2012年9月　東北の旅　第２日　釜石、陸前高田、気仙沼、南三陸

2012/09/01 - 2012/09/02

第２日は、約３年ぶり、震災後は初めて、三陸海岸を走ってきました！

第２日：玉川温泉−遠野−釜石−陸前高田−気仙沼−南三陸−石巻

エリア 岩手

• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 自家用車 徒歩

第２日は、事前に予定を決めておらず、玉川温泉の近くの秋田駒ケ岳に登って乳頭温泉郷に入ろうか、北上して青森・金木の斜陽館を十数年ぶりに訪ねようか、花巻の宮沢賢治ゆかりの地を巡ろうかなどと思案しましたが・・・おそらく心の奥底ではどこに行くか既に決めていて、約３年ぶり、震災後は初めて、大好きな三陸海岸にドライブに行くことにしました！
カーナビに取りあえず「釜石駅」と入力して、お世話になった玉川温泉・湯治館そよ風を出発。

遠野を通過して、釜石に向かう。
釜石線の列車かな。

震災後１年半を経ての三陸海岸行きであるが、どのようなスタンスと気持ちで訪れればよいのか（そもそも私などが訪れてよいのか）、とても悩むところではある。
ボランティア等ではないので、何の役に立つわけでもなく、かといって観光と割り切って行くには、まだまだ震災の記憶が生々しすぎる。
ただ、三陸の美しい海をもう一度見たく、また、この国に起こった未曾有の危機の現実を、テレビや写真ではなくこの目に焼き付けておきたい。
被災地の人たちの迷惑にならないように十分に注意して。

釜石駅に着きました！

震災の慰霊モニュメントでしょうか。

釜石と言えば、北の鉄人・新日鉄釜石ですよね。
後継のラグビーチームの応援フラッグが、至る所に掲げられていました。
我が街に応援できるスポーツチームがあるのは、とても幸せなことなのです！

「ものづくりの灯を永遠に」

「鉄と共に！！」
鉄道マニアの鉄ではなく、鉄鋼の鉄です。

高台にある釜石駅から、海寄りの市街地を少しだけ散策してみます。
津波の爪跡はまだまだ至る所に残る。

にぎやかな駅前橋上市場！
十数年ぶりの訪問です。

サケ親子丼をいただく。
美味い！

釜石から国道４５号で三陸海岸を南下していきます。
陸前高田に着き、重い現状に直面する。

大勢の方たちが孤立したという陸前高田病院。

言葉を失って、立ち尽くすことしかできない。

青空営業で繁盛するガソリンスタンド。
少しホッとします。

道の駅・高田松原。

何万本もの松からなる松原が消え失せてしまった。

あくまでも美しい海。

奇跡の一本松。
生き続けてほしい。

三陸の海は、哀しいくらいに美しい。

陸前高田から気仙沼まで南下してきました。

大自然の威力に畏怖せざるを得ない。

復興屋台村。
気仙沼の中心地は、だいぶ活気を取り戻しているように見える。

気仙沼の港。

海岸沿いの鉄道は分断されたままである。

駅だろうか。
三陸海岸の鉄道は、青春１８切符で踏破したことがある。
またいつか乗れる日が来ることを願います。

南三陸まで南下してきました。
ここでも、重い現状に言葉を失わざるを得ない。

店舗の跡であろうか、各所に白い美しい看板でメッセージが表示してある。

やはり美しい三陸の海。

この後、暗くなってから石巻まで南下し、高速道路に乗って帰路につきました。
目の当たりにした光景に、なかなか頭の整理がつきそうになく、まとめの言葉は出てきません。

最後に食べた牛タン・ハヤシライス。
美味い！

三陸の海は美しく、食べ物も最高に美味しいことは間違いありません！
また、ゆっくりと訪ねたいです。