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 北鎌倉にある明月院は「あじさい寺」の異名を持ち、初夏の紫陽花の頃や花菖蒲の頃には多くの人が訪れる。そのため、6月になると開門が8:30、閉門が17:00になる。しかし、入山料も300円から500円になる。また、本堂後庭園がこの時期に特別公開されるが、維持管理費用として500円を納める必要がある。3年前から値上げになったという。<br /> しかし、腑に落ちない。鎌倉寺社では料金には相場が決まっている。神社では、鎌倉宮で拝観料金300円を徴収している以外は無料である。寺院では100円、200円、300円の入山料であり、唯一、覚園寺(かくおんじ)の入山料が近年に300円から500円に値上がりした。覚園寺の拝観は時間が設定されており、先頭に案内の住職が立ち、後ろにもお坊さんが付く。自由拝観の他寺とは同一には論じられない。<br /> 明月院では住職が手塩にかけた枝垂れ桜の季節でも300円の入山料なのに、先代の住職が手がかからないからと境内に植えた西洋紫陽花の時期に入山料が500円に跳ね上がり、鎌倉寺社では最高金額になるのだ。鎌倉の他では紫陽花の名所である長谷寺は通年300円の入山料で、紫陽花の時期には裏山の山道が開放される。また、成就院は無料である。御霊神社(鎌倉権五郎神社)にも本殿裏に紫陽花庭園があるが無料である。また、鎌倉宮でも拝観料金は300円のままで時節になれば額紫陽花が花を咲かせる。<br /> その上、明月院では本堂後庭園まで見学すると計1,000円になる。では住職の馴染みの深い京都の寺社ではどうであろうか?京都寺院の入山料の相場は600円といったところで鎌倉から見ると2倍以上はする。唯一、清水寺の入山料は300円とリーズナブルな感がする。おそらくは、1,000円の入山料となると七堂伽藍が整った大本山で、国宝を有し、世界遺産にも登録(京都の世界遺産となる構成要素の寺社)されているレベルであろうか。塔頭に過ぎない明月院にはその寺格はない。<br /> 線路脇から明月院門前までに2人の警備員が立っていた。料金所も2ヶ所になり、切符係りが配置されている。寺務所にも8人程度の人がいる。さらに、庭園部に所属する2人の庭師にもお目に掛かった。庭師は5、6人はいるとも聞く。また、境内に建つ改築された月笑軒(茶屋)にも大勢のスタッフを抱える。坊主丸儲けとはいかないのだ。<br /> 本堂後庭園入口に植えられた園芸用四方竹と本堂後庭園(史跡)内に残る作陶窯がちんけな感じだ。鎌倉なら浄智寺伝来の四方竹を植えるべきだろう。ちょうど、線路近くにある「明月院」の寺号標石が建つあたりにはこの四方竹林がある。また、近代の炭焼き窯は史跡には相応しくないだろう。<br /> この日は、明月院の門前で紫陽花の咲き加減を確認して、「咲き揃った頃にまた来ます。」と言って引き返す人が半数を超えていた。やはり入山料が影響しているのであろう。また、観光寺院では有り得ないことだが、ホームページを開設していないために、開門時間や料金の記載もWebではまちまちだ。紫陽花や花菖蒲の開花状況も電話で聞くしかない。Webでは取り上げられなかったり、情報が少ないために明月院の枝垂れ桜は知られていない。一方、紫陽花は誰でも知っている。しかし、開門時間や入山料は情報が錯綜して行ってみて初めて分かる。やはり、参拝者・観光客に対する配慮が足りないのだろう。<br />(表紙写真は明月院の紫陽花)

北鎌倉明月院の紫陽花-2012年

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2012/06/02 - 2012/06/02

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ドクターキムル

ドクターキムルさん

 北鎌倉にある明月院は「あじさい寺」の異名を持ち、初夏の紫陽花の頃や花菖蒲の頃には多くの人が訪れる。そのため、6月になると開門が8:30、閉門が17:00になる。しかし、入山料も300円から500円になる。また、本堂後庭園がこの時期に特別公開されるが、維持管理費用として500円を納める必要がある。3年前から値上げになったという。
 しかし、腑に落ちない。鎌倉寺社では料金には相場が決まっている。神社では、鎌倉宮で拝観料金300円を徴収している以外は無料である。寺院では100円、200円、300円の入山料であり、唯一、覚園寺(かくおんじ)の入山料が近年に300円から500円に値上がりした。覚園寺の拝観は時間が設定されており、先頭に案内の住職が立ち、後ろにもお坊さんが付く。自由拝観の他寺とは同一には論じられない。
 明月院では住職が手塩にかけた枝垂れ桜の季節でも300円の入山料なのに、先代の住職が手がかからないからと境内に植えた西洋紫陽花の時期に入山料が500円に跳ね上がり、鎌倉寺社では最高金額になるのだ。鎌倉の他では紫陽花の名所である長谷寺は通年300円の入山料で、紫陽花の時期には裏山の山道が開放される。また、成就院は無料である。御霊神社(鎌倉権五郎神社)にも本殿裏に紫陽花庭園があるが無料である。また、鎌倉宮でも拝観料金は300円のままで時節になれば額紫陽花が花を咲かせる。
 その上、明月院では本堂後庭園まで見学すると計1,000円になる。では住職の馴染みの深い京都の寺社ではどうであろうか?京都寺院の入山料の相場は600円といったところで鎌倉から見ると2倍以上はする。唯一、清水寺の入山料は300円とリーズナブルな感がする。おそらくは、1,000円の入山料となると七堂伽藍が整った大本山で、国宝を有し、世界遺産にも登録(京都の世界遺産となる構成要素の寺社)されているレベルであろうか。塔頭に過ぎない明月院にはその寺格はない。
 線路脇から明月院門前までに2人の警備員が立っていた。料金所も2ヶ所になり、切符係りが配置されている。寺務所にも8人程度の人がいる。さらに、庭園部に所属する2人の庭師にもお目に掛かった。庭師は5、6人はいるとも聞く。また、境内に建つ改築された月笑軒(茶屋)にも大勢のスタッフを抱える。坊主丸儲けとはいかないのだ。
 本堂後庭園入口に植えられた園芸用四方竹と本堂後庭園(史跡)内に残る作陶窯がちんけな感じだ。鎌倉なら浄智寺伝来の四方竹を植えるべきだろう。ちょうど、線路近くにある「明月院」の寺号標石が建つあたりにはこの四方竹林がある。また、近代の炭焼き窯は史跡には相応しくないだろう。
 この日は、明月院の門前で紫陽花の咲き加減を確認して、「咲き揃った頃にまた来ます。」と言って引き返す人が半数を超えていた。やはり入山料が影響しているのであろう。また、観光寺院では有り得ないことだが、ホームページを開設していないために、開門時間や料金の記載もWebではまちまちだ。紫陽花や花菖蒲の開花状況も電話で聞くしかない。Webでは取り上げられなかったり、情報が少ないために明月院の枝垂れ桜は知られていない。一方、紫陽花は誰でも知っている。しかし、開門時間や入山料は情報が錯綜して行ってみて初めて分かる。やはり、参拝者・観光客に対する配慮が足りないのだろう。
(表紙写真は明月院の紫陽花)

  • 明月院門前。

    明月院門前。

  • 明月院料金所前。このあたりの紫陽花を見て戻る人が多い。

    明月院料金所前。このあたりの紫陽花を見て戻る人が多い。

  • 明月院料金所奥の紫陽花。

    明月院料金所奥の紫陽花。

  • 明月院階段の紫陽花。

    明月院階段の紫陽花。

  • 月笑軒(茶屋)の門。

    月笑軒(茶屋)の門。

  • 月笑軒(茶屋)。

    月笑軒(茶屋)。

  • 月笑軒(茶屋)。

    月笑軒(茶屋)。

  • トイレ前。

    トイレ前。

  • 柏葉紫陽花。

    柏葉紫陽花。

  • トイレ前のバラ。

    トイレ前のバラ。

  • トイレ前の花。

    トイレ前の花。

  • トイレ前の花。

    トイレ前の花。

  • トイレ前のバラ。

    トイレ前のバラ。

  • トイレ前のバラ。

    トイレ前のバラ。

  • トイレ前の花。

    トイレ前の花。

  • 明月院料金所。

    明月院料金所。

  • 法面の紫陽花。

    法面の紫陽花。

  • 木橋。

    木橋。

  • 柏葉紫陽花。

    柏葉紫陽花。

  • 柏葉紫陽花。

    柏葉紫陽花。

  • 枯山水の庭園。

    枯山水の庭園。

  • 丸窓から見える本堂後庭園。

    丸窓から見える本堂後庭園。

  • 丸窓から見える本堂後庭園。

    丸窓から見える本堂後庭園。

  • 「本堂後庭園 花しょうぶ公開中 入場料五○○円」の立て看板。

    「本堂後庭園 花しょうぶ公開中 入場料五○○円」の立て看板。

  • 「本堂後庭園」の看板。

    「本堂後庭園」の看板。

  • 本堂後庭園入口にある「御願い」の看板。

    本堂後庭園入口にある「御願い」の看板。

  • 本堂後庭園入口。ちゃっちい四方竹が見える。

    本堂後庭園入口。ちゃっちい四方竹が見える。

  • 本堂前。

    本堂前。

  • 「花の寺 明月院」の貼り紙。95%が姫あじさいであると記されている。

    「花の寺 明月院」の貼り紙。95%が姫あじさいであると記されている。

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