2009/12/18 - 2009/12/21
351位(同エリア446件中)
naoさん
この日は、五所川原の立佞武多の館で「立佞武多(たちねぷた)」を観覧した後、今回の旅のもう一つの目的である「ストーブ列車」に乗車し、津軽平野の雪景色を楽しみます。
終点の「津軽中里駅」で、回送していただいた車をピックアップした後、シジミで有名な十三湖の周遊や津軽鉄道沿線の気になる所に寄り道しながら津軽半島を一周し、今夜の宿泊地、青森を目指します。
津軽の冬の風物詩と言えば、何といっても津軽鉄道のストーブ列車ではないでしょうか。
昔懐かしい「だるまストーブ」を取り付けた列車が、「津軽五所川原駅」から「津軽中里駅」まで、地吹雪の厳しい津軽平野を1日2往復走っています。
ストーブ列車の発車時間までの調整を兼ねて、五所川原立佞武多の館を訪れます。
青森のねぶた、弘前のねぷたと並び称される五所川原立佞武多祭りは、高さ20mを超える山車の運行が魅力で、8月4日から8日まで五所川原市で開催されます。
館内には大型の立佞武多が3台常設展示されていて、展示室に一歩入った途端、その圧倒されるような高さに思わず見上げてしまいました。
見学順路は、エレベーターで最上部に昇りそこからラセン状の通路で降りてくるようになっているのですが、エレベーターを降りた途端、立佞武多の最上部の高さが実感でき、またまた圧倒されてしまいました。
原色で彩色された立佞武多は暑い夏祭りにこそふさわしく、さぞ地元の人々の血を沸かすであろうことは想像に難くありません。
いつの日か、立佞武多が町中を運行されている姿を見に来たいと思います。
津軽平野を目指して発車したストーブ列車の車内では、津鉄はんてんを着た売り子?さんがお酒やスルメなどを載せたワゴンを押してきたり、トレインアテンダントさんが乗客の要望を受けて即席のカメラマンに変身したりと、和気あいあいとした雰囲気が溢れています。
この車内販売でスルメを買うと、売り子?さんやトレインアテンダントさんがストーブでスルメを焼くのを手伝ってくれるので、日本酒や缶ビール片手にほのぼのとした旅情に浸っている方もおられます。
同乗している津軽鉄道の社員さんと雑談していると、某演歌歌手の家があるとか、あれが某選挙マニアの武将の豪邸だなど、沿線のミーハーポイントも説明してくれます。
定期的に、若い車掌さんがストーブの石炭を補給しにこられるのですが、そんな他愛のない話をしながらストーブの中で燃えさかる炎を見ていると、ホンワカとしたとてもいい気持ちになってきます。
終点の「津軽中里駅」で、回送していただいた車をピックアップした後、まずは昼食です。
十三湖のシジミ食べたさにここまで来たと言っても過言ではないので、「しじみ亭奈良屋」さんで和洋中取り混ぜたシジミづくしの昼食に舌鼓を打ちました。
津軽半島北西部にある十三湖は、日本海にそそぐ岩木川の河口にある、海水と淡水が混合した汽水湖で、全国的に有名なヤマトシジミが生息する自然豊かな湖です。
冬場になれば、雪の津軽平野と日本海の荒波に囲まれ、寒風吹きすさぶ荒涼たる風景が自然の厳しさを教えてくれます。
十三湖の厳しさに圧倒されたので、芦野公園駅にある「駅舎」で暖まって行くことにします。
ここは、津軽鉄道芦野公園駅の古い駅舎を改装したカフェで、駅舎として使われていた当時の小道具類がそのまま残されているので、鉄道ファンならずともちょっと覗きたくなる所です。
駅としての機能はあるので、列車が来ないかな〜と、プラットホームから線路の先を見ていると、何という巡りあわせか、ストーブ列車が雪を蹴立てて入ってくるのが見えるではありませんか。
でっ、「カシャッ!」、「カシャッ!」とシャッター音を鳴り響かせることと相成りました。
金木町出身の太宰治の「斜陽」や「人間失格」などの代表作は私も読んでいるので、彼に敬意を表して、太宰治記念館「斜陽館」に寄り道してから、青森目指して車を走らせます。
- 交通手段
- レンタカー JALグループ 私鉄
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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立佞武多の館に展示されている立佞武多達です。
2007年 「芽吹き心荒ぶる」 -
2008年 「不撓不屈」
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手前 2007年 「芽吹き心荒ぶる」
奥 2009年 「夢幻破邪」 -
手前 2007年 「芽吹き心荒ぶる」
奥 2009年 「夢幻破邪」 -
2008年 「不撓不屈」
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手前 2007年 「芽吹き心荒ぶる」
奥 2009年 「夢幻破邪」 -
手前 2007年 「芽吹き心荒ぶる」
奥 2009年 「夢幻破邪」 -
2008年 「不撓不屈」
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手前 2007年 「芽吹き心荒ぶる」
奥 2009年 「夢幻破邪」 -
2009年 「夢幻破邪」
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2009年 「夢幻破邪」
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2007年 「芽吹き心荒ぶる」
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2009年 「夢幻破邪」
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2009年 「夢幻破邪」
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「ネプタ」の起源や語源が説明されています。
そろそろ列車の時間が近づいてきたので、勇壮な立佞武多の興奮冷めやらぬまま、津軽五所川原駅に向かいます。 -
ストーブ列車の始発駅、津軽鉄道の「津軽五所川原駅」です。
「津軽五所川原駅」から「津軽中里駅」まで、乗ってきた車を回送してくれるサービスがあるので、ここでドライバーさんに車を預けて、いよいよストーブ列車の旅が始まります。 -
駅舎内は、手書きの料金表があるなど手作り感いっぱいで、外の厳しい寒さに引きかえ、何とも心地よい人の温もりが伝わってきます。
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切符はもちろん対面販売されていて、窓口越しに昔懐かしい厚紙のものを手渡してくれます。
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すぐ横にある売店では、ストーブ列車を冠した商品だけではなく、青森ゆかりのお土産物も売られています。
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11時35分発の列車に乗ります。
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手書きの駅名表示板がかけられた出入口を出ると・・・
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線路の向こうにJR五能線の五所川原駅が見えています。
駅名が雪にけむっています。 -
跨線橋の窓を覗くと、おっ、ストーブ列車だ〜!
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ストーブ列車さん、今日はよろしくお願いします。
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客車としっかり繋がれているんだから・・・
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がんばって走ってね〜!
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車内では、乗り込んだ乗客が盛んにシャッターを切っています。
さて被写体はというと・・・ -
もちろん、だるまストーブです。
皆、懐かしいんでしょうね。 -
津鉄はんてんを着た売り子?さんに押されて、お酒やスルメを載せた車内販売のワゴンがやってきました。
この車内販売でスルメを買うと、売り子?さんやトレインアテンダントさんがストーブの上でスルメを焼くのを手伝ってくれます。 -
でっ、早速スルメが焼かれ、良い臭いがしています。
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これは乗客の方が持参したのでしょうか・・・?
ストーブの横に、「ストーブは暖房設備です。油物、汁物、なまものは焼かないで下さい。」と張り紙がされていますが、これは大丈夫なんでしょうね。
お餅を焼くのを手伝っていたトレインアテンダントさんは足だけ出演してくれました。 -
おやつにリンゴ餡の入った「ストーブどら焼き」を買いました。
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窓の外は一面の銀世界が続いています。
寒そ〜! -
機関車が雪の中をがんばって走ってくれているのが見えます。
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おなかが減ってきたので、ちょっと失礼して・・・
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こうなって・・・
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ついに、こうなってしまいました。
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車掌さんがストーブに石炭を補給しに来てくれました。
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ストーブの中で燃えさかる炎を見ていると、ホンワカとしたとてもいい気持ちになってきます。
良い気持ちになったところで、回送してもらった車をピックアップして津軽半島を1周します。 -
十三湖大橋から見た十三湖です。
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正面に中の島ブリッジパークとそれに架かる橋が見えます。
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どんよりとした空模様が荒涼とした風景をより厳しく見せていますが、湖面はいたって穏やかです。
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こんな中、綱をピンと張った漁船が浮かんでいます。
網でも繋がれているのでしょうか・・・? -
一方、日本海側に目をやると・・・
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白い波頭が立っているのが見えます。
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よく見ると、寒風にあおられて波頭が幾重にも連なっていて、冬の日本海の厳しさを教えてくれます。
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おかげで、湖の中も波立っています。
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こちらの岸には人の姿はありませんが・・・
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こちらの岸では、この寒風の中、漁師さんでしょうか何か作業している人がいます。この情景を見ていると、こんなに厳しい自然環境の中で生活する東北の人々のバイタリティーの凄さを、今更ながら思い知らされました。
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それでは、カモメに別れを告げて南下します。
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津軽鉄道芦野公園駅の古い駅舎を改装したカフェ「駅舎」に着きました。
店名はそのものズバリです。 -
「お客さん、よく来たね〜」とでも言わんばかりに・・・
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軒先のツララが歓迎してくれています。
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中に入ると切符売り場の窓口が残っています。
「駅員の勤務時間は7時から18時10分までなので、それ以外は列車内で乗車券を買ってください」との注意書きが掲げられています。 -
頭上には、昔懐かしい傘だけの照明器具が吊り下げられています。
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切符売り場の横には・・・
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手小荷物取扱所があって、奥は駅長室だったんでしょうか・・・?
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映画の中でしか見たことのない、昔懐かしい電話機です。
これも使われていたんでしょうね。 -
真正面から見ると、何とも愛嬌のある顔をしています。
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駅員さん達はここに机を並べて仕事されていたのでしょうね。
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プラットホームに出て、列車が来ないかな〜と、線路の先を見ると・・・
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何という巡りあわせか、ストーブ列車が雪を蹴立てて入ってくるのが見えるではありませんか。
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ここは、駅としての機能が別に作られているので、今も駅として利用されています。
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プラットホームに差しかかると・・・
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だんだん近づいてきて・・・
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「キ〜ッ」。
停車しました。 -
客車にまでツララが下がっているのが見えます。
お客さんを降ろしたのでそろそろ発車のようです。 -
では、こちらも隣駅にある太宰治記念館の「斜陽館」に向かいます。
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「斜陽館」です。
この建物は、津軽地方の大地主であった太宰治の父が建てた大豪邸でしたが、実家が手放した後、昭和25年からは旅館「斜陽館」として観光名所となっていました。
その後、平成8年に金木町が買い取り「太宰治記念館」としてオープンさせたもので、平成16年には国指定重要文化財になっています。 -
では、今夜の宿「ホテルJALシティ青森」へ向かいます。
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