで来たのだけど……。 -
どうやら今日は市民スポーツイベント? の開催日?
広場一面にさまざまなステージが準備されています。
彼らとはまったく関係がない用事でここにいますが、
これはこれで健全過ぎる不思議な光景です。
それにしても今日もまた暑さが半端ありません。 -
仕事もそこそこにして会場を観察してみましょう。
まずここはマウンテンバイクの体験コーナー?
一角に設置されたアップダウンの悪路を、
ちびっ子たちが一生懸命に激走していました。 -
こちらはいきなり激しいキックボクシング。
本格的なリングの上でのデモ試合では、
女子が果敢にも大きな男子に挑戦しています。 -
インラインスケートによるトリックスラローム。
華麗な技を織り入れてパイロンを越えていく競技は、
近くで見るとなかなか豪快で見応えがあります。 -
フットサルよりさらに小さなコートを使った
3対3で戦うフットボール?
ゴールは左後ろに見えている小さな四角い穴?
どうやらゴールキーパーはいない模様です。
こういう規格の統一ルールがあるのか知りませんが、
コートが小さいと休む暇なく動き回ることになり、
これはこれで体力勝負といった感じ。
ちびっ子たちにはそんなこと関係ないか。 -
これはさすがに誰もが知っている新体操ですね。
ちびっ子チームの発表会となっていました。 -
炎天下の会場には卓球台もありますが、
風が影響する屋外での勝負は大変でしょう。 -
いやいや、これは大掛かり!!
広場に作られた大きなプールでは
ダイビングの体験教室が行われていました。
猛暑の中でもここだけは気持ち良さそう。 -
サバイバルゲームもここでは立派なスポーツ?
コスプレもバッチリ決まって完全に兵隊さんです。
それにしても装備が完璧で凄すぎる……。 -
先生の演技をまねてみなさん踊っていますが、
ダンス教室なのでしょうか?
もはやなんだか分かりません!! -
スロットカーレースは子供に人気。
でもここまできたらもはやスポーツだかなんだか? -
熱気球まで登場です。
順番を待っていれば乗せてもらえるのかな?
でもこれからパルマまで戻らなくてはならないので、
列に並んで待つだけの時間はありません。
そんなこんなで仕事も無事終えることができました。
そろそろモンツァをあとにしましょう。 -
でもせっかくここまで来たのだから、
近所をちょこっと散歩してから帰りましょう。
ここはサーキットのすぐ脇の街にあった教会。
もちろん中に入ることはありませんでしたけど。
塔の時計はまもなく4時になると示しています。 -
そんな教会の近所の建物の壁に描かれた壁画。
きっと世界平和がモチーフなのでしょうね。
背景には目の前の教会も描かれています。 -
ツタの絡まる屋根と味のあるバールの看板。
そういえば今日はお昼を食べ損ねました。
中の売店ではパニーニ等も売られていましたが、
なんとなく食指が動かず……。
あまりの暑さに食欲も湧いてきませんが、
こんな看板の文字を目にしたものだから
無性にジェラートが食べたくなってきました。
看板のお店は今日はお休みですけど……。 -
あたりを見渡すと通りの向こうに発見です。
これはまさしくジェラート屋さんの看板!!
No.1の手作りジェラートと書かれています。 -
小さな広場の一角にありました。
人気がまったくない午後の昼下がりですが、
ここだけはお客さんがひっきりなし。
さっそく中に入って注文しましょう。 -
今回は珍しくメロンとイチゴにしてみました。
2ユーロのMサイズを注文したのですが、
コーンにはこれ以上盛れないというほどの大盛り!!
新鮮フルーツが濃縮されていて美味いのひとこと。
でも、あまりの甘さにますます喉が渇いてきます。
さて、そろそろパルマに戻ることにしましょう。 -
朝の往路と同様に休憩なしで高速をひた走って、
夕方の6時すぎにパルマにまで戻ってきました。
パルマ環状線の出口から15分ほど南下した、
のんびりとした集落の外れに今夜の宿はあります。
昨夜の住宅B&Bからガラリとイメージが変わり、
丘陵の裾に建っている農家のオンボロ納屋ですが、
その周囲には騒音とは無縁の世界が広がっていて、
これは想像していた以上に素晴らしい雰囲気です。 -
築数100年という納屋を改修して左を自宅として、
右側の2階をB&Bとして使っているようです。
泊まれる部屋は4つあるのだけど今夜の客は私だけ。
庭で遊んでいたちびっ子たちは近所の子なんだとか。
ここを営む夫婦も昨夜のお母さんに負けず劣らず、
ホスピタリティーに溢れる世話好きお話し好き。
早々にワインやらなんやらドンドン出してくれます。
こんな場所にひとりでやってくる日本人は
やっぱり珍しいのでしょうけど、
あれやこれやとお話しが尽きません。 -
「そろそろ部屋を見せて?」と切り出せたのは、
宿に着いて1時間以上も経ってから。
その間、部屋の説明など一度も出ませんでした……。
おおらかというか何なのか?
ようやくカギを受け取って荷物を運び込みます。
階段を上がるとイスとテーブルが並んだ広々テラス。
テラスの端には冷蔵庫が置かれていて、
中には冷え冷えの水のボトルが用意されています。 -
室内はこんな感じで広々ゆったり。
部屋代は昨夜と同じく1泊朝食付きで40ユーロ。
パルマ界隈ではこの金額が最低価格なのかも?
部屋にはクーラーが備わっていませんでしたが、
分厚い石の壁のおかげで室内はそれほど暑くはなく、
夜になると寒いくらいに気温が下がるので問題なし。
因にタンスの上の扇風機を使おうとしてみたところ、
コンセントの形状が合っておらずに使えない……!!
きっとつい最近買ってきたばかりなのでしょう。 -
宿の敷地を一歩出たらこんな風景が広がっています。
ここはパルマの平野のもっとも端っこ。
ちょうどこの先から丘陵地へと切り替わる場所です。
今日一日の疲れを洗い流してくれるような、
穏やかな風景がどこまでも続いていました。 -
今日の宿はアグリツーリズモではなくB&Bですが、
オーナー家族の家業? は立派な酪農業(かな?)。
牛舎が宿泊棟の裏手にあるというので、
興味本位で中を見学させてもらいます。
小さな牛舎の中では牛たちが夜ご飯の真っ最中。 -
牛舎には何頭かの乳牛が並んでいましたが、
現在牛乳が採れるのはこの中の4頭だけとのこと。
他のウシたちはただいま静養中なの?
どうも一頭から一年中牛乳が採れるのではなく、
一定期間ごとに搾乳はお休みとなるのだとか。
いや、赤ちゃんを産まないと出ないのだったかな?
たしかそんな説明をされたような気がします……。
生まれたばかりの赤ちゃんウシもいますしね。 -
搾乳作業は毎日朝夕の2回行っていて、
一回の作業で搾れるのはこの容器一個分だけ。
そんな小さな小さな酪農家なのです。
採れたて牛乳はクルマに積んですぐ向かいの建物へ。
そこは親戚が営むチーズ工房だそうです。 -
彼らと楽しくお話しをしている間に夕食の時間。
空はまだこんなに明るいけれど、
もう時刻は夜の8時をとっくに過ぎています。
近所の安くて間違いのない店を教えてもらったので、
今夜はそこに行ってみることにしましょう。
でも近所といっても宿から5キロほど離れた場所。
ということでこんな夕日に照らされた丘陵地を、
オステリア目指してクルマでひとっ走り。 -
いくつかのカーブを越えていった先で、
突如ヒツジの行列に出くわしました。
ペーターとは似ても似つかないおじさんに連れられ、
お家を目指して一心不乱に歩いていきます。
御一行様がいなくなるまでしばらく足止めです。 -
そうしてたどり着いたのがココ。
まわりを見渡しても近所に建物などなにもない、
丘陵地のまん中にポツリと建っている
“古い粉引き小屋”という名のオステリアです。
この建物はなんと16世紀に建てられたそうで、
近年まで粉引き小屋として利用されていたようです。 -
それを証明するように建物のすぐ脇を、
ドンブラコと音を立てて小川が流れています。
建物の背後に迫っている丘の上から、
勢いよく水が流れ落ちてきていました。 -
建物脇にはこんな不思議な装置が。
流れる水の力で螺旋状のスクリューが回っています。
昔はこの水力を利用して石臼を回していましたが、
現在は発電機を回して電気が作られています。
建物内の電力はすべてこれで賄えているとのこと。
電力自給率の低いイタリアですから、
こんな自家発電が一番効率的なのかもしれません。 -
建物内にも席はありますがやっぱり外が良いですね。
テラス席といっても玄関前の小さなスペースに
小さなテーブルが3つ並ぶだけですけれど……。
そこのひとつの席を確保させていただきました。 -
テーブルの前に広がるのはこんなのどかな風景。
西の丘の向こうへちょうど太陽が隠れたばかりです。
店の方にこの店のお勧めを伺ってみたところ、
それなら肉のグリル料理を絶対に薦めるとのこと。
ならばと、その自慢の料理を注文してみます。 -
お客さんも少なくお店の方々もフレンドリーなので、
食事を待つ間に敷地内をあちこち散歩してみたり、
建物内の各部屋を隅々まで見させてもらいました。
室内席はこんな感じでしっとり落ち着いています。 -
現役時代に使われていた石臼も残っています。
床面の一部がガラス張りになっているのですが、
建物の真下には数十年前まで使われていた、
水力を臼に伝える動力伝達装置が残っています。 -
グリルコーナーはテーブル席の一角にありました。
薪の火でお肉が香ばしく焼き上げられます。
外部からの電気もガスも必要としない
なんてエコなお店なのでしょう!?
建物の上階には宿泊できる部屋もあるとのこと。
部屋の窓からは昨日行ったトッレキアーラ城が、
パルマ川を挟んで望めるのだそうです。 -
そろそろ落ち着いて料理を待つことにしましょう。
ワインは今日もデッラカーサのランブルスコ。
ほどよく冷えた発泡ワインが空腹に染みていきます。
日本ではこんななんてことのない、
それでいて無性に美味しいランブルスコに
出会えないのはなぜでしょう? -
薦められるままに注文した本日のプリモは、
やっぱりこの地では譲れないトルテッリです。
とってもオーソドックスなリコッタチーズを詰めた
トルテッリですが、
手作りのパスタ生地も然ることながら
クリーミーなリコッタがこれまた美味しさバクハツ!! -
セコンドは当店No.1の豚肉のグリル盛り合わせ。
同じようなものをあちこちで食べた気がしますが、
いったいこれはどうしたのでしょうか?
いままで食べてきたのが何だったのかと言うぐらい、
驚かされるほど美味しいのです。
ただ肉を焼いただけだというのに……。
肉そのももの味が旨いのか? それとも薪のおかげ? -
コントルノも薦められるままに野菜のグリル。
大きなお皿にたっぷり山盛りで出てきましたが、
これまた旨いのなんのって……。
あっという間に完食したというよりも、
まだまだ食べ足りないくらいです。
こっちの食事は一皿の量が多過ぎて
食べ切れないなどとよく聞きますが、
それが本当に美味しければお腹に入っていくもの。
食べ切れず残すということは……。 -
ここまできたらドルチェもお店のお勧めを……。
庭の木から今朝積んだ実で作った
アプリコットのタルトとのことですが、
これはまあ普通の素朴なお味かな。
これだけ食べて飲んでトータル30ユーロ。
もちろん食後のグラッパはサービスです。 -
「できれば帰りにこれを食べておいで!!」
と言われたのが、通り道にあるジェラート屋さん。
“間違いなくパルマで一番美味しい”のだって。
そんな郷土愛バツグンのお話しは
いつぞやどこかで聞いた気もしますが、
そこまで言われたら食べない訳にはまいりません。
行く道すがら場所をチェックはしていたのですが、
夜道を帰ってきてみてビックリ!!
スッゴイ群衆が集まっているではないですか。
君たちはいったいどこからやってきているの?
店前は人が多すぎクルマを止める場所がありません。 -
次々やってくるお客さんの注文に、
お店のお姉さんたちはてんやわんやの大忙しですね。
今回はいつものお決まりのクリーム系を注文。
フィオーレ・ディ・ラッテとお店の名前になっている
オルソ・ビアンコという組み合わせにしてみました。
そしてこれが期待を裏切ってくれるほど旨いのです。
ミルクがこれまた濃厚でありながら後味スッキリ!!
ジェラートで目から鱗が落ちるとは……。 -
今夜はこの店の前でお祭りでもあるの?
と間違えてしまいそうなくらいの大勢の人々が、
入れ替わり立ち替わり集まってきています。
家で夜ご飯を食べ終えたら家族や友人と連れ立って
ジェラート屋に繰り出すのが日常の光景ですが、
それにしてもこの場所でこれは人が集まり過ぎ!!
こんな凄いジェラートを知ってしまうと、
ますます観光地では食べれなくなってしまいます。
今日は仕事の都合でほとんど観光らしいことは
できませんでしたが、明日は終日お休みフリー。
朝から頑張って観光にでも出かけてみましょう。
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