2012/09/24 - 2012/09/24
3685位(同エリア7080件中)
ドクターキムルさん
- ドクターキムルさんTOP
- 旅行記7517冊
- クチコミ134件
- Q&A回答247件
- 6,207,835アクセス
- フォロワー38人
鎌倉市二階堂にある鎌倉宮は大塔宮とも呼ばれ、護良親王(もりながしんのう)を祀る神社である。明治2年(1869年)になってから、明治天皇の命により、建武中興に尽力した護良親王を祀る神社として鎌倉宮が東光寺跡の現在地に創建された。
大塔宮と呼ばれたのは、京都東山岡崎の法勝寺九重塔(大塔)周辺に門室を置いたとみられることに因るとも、11歳で比叡山延暦寺の大塔に入室したことに因るとも伝えられている。
護良親王墓は鎌倉宮より奥に入った「理智光寺跡」にある長い階段を上った山の頂に営まれている。これは宮内庁管理であるが、鎌倉宮に管理を委託されているようだ。
鎌倉宮の社殿は神明造で、拝殿には中央と左右に獅子頭が祭られ、中門を介して本殿がある。本殿は明治2年(1869年)に建立されたもので、大正12年(1923年)の関東大震災で傾いたが兵隊さんがやって来て真っ直ぐにしたという。現宮司は3代目で、夫人は出雲・日御崎神宮宮司小野家の長女で、姉妹が出雲大社の宮司の千家家に嫁いでおり、鎌倉宮・船橋家と出雲大社・千家家の従兄弟同士は同い歳であるという。
一の鳥居と二の鳥居の間にはスロープが設けられており、車椅子で参拝できる。バリアフリーの神社はおそらくは鎌倉界隈ではここだけであろうか。スロープが出来る前の名残で、厄割り石が一の鳥居横と二の鳥居横の2ヶ所にあるのだという。神頼みや厄除けが健常者だけの特権であるかのような実態は、やはりどこかおかしいことには違いない。
(表紙写真は鎌倉宮二の鳥居)
PR
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
ドクターキムルさんの関連旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
13